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【2018シーズン情報】マルコ・カノラが2年間の契約更新、ヴィーニファンティーニもスポンサー契約を更新

2017年07月16日

2017シーズンより1年契約でNIPPOヴィーニファンティーニに加入したマルコ・カノラが選手契約を2年間延長し、2019シーズン末まで伊日共同チーム、NIPPOヴィーニファンティーニとともに世界を舞台に活動していきます。

カノラは1988年生まれのイタリア人選手。2012年にコルナゴCSFバルディアーニでプロデビューし、2014年のジロ・デ・イタリアでは3選手で逃げ切り、劇的な区間優勝を挙げました。その後、2015、2016年はアメリカ籍のユナイテッドヘルスケアで活躍。

今季はシーズン序盤より調子が良く、4月2日のヴォルタリンブルフクラシック(オランダ、UCI1.1)で優勝。2014年のジロ以来となる勝利を挙げ、その後は記憶にも新しいツアー・オブ・ジャパン(UCI2.1)京都、いなべ、南信州ステージで優勝する大活躍。終始積極的な走りでポイント賞ジャージも獲得しました。彼の強さや走り、そしてチームメートたちを率いるリーダーシップなどは、日本人選手たちに大きな影響を与えています。

また同時にチームのメインスポンサーであるヴィーニファンティーニ(ファルネーゼヴィーニ社)もスポンサー契約を2019シーズンまで更新。イタリアと日本の共同チームという世界的にユニークなコンセプトで、若手育成や日本人の強化を柱に活動するチームを力強く支えます。


マルコ・カノラのコメント
これまでの2017シーズンは自分のキャリアにおいて、ベストのうちの一つと言える素晴らしいシーズンだった。レース結果を見てもそうだし、自分自身の成長という意味でもそう思っており、NIPPOヴィーニファンティーニがこのチャンスを与えてくれた。

チームには自分がステップアップしていくために完璧な環境があり、この先の2シーズンもチームと一緒に目標に向かって歩んでいきたいと思う。この先の個人的な目標は、ミラノ〜サンレモやジロ・デ・イタリアでの区間優勝を狙っていきたい。また日本のレースもチームにとって重要になるため、多くのレースに出場して結果を残したい。

大門宏マネージャー/監督のコメント
チームにおける僕の立場で発言するのは配慮が必要かと思うが、正直彼がワールドツアーチームに移籍することになったとしても、気持ち良く送り出したいと考えていた。イタリアのナショナル選手権でも際立った走りを見せていたこともあり、移籍を引き止めるつもりは全くなかった。

ツアー・オブ・ジャパンの後に彼と来季以降のことで話をする機会があった。僕から「来季は念願のワールドツアーチームに移籍するチャンスが巡って来るかな?」と言うと、彼から意外な答えが返ってきた。僕も冷静に考えれば彼のキャラクター、実力なら、ワールドツアーへの挑戦は(今回の契約を違約金を払って破棄して)2018年からでも遅くないと彼にも話したが、イタリア人には珍しく、契約金にばかりこだわることを否定し、彼が2015年にアメリカのプロコンに移籍した経緯、理由を聞かされ、ついでにワールドツアーチームと焦って契約することのデメリットもすごく認識していたので、プロ選手の基本がワールドツアー選手と考えるイタリア人にしては変わったヤツだなぁ、と考えていた。彼の代理人からの様子を伺うかぎり、カノラとワールドツアーチームとの複数年の契約は何も問題がなかったと思っている。もちろん契約金に関しても…。

今回、彼はNIPPOサイドの僕とだけでなく、長年に渡って様々なスタイルでプロチーム、大会のサポートを続けている情熱家のファルネーゼヴィーニ社のショッティCEOにも、チームの体制をよりよいものにするために、いくつかの改革案を提示した。チームの運営陣にとって、選手からの意見をフィードバックしていき、そこから学ぶことに躊躇してはダメだと僕自身も座右の銘としている。彼からの申し出は、”チームの成長”を最優先に掲げるスポンサーのNIPPOにとっても願ったり叶ったりだった。彼の勇気に満ちた意思を好意的に受け止めている。

彼の独特な感性や強い意志に、若い日本人選手は気持ち的にもまだまだ追い付いているとは言い難いが、彼の存在感を活かして、今後も今シーズン以上の刺激を吸収して、成長してほしいと願っている。

ツアー・オブ・ジャパンいなべステージで区間優勝を挙げたマルコ・カノラ

RESULT

【ツアー・オブ・チンハイレイク/第1ステージ】集団スプリントの開幕ステージでグロスが4位入賞

2017年07月16日

7月16日、中国内陸部の西寧(Xining)にて、第16回ツアー・オブ・チンハイレイク(UCIアジアツアー2.HC)が開幕しました。ツアー・オブ・チンハイレイクは全13ステージで争われるアジアツアー最長、そして超級にカテゴライズされるステージレースで、標高3000mを越える山岳コースが多く組み込まれる高地レースとしても、世界的に有名なレースです。

第1ステージは、楽都(Ledu)から西寧(Xining)までの153kmで開催され、途中3級山岳が組み込まれていました。スタート直後からアタックが何度も繰り返されますが、なかなか決まらず、60km地点で3選手が抜け出すと、80km地点でタイム差を6分まで広げました。

3級山岳に差し掛かり、小林海がスプリントを狙うチーム右京の集団牽引に加わり、逃げとのタイム差を射程圏内に抑えます。また中根は登坂区間ではマリーニのために集団の速度を抑え、終盤にはオスカル・プジョル(スペイン、チーム右京)のアタックにも反応し、3選手で先行するシーンもありました。しかし、窪木一茂の力走もありゴール前8km地点で集団は一つとなり、集団ゴールスプリントの展開を迎えました。

そして調子が万全ではないニコラス・マリーニに代わり、エドゥアルド・グロスでスプリントを仕掛け4位でフィニッシュ。チームはスプリントに向けてレースを組み立てましたが、勝利には届かず、悔しさはありますが、チームワークはよく機能していたので、明日のクリテリウムステージで再び勝利を狙います!


