RESULT

【ツアー・オブ・ジャパン/第7ステージ伊豆】カノラが追走を図り、区間3位でフィニッシュ

2017年05月28日

5月27日、静岡県伊豆の国市にある日本サイクルスポーツセンターにて、ツアー・オブ・ジャパン第7ステージ【伊豆】が開催されました。たくさんのコーナーやアップダウンを繰り返す1周12.2kmのサーキットを10周回する122kmのステージで、獲得標高の合計は3750mと、富士山を頂上まで登るのと同じくらいの厳しい登坂が特徴のコースにもなっています。

NIPPOヴィーニファンティーニは区間優勝に焦点を絞り、スタート。4選手が先行する展開となり、連続するアップダウンでメイン集団も周回数を重ねるごとに小さくなっていきました。そして、終盤を迎えた6周回目、メイン集団から追走をかける動きがあり、7周回目に入るところで、マルコ・カノラが単身でアタックを仕掛けました。その後、フェン・チュンカイ(台湾、バーレーン・メリダ)が合流し、懸命に前を追います。

先頭集団もその頃には崩壊し、マルコス・ガルシア(スペイン、キナン)が単独で先頭を走ります。最終周回に入り、カノラは決死の追い上げを図りましたが、逃げていた2選手を交わしましたが、勝者となるガルシアや二番手のクリス・ハーパー(オーストラリア、アイソウェイ)には届かず、ステージ3位でフィニッシュ。勝利することはできませんでしたが、勇気ある攻撃的な走りは見るものを沸かせました。

また区間3位でフィニッシュしたことにより、ボーナスポイントを16点獲得。合計で109ポイントとし、2位の選手から41点のリードを獲得、最終日を前にポイント賞をほぼ確定させました(東京ステージでの設定ポイントは中間スプリントポイント首位5点x3、フィニッシュポイント首位25点=合計40点)。また個人総合成績も15位から10位にジャンプアップしています。


中根英登のコメント
今日の脚の調子は悪くなかったが、自分がアタックをするべきとこで、
カノラに行かせてしまったりと判断力が冴えてなかった。
自分がチームの攻撃の流れに乗ってアタックできたのは1度のみ。
“勝つためには”どう動けば良かったのか? なぜあの場面で躊躇してしまったのか?
反省&課題の残るステージでした。
今日のステージを自力で3位に入ったカノラの果敢な走りには学ぶべきことがあったし、
レース後にマランゴーニやカノラと今日の振り返りをして、また1つ勉強させてもらいました。
最終日である東京ステージも、チーム一丸となって頑張ります!


大門宏監督のコメント
今日はスタートからアタック合戦の厳しいレースを予測し、
想定される展開を選手と確認しスタート。
総合上位の潰し合いのハイスピードな展開を期待していたのだが、
アッサリと総合完全圏外の4人のエスケープが容認されてしまったのは意外だった。
メイングループはリーダーチームがゆっくりローテーションをしてるだけで、
他のチームは一切動かなかった。 総合を守りたいリーダーチームにとっては絶好の展開。
本気で総合逆転を狙ってるチームはゼロ??それとも過労困憊??
リーダーチームを苦しめ不利な展開に持ち込むことをまるで諦めてるような雰囲気を感じた。
リーダーチームにとってこんなラクな展開はないよな..とか無線で選手に伝えなが状況、展開の予測を伝えた。
迷ってるチーム、誰かが口火を切るのを待ってるチームは多いはずなので、
総合を狙える圏外の我々が追走のきっかけを作るべく、
先頭の4名と4分開いたタイミングでマランゴーニ、窪木が先行しペースアップ、
中根、サンタロミータ、カノラと続いた。
一気にペースアップするが、他のチームも疲れてるのかなかなか続かない…。
カノラ的にはもっとチームで交互にアタックして、
リーダーチームを苦しめる展開に持ち込みたかったようだが
中根もペースアップのアシストに苦しんでいるようだった。
サンタロミータも脚質的に「かき回す」タイプではない。
そうこうしてるうちにカノラ自身が痺れを切らして
単独で「強引に」アタックを開始。 何回かトライしたあと、彼の追走の一人旅が始まった。
そこからの追走劇は圧巻で、前を行くメンバーを一人一人キャッチ。
後続とのタイム差もドンドン引き離し、総合上位の連中もなぎ倒す勢いだった。
最後は先頭には届かなかったものの3位に入り大きなポイントもゲット、
ポイント賞争いで2位以下を大きく引き離すことに成功した。
彼のターザンの様な勇気溢れる力強い走りには再び感動させられた。
自分もチームメイトも彼から多くのことを学んだ厳しいステージだった。

