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NIPPO岩田会長インタビューがイタリア最大手スポーツ紙に掲載

2019年01月14日

2019年1月10日付のイタリア最大手スポーツ新聞、Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デッロ・スポルト)紙に、NIPPO ・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ の2019シーズンの展望やNIPPO代表取締役会長の岩田裕美氏のインタビューが掲載されました。

1月9日にNIPPO岩田会長、ヴィーニファンティーニ(ファルネーゼヴィーニ)CEOのヴァレンティーノ・ショッティ氏、デローザCEOのクリスティアーノ・デローザ氏、ファイザネCEOのマルティーノ・ダルサント氏、チームマネージャーのフランチェスコ・ペロージ、そして選手を代表としてマルコ・カノラ、モレノ・モゼール、初山翔が、ミラノに拠点を置くガゼッタ・デッロ・スポルトの発行元であるRCSメディアグループ本社を訪問。これは、NIPPOとしてイタリアの自転車競技関係への恒例の新年の表敬訪問の一環として実現しました。

ガゼッタ・デロ・スポルトのオフィスを訪問した(左から)フランチェスコ・ペロージチームマネージャー、ファイザネCEOマルティーノ・ダルサント氏、デローザCEO クリスティアーノ・デローザ氏、NIPPO会長 岩田裕美氏、ファルネーゼヴィーニCEO ヴァレンティーノ・ショッティ氏

ガゼッタ・デッロ・スポルト副社長であるピエル・ベルゴンズィ氏は岩田会長をはじめチームの表敬を温かく歓迎し、当日立ち会った記者は興味深く岩田会長に多くの質問を投げかけました。インタビューを終えた後は、ベルゴンズィ氏がオフィスを案内しました。

インタビューに答えるNIPPO岩田裕美会長

副社長ピエル・ベルゴンズィ氏のオフィスにて記念品を受け取る岩田会長。壁に飾られた写真やジャージから熱心な自転車競技ファンだということが一目でわかる

以下、ガゼッタ・デッロ・スポルト記事の日本語訳

モゼールとカノラにおけるジャパンオペレーション

NIPPOのナンバーワンである岩田会長が、
イタリア人選手に「東京五輪で出場してほしい」とエールを送る。
記者:チロ・スコニャミリオ

 

建設、道路舗装会社のNIPPO。1万2000人の従業員(グループ会社を含む)を抱え、50億ドルの年商を誇る巨大企業の会長であっても世界選手権10連覇を果たした中野浩一の話になると感動を覚える。日本の中野浩一は、ベルナール・イノー、ヴィットリオ・アドルニ、ヴィンチェンツォ・ニバリと同じ11月14日生まれだ。岩田会長は「中野浩一が練習を始めた競輪場を設計したのがこの私です。そして(NIPPOは)30年以上前から日本の競輪場の90%を作っている会社です」と話した。

 

目標;
昨日の午後、プロコンチネンタルチームとして5年目の活動を始めようとしているNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネの “ミスター” NIPPO(岩田会長)とチームメンバー、チームマネージャーのフランチェスコ・ペロージがガゼッタ本社を訪問した。プロコンチネンタルチームとはワールドツアーのすぐ下のカテゴリーだ。このチームにマルコ・カノラと復活を願うモレノ・モゼールが所属している。

2018年、フアンホセ・ロバト(スペイン)が優勝したコッパ・サバティーニを含め、チームは11勝を飾った。さらにダミアーノ・クネゴが走る最後のクラシックレースとして、栄光あるアムステル・ゴールドレースへのワイルドカードを獲得した。モゼール(28)は「無理な目標を立ててはいない。1年のうち20日間で全部出し切り、5勝できれば、十分にいいシーズンだと言えるだろう」、一方のカノラは「シーズンが始まるし、とてもワクワクしている」と、シーズン開幕を控えた心境を語る。両選手はブエルタ・ア・バレンシアーナ(2月6〜10日)で初戦を迎え、イタリアでのトロフェオ・ライグエリア(17日)が続く。

 

発展;
日本人選手の初山翔、メーカーのクリスティアーノ・デローザ、(ロードレースの)熱烈なファンであるヴァレンティーノ・ショッティ(ファンティーニ)とマルティーノ・デル・サント(ファイザネ)の前で岩田会長は「2020年東京オリンピックに出るために、全身全霊をつぎ込んでください」と言った。東京オリンピックへの参加は、進化し続けたいこのチームの中心的な目標だ。

