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【ツアー・オブ・ジャパン】ザッカンティが山岳賞獲得、伊藤雅和が個人総合13位

2019年05月28日

5月19日から26日までの8日間、大阪から東京まで駆け抜けたツアー・オブ・ジャパンが閉幕しました。NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネは、フィリッポ・ザッカンティが山岳賞を獲得、個人総合成績では伊藤雅和の13位が最高位でした。

ザッカンティは、第2ステージ【京都】で逃げに乗り、区間3位でフィニッシュ。京都ステージから設定された山岳賞ポイントをすべて首位通過し、この時点から山岳賞リーダーになります。その後の第3ステージ【いなべ】、第5ステージ【南信州】、そして難関ステージである第6ステージ【富士山】でも区間8位に入り順調にポイントを積み重ね、リーダージャージを着用し続けるだけでなく、山岳賞争いで大きくリードしていきます。また第4ステージ【美濃】では、チームメートのジョアン・ボウが逃げに乗り、ライバル選手に山岳賞ポイントを与えさせないという動きもありました。第6ステージ【富士山】終了時に、2位の選手とのポイント差を14点とし、翌第7ステージ【伊豆】で設定される山岳賞ポイントが最大10点、最終日の東京ステージには山岳ポイントが設定されないため、富士山を終えて山岳賞ジャージ獲得を確実なものとし、その後も大きなトラブルなくレースを完走し、東京ステージで表彰台に立ちました。

今年は二度のケガに見舞われ、シーズン前半は厳しいものでしたが、ツアー・オブ・ジャパンでは積極的な走りでレースをリード。若きクライマーは完全復活を遂げ、この勢いをシーズン後半戦につなげます。

個人総合成績は中根英登と伊藤雅和のダブルエース体制で狙いました。しかし、中根はシーズン前半の連戦による疲労からか、期待していたパフォーマンスを発揮できず、タイム差のつく第3ステージ【いなべ】、第5ステージ【南信州】と健闘したものの、個人総合成績を決定づける第6ステージ【富士山】ではトップと3分38秒差の18位。また中根とともにベストを尽くして戦った伊藤も富士山ステージでは思うような走りはできず、トップと4分54秒差の26位という結果でした。

富士山ステージを終えて、個人総合成績17位につけていた中根でしたが、翌第7ステージ【伊豆】では大きく失速。リタイアもよぎるなかでの後方集団でのフィニッシュとなり、個人総合成績をUCIポイント圏外まで落とします。一方の伊藤は、区間優勝を狙い果敢にトライ。序盤よりメイン集団から選手が次々に脱落していくサバイバルレースの様相となったなか、中盤に有力選手が含まれる8名の追走集団に入ります。単独で逃げていた先頭を吸収し、逃げ切りによる区間優勝を目指しますが、後続からレースリーダーを含む第2集団が追い上げ、集団はシャッフル。この時点で第2集団に残る形となり、区間11位でゴールする結果になりました。しかし、大きくタイム差が開いたステージとなり、伊藤は個人総合成績を8ランク上げて13位とし、最終日もタイム差を守りきりました。

スプリントでの区間優勝を目指していたイメリオ・チーマと吉田隼人は、第4ステージ【美濃】にて、チーマが4位入賞したものの、フィニッシュ前後に他の選手と接触したことにより激しく落車し、翌ステージでリタイアすることに。吉田は、第4ステージ【美濃】と第8ステージ【東京】の集団ゴールスプリントに挑み区間10位。目標とする成績には及びませんでしたが、今後のレースで再び勝利を狙って走ります。

8日間、晴天に恵まれ、後半は非常に厳しい暑さのなかでのレースとなりましたが、どこの会場でも多くの観客の方にお集まりいただき、チームに対して温かいご声援をいただけたことに、チーム一同感謝しています。思うような結果を残せず、肩を落とすシーンもありましたが、皆さまのご声援に選手たちは背中を大きく押されました。再びトレーニングや遠征を重ね、皆さまの前で再び良いレースをすべく、世界を舞台に戦っていきます。今後ともご支援、何卒よろしくお願いいたします。

ツアー・オブ・ジャパン出場選手
伊藤雅和
吉田隼人
中根英登
イメリオ・チーマ(イタリア) →第5ステージ 南信州にてリタイア
フィリッポ・ザッカンティ(イタリア)
ジョアン・ボウ(スペイン)
監督 ヴァレリオ・テバルディ


中根英登のコメント

少しでも良い状態で臨むために、ツアー・オブ・ジャパンへの参戦を選ばせてもらった。総合成績を狙うべく走り、京都ステージで起きたバイクトラブル後の集団復帰や、いなべと南信州ステージで勝てなかったがトップ10に入ることができたのはチームメイトの完璧なサポートがあったからこそ。 しかし最も重要な富士山と伊豆ステージで自分の良い時の走りとは程遠い状態で、酷い結果となってしまった。 チームメイト、スタッフ、また連日応援してくれた方々に申し訳ない走りをしてしまったことが何よりも苦しいが、また次戦に向けて頑張っていきたい。 連日の暑さのなか多くの方にレース会場でたくさん応援して頂き、ありがとうございました。


