今大会の最難関ステージに位置付けられた第4ステージは、188kmのコースに1級、2級、2級、3つの山岳が組み込まれ、フィニッシュラインに向けても約4km、最大で15%〜18%と高勾配の登坂区間が設定された厳しい山岳ステージでした。
NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネは今大会、調子の良いカノラとバジョーリが成績を狙う作戦でスタート。ボウと初山が逃げにトライし、他のメンバーは最後の登坂区間でカノラとバジョーリをアシストするという役割分担でした。
序盤よりボウと初山は積極的に動き、一時、ボウの乗った逃げが決まったように見えましたが、その後、山岳賞を狙うブルゴス・BHが猛追し吸収、こんどは山岳賞リーダーを含む3名の逃げが形成され、リーダーチームのディメンションデータのコントロールでレースが進んでいきました。
最後の登坂区間ではモビスターが強力にペースアップ。集団はすぐに崩壊し、前方では激しいアタックの攻防が繰り広げられ、アダム・イエーツ(ミッチェルトン・スコット)が区間優勝。区間4位に入ったヨン・イザギレ(アスタナ)が個人総合成績で首位に立ちました。チームの最高位はカノラの31位(+1分19秒)、バジョーリも32位に続きました。目標とする成績には届きませんでしたが、レースを重ねるごとにチームは良くなっているので、引き続き、集中してレースに挑んでいきます。
●リザルト
第4ステージ 区間成績
個人総合成績

初山翔のレポート
ボウと共に逃げに乗れと指示を受ける。
すぐにボウが数名で逃げを決め掛けるが、
山岳賞ジャージを守りたいブルゴスが全員で全力の引きを見せて吸収。
そのまま登りに入り、猛烈なスピードで3人が逃げた。
クイーンステージとあって厳しいコースだったが、着実に日に日に進歩を感じている。

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▶ レース情報
Volta a la Comunitat Valenciana
ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ
開催期間/2019年2月6日〜10日
カテゴリー/UCIヨーロッパツアー2.1
開催国/スペイン
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フェイスブック https://www.facebook.com/VueltaCV/
ハッシュタグ #VCV2019
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2月6日 第1ステージ Orihuela › Orihuela (10.2km / 個人タイムトライアル)
2月7日 第2ステージ Alicante › Alicante (166km)
2月8日 第3ステージ Quart de Poblet › Chera (191km)
2月9日 第4ステージ Vila-Real › Alcala-Alcocebre (188km)
2月10日 第5ステージ Paterna › Valencia (88km)
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今後のレーススケジュール(予定)
2月6日〜10日 Volta a la Comunitat Valenciana スペイン ヨーロッパツアー2.1
2月12日〜17日 Colombia 2.1 コロンビア アメリカツアー2.1
2月17日 Trofeo Laigueglia イタリア UCIヨーロッパツアー1.HC
2月20日〜24日 Vuelta a Andalucia Ruta Ciclista Del Sol スペイン ヨーロッパツアー2.HC
2月21日〜24日 Tour of Antalya トルコ ヨーロッパツアー2.2