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【ツール・ド・ランカウイ/第8ステージ】中根英登がアジアンリーダー獲得、スタッキオッティが3位入賞!

2017年03月02日

2月22日に開幕したツール・ド・ランカウイ(UCIアジアツアー2.HC)。最終日となる3月1日に第8ステージがスティアワンサからプトラジャヤまでの121kmで開催されました。

序盤に4級、3級と2つの山岳ポイントが組み込まれ、その後は平坦基調となるショートステージでしたが、2つめの山岳でユナイテッドヘルスケアを中心にペースアップが図られ、集団は大きく2つに分断されました。NIPPO・ヴィーニファンティーニは、アジアンリーダージャージを着用する中根英登、伊藤雅和、リカルド・スタッキオッティ、そしてジャコーモ・ベルラートの4名が前方集団に入り、他にもレースリーダーであるライアン・ギボンズ(ディメンションデータ)ら総合上位陣はほぼ含まれていましたが、ゴールスプリントでの優勝候補であり、今大会すでに2勝を挙げているヤクブ・マレツコ(ウィリエール)は後方集団に取り残されました。

下りを利用して、猛スピードで後続を引き離した前方集団。スタッキオッティのスプリントでの区間入賞を狙うNIPPO・ヴィーニファンティーニにとっても、非常に有利な展開であったため、先頭交代に協力しながら、プトラジャヤの周回コースへと入りました。

周回は1周6kmのコースを6周回するコース設定でしたが、周回コースへ入った時点で、後続集団は周回遅れとなり、41名となった前方集団でのゴールスプリントの展開となり、トラヴィス・マカビー(ユナイテッドヘルスケア)が優勝。スタッキオッティが2位と僅差ながら3位となりました。

スタッキオッティは「チームメートがとてもよく働いてくれた。勝利を狙っていたので、3位という結果を残念に思っているが、チームメートに感謝しているし、次のチャンスでは勝ちたいと思う」とコメント。当初は、第5ステージでリタイアとなったニコラス・マリーニのリードアウトが彼の役目でしたが、マリーニがリタイアしたあとは、エーススプリンターとして戦い、最終日に表彰台に立ちました。

そして、アジア人最高位につけていたカザフスタン人選手の棄権により、第6ステージからアジアンリーダー(アジア人最高位)となり、白いリーダージャージを着用している中根は、タイムを失うことなくメイン集団内でゴール。総合成績を12位(+1分16秒)とし、アジアンリーダーを守りました。

クイーンステージとなった第4ステージ、超級山岳キャメロンハイランドでの山頂フィニッシュにおいて、パンクによりタイムを失い悔しさを味わった中根。暫定リーダーのリタイアという形で、手に入れたジャージですが、チームメートのサポートもあり、最終日まで大切に守りました。


中根英登のコメント
ジャージを守ることができてホッとしました。その一言に尽きます。今日のステージでは、2番目の登りが厳しく、集団が二つに割れてしまいましたが、危なげなく、前に残って行けたので良かったと思っています。自分の力というよりも、チームのみんなに支えられて、毎日いい位置で走れたから、ジャージを獲得するチャンスが巡ってきました。そのチャンスを最後まで生かすことができて良かったと思います。

途中で棄権したアジア人最高位につけていた選手については、今大会の本当のアジアンリーダーは彼だと思っています。スプリントも登りも強く、尊敬できる選手でした。今回はこのような形でジャージを獲得しましたが、次回はちゃんと自分の力で勝負して、彼に勝っていきたいと思います。

伊藤雅和のコメント
今日は最終日。中根のジャージを守ることとスタキオッティのステージ優勝を目指してスタート。 序盤にあった2つ目の山で集団がバラバラになった。自分はリーダーと越えて、そこからは分断したままゴールまで行きたいチームがものすごいスピードで引き倒し、後ろの集団を引き離した。NIPPOは4人、前に残していて、ここではベルラートがローテーションに入った。 そのあと自分もローテーションに入れとの指示があったが、キツくて少ししか入れなかった。これは反省点。 最後はスタッキオッティがスプリントして3位に入った!中根もアジアンリーダーを守れて良かった。

今回のツール・ド・ランカウイは個人的には落車や蜂に刺さされたりして不運な部分もあっが、チームのために最低限の仕事はできたんじゃないかなと思う。チームとしてしっかり動けてたので良かった。もっと練習してもっと強くなります!