「日本はイタリアほど自転車競技の人気はないが、我々は自転車競技を広めるために長年にわたりこのスポーツを支援してきた。とても満足している。今後もチームに対し、(スポンサードを続ける)期限を設けていないし、やめるつもりもない。レースの結果は、とても重要だが、私の観点からすると、結果にたどり着くための “過程” こそ重要なもの。選手やスタッフ間のチームワーク、精神力が重要」と岩田会長は言う。「好きな選手? 正直に言うといない。私は基本的にクライマーが好き。自分は登山が好きなので、登っていくクライマーを見るといつも山を連想するから。このスポーツは輝かしい過去を誇ると思うが、私は現在の選手とこれから未来を担う選手のほうが興味がある」と岩田会長。

 

レース;
岩田会長は名古屋出身で、ベルギーと日本でレースを観戦した。NIPPOはトヨタ、日産のテストコースや高速道路を作っている。「このチームの協力関係が好き。イタリアと日本の関係は完璧にうまく機能している」と岩田会長が言う。もうすぐUCIルール改定が訪れるが、「2020年にチームは万全の体制で挑むつもりだ。ワールドツアーになることは考えていないが、プロコンチネンタル体制を強化し、予算を増幅させる(毎シーズン、年間300万ユーロの予算で動いているとマネージャーのペロージは説明)。競争力を高め、チーム順位を上げ、価値あるレースに招待されるために目立ちたい」と抱負を語る。

ミスター岩田はいつも微笑む。このような知性のあるパトロンがそばにいることは、いい出発点だと言えるだろう。

PRESS RELEASE

【2019シーズン情報】デローザ『プロトス』『SK ピニンファリーナ』チームエディション

2018年12月24日

2019シーズンも、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネは、イタリアのレーシングバイクブランドの老舗 デローザとパートナーシップを締結。チームNIPPOとデローザの提携は、2012シーズンのコンチネンタルチーム時代を含めると8シーズン目を迎え、これまで培った強固な信頼関係をもって、ハイエンドモデルである『プロトス(写真上)』『SK ピニンファリーナ(写真下)』『キング』、3つのチームエディションが、勝利をめざして戦い続けるチームに供給されます。

すべてのチームエディションモデルがホワイト基調のカラーリングに一新され、『プロトス』には、チームのイメージカラーである蛍光オレンジ、ネイビーブルー、スカイブルーのラインがあしらわれます。

チームのメインバイクは引き続き『プロトス』。これまでの多くの勝利がその実力を証明しています。4タイプのカーボン素材を組み合わせ、高い剛性と軽量化を実現。デローザの特徴であるジオメトリーバランスに優れた操縦性能だけでなく、登坂やスプリントなどにおいて、プロレーサーからのあらゆる要求に応える完成度の高いオールラウンドなレーシングバイクです。

メインコンポーネントはパワーメーターの『パワー2マックス』がチェーンホイールに組み込まれたカンパニョーロ『スーパーレコードEPS』と『スーパーレコード(12速)』となります。レーシングホイールは『ボーラ35』『ボーラ50』『シャマル』で戦います。ハンドルとステムはFSAとヴィジョン。サドルはセライタリアのラインナップから選手の好みに合わせてセレクト。そしてレーシングタイヤは引き続き日本のトップブランドであるIRCタイヤがスポンサーとして参加します。

17名の所属選手に対し、レースバイク、レーススペアバイク、トレーニングバイク、タイムトライアルバイクの計4台でシーズンに挑みます。

主要スペック一覧
フレーム: デローザ『プロトス』『SK ピニンファリーナ』『キング』
メインコンポーネント: カンパニョーロ 『スーパーレコードEPS 12速』『スーパーレコード(メカニカル)12速』
ホイール: カンパニョーロ『ボーラ35』『ボーラ50』『シャマル』等
タイヤ: IRCタイヤ『アスピーテプロ』『フォーミュラ プロ(チューブラー、チューブレス)』
サドル: セライタリア
ハンドル、ステム: FSA、ヴィジョン
ペダル: ルック
パワーメーター: パワー2マックス
ボトル、ボトルケージ: エリート
ヘルメット: カブト『エアロ – R1』『ゼナード – EX』『フレアー』『エアロ – TL』
シューズ: ノースウェーブ『エクストリームRR』

