OTHER

森井章人マッサージャー、南野求メカニック、二人のスタッフ研修生をご紹介!

2019年08月12日

今季は、森井章人マッサーと南野求メカニックがシーズンを通して、スタッフ研修生としてチームに帯同し、世界各国の大会やイタリアでの拠点に滞在しプロチームでの仕事を学んでいます。

二人は、5月に開催されたジロ・デ・イタリアでも3週間、全日程チームに帯同しました。選手だけでなく、スタッフとしてもグランツールで働くのは狭き門。今回の貴重な機会を二人はどう感じて、その先に何を見ているのでしょうか?

森井 章人(もりい・あきひと)マッサージャー
東京都出身 27歳

 

1. この仕事に従事してどのくらい?

今の仕事は3年しています。
チームNIPPOでの最初の仕事は、2017年のツール・ド・北海道の時です。
それが僕が自転車業界に携わって2回目の仕事でした。


2. トップチームで仕事をしたいと思った動機は?

自分が、ENNEスポーツマッサージに患者として来院していた時、
(院長の)中野(喜文)先生が自転車の話をしてくれて、
少しずつ自転車業界に興味がわき、ツール・ド・フランスを観にいきました。
そして、会場の熱気に圧倒されて、僕もマッサーとしてヨーロッパで活動したいと思いました。

アジアツアーレースで補給を行う森井マッサー

3. ジロ期間中の大変なことは?

荷物の積み込みとホテル着いた時の荷物の積み下ろしが大変です。
なぜなら、荷物の量が多いのと、荷物の個数を管理しないといけないからです。
値段の高い機材や道具が多いので、物が損失すると信用にも繋がります。
チームに迷惑をかけないためにも、荷物の積み込みと積み下ろしの時に、
物の管理を正確に把握できるように意識しています。


4. 楽しいと思う瞬間は?

僕はマッサージ師なのでマッサージをしている時が楽しいです。
選手がレースによって疲労した身体を、
いかにして次の日までに戻してあげるのが大事になってきます。
1日毎に選手の筋肉の疲労強度も変わるので、それに合わせて施術を考えるのが面白いです。


5.  将来の目標とする姿

選手に「マッサージは森井にやってもらいたい」と言ってもらえるような
マッサージャーを目指していきたいです。
ただし、マッサージが上手くても、その他の仕事が出来なければ良いスタッフとは言えない。
マッサージ、その他の仕事も出来てこそ、選手とスタッフに信頼を得られる。
そのために、一日一日を大切に鍛錬していきたいと思います。

南野求(みなみの・もとむ)メカニック
大阪府出身 29歳

1. この仕事に従事してどのくらい?

初めてメカニックをしたのは大学生だった2011年、
ツール・ド・熊野で西日本学生選抜チームに同行した時でした。
その後、ツール・ド・北海道、ツール・ド・沖縄などで大学チームのメカニックをしました。
仕事としてメカニックをしたのは2015年にMavicSSCの大会が初めてで、今年で5年目になります。
チームメカニックとしては、2015年の10月にキナンサイクリングチームに
スポットでアジアツアーに呼んでもらったのが最初です。


2. トップチームで仕事をしたいと思った動機は?

メカニックとしてトップチームで仕事をしてみたいと思うのは選手と同じく必然であり、
トップの世界を見てみたい、上のステージで自分も働きたいと以前から考えていました。
そのなかで、以前ツアー・オブ・ジャパンで西メカニックとお会いした時、
ヨーロッパでひとつ上のレベルでチャレンジしてみないかと声をかけて頂きました。
その場で何の躊躇もなく間髪入れず「はい行きたいです」と言ったことで、
自分にとってトップチームを目指すことが本心だと実感しました。

ジロ期間中、レースバイクをチームカーに積む

3. ジロ期間中の大変なことは?

山ほどあります(笑)。
いろいろ慣れてしまって思い付かないのもありますが、
強いて言えば長距離移動や短時間睡眠、
食事、選手・監督・大会関係者との日本語以外でのコミュニケーションなど。
外国で仕事していると日本ではありえないトラブルにあうこともしばしばで、
たぶん一般の方から見ればそのほとんどが想像以上にハードだと思います。
しかしその大変さを楽しめているからこそ、自分はこの仕事を続けているんだと思います。


4. 楽しいと思う瞬間は?

単純に自転車を整備している時、レースに帯同している時、みんなと食事をしている時など。
どれもが自分にとって楽しいと思える時間であり、大変であってもこの仕事が好き、
自転車が好きと胸を張って言えるところであると思います。


5.  将来の目標とする姿

完璧な仕事をするという目標はありますが、こうなりたいという具体的な形の目標はありません。
しかし目標とする“完璧”に1番近いのは西メカニックであり、
今なお妥協せず常に完璧を追い求める彼の姿は良いお手本であり、
太陽のように追いかけても追いつかない、今の自分にとって最大の目標です。
このチームで一緒に働けること、ご指南頂けることはとても有り難く、
貴重な時間を無駄にすることなく、少しでも自分自身成長し、目標に近づければと思っています。

レース現場にて先輩西メカニックから仕事を教わる

シーズン後半戦を迎えた現在、二人ともヨーロッパに滞在し、日々忙しく働いています。
自転車競技には不可欠な専門スタッフをめざす二人のチャレンジにもご注目ください!