●リザルト
第7ステージ
1 GARCIA Marcos Kinan Cycling Team 3:30:53
2 HARPER Chris IsoWhey Sports SwissWellness team +1:39
3 CANOLA Marco NIPPO – Vini Fantini +1:52
11 SANTAROMITA Ivan NIPPO – Vini Fantini +4:17
12 NAKANE Hideto NIPPO – Vini Fantini
40 MARANGONI Alan NIPPO – Vini Fantini +15:19
41 KUBOKI Kazushige NIPPO – Vini Fantini

個人総合成績
1 PUJOL Oscar Team UKYO 16:45:48
2 POURHASHEMI Hamid Tabriz Shahrdary Team +1:42
3 EARLE Nathan Team UKYO +1:52
10 CANOLA Marco NIPPO – Vini Fantini +3:30
11 SANTAROMITA Ivan NIPPO – Vini Fantini +3:33
17 NAKANE Hideto NIPPO – Vini Fantini +6:22
30 KUBOKI Kazushige NIPPO – Vini Fantini +22:09
41 MARANGONI Alan NIPPO – Vini Fantini +33:38


●NIPPOヴィーニファンティーニ 出場選手
窪木一茂
中根英登

アラン・マランゴーニ
イヴァン・サンタロミータ
マルコ・カノラ
伊藤雅和  ※第5ステージでリタイア
監督:大門 宏

出場選手の経歴詳細はホームページをご覧ください。
http://teamnippo.jp/team/

●レース情報
NTN presents 20th Tour of Japan(NTN presents 第20回ツアー・オブ・ジャパン)
開催期間/2017年5月21日(日曜日)〜28日(日曜日)
カテゴリー/UCIアジアツアー 2.1
開催国/日本

公式サイト http://www.toj.co.jp/2017/
ツイッター  https://twitter.com/tourofjapan
フェイスブック https://www.facebook.com/tourofjapan/
ハッシュタグ #TOJ2017

5月21日(日)第1ステージ【堺】2.65km 個人タイムトライアル
5月22日(月)第2ステージ【京都】105km
5月23日(火)第3ステージ【いなべ】127km
5月24日(水)第4ステージ【美濃】139.4km
5月25日(木)第5ステージ【南信州】123.6km
5月26日(金)第6ステージ【富士山】11.4km ヒルクライム
5月27日(土)第7ステージ【伊豆】122km
5月28日(日)第8ステージ【東京】112.7km
総走行距離  743.75km  総獲得標高12,291m

 

RESULT

【ツアー・オブ・ジャパン/第6ステージ富士山】急勾配が続くヒルクライムステージでサンタロミータが区間13位の力走

2017年05月26日

5月26日、静岡県駿東郡小山町のふじあざみラインを使って開催されたツアー・オブ・ジャパン第6ステージ【富士山】は、11.4km、最高勾配22%という世界的にみても特殊なヒルクライムステージで、標高1960mの富士須走口五合目まで一気に駆け上がります。タイム差が大きくつくステージであり、ここでの結果が個人総合成績に大きく影響することは必至です。

昨第5ステージを終えて、NIPPOヴィーニファンティーニはマルコ・カノラが個人総合成績で首位に立っており、緑色のリーダージャージを着用してスタートとなりましたが、オールラウンダーのカノラにとって、このコースプロフィールは得意とは言いがたいもの。チームはカノラの総合成績にはこだわらず、クライマーのサンタロミータをエースに挑みました。