 


福島晋一監督のコメント
今回、ツール・ド・ランカウイに参加するにあたって、メンバーが全員イタリアから入るため、8日前にマレーシアに入り、暑さ、時差に対する順応を図った。

第1ステージでマリーニが3位に入り、伊藤選手は初日の落車、第4ステージの蜂刺されの影響を受けながらもチームや中根選手のためによく働いた。本来、マリーニのアシストであるスタッキオッティがマリーニのリタイア後、エーススプリンターとして最終ステージで3位に入ったことも良かった。中根選手は大会前は体調がよくなかったが、狙っていた第4ステージでパンクの不運に見舞われながらも、アジアンリーダーを獲得したのは、彼にとってもチームにとっても、とてもよかった。スロースターターである小林選手は毎日、積極的にアタックして、コンディションも上げていった。ステージレース向きのいい選手だと思う。ベルラートもチームを盛り上げながら、スタッキオッティのアシストをした。チームもレースを重ねるごとに結束力を高め、抜群のチームワークでレースを終えることができた。

今回、中根選手、伊藤選手、マリーニ、スタッキオッティがUCIポイントを獲得した。個人的に大好きなマレーシアで大会を盛り上げることができ、非常にいい滞在になったと思う。まだ、シーズンが始まったばかりだがこの勢いで勝利を量産したい。

●リザルト
第8ステージ 結果
1 MCCABE Travis UnitedHealthcare Pro Cycling Team 2:39:00
2 GIACOPPO Anthony IsoWhey Sports SwissWellness team
3 STACCHIOTTI Riccardo NIPPO – Vini Fantini
11 BERLATO Giacomo NIPPO – Vini Fantini
18 NAKANE Hideto NIPPO – Vini Fantini
21 ITO Masakazu NIPPO – Vini Fantini
96 KOBAYASHI Marino NIPPO – Vini Fantini +13:48

個人総合成績
1 GIBBONS Ryan Dimension Data 29:04:57
2 BAYLY Cameron IsoWhey Sports SwissWellness team +0:33
3 CECCHIN Alberto Wilier Triestina +0:35
12 NAKANE Hideto NIPPO – Vini Fantini +1:16
26 ITO Masakazu NIPPO – Vini Fantini +6:09
31 STACCHIOTTI Riccardo NIPPO – Vini Fantini +14:27
60 BERLATO Giacomo NIPPO – Vini Fantini  +38:01
96 KOBAYASHI Marino NIPPO – Vini Fantini  +1:04:39

アジア人総合成績
1 NAKANE Hideto NIPPO – Vini Fantini 29:06:13
2 LUKYANOV Dmitriy Vino – Astana Motors +0:51
3 FELIPE Marcelo 7 Eleven – Roadbike Philippines +01:22

●NIPPO・ヴィーニファンティーニ 出場選手
伊藤 雅和
中根 英登
小林 海

ニコラス・マリーニ(イタリア/第5ステージでリタイア)
リカルド・スタッキオッティ(イタリア)
ジャコーモ・ベルラート(イタリア)
監督:福島晋一

●レース情報
Le Tour de Langkawi(ツール・ド・ランカウイ)
開催期間/2017年2月22日(水曜日)〜3月1日(水曜日)
カテゴリー/UCIアジアツアー2.HC
開催国/マレーシア(日本との時差 マイナス1時間)

公式サイト/http://www.ltdl.com.my/2017//index.asp
公式フェイスブック/letourdelangkawi
公式ツイッター/ @myltdl
ハッシュタグ/#ltdl2017

第1ステージ 2月22日 Kuala Berang › Kuala Terengganu (124.8km)
第2ステージ 2月23日 Jerteh › Gerik (208.1km)
第3ステージ 2月24日 Serdang › Pantai Remis (118km)
第4ステージ 2月25日 Seri Manjung › Cameron Highlands (174.4km/山岳)
第5ステージ 2月26日 Meru Raya › Kuala Kubu Bharu (151.5km)
第6ステージ 2月27日 Senawang › Muar (176.3km)
第7ステージ 2月28日 Melaka › Rembau (148.1km)
第8ステージ 3月1日 Setiawangsa › Putrajaya (121km)