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【チェコサイクリングツアー/第3ステージ】草場が落車するも完走、ハイペースな山岳が勝負を分けた丘陵ステージ

2019年08月18日

大会3日目は4つの山岳が設定された175kmのステージ。終盤にかけて平坦基調になることもあり、集団ゴールスプリントを狙うステージでした。

コースプロフィール

レースは逃げが決まるとリーダーチームのコントロール下により進行します。中盤には草場啓吾が巻き込まれる落車が発生。ヒヤリとするアクシデントでしたが、幸い軽傷であったため、草場は再乗車し、後方集団にて無事完走を果たしました。

最後の山岳ではリーダーチームのミッチェルトンがペースアップを図り、集団から選手をふるい落とします。そこでスプリントを狙いたいダミアーノ・チーマと吉田隼人が惜しくもドロップ。山岳が終わっても横風区間があったために集団のスピードは緩まず、厳しい展開となり、中根と伊藤も第二集団に取り残される形となりましたが、終盤の平坦区間で他のチームと協力して猛追し、無事にメイン集団へ復帰。最後は80名ほどの集団スプリントとなりました。

チームにとっては結果に繋がらないステージとなりましたが、山岳に重きが置かれた最終ステージでは、好調な中根と伊藤を軸にチーム一丸となり、結果を求めて戦っていきます。

🗣 ヴァレリオ・テバルディ監督のコメント
「チーマでスプリントを狙う作戦だった。草場は日に日に良くなっているが、レース中盤の落車に巻き込まれてしまい残念だったが、無事にゴールできて良かった。伊藤と中根は引き続き好調でトップ集団でゴール。明日のステージで結果を狙いたい。チーマはベストを尽くしたものの最後の登坂でドロップし、スプリントに参加することはできなかった」

🗣 中根英登のコメント
「前輪を引っ掛けられて落車仕掛けて、バイク交換しなければならなくなった時もあったが、南野メカの迅速な対応と吉田さんのサポートのおかげで無事集団に復帰。 最後の山岳ポイントで麓からミッチェルトンがペースアップをしてかなり速い速度で登っていく。やや後ろから突入してしまったが、全開でポジションを前に上げていき山頂通過。 そのままミッチェルトンが先頭でチームTTの様に全開でローテーションして下り基調の横風区間を1列棒状で進む。気づけば30人もいないくらいの先頭集団になっていた。なんとか食らいついていたが、周回コースに入った時にやや遅れてしまう。しかし後ろから40人くらいの追走集団がすぐに来ていたのでそこに乗り、先頭集団に復帰。集団内でゴールした。 昨日よりも脚が動いたのと、最後の山岳ポイントも良い判断と動ける脚があったので調子は上向いている。 今日それが出来たのはトラブルに対応してくれた吉田さんと南野メカのおかげ。 明日の最終日も良い走りが出来るように頑張ります」

🗣 伊藤雅和のコメント
「コースマップを見るとスプリンターも越えられるくらいの山のようで、最後も平坦だったのでダミアーノのスプリント狙いでスタートした。最初からペースが速くて落ち着かなかったが、逃げが決まりミッチェルトンがコントロール。最後の山岳でかなりのペースアップが起きて、ポジションを下げていたため、落ちてくる選手を抜きながら上りきり、上りとその後の横風で集団は分裂。 後ろに取り残されてしまったが、前にチームメートを乗せていないチームもあったため、そのチームらと追走し、周回コースに入る頃に前のグループに追い付くことができた。明日はかなりキツいコースなので全力を出しきって、最後まで集中して走り抜きたい」


📑 リザルト
第3ステージ

1  DAINESE Alberto  SEG Racing Academy   4:01:02
2  RAJOVIĆ Dušan  Adria Mobil
3  ANIOLKOWSKI Stanislaw  CCC Development Team
43  NAKANE Hideto  Nippo Vini Fantini Faizanè
69  ITO Masakazu  Nippo Vini Fantini Faizanè
73  ACOSTA Ruben Dario  Nippo Vini Fantini Faizanè
95  CIMA Damiano  Nippo Vini Fantini Faizanè     +3:57
104  KUSABA Keigo  Nippo Vini Fantini Faizanè
118  YOSHIDA Hayato Nippo Vini Fantini Faizanè

