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【ジャパンカップサイクルロードレース】中根英登 と 水谷監督のインサイドレポート公開!

2019年10月29日

10月20日に開催されたジャパンカップサイクルロードレース。年々、レベルが上がるアジア最高峰のワンディレースで、アジア人選手最高位の6位に入った中根英登と、数年ぶりにジャパンカップを指揮した水谷監督のレポートを公開!

中根英登のレポート
今年のジャパンカップは今までで初めてと言ってもいいくらいワールドチームが本気。 1週間前にロンバルディアが開催されていたので彼らの調子は良い事は容易に想像できたが、自分も約1週間前のピエモンテが良い調子だったので自信を持ってスタートした。

ワールドチームの有力選手たちが形成した最初の逃げにマルコが入ってくれた。 そのまま逃げ切りもおかしくないようなメンバー。 メイン集団では伊藤さん、石上、初山さんが常にサポートしてくれてストレスを最小限に距離を消化。 ラスト5周からレースが動き始めて毎周回古賀志の登りでペースが上がっていたが、ラスト5周4周は伊藤さんが本当に良い位置に連れて行ってくれたおかげで問題なく集団前方でクリア。

ラスト2周でモレマとウッズが飛び出したのに反応したかったが、脚が攣っていて付いていけずに数十メートルの距離を保つのが精一杯。 下りでも追いつけずに4名でラスト周回へ。 ずっと脚が攣っていて古賀志の登りで3人から少し遅れてしまったが、ゴールまでラスト1kmのとこで何とか復帰。 しかしもう完全に売り切れ状態でスプリントに絡む事が出来ずに6位に沈んでしまった。

このチームでの最後のレース。日本人選手が多いメンバー編成だったが、みんなで3年間厳しいヨーロッパのレースで鍛える事ができたからこそ危険なタイミングでも上手く対応できた。 チームメイトが僕を信頼してくれた事、自分が在籍した3年間の思いとファンの方々からの沢山の応援、沢山の気持ちがゴールまで自分の背中を押してくれた。 トップ3に入れずに本当に残念だったが、ヨーロッパのレース同等の展開と厳しさの中でNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネの日本人選手が強くなった事とチーム力の高さを出せたと思う。 3年間、最高のチームメイトとスタッフと共に仕事ができて感謝の気持ちでいっぱい。 ジャパンカップクリテとロードレース本戦、共に沢山の応援して頂きありがとうごさいました!!!


水谷監督のレポート
ワールドチーム中心の逃げが形成されるというこれまでとは違う展開で始まった今年のジャパンカップ。 NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネとしては、もちろん優勝を目指して挑んだ。メンバー的にも強力で優勝経験のあるカノラ、秋のイタリアでの連戦で調子の良い中根、アジアツアーで連勝のザック、若手で一番登坂力のある石上、中根と一番息の合う伊藤、そして常にコンディションが安定している初山との参戦。

今回の大まかな作戦としては今まで通りの流れで、エースを中根一本に絞り、前半の危ない逃げや人数の多い逃げには気を付け、そして最後のスピードアップではチーム一丸となり中根をサポートしてトップグループに送り込む作戦。 しかし、今年のジャパンカップは例年とまったく違ったレース展開であった。完全に海外チームと国内チームの立場が逆になり、前半から逃げに選手を送り込めなかった国内チーム勢が脚を使わなくてはいけない苦しい展開になり、ある意味興味深いレースだった。特にワールドチーム勢とカノラが入った逃げは、逃げ切るかと思うほど強力であったが、しかし日本勢の団結力と逃げに乗せれなかった海外勢との協和で追走に成功した事には驚きもある。この大会では常にメイン集団が有利なんだと、、。

もちろんNIPPOとしては完全に有利な展開になり、逃げに入ったカノラのおかげでメイン集団で脚を使わずにしっかり最後の戦いに挑める事ができ、最終局面ではチームメイト全員が作戦通りに中根を勝負所に送り込み、最終ラップで世界トップクラスの強豪と戦い6位と言う素晴らし成績を残す事になった。ある意味、これはNIPPOとしての最低条件の成績でもあり、チーム全員の経験と実績がなければ出せない結果だったはず。 やはり日頃から、こういったハイレベルのレースを欧州で転戦しているからこそ展開的に有利に進められたのだと確信している。

この大会で最終的にシーズンオフとなりましたが、この一年一緒に戦ってきた選手、そして常にチームを支えてくれたスタッフ共々、そして常に応援を絶えないファンの皆様に対し感謝の気持ちで一杯です。そして来季も私の気持ちは常に上を目指していますので、どうぞ宜しくお願いします。