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【ダンケルク4日間レース/事前情報】6日間となったフランス伝統の超級ステージレースで小林海がレース復帰

2017年05月08日

5月9日(火曜日)より14日(日曜日)までの6日間で北フランスを舞台に「ダンケルク4日間レース/ツール・デ・オードフランス(UCIヨーロッパツアー2.HC)」が開催されます。今年で63回目の開催を迎える伝統あるレースで、そのレース名のとおり4日間のステージレースとして親しまれていました、今年は同じく70年の長い歴史をもつ「ツール・ド・ピカデリー」が昨年の大会をもって休止となったことを受けて、ピカデリー地方にも立ち寄る6日間のレースとして規模を拡大して開催されます。

ヨーロッパ超級のステージレースとなっており、AG2R、FDJなど4つのワールドチーム、そしてフランスやベルギーを中心とした12のプロコンチネンタルチームが出場。全19チームが参戦しますが、とてもレベルの高い顔ぶれとなっています。

NIPPOヴィーニファンティーニは、好調なマルコ・カノラや5月7日にスイスで開催された「GPチッタ・ディ・ルガーノ」で優勝したイウリィ・フィロージを軸として挑み、集団ゴールスプリントでは、エドゥアルド・グロスとニコラス・マリーニがエースを務めます。

唯一の日本人選手となる昨年のU23全日本チャンピオンの小林海は、3月末のツール・ド・台湾以来のレース参戦となります。体調不良により日本で検査や休養をしておりましたが、とくに問題は見つからず、調子を取り戻し、最近は活動拠点となるスペインにてトレーニングを積んでおり、久しぶりのレースに大きなモチベーションをもって挑みます。

そしてチームの指揮をとるのは、現役時代から本大会が開催される北フランスを拠点として活動してきた福島晋一監督とマリオ・マンゾーニ監督。福島監督は土地やレースコースを熟知しているメリットを生かして、選手たちとともにチームの勝利をめざします。

●NIPPOヴィーニファンティーニ 出場選手
小林海
ダミアーノ・クネゴ(イタリア)
マルコ・カノラ(イタリア)
アラン・マランゴーニ(イタリア)
エドゥアルド・グロス(ルーマニア)
ジャコーモ・ベルラート(イタリア)
ニコラス・マリーニ(イタリア)
イウリィ・フィロージ(イタリア)
監督:福島晋一、マリオ・マンゾーニ


小林海のコメント
体調不良のため、レースからしばらく離れており、
約1ヶ月半ぶりのレースです。
とても楽しみです。精一杯やってきます💪🏿


福島晋一監督のコメント
ダンケルク4日間レースはフランスではとても格式があるレースです。
フランスの地域再編でノルド地方とピカルディ地方が一緒になったこともあり、
自分が暮らしていたオマールの近くもレースが通るので、
個人的にも思い入れが強く、気合いが入っています。

レースはマランゴーニ、カノラ、グロスを中心に
ステージ優勝と総合成績を狙っていきます。
しばらく休んでいた小林選手にとっても大切な復帰戦になります。
みなさま応援よろしくお願いします。

●レース情報
4 Jours de Dunkerque / Tour des Hauts-de-France(ダンケルク4日間)
開催期間/2017年5月9日(火曜日)〜14日(日曜日)
カテゴリー/UCIヨーロッパツアー2.HC
開催国/フランス(日本との時差 マイナス7時間)

公式サイト www.4joursdedunkerque.org/
ハッシュタグ #4JDD

5月9日 Stage 1 – Dunkerque › Iwuy (197k)
5月10日 Stage 2 – Saint-Quentin › Saint-Quentin (171k)
5月11日 Stage 3 – Beauvais › Amiens (152k)
5月12日 Stage 4 – Marck-en-Calaisis › Le Portel (167k)
5月13日 Stage 5 – Boeschepe › Cassel (184k)
5月14日 Stage 6 – Coudekerque › Dunkerque (159k)

RESULT

【GPチッタ・ディ・ルガーノ】厳しい登坂レースでイウリィ・フィロージがプロ初勝利

2017年05月08日

5月7日(日曜日)にスイス南部のルガーノで開催された「グランプレミオ・チッタ・ディ・ルガーノ(UCIヨーロッパツアー1.HC)」で、3選手の先頭集団からイウリィ・フィロージが最後の登坂区間でアタックを仕掛け、2選手でのスプリントを制して優勝。プロ3年目にして、嬉しい初勝利を掴みました。

