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【ツアー・オブ・クロアチア/事前情報】大門監督が語る今大会の展望とチームのミッション

2017年04月18日

4月18日に開幕する「ツアー・オブ・クロアチア」では、ステファノ・ジュリアーニ監督とともに、大門宏監督が現場で指揮を執ります。大会開幕に先駆けて、大門監督が、今大会でのNIPPO・ヴィーニファンティーニ、とくに日本人選手への課題や期待することを解説。

▶︎今大会全体の展望は?
一昨年から1クラスのステージレースとしてリニューアルしたレースだが、今回は昨年、同じ時期に開催されたツアー・オブ・ターキーがシーズン後半に延期になった分、調整を兼ねたジロの前哨戦としても、ワールドツアーチームの出場メンバーを見ると、より重要度が増したように見受けられる。

しかしながら、どのチームも台所事情を推し量ると山岳向けのメンバーは同じ時期に開催されるツアー・オブ・ジ・アルプス(旧ジロ・デル・トレンティーノ)に派遣されてる。

このレースも昨年より山岳ステージが増えたように見受けられるが、ジロの調整と考えるなら、総合成績を意識する選手よりも、ターゲットを絞り込みオン・オフをハッキリと分けた走りに徹する選手も多いとイメージしている。



▶︎NIPPO・ヴィーニファンティーニの狙いは?
2回(第2、第5ステージ)山頂ゴールが設定されているため、今回のメンバーの構成上、チームで一丸となって総合上位を狙うつもりは全くない。

基本的には残りの4つのステージ優勝を狙っていきたい。大まかにはマリーニ、グロス、窪木で初日と最終日の集団ゴールスプリントを狙い、カノラ、マランゴーニで第3、第4ステージの丘陵ステージを狙っていきたい。

スプリンターのアシストの要はスタッキオティ、丘陵ステージでは小石も上手く機能させられるように起用していきたい。またマランゴーニ、カノラ、窪木、小石にはチャンスを見ながらエスケープにもチャレンジさせたい。


▶︎日本人選手へ期待することは?
アジアツアーでの度重なるクラッシュの影響からリズムを崩していた窪木にとっては、約2ヶ月ぶりのトップクラスのレースになる。本人は、まだまだベストコンディションには程遠いと感じての現地入りだったと思うが、あまり戦法を絞り込まず、エスケープ、スプリントと様々な走りにチャレンジさせ、次回のレースで的を絞り込ませるための「きっかけ」に繋がるよう期待している。

今のところ他の日本人メンバーに比べレース数が少ない小石だが、春先からのヨーロッパ、アジアのレースで連戦が続いていたメンバーと比べてフレッシュなメリットを最大限に活かしたい。

これまでは、不運なアクシデントに見舞われたり、チームのアシストに徹した走りで、今一歩チームに対しても存在感をアピールできたレースは少ないので、どちらかと言えば今回はステージによっては伸び伸びと実力を発揮できるチャンスを与え、エスケープや基本的にはチームとして狙っていない山岳区間でも本人の自信に繋がるならチャレンジさせたいと思っている。