バイクディテール ● 上段左. SKピニンファリーナのトップチューブ。流線型の美しいフォルムにチーム名が入る 上段中. セライタリアのサドル。選手の好みにより数種類のモデルから選択 上段右. プロトスに搭載されたフロントディスクブレーキ 下段左. 12速スーパーレコード・リヤディレーラー。今後、電動式も投入されていく予定 下段右. プロトスのトップチューブにもチーム名があしらわれる

クリスティアーノ・デローザ氏(デローザ社CEO)のコメント

プロコンチネンタルチーム体制になってから、これまでチームのイメージカラーである蛍光オレンジと、メインスポンサーの一つであるファンティーニ(ファルネーゼヴィーニのブランド名)のイメージカラーであるネイビーブルーをセレクトしてきた。2シーズン施してきたオレンジは当初から候補になかったが、ウーゴ(デローザ創始者)のお気に入りで、デローザのイメージカラーともいえるブルーの色調でいくかどうかは最後まで迷った。

誰も予期していなかったであろうホワイトをチョイスしたことは、デローザファンにとってもサプライズだったとは思うが、単なる思い付きじゃない。今年はウエアに、ホワイトが基調となるNIPPOのスポンサーオリジナルロゴが復活したこともあり、ウーゴにも相談し、まずはベースをホワイトでいこうと決めた。

そこにアクセントとして、チームのイメージカラーのオレンジ、ファンティーニのネイビーブルー、ファイザネのスカイブルーとそれぞれのイメージカラーを施した。閃いた感覚をデッサンにちりばめて、塗装で今年のチームのイメージを表現したに過ぎないが、ウエアとのバランスも良く、爽やかなイメージで大変気に入っている。

ディスクブレーキについては、アメリカのメーカーではトップモデルでもディスク仕様しか選択の余地がないマーケティング戦略の動きが見られるが、我々は完全移行するには時期尚早と考えている。確かにディスクブレーキには多くのメリットや可能性があり、未来は明るい。本来ブレーキに求められる機能(スピードコントロール)の点だけでなく、完成車として考えればフレームの細部にわたるデザインも大きな変革を遂げるだろう。我々にとって機能性と先鋭的でスタイリッシュなイタリアンデザインの両立は欠かせないため、これからも機能性とデローザらしい“美しさ”とのバランスを追求していく。

またディスク仕様で製造するとカーボン繊維で新たな補強が必要になる。必然的にフレームの剛性が増し乗り味も違ってくるが、これからもプロ選手からのフィードバックと真摯に向き合いながら、世界中の様々なカテゴリーのレース現場での対応も見極め、慎重に扱っていきたい。

PRESS RELEASE

【2019シーズン情報】サンティーニ製 2019チームウエア発表

2018年12月13日

2019シーズンを戦うチームウエアをご紹介します。プロコンチネンタルチーム体制5年目のシーズンは、新たなパートナー(第3スポンサー)としてファイザネ社を迎え、それに伴いデザインが刷新されました。

ジャージは明るいオレンジ色基調のデザインとなり、集団のなかで高い視認性を誇ります。スポンサーロゴを配置した比較的シンプルなデザインとなっていますが、ヴィーニファンティーニの部分にチームのイメージカラーであるネイビーブルーがあしらわれ、同色のパンツとともにシックでエレガントなイメージを高めています。

ウエアメーカーは昨年に引き続き、北イタリアのベルガモに本社を構えるサンティーニ社。サンティーニ社は、1965年の創業以来、メイドインイタリアにこだわり、これまで多くのプロチームを支えてきました。UCI(国際自転車競技連合)のオフィシャルスポンサーとしても知られており、世界選手権では勝者に贈られるアルカンシェルジャージを長年に渡りサポートしています。

サンティーニ公式サイト
https://www.santinisms.it/

2019シーズン体制のチームは、12月11日から16日までの日程で、イタリア・ラスペッツィアにてビルディングキャンプを実施しています。1月から始まるシーズンに向けて、所属する全選手が集まり、メディカルチェックやプログラムミーティング、ビデオ・写真撮影等が行われます。

サンティーニ社を訪問した新規加入となるモレノ・モゼールとフランチェスコ・ペロージGM