「グランプレミオ・チッタ・ディ・ルガーノ」は、ルガーノの街をスタート/ゴールとした23.2kmの周回コースを8周回する185.6kmで競われました。周回コースには2つの登坂区間があり、8周回分すべて合わせると、選手たちの獲得標高は5072mと、かなり厳しい登坂コースになっています。

レースはスタート後からハイペースで進み、序盤に35名ほどの先頭集団が形成されました。NIPPO・ヴィーニファンティーニはそこへ3選手を送り込んだものの、チームのエースであるフィロージとダミアーノ・クネゴは第2集団に取り残される形となりました。そこから小石祐馬とジャコーモ・ベルラートで第2集団を牽引。先頭集団を射程圏内に捉えると、フィロージとクネゴを含む10選手が加速し、先頭集団に無事合流しました。

その後、2選手が先行しましたが、残り50km地点でフィロージが単独で追走を仕掛け、先行していた2選手に追いつきました。そして3名となった先頭グループから、最後の登坂区間でフィロージが渾身のアタック。マルコ・フラッポルティ(アンドローニ・ジョカットーリ)がそれに反応し、勝負は2選手によるゴールスプリントとなり、フィロージがスプリントを制して見事優勝しました。完走者38名、とても厳しいレースでした。

フィロージは現在25歳、U23ヨーロッパ選手権ロードレース2位、U23世界選手権ロードレース6位などの成績をもって、2015年にNIPPOヴィーニファンティーニにてプロデビュー。今季でプロ3年目を迎えたイタリア期待の若手選手です。


イウリィ・フィロージのコメント
フィニッシュラインを単独で、一番で越える満足感は素晴らしいもので、
今日の勝利はたくさんの厳しいトレーニングと、
勝利への強い気持ちがもたらしてくれた。

第2集団に取り残されてしまったとき、
希望を捨てずに走り続けることは簡単ではなかったけれど、
先頭集団に追いつくことができ、
今日はとても調子が良かったので、そこからアタックすることを決めた。
逃げていた2人もとても速かったけれど、彼らに追いつき、
最後の登坂で再度、アタックを仕掛けた。
フラッポルティだけが付いてきたけど、最後はスプリントで勝つことができた。

チームをはじめ、これまで自分を信じて支えてくれた人たちにとって、
この勝利は特別なもの。
とくに昨年末に亡くなった友人のウォルターにこの勝利を捧げたいと思う。


小石祐馬のコメント
チームは、エースをクネゴとフィロージとする作戦でスタート。
レース開始すぐに登りでアタックがかかり、35人が抜け出して、
NIPPOヴィーニファンティーニも3人そこに送り込んだ。
しかし、エースの2人は後ろの集団に残ることになり、
どのチームも引こうとしないのでベルラートと2人で集団を牽引。
前との差を詰め切らないが、アタックで追いつける程度のところまで縮めると
クネゴやフィロージ含む10人弱がアタックして、先頭に追いつくことに成功した。
チーム全体で機能し、勝つことができて良かった。


ヴァレリオ・テバルディ監督のコメント
若い選手たちは厳しいトレーニングを重ねてきたので、
チームとして今日の勝利にとても満足している。
フィロージは、チームのなかで、もっとも有望な若手選手の一人であり、
今日の勝利が最後ではないと強く確信している。

●リザルト
1 FILOSI Iuri NIPPO – Vini Fantini 5:04:13
2 FRAPPORTI Marco Androni Giocattoli
3 ORRICO DavideS angemini – MG.Kvis +0:17
6 CANOLA Marco NIPPO – Vini Fantini +1:22
9 BISOLTI Alessandro NIPPO – Vini Fantini
11 BAGIOLI Nicola NIPPO – Vini Fantini
20 CUNEGO Damiano NIPPO – Vini Fantini  +1:49
DNF BERLATO Giacomo NIPPO – Vini Fantini
DNF KOISHI Yuma NIPPO – Vini Fantini  

●NIPPO・ヴィーニファンティーニ 出場選手
小石祐馬
ダミアーノ・クネゴ(イタリア)
マルコ・カノラ(イタリア)
アレッサンドロ・ビソルティ(イタリア)
ジャコーモ・ベルラート(イタリア)
リカルド・スタッキオッティ(イタリア)
イウリィ・フィロージ(イタリア)
ニコラ・バジョーリ(イタリア)
監督:ヴァレリオ・テバルディ

