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【ツアー・オブ・ターキー/第6ステージ】UCIワールドツアーで日本人選手4名が個人総合成績によりUCIポイントを獲得!

2019年04月22日

6日間にわたりトルコにて開催されたUCIワールドツアーのツアー・オブ・ターキーが、4月21日、最終ステージを迎えました。最終日となる第6ステージは、サカリヤから西に進み、第1ステージがスタートしたイスタンブールの歴史地区へとフィニッシュする172.4kmのステージ。3級山岳や海底トンネルなど緩やかなアップダウンを繰り返し、フィニッシュラインに向けて道幅の狭い石畳を駆け上がるコースプロフィールでした。

スプリンターたちを前方に送り込み、区間優勝をめざす作戦でスタートしたNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネは、スタート直後に吉田隼人を6名の先頭集団に送り込むことに成功。プロコンチネンタルチームの選手で構成された吉田の逃げは最大でタイム差を5分強まで拡げ、レースを優位に進めます。後半になり、逃げは人数を一人、二人と減らし、最後は吉田を含む4名となりましたが、逃げ切りの展開も射程に協調体制を維持しながら、残り20km地点、アジアとヨーロッパを繋ぐアブラシャトンネルを通過します。集団とのタイム差が30秒を切り、背後に集団の気配を感じながらも、吉田たちは粘りの走りでレースをリード。しかし、残り5km地点でペースアップする集団に吸収され、スプリンター擁する強豪チームに主導権を渡します。

残り2kmを切って、海沿いのフラットなコースから歴史地区へと入ると、一気に道幅が狭くなり、石畳区間やコーナーが連続します。そのなかでどのチームもトレインは乱れ、一列に大きく縦に広がった状態でフィニッシュを迎え、イメリオ・チーマが区間9位でゴールしました。

最終ステージを終えて、伊藤雅和が個人総合22位、ワールドツアーレースでUCIポイントを12点獲得しました。雪に見舞われたクイーンステージである第5ステージの成績が個人総合成績に大きく反映される形となりましたが、伊藤は過酷なコンディションのなか、超級山岳で確かな成績を残しました。またほかの日本人選手(中根英登、西村大輝、吉田隼人)も、第4ステージでのフアンホセ・ロバト区間2位など、チームの好成績をアシストしながら、全員UCIポイント獲得圏内となる個人総合成績60位以内でレースを終え、日本人選手合計でポイントを27点獲得しました。

結果
第6ステージ 区間成績
1 EWAN Caleb Lotto Soudal 4:10:41
2 JAKOBSEN Fabio Deceuninck – Quick Step
3 BENNETT Sam BORA – hansgrohe +0:04
9 CIMA Imerio Nippo Vini Fantini Faizanè +0:08
28 LONARDI Giovanni Nippo Vini Fantini Faizanè +0:16
34 LOBATO Juan José Nippo Vini Fantini Faizanè +0:20
35 NAKANE Hideto Nippo Vini Fantini Faizanè
48 ITO Masakazu Nippo Vini Fantini Faizanè
62 NISHIMURA Hiroki Nippo Vini Fantini Faizanè +0:30
76 YOSHIDA Hayato Nippo Vini Fantini Faizanè +1:03

個人総合成績 (UCIポイント)
1 GROSSSCHARTNER Felix BORA – hansgrohe (300) 24:53:58
2 CONTI Valerio UAE-Team Emirates (250) +0:19
3 KUDUS Merhawi Astana Pro Team (215) +0:25
22 ITO Masakazu Nippo Vini Fantini Faizanè (12) +4:09
34 LOBATO Juan José Nippo Vini Fantini Faizanè (5) +6:17
35 NAKANE Hideto Nippo Vini Fantini Faizanè (5) +6:35
45 YOSHIDA Hayato Nippo Vini Fantini Faizanè (5) +10:14
50 NISHIMURA Hiroki Nippo Vini Fantini Faizanè (5) +12:50
60 LONARDI Giovanni Nippo Vini Fantini Faizanè (1) +17:11
75 CIMA Imerio Nippo Vini Fantini Faizanè +20:49