雨により予定されていたニュートラル区間がなくなったため、車両で麓のチームピットに移動し、そこでウォーミングアップを行い、スタートに備えました。そしてレースがスタートすると序盤から昨年の同ステージ覇者オルカル・プジョル(スペイン)擁するチーム右京が集団をコントロールし、序盤から選手のふるい落としを図ります。そして、中盤にはオスカルが独走体制となり、そのまま後続に1分22秒の大差をつけてフィニッシュ。個人総合成績でも首位に立ちました。

NIPPOヴィーニファンティーニは、サンタロミータがトップ集団に食らい付き、3分34秒差の13位でフィニッシュ。中根英登も連日のハードな走りを感じさせず、日本人で3位となる19位、6分10秒差でゴール。そしてカノラも総合リーダーとして、堂々とした走りを披露し、総合リーダージャージを失いはしたものの、6分39秒差の21位でフィニッシュする力走をみせました。



マルコ・カノラのコメント
確かに今日は自分向きのコースじゃなかったかもしれなかったけど、決して手を抜くつもりはなかった。リーダージャージのプライドに掛けてね。パワーメーターで出力を見ながら、ペースで登ることなんて一切考えなかった。たとえ後半失速し、大きくタイムをロスしたとしても、勝負グループに可能なかぎり食い下がるつもりでスタートした。

結果的には最後までリズムを掴むことができず、ゴールに辿り着いた感じだった。スタートからいきなり勾配の厳しい登坂約10Kのレースはこれまで走ったことがなかったからとにかく驚いた。たった10Kのレースだったのに、身体全体がパンパンになってしまった。こんな経験は初めてだ。

窪木、中根から勧められたので温泉に行ってきた。悪くないね。

明日も初めて走るコースだが、チームメイトからの説明を聞くかぎり自分の好きなコースだと思う。おろらく個人総合優勝圏内の選手による登りでの争いも焦点になると思うので、圏外の自分にとっては京都やいなべ、飯田のステージよりチャンスがあるかも知れない。個人総合上位のチームの動きを良く見ながら、仕掛けるタイミングを虎視眈々と待ちたいと思う。いなべの時の調子だったら勝てるチャンスはあると思う。

 


大門宏監督のコメント
今日はサンタロミータの活躍舞台。どのくらい登れるか期待してのスタートだった。上位のメンバーがコースプロフィールを知り尽くしている連中だったことを差し引いても、サプライズこそ果たせなかったが、まぁまぁ順当な成績だったと思っている。今回のイメージを頭に焼き付けて、ぜひ来年またチャレンジさせたい。

カノラに関しては予想どおりの結果だったが、本人的には(得意なコースから掛け離れてることは承知していたとはいえ)、思うように脚が動かなかったと憮然としていたのが相変わらず頼もしく思えた。

中根も、勝負するグループから早々離れてしまった事をしきりに残念がっていたが、本人には悪いが、結果的にはそんなに悪くなかったと思う。明日は必ず何かやってくれるだろう。

タイムアタックする覚悟もしていた窪木にはマランゴーニと同様、土曜日、日曜日のミッションを想定してイーブンペースで登らせた。明日も決して楽な展開にはならないと思うが、飯田ステージまでの展開を見るかぎり、実力を発揮できれば自分たちが勝てるコースだと思う。たとえ勝てなくても、悔いなく実力を出し切って晴れた気持ちで東京に向えることを願っている。

●リザルト
第6ステージ
1 PUJOL Oscar Team UKYO 38:50
2 POURHASHEMI Hamid Tabriz Shahrdary Team +1:22
3 EARLE Nathan Team UKYO +1:58
13 SANTAROMITA Ivan NIPPO – Vini Fantini +3:34
19 NAKANE Hideto NIPPO – Vini Fantini +6:10
21 CANOLA Marco NIPPO – Vini Fantini +6:39
34 KUBOKI Kazushige NIPPO – Vini Fantini +9:05
53 MARANGONI Alan NIPPO – Vini Fantini +12:26