●レース情報
Gran Premio Citta di Lugano(グランプレミオ・チッタ・ディ・ルガーノ)
開催期間/2017年5月7日(日曜日)
カテゴリー/UCIヨーロッパツアー1.HC
開催国/スイス(日本との時差 マイナス7時間)

公式サイト www.veloclublugano.ch
ハッシュタグ #GPLugano

RESULT

【ツール・ド・アゼルバイジャン/第5ステージ】中根英登が個人総合成績9位、ヨーロッパツアーでUCIポイント二桁獲得

2017年05月08日

5月3日に開幕したアゼルバイジャン共和国での5日間のステージレース「ツール・ド・アゼルバイジャン(UCIヨーロッパツアー2.1)」は、7日に最終ステージとなる第5ステージが首都バクにて開催されました。

最終ステージは、スタート直後から内間康平ら6名が先行する形で進み、最後は1選手が単独で逃げ切り、優勝。NIPPO・ヴィーニファンティーニはピエールパオロ・デネグリが7位でフィニッシュしました。そして中根英登がメイン集団でゴールし、山岳ステージで獲得したタイム差を守りきり、個人総合成績9位で本大会を走り終えました。

中根は山岳ステージ初日となる第2ステージで先頭集団に入り、アタックを仕掛けるなど積極的に走り、メイン集団に先行して区間12位でゴール、個人総合成績も12位としました。その後、第3ステージでは、ゴール前8km地点にて不運のパンクに見舞われましたが、窪木一茂がすかさず自分のホイールを差し出すなど、素晴らしいチームワークにより、残り距離が少ないなかで無事に集団復帰に成功。そして最難関ステージ、超級山岳でのゴールとなった第4ステージでは、もっている力を出しきり、渾身の走りで世界中のトップクライマーを相手に区間11位。総合成績を9位にジャンプアップさせ、最終日もその成績を守りました。

この成績により中根はUCIポイントを25点獲得。日本人選手によるヨーロッパツアーでのUCIポイント二桁獲得は久しぶりであり、チームのヨーロッパツアーランキングのジャンプアップに貢献しました。また、中根にとってヨーロッパツアーでのポイント獲得は初めてとなります。中根は勝利に届かなかった悔しさを感じていますが、今回のポイント獲得は大きな自信に繋がります。また本大会、ベテランのイタリア人選手と日本人選手とのあいだでチームワークがとても良く機能しており、チーム一丸となり掴んだ好成績でした。


中根英登のコメント
最終日のステージとはいえ、前半は平坦基調ながら強い風が吹き、
後半の周回コースにはパヴェを含む上りが設定されている気を抜けないコースだった。
自分は総合成績を落とさないために中切れなどに気をつけること、
そしてデネグリのステージ優勝を目指してスタートを切った。
スタートして内間さんがアタックし、これが一発で決まった。 しかし風が強いため、
逃げが決まった後でもチームで固まって集中して位置取りをしていく。
風を利用して集団を分断させようとしたり、単発アタックがあったりと、
時折ペースが上がるがメイン集団は崩れることなく周回コースへ。
パヴェの上りの入り口は狭くなるので、毎周回スプリントのごとく激しい位置取り。
窪木さん、伊藤さんが毎回前に連れてってくれた。
3周目に内間さんが乗った逃げが捕まり、新たに逃げができる。
1人には逃げ切られてしまい、メイン集団でゴールした。

チームとしてステージ優勝が叶わなかったのは非常に残念。
しかし、1クラスのUCIヨーロッパツアーで初めて総合でポイントを取ることができた。
これも、連日素晴らしいチームメイト、スタッフに支えてもらったからこそ。
ここまでサポートしてもらって勝てなかったのは自分の力不足。
もっと強くなって、勝てるように、またトレーニングに励みたい。


内間康平のコメント
「もし可能ならば逃げに乗れ」という指示で迷いながらスタートラインに並んでると、
後ろにいた窪木から 「スタートアタック!」とジェスチャー。
迷った結果、アタック。 その結果、6人の逃げに入った。
最後の周回コースからが勝負だ、と考えながら距離をこなし、周回コースへ。
逃げは数回分裂、二人が飛び出していき、
僕らはラスト3周で捕まったところでメイングループから数人アタック。
それをまとめるべく前を引き、全員引き戻したところでメイングループから遅れた。
最後まで残れず、まだまだと感じたが、うまく逃げに乗れたのはすごく良かった!
チームメイト全員が力を合わせて全力で戦えたツール・ド・アゼルバイジャン。
応援ありがとうございました!!!


