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【ヴォルタ・リングルグ・クラシック】マルコ・ティッツァが逃げ切りの展開で2位入賞

2018年04月01日

ディフェンディングチャンピオンのマルコ・カノラをエースとして挑んだオランダ南部でのワンディレース。195kmの道のりに38の急坂区間が組み込まれ、またたくさんのコーナに加えて、ときおり強い雨にも見舞われ、いくつかの落車も起こるなかでのレースとなりました。

レースは序盤よりアタックが続き、小林海が含まれる大人数の集団が先行するシーンもありましたが、マルコ・ティッツァを含む6名が逃げる展開で進んでいきました。残り50kmを切って、メイン集団から2選手がブリッジを仕掛け、遅れる選手もあり、メンバーを一部入れ替えた6名で先行を続けました。

メイン集団でも残り50kmを切るとアタックが頻発。エースであるカノラ自身も強烈なアタックを繰り出すなどし、集団はしだいに細分化されていきました。集団は唯一のUCIプロチームであるロット・ユンボやヴィタル・コンセプトがコントロール。ペースアップと道幅の狭いコースにより、集団は長く伸びますが、カノラはファンホセ・ロバトとともに、集団前方に位置どり、危険なアタックに備えました。

脚のそろった先頭は残り20kmを切ってタイム差1分半を維持。ティッツァも粘りの走りで先頭に残ります。一方のメイン集団は残り18kmの登坂区間でのアタックを機にさらに活性化。ファンホセ・ロバトが積極的にアタックに反応していき、メイン集団は50名ほどに絞られていきました。

そして、残り10km、激しい雨のアップダウン区間で逃げ切りを見越して、先頭からヤン・トラットニック(CCC)が単独で先行しましたが、これはティッツァの懸命な牽引により吸収。最後の6kmの周回コースに入っても、集団とのタイム差が1分から縮まらず、最後は5選手でのスプリントとなり、ティッツァが2位でゴールしました。優勝は積極的な走りをしたトラットニック。

現在26歳のティッツァ。勝利にあと一歩届かず悔しさもありますが、力強い走りで先頭集団に残り最後の勝負に挑みました。今大会での2位は彼にとってキャリア最高の好成績となり、最後は笑顔で表彰台に立ちました。


リザルト
1 TRATNIK Jan CCC Sprandi Polkowice 4:42:34
2 TIZZA Marco Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +0:01
3 JANSSENS Jimmy Cibel – Cebon
4 DEGAND Thomas Wanty – Groupe Gobert +0:03
5 DUNBAR Edward Aqua Blue Sport +0:05
6 BAUGNIES Jerome Wanty – Groupe Gobert +0:41
23 CANOLA Marco Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +0:53
38 LOBATO Juan José Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
49 PONZI Simone Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
DNF KOBAYASHI Marino Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
DNF CIMA Imerio Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
DNF NISHIMURA Hiroki Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini


マルコ・ティッツァのコメント
メイン集団にいるリーダーのために、そして逃げ切りの展開も考えたうえでの長い長い逃げだった。逃げ切りが濃厚となってからは、調子が良かったので自分の勝利を狙いにいくことを考えた。しかし、滑りやすい最終コーナーで減速してしまい、フィニッシュライン手前の直線でも1選手しか抜かすことができず、勝利にはあと一歩届かなかった。しかし、この素晴らしいチャンスを与えてくれたチームや、一緒に逃げにのったメンバーに感謝している。


小林海のコメント
チームから与えられた役目は前半から中盤にかけて逃げや、集団が分裂した時に前に入ること。そして働いたあともしっかり走りきること。

スタートからとても速いが、しっかり前で展開し、5人ほどで少し逃げ、そこに少しずつブリッジしてきて20人程の強力なメンバーの集団に。こういうレースは序盤の集団分裂でそのまま最後まで行くということも多いので自分も積極的に走る。しかし、メンバーが多く、強力だったので、後ろもすぐに追ってきて40分程で捕まり、リセット。