ツアー・オブ・ターキー出場選手
伊藤雅和
吉田隼人
中根英登
西村大輝
フアンホセ・ロバト(スペイン)
ジョバンニ・ロナルディ(イタリア)
イメリオ・チーマ(イタリア)
監督 ヴァレリオ・テバルディ、水谷壮宏

伊藤雅和のコメント

最後スプリンターたちのために仕事するようにという指示を受けスタート。 スタートしてすぐに吉田を含む5人の逃げが決まり集団内でチームメートと距離をこなす。途中アシストを受けながら最終局面にそなえた。 最後は位置取りが激しくゴール前2キロからはかなり道も狭く、全く前に上がれず全力でゴールするのみとなってしまったが、無事にゴールできた。 今回のレースでは今年の身体の調子がいい方向に向いてることを確認できた。そして寒い雨の日にこれまでは筋肉が固まって上手くパフォーマンスを発揮できないことに悩んでいたが、寒くて身体が固まっていても自分なりにいい数値が出ていたので自信になった。これからも上を目指して努力していきたい。

吉田隼人のコメント

逃げに乗るというミッションをもらいスタートした。 そしてきっちり逃げに乗ることができた。 そこからはこの逃げが逃げ切った場合に、きっちりと結果を出すことを意識して、常に誰がどこでアタックしても反応できるように準備を進めた。 結果的にゴールまで5kmほどで捕まったが、去年、同じような逃げに乗った時とはまったく中身の違う走りで4時間、自分のパフォーマンスも過去最高のパワーが出ていた。 次のレースへ向けてさらに気を引き締めて準備を進めます。 応援ありがとうございました。

中根英登のコメント

ゴール前にスプリンターたちのために位置取りをすることが今日の仕事。 逃げには、アタックに連続して反応してくれていた吉田さんが入ってくれた。 北風のために右側から風がずっと吹いていたが、チームみんなで固まって集団内で走り、特に消耗することなく距離を消化。 ラスト15kmくらいから位置取りが激しくなってきて、ここで自分がスプリンター3人のために位置取りを開始。 ただ長くは続けられず、一番大事な残り3kmの時にはすでに後退してしまった。ここ最近コンディションが崩れることが多く、苦しい時期が続いているが、立て直していきたい。

西村大輝のコメント

逃げに乗っていくように指示を受けスタートしたが、今日も逃げに入る役割を果たせなかった。 チームからは吉田さんが逃げに入り、レースが進んでいった。 今日のステージも防寒具や補給の運搬、チームメイトがストップする際は一緒に止まって風除けになり集団へ戻るということを行いながら、小さなことでも何かしらできそうなことを探りながら距離を消化していき、最終ステージを終えた。 また次戦へ向けて精一杯頑張っていきたい。 応援ありがとうございました。


▶レース情報
55th Presidential Cycling Tour of Turkey
第55回 プレシデンシャル・サイクリング・ツアー・オブ・ターキー

開催期間/2019年4月16日(火)〜21日(日)
カテゴリー/2. UCIワールドツアー
開催国/トルコ
ホームページ  http://www.tourofturkey.org.en
フェイスブック www.facebook.com/tourofturkeyTUR
ツイッター twitter.com/tourofturkeyTUR

4月16日 第1ステージ Istanbul › Tekirdağ (156.7k)
4月17日 第2ステージ Tekirdağ › Eceabat (183.3k)
4月18日 第3ステージ Çanakkale › Edremit (122.6k)
4月19日 第4ステージ Balıkesir › Bursa (194.3k)
4月20日 第5ステージ Bursa › Kartepe (164.1k)
4月21日 第6ステージ Sakarya › Istanbul (172.4k)


今後のレーススケジュール(予定)
4月22日〜26日 Tour of the Alps(イタリア、UCIヨーロッパツアー2.HC)
4月28日 Giro dell’Appennino(イタリア、UCIヨーロッパツアー1.1)