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【ツール・ド・北海道/第1ステージ】逃げたザッカンティが残り25kmから独走で区間優勝! 個人総合成績で首位に立つ

2019年09月06日

9月6日、北海道第二の都市・旭川にて、第33回ツール・ド・北海道(UCIアジアツアー2.2)が開幕しました。昨年は北海道胆振東部地震の影響により大会が中止されましたが、今年、改めて同じコースが設定され、旭川を発着とする3日間(総走行距離541km)、道北・道東地域の大雪山系を反時計回りに1周するステージレースとしてスタートしました。

大会初日の第1ステージは旭川郊外からスタートして南下。有名な観光地である富良野や美瑛を通過して、新得町にフィニッシュする185kmのステージ。3つのカテゴリー山岳に加え、ステージを通して多くの起伏が含まれているコースで、獲得標高は約2350mとなっており、初日から厳しい山岳コースでした。

コースプロフィール

序盤にジョアン・ボウを含む15名ほどの逃げが形成されます。山岳エリアに差し掛かると先頭から何名か選手が脱落し、代わりに最初の山岳を前にフィリッポ・ザッカンティがマトリックスパワータグのホセビセンテ・トリビオ選手とともに集団からブリッジを仕掛けて先頭に合流。ボウとザッカンティを含む、11名の先頭集団が形成されました。

写真: 山岳ポイントへと向かう11名の先頭集団

先頭は最大で6分ほどのタイム差を稼ぎましたが、NIPPO・ヴィーニファティーニ・ファイザネとマトリックスパワータグが選手2名を送り込んでいることもあり、なかなか良い協調体制には持ち込めず。しかしチームにとっては絶好のチャンスであるため、ザッカンティとボウは懸命に先頭集団を牽引します。

そして残り27km地点に設定された最後の山岳を前に、ナーバスな先頭集団からザッカンティがキナンサイクリングチームの山本元喜選手とともにアタックを仕掛けて先行。その後、長い下り区間でザッカンティは単独となり、独走にて、後続に25秒の差をつけて逃げ切り優勝。個人総合成績でも29秒差で首位に立ちました。23歳のザッカンティは6月のツール・ド・コリア総合優勝に次ぐプロ2勝目。チームは今季6勝目を挙げました。

また追走集団のスプリントで区間4位となったボウは、2つの山岳を首位通過して山岳賞リーダーとなりました。

1分38秒差のメイン集団の先頭でゴールしたフアンホセ・ロバトが区間9位、伊藤雅和と初山翔も30名ほどに絞られたメイン集団でフィニッシュし、明日からザッカンティのリーダージャージをチーム一丸となり守るとともに、さらなる勝利に向けてチャンスを狙って走ります!

写真: 個人総合リーダーの表彰を受けるフィリッポ・ザッカンティ

リザルト
第1ステージ
1 ZACCANTI Filippo Nippo Vini Fantini Faizanè 4:29:59
2 CROME Sam Team UKYO  +0:25
3 MAZUKI Nur Amirul Fakhruddin Terengganu Cycling Team +0:25
4 BOU Joan Nippo Vini Fantini Faizanè +0:25
9 LOBATO Juan José Nippo Vini Fantini Faizanè +1:38
27 HATSUYAMA Sho Nippo Vini Fantini Faizanè
30 ITO Masakazu Nippo Vini Fantini Faizanè

個人総合成績
1 ZACCANTI Filippo Nippo Vini Fantini Faizanè 4:29:49
2 CROME Sam Team UKYO +0:29
3 MAZUKI Nur Amirul Fakhruddin Terengganu Cycling Team +0:31
4 BOU Joan Nippo Vini Fantini Faizanè +0:35
9 LOBATO Juan José Nippo Vini Fantini Faizanè +1:48
27 HATSUYAMA Sho Nippo Vini Fantini Faizanè +1:48
30 ITO Masakazu Nippo Vini Fantini Faizanè +1:48