伊藤雅和のコメント

しっかり準備をさせてもらったツアー・オブ・ジャパン。 チームとして結果しか求めてなかった。 京都、いなべ、美濃、飯田と余裕を持ってステージを終えれていたので、富士山もある程度は上れるのではないかと考えていたら、富士山の日だけ全然パワーが入らずに沈んでしまった。すごく自分にがっかりした。 なぜこうなってしまったのか今後の練習からしっかり考えてもうこのようなことは起きないようにしたい。 次の日の修善寺では、総合を失ってしまったのでステージ優勝を考えて走って、逃げに乗り途中まではうまい展開にはまっていたけど結果は出なかった。 過程ではなく結果だけを求めて走っていたので悔しすぎるが、この蓄積された悔しさを次で晴らせるようにまた準備していきたい。 今回のレースではいつもよりたくさんの声援を毎日もらっていた気がします。 毎日名前を呼んで応援してくれてありがとうございました。 すごく嬉しかったです! また今後もレースは続くのでこれからも応援よろしくお願いします!


吉田隼人のコメント

今年で7回目の「ツアー・オブ・ジャパン」をこのチームで走ることができ、結果がどうしても欲しいと思っていた。 また今年はレースを走るごとに、トレーニングするごとに自分のパフォーマンスも上がっていたので、どのステージが自分にチャンスか考え、またその他のステージは自分に何ができるかレース始まる前からイメージしていた。 結果的に自分自身も全く満足のいく結果が出なく、不甲斐なさが残ってしまったが、このような気持ちになるのもチームとしても春先からキツいトレーニング積み上げて、結果を出す準備ができていたのに結果が出なかったことに対する気持ちだと思う。 しかし、落ち込んでいる時間はなく次のレースもすでに決まっているので、そこで自分が積み上げて来ていることを爆発させてきます。 引き続き応援よろしくお願い致します。


▶ レース情報
NTN presents 2019 ツアー・オブ・ジャパン

開催期間/2019年5月19日(日)〜5月26日(日)
カテゴリー/UCIアジアツアー2.1
開催国/日本
ホームページ  http://toj.co.jp/2019/
ツイッター https://twitter.com/tourofjapan
フェイスブック https://www.facebook.com/tourofjapan
ライブストリーミング https://sportsbull.jp/live/toj/
ハッシュタグ #toj2019

ツアー・オブ・ジャパン概要
第1ステージ 【堺】
5/19(日)13:35
大仙公園周回コース
2.6㎞(個人タイムトライアル)
獲得標高 = 10m

第2ステージ 【京都】
5/20(月)9:25(セレモニーラン)
セレモニーラン:5.5㎞(普賢寺ふれあいの駅→同志社大学京田辺キャンパス→普賢寺小学校)
普賢寺小学校前→けいはんなプラザ周回コース
<パレード3.8㎞> + <4.2㎞ + 16.8㎞ x 6周 = 105.0㎞>
獲得標高 = 1,836m

第3ステージ 【いなべ】
5/21(火)9:20
阿下喜駅前→下野尻交差点→いなべ市梅林公園周回コース
<パレード3.1㎞> + <8.6㎞ + 14.8㎞ x 8周 = 127.0㎞>
獲得標高 = 1,650m

第4ステージ 【美濃】
5/22(水)9:15
旧今井家住宅前→横越→美濃和紙の里会館前周回コース
<パレード4.0㎞> + <11.6㎞ + 21.3㎞ x 6周 = 139.4㎞>
獲得標高 = 1,218m

第5ステージ 【南信州】
5/23(木)9:15
飯田駅→下久堅周回コース→松尾総合運動場前
<パレード7.3㎞> + <12.2㎞ x 10周 + 1.6㎞ = 123.6㎞>
獲得標高 = 2,580m

第6ステージ 【富士山】
5/24(金)10:50
須走商店街→富士スピードウェイ西ゲート→富士スピードウェイ外周路周回コース→須走商店街→ふじあざみライン
<パレード6.2㎞> + <8.5km + 8.3km + 19.2km = 36.0km>
獲得標高 = 1,760m

第7ステージ 【伊豆】
5/25(土)10:00
日本サイクルスポーツセンター周回コース
12.2㎞ x 10周 = 122.0㎞
獲得標高 = 3,750m

第8ステージ 【東京】
5/26(日)11:00
大井埠頭周回コース
<パレード3.8㎞> + <7.0㎞ x 16周 = 112.0㎞>
獲得標高 = 50m

総走行距離 = 767.6km
総獲得標高 = 12,854m

今後のレーススケジュール(予定)
5月11日〜6月2日 Giro d’Italia(イタリア、2.UCIワールドツアー)