伊藤雅和のコメント
今日は中根、サンタロミータ、デネグリにトラブルがあったら助けるという指示だった。
内間が逃げて周回まで比較的穏やかに集団内で走る。
周回に入ると石畳の前の位置取りなど集団内も激しくなった。
中根がトラブルがあったときに、
すぐ助けられるように常に中根の後ろを走ることを心がけた。
今日はゴールまでこれといった仕事はできなかったけど、
走った感覚としては今日が1番良かった。

サンタロミータ、中根、デネグリと毎日チームメートを助ける日々が続いて、
彼らがそれに応えてくれる走りを見せた。
自分もそういった走りができるように、今後もしっかりトレーニングを積みたい。


窪木一茂のコメント
今日は、中根の総合順位を守ることと、何かトラブルがあった時のために
すぐに対応できる場所で走ることがチームからの指示だった。
スタートから内間さんが勢いよくアタックを決め、6名が逃げる。
すぐに集団はペースを落としリーダーチームがコントロール。
今日は風が吹いていたので集団内は危なかった。
集団の前で走ることで危険を回避できた。
周回に入ると約2kmの登りと石畳区間があるため、
中切れに合わないよう集団先頭付近にて走った。
今日はチームメイトのために石畳区間の前に先頭に出て危険を回避する走りをした。
ラスト2周の登りで千切れてしまった。調子が良くコースも得意と思っていたので、
ゴール前までデネグリのスプリントのアシストをしたかった。

今大会では、第2ステージで中根選手と同じ逃げに乗っていたので、
途中で遅れることなく最後の局面まで残れていたら…と思うと残念だった。
それでも、毎日、中根選手がチームのエースとして、
期待に応えてくれる走りをしてくれて、気持ちも熱くなりとても嬉しかった。
自分のチャンスを掴むために、また次のレースに向けてトレーニングをしたい。
応援ありがとうございました。

●リザルト
第5ステージ 結果
1 NEILANDS Krists Israel Cycling Academy  3:53:56
2 ÖRKEN Ahmet Torku Şekerspor  +0:21
3 AVILA Edwin Team Illuminate
7 DE NEGRI Pier Paolo NIPPO – Vini Fantini
39 SANTAROMITA Ivan NIPPO – Vini Fantini
41 NAKANE Hideto NIPPO – Vini Fantini
46 ITO Masakazu NIPPO – Vini Fantini
66 KUBOKI Kazushige NIPPO – Vini Fantini  +5:18
90 UCHIMA Kohei NIPPO – Vini Fantini  +8:14

個人総合成績
1 POZDNYAKOV Kirill Synergy Baku Cycling Project  20:10:08
2 PERNSTEINER Hermann Amplatz – BMC  +00:46
3 POLIVODA Oleksandr Kolss Cycling Team  +1:12
9 NAKANE Hideto NIPPO – Vini Fantini  +2:15
17 DE NEGRI Pier Paolo NIPPO – Vini Fantini  +5:33
18 SANTAROMITA Ivan NIPPO – Vini Fantini
27 ITO Masakazu NIPPO – Vini Fantini   +14:07
71 KUBOKI Kazushige NIPPO – Vini Fantini   +58:04
78 UCHIMA Kohei NIPPO – Vini Fantini   +1:00:17


第4ステージですべてを出し切ってゴールした中根英登。写真クレジット:Anne WU / 7cycling

●NIPPO・ヴィーニファンティーニ 出場選手
内間康平
伊藤雅和
窪木一茂
中根英登

イヴァン・サンタロミータ(イタリア)
ピエールパオロ・デネグリ(イタリア)
監督:ステファノ・ジュリアーニ

●レース情報
Tour d’Azerbaïdjan(ツール・ド・アゼルバイジャン)
開催期間/2017年5月3日(水曜日)〜7日(日曜日)
カテゴリー/UCIヨーロッパツアー2.1
開催国/アゼルバイジャン(日本との時差 マイナス5時間)

公式サイト http://tourdeazerbaidjan.com/en/
公式フェイスブック https://www.facebook.com/TourdAz
公式ツイッター  twitter.com/tourdaz/  
ハッシュタグ #tourdaz #tda

5月3日 Stage 1 – Baku › Sumgayit (148.6k)
5月4日 Stage 2 – Baku › Ismayilli (186.5k)
5月5日 Stage 3 – Gabala › Gabala (177.2k)
5月6日 Stage 4 – Gabala › Pirgulu (164.2k)
5月7日 Stage 5 – Baku › Baku (158k)