写真: 山岳賞リーダーとなったジョアン・ボウ

出場選手
伊藤雅和
初山翔
フアンホセ・ロバト(スペイン)
フィリッポ・ザッカンティ(イタリア)
ジョアン・ボウ(スペイン)
監督 大門宏


フィリッポ・ザッカンティのコメント

最後は下り基調だったが、多くの登坂区間があり厳しいステージだった。残り25kmでアタックを仕掛け、そこからフィニッシュまでは終わりがないようにも思えたが、勝利できたことを嬉しく思っている。ツール・ド・コリアで総合優勝しているが、区間優勝はプロとしてこれが初めてなので、本当に嬉しい。もちろん最終日までリーダージャージを守っていきたいが、具体的な作戦はチームでしっかりと考えたい。

大門宏監督のコメント

スタートを見送り、ゴールで待ってくださったNIPPO吉川社長の前でザッカンティが優勝できたことが、まずはチームにとって最高の喜び。スタート直後から積極的に動いたボウ、ザッカンティ、そして共にミッションの責務を見事に果たしたチームメンバーを心から讃えたい。

前半にザッカンティがトリビオ選手(マトリックスパワータグ)と合流し、11名のエスケープグループが形成されたが、各チームの思惑が一致しなかったのか、先頭のローテーションに積極的でない選手も少なくなく、ペースの上がらないエスケープグループは、2人にとってはナーバスな状況だった。

我々が逆の立場だったら手遅れにならないうちに振り出しに戻したい展開だったが、この日2つ目(十勝岳)の山岳ポイントで初山、伊藤、ロバトを含む約30名のメイングループが形成されたが、利害が一致しなかったのか、エスケープグループとのタイム差が広がっていったのは意外であり、我々にとって今日のキーポイントだった。

ザッカンティが最後の登りでアタックするのは作戦どおりだったが、峠とは言っても勾配が緩く、しかも頂上からゴールまでの距離も長く、後方から7名が約50秒差で追い上げる絶対的不利な状況下、正直ゴールラインを切るまで勝てる確信が持てなかった。

結果的に1分30秒差となった約30名の第2グループで初山、伊藤、ロバトも無事ゴールし、彼らの好調振りが確認できたことも、明日からの展開を考えると最高の収穫だった。

 レース情報
Tour de Hokkaido 2019
ツール・ド・北海道

開催期間/2019年9月6日〜8日
カテゴリー/UCIアジアツアー2.2
開催国/日本・北海道
ホームページ  https://www.tour-de-hokkaido.or.jp
ツイッター https://twitter.com/tdhkd
フェイスブック https://www.facebook.com/TDHkd/
ハッシュタグ #TDHkd2019

9月6日(金) 第1ステージ 旭川市〜新得町 185km
9月7日(土) 第2ステージ 帯広市〜北見市留辺蘂町 174km
9月8日(日) 第3ステージ 北見市〜当麻町 182km

今後のレーススケジュール(予定)
9月6日〜8日 ツール・ド・北海道(日本/UCIアジアツアー2.2)
9月7日 Brussels Cycling Classic(ベルギー/UCIヨーロッパツアー1.HC)
9月8日 GP de Fourmies / La Voix du Nord(フランス/UCIヨーロッパツアー1.HC)
9月14日 Coppa Agostoni (イタリア/UCIヨーロッパツアー1.1)
9月15日 100° Coppa Bernocchi (イタリア/UCIヨーロッパツアー1.1)
9月17、18日 Giro della Toscana (イタリア/UCIヨーロッパツアー2.1)
9月19日 Coppa Sabatini (イタリア/UCIヨーロッパツアー1.1)
9月21日 Memorial Marco Pantani (イタリア/UCIヨーロッパツアー1.1)
9月22日 Trofeo Matteotti (イタリア/UCIヨーロッパツアー1.1)