窪木一茂のコメント
今日はパレードスタートがなくなり、いきなりレーススタート。
焦って前に上がり、アタック合戦に参加。
何度も数名で逃げるタイミングを作っては吸収されるのを繰り返し。
50km地点のスプリントポイント手前で30名ほどで抜け出し、
その中から2、3着争いのスプリントに挑んだが、残念ながら4着。
その後に3名が逃げる。これに乗りたかった。
タイム差が7分まで広がり、NIPPOから集団を引き始めタイムを縮める。
残り50kmあたりから集団からアタックがかかり、いろんなチームが逃げを打つ。
残り20km付近から先頭交代に加わりラスト10kmでタイム差は40秒差程度。
最終的にはラスト5kmくらいで、逃げていた2名を捕らえ、集団スプリントに。
グロスが4位となった。
個人的には高地に身体が順応してきて動くことができていた。
高地なので体調管理には気をつけたい。
明日はクリテリウム、優勝目指して頑張ります。


中根英登のコメント
クネゴとともに総合成績を見据えて無理をしないようにしつつ、
大きな逃げができそうだったら乗っていくようにというオーダー。
序盤のアタック合戦は大人数が動いた時に、自分も一緒に動いていく。
スタートして1時間過ぎくらいで3人の逃げが決まる。
今日の山岳ポイントはマリーニが遅れないようにマリノとともに集団を牽引。
2つ目の上り、集団はソコソコのペースだったが予想以上に選手が遅れていく。
クネゴと共に前で通過。結局下りでまとまるが、高地合宿のお陰でそこまで苦しまずに済んだ。
逃げは3名でメイン集団と1分ほど。 ラスト10kmでプジョルがアタック。
集団を引き連れるつもりで動いたら3人で飛び出す形に。
逃げていた3人をパスして、なおプジョルは加速。
自分はメイン集団にチームメイトのスプリンターたちが控えているので
積極的に逃げ切る動きではなくチェックしていく動きで対応。
もし逃げ切った場合はスプリントで差し切る自信はあった。
結局ラスト8kmで集団1つになり、グロスが4位。
初日にしては、身体の調子が良い。
先は長いので無理をしないように気を付けつつ、明日もみんなで頑張ってきます!


小林海のコメント
2週間のレースの初戦。どこまで身体が動くかわからない状態でスタート。
序盤は大きな集団が行かないように、要所要所チェック。
レース中盤の登りが始まる前から、集団をコントロールし、
登りでもマリーニが遅れないようなペースで中根さんとコントロール。
かなり辛かったが、終盤から身体が動くようになり、まずまずの感触で終えた。
明日も慎重に頑張ります。


福島晋一監督のコメント
今日は誰も逃げの乗らなければ、集団をコントロールする方向で行きました。
日本人選手は3人とも調子がよさそうです。
マリノに中盤からローテーションに加わらせましたが、
調子は後半上がったと言っていたのでいいと思います。
中根も終盤、プジョルについて行って、あわや逃げ切りということもあり得ました。
窪木も積極的に動いています。
このメンバーではけん引役にどうしても日本人選手がなってしまうのは避けられませんが、
チーム一丸となって、13日間のレースを乗り切ろうと思います。

●リザルト
第1ステージ
1 ABERASTURI Jon Team UKYO 3:31:00
2 RAJOVIC Dušan Adria Mobil
3 BOUGLAS Georgios China Continental Team of Gansu Bank
4 GROSU Eduard Michael NIPPO – Vini Fantini
13 MARINI Nicolas NIPPO – Vini Fantini
67 NAKANE Hideto NIPPO – Vini Fantini
87 CUNEGO Damiano NIPPO – Vini Fantini
93 KUBOKI Kazushige NIPPO – Vini Fantini
123 STACCHIOTTI Riccardo NIPPO – Vini Fantini
134 KOBAYASHI Marino NIPPO – Vini Fantini

個人総合成績
1 ABERASTURI Jon Team UKYO 3:30:50
2 RAJOVIC Dušan Adria Mobil +0:04
3 BOUGLAS Georgios China Continental Team of Gansu Bank +0:06
10 GROSU Eduard Michael NIPPO – Vini Fantini +0:10
19 MARINI Nicolas NIPPO – Vini Fantini
71 NAKANE Hideto NIPPO – Vini Fantini
90 CUNEGO Damiano NIPPO – Vini Fantini
96 KUBOKI Kazushige NIPPO – Vini Fantini
123 STACCHIOTTI Riccardo NIPPO – Vini Fantini
134 KOBAYASHI Marino NIPPO – Vini Fantini

●NIPPOヴィーニファンティーニ 出場選手
窪木一茂
中根英登
小林海

ダミアーノ・クネゴ(イタリア)
エドゥアルド・グロス(ルーマニア)
リカルド・スタッキオッティ(イタリア)
ニコラス・マリーニ(イタリア)
監督:福島晋一

●レース情報
2017 Tour of Qinghai Lake(ツアー・オブ・チンハイレイク)
開催期間/2017年7月16日(日曜日)〜29日(土曜日)
カテゴリー/UCIアジアツアー2.HC
開催地/中国

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