1回脚を回復させるために集団待機。道が細くコーナーが多く常にアップダウン。また前に上がるのに苦労したが、そこからはずっと前で展開した。途中カノラが逃げた時にもしっかり後ろで追走をチェックに入るなど、身体は動いている。危険な位置取りにも不安はない。

そのままキツい登りがある周回に入り、しっかり前でクリア。自分のリザルトはもちろん、カノラとロバトの最後のサポートもしっかりできると思っていたラスト20km、いきなり踏めなくなる。いっぱいいっぱいと言うよりスカスカ。1人で集団から遅れる。最初は何でか分からなかったが、ハンガーノックだった。常に位置取りを繰り返して全開で走っていたので、ちゃんと補給を取っているつもりでも足りなかった。

そのまま後ろから来たグルペットに合流。5km程の小さな周回をしてゴールだが、まだ10分も遅れていないはずだが、1度ゴール地点を通るため、審判に止められ、レース終了を伝えられた。

途中までとても上手くいってるようだったが、補給不足で最後に一気に台無しにし、挙げ句の果てに降ろされて本当に悔しかった。しかし、このようなレースでしっかり自分も前で展開する力と上手さも付いて来たことは本当に自信になった。詰めが甘かったが、次戦ではしっかり改善して、チームの役に立ち、自分のリザルトも残したい


西村大輝のコメント
監督からの指示は、4チームほどが行ったら逃げに入ること。

しかし、20人ほどが先行したときに前に入ることができなかった。その後、集団前方に位置して走るようにするが、上りの急坂でペースが上がると、前で上り始めて上りでズルズルと後ろに後退してしまうという形だった。そして約150キロ地点でチームカーの隊列からも完全に遅れてしまい、レースを終えた。

毎回同じことを感じるが、とにかく力を付けることが必要だと強く感じた。


レース情報
Volta Limburg Classic
開催期間/2018年3月31日(土曜日)
カテゴリー/UCIヨーロッパツアー1.1
開催国/オランダ

公式サイト https://www.voltalimburgclassic.nl
フェイスブック https://www.facebook.com/voltalimburgclassic2018
ツイッター https://twitter.com/voltaclassic
ハッシュタグ #VLC18



今後のレーススケジュール(予定)
4月11日 De Brabantse Pijl ベルギー ヨーロッパツアー1.HC
4月15日 Amstel Gold Race オランダ 1.ワールドツアー
4月16日〜20日 Tour of the Alps イタリア ヨーロッパツアー2.HC
4月17日〜22日 Tour of Croatia クロアチア ヨーロッパツアー2.1
4月22日 Giro dell’Appennino イタリア ヨーロッパツアー1.1
5月8日〜13日 4 Jours de Dunkerque フランス ヨーロッパツアー2.HC
5月8日 Baku-Khizi Eco アゼルバイジャン ヨーロッパツアー1.1
5月9日〜13日 Tour d’Azerbaïdjan アゼルバイジャン ヨーロッパツアー2.1
5月21日〜28日 Tour of Japan 日本 アジアツアー2.1
5月22日〜24日 Tour des Fjords ノルウェー ヨーロッパツアー2.HC
5月25日〜27日 Hammer Stavanger ノルウェー ヨーロッパツアー2.1
5月30日〜6月3日 Tour de Korea 韓国 アジアツアー2.1
6月1日〜3日 Hammer Sportzone Limburg オランダ ヨーロッパツアー2.1
6月3日 Gran Premio Città di Lugano スイス ヨーロッパツアー1.HC
6月7日 GP du canton d’Argovie スイス ヨーロッパツアー1.HC
6月9日〜17日 Tour de Swiss スイス 2.ワールドツアー
6月13日〜17日 Tour of Slovenia スロベニア ヨーロッパツアー2.1