個人総合成績
1 PUJOL Oscar Team UKYO 13:10:38
2 POURHASHEMI Hamid Tabriz Shahrdary Team +1:42
3 EARLE Nathan Team UKYO +1:52
10 SANTAROMITAIvanNIPPO – Vini Fantini +3:33
15 CANOLA Marco NIPPO – Vini Fantini +5:59
17 NAKANE Hideto NIPPO – Vini Fantini +6:22
23 KUBOKI Kazushige NIPPO – Vini Fantini +11:07
37 MARANGONI Alan NIPPO – Vini Fantini +22:36


●NIPPOヴィーニファンティーニ 出場選手
窪木一茂
中根英登

アラン・マランゴーニ
イヴァン・サンタロミータ
マルコ・カノラ
伊藤雅和  ※第5ステージでリタイア
監督:大門 宏

出場選手の経歴詳細はホームページをご覧ください。
http://teamnippo.jp/team/

●レース情報
NTN presents 20th Tour of Japan(NTN presents 第20回ツアー・オブ・ジャパン)
開催期間/2017年5月21日(日曜日)〜28日(日曜日)
カテゴリー/UCIアジアツアー 2.1
開催国/日本

公式サイト http://www.toj.co.jp/2017/
ツイッター  https://twitter.com/tourofjapan
フェイスブック https://www.facebook.com/tourofjapan/
ハッシュタグ #TOJ2017

5月21日(日)第1ステージ【堺】2.65km 個人タイムトライアル
5月22日(月)第2ステージ【京都】105km
5月23日(火)第3ステージ【いなべ】127km
5月24日(水)第4ステージ【美濃】139.4km
5月25日(木)第5ステージ【南信州】123.6km
5月26日(金)第6ステージ【富士山】11.4km ヒルクライム
5月27日(土)第7ステージ【伊豆】122km
5月28日(日)第8ステージ【東京】112.7km
総走行距離  743.75km  総獲得標高12,291m

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伊藤雅和、右大腿骨骨折の手術が無事に終了

2017年05月26日

5月25日に長野県飯田市で開催されたツアー・オブ・ジャパン第5ステージ【南信州】にて、終盤の下りで落車し、右大腿骨転子部骨折の診断を受けた伊藤雅和ですが、26日午前中に飯田市内の病院にてボルトを埋め込む手術を受け、無事に終了しました。

今後は現在の病院に2週間ほど入院し、できるだけ早い段階で歩行訓練等のリハビリが開始される予定です。その後は自宅の近くで治療、リハビリに専念します。復帰までに時間がかかると考えられますが、伊藤は諦めずにリハビリを重ねていきますので、引き続き、皆さまの温かいご支援をよろしくお願いします。


伊藤雅和のコメント
南信州ステージの下りで落車してしまい、立ち上がろうとしても立ち上がれなく、これは3年前に左の大腿骨を骨折したときの感覚と一緒だと思いました。病院に搬送され検査を受けると右大腿骨転子部骨折。全く3年前と一緒でした。不幸中の幸いですが、骨は複雑に折れていなくて、ずれてもいなかったです。

今朝、飯田市内の病院で手術を受け、現在は骨を金属で固定しています。ここでの入院は2週間ほどになりそうで、その後は自宅がある鹿児島でしっかり治療していきます。

今年チームを移籍させてもらい、新しいトレーニング、そして前回のケガのリハビリを重ねて、コンディションを上げてきたので非常に残念です。自分の中で、まだまだコンディションは上がりきってはいなくて、あともう少しで完全に良くなりそうという感覚でした。チームも非常に強く、ツアー・オブ・ジャパンでも結果が出ていたので、最後までその一員として走れなかったこと残念に思います。

まずはしっかり精神面を含めて回復させて、次の目標をしっかり定め、身体も元どおり、それ以上になれるように地味なリハビリから怠ることなく取り組んでいきたいと思います。一度経験しているケガなので、復帰までの道のりを考えると途方にくれそうですが、たくさんの方々や仲間たちが激励のメッセージをくれたり、「何か助けれることがあったら言ってほしい」と言ってくれたので、諦めることなく頑張っていきたいと思います。

まずはもう明日からリハビリできそうなので、頑張ります!