個人総合成績

1   IMPEY Daryl Mitchelton-Scott     8:49:12
2   HAMILTON Lucas Mitchelton-Scott     +0:13
3   JUUL-JENSEN Christopher Mitchelton-Scott    +0:15
53   NAKANE Hideto Nippo Vini Fantini Faizanè    +1:56
54   ITO Masakazu Nippo Vini Fantini Faizanè
56   ACOSTA Ruben Dario Nippo Vini Fantini Faizanè    +2:11
96   CIMA Damiano Nippo Vini Fantini Faizanè     +11:04
112   YOSHIDA Hayato Nippo Vini Fantini Faizanè     +30:20
113   KUSABA Keigo Nippo Vini Fantini Faizanè             +30:36


📸 写真ギャラリー ©️Czech cycling tour / NIPPO – Vini Fantini – Faizane

開催期間/2019年8月15日(木)〜18日(日)
カテゴリー/UCIヨーロッパツアー2.1
開催国/チェコ共和国
ホームページ  http://www.czechcyclingtour.cz/zavody/czech-cycling-tour/
フェイスブック https://www.facebook.com/CzechCyclingTour/

RESULT

【ツアー・オブ・ユタ/第4ステージ】チーム全員で掴み取ったマルコ・カノラの復活勝利

2019年08月18日

アメリカ西部に位置するユタ州で8月12日に開幕した7日間のツアー・オブ・ユタ(UCIアメリカツアー2.1)は折り返しを過ぎ、17日に第4ステージが州都のソルトレイクシティで開催されました。

第4ステージは、市街地を駆け巡る10.8kmの周回コースを8周回する86.4kmのステージ。スタート/フィニッシュ地点の先を山頂とする登坂区間が組み込まれ、周回のうちの半分が登り、半分が下りという、毎周回アップダウンを繰り返すノコギリの歯のような特徴的なコース設定でした。平坦区間はほとんどなく、ショートステージながら獲得標高は1300mを超える厳しいものです。

コースプロフィール

2017年大会も最終日に同じサーキットを使ったステージが組み込まれ、マルコ・カノラが制していることから、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネは、コースと相性の良いカノラを絶対的エースとする作戦でスタートしました。

序盤からアタックの攻防が繰り返される展開になり、毎周回慌ただしくレースが動いていきますが、中盤になるとライバルであるワージープロサイクリングのエース級選手が2名で抜け出しを図り、そこに他チームのエースも合流。16名の非常に危険な逃げが先行し、集団から1分弱のリードを奪います。

総合成績には影響しない動きだったため、リーダーチームに代わり、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネが集団の主導権を取り、総力をかけて先頭16名を猛追。そしてタイム差約25秒、先頭集団の背中がはっきりと見え始めたところで、カノラが数名の選手を引き連れてブリッジを仕掛けます。

ラスト2周目でカノラは先頭集団に合流し、そのタイミングで先頭集団からアタックがかかり始めます。最終周回へと入り、2選手が先頭集団から抜け出す展開となり、カノラらの追走集団は一旦メイン集団に吸収。メイン集団でもアタックが頻発し、終盤にはトレーニーのフィリッポ・フィオレッリが力強い走りで追走を仕掛けるシーンもありました。

そして残り1kmでカノラの集団は先頭を吸収することに成功。これまでの激しい攻防により、集団はわずか18名に絞られており、チームメイトの素晴らしい献身的な走りにより、チャンスを得たカノラが残り300mからスプリントを開始して、見事先着しました。カノラは今大会第1ステージのゴールスプリントで落車し全身を負傷。今日も包帯が残る痛々しい身体でしたが、満面の笑みで表彰台の頂点に立ちました。

チームのエースを担うカノラですが、2017年のジャパンカップを最後に勝利に恵まれず、1年半以上ものあいだ、あと一歩のところで悔しい思いを積み重ねてきました。満身創痍の状態ながらも、勝利への執念で掴んだ今日の勝利をカノラはとても喜んでおり、「これで今までの良くなかった時期を終わりにしたい」とコメント。またチーム全員が全力を尽くして作り上げたレースが勝利に繋がり、チーム全員にとっても素晴らしい勝利となりました。

🗣 マルコ・カノラのコメント

3日前の落車のあとは、心身ともにドン底で、まさか今大会で勝つことができるなんて思ってもいなかった。また勝利することができて、この勝ったときの素晴らしい気持ちを取り戻すことができて本当に嬉しく思う。危険な逃げを捕まえるためにチームメイトたちは本当に力を尽くしてくれた。彼らに勝利で恩返しすることができて良かった。最後のスプリントでは、気持ちがコントロールできていたので、冷静にスプリントを仕掛ける最善のタイミングをしっかりと見極め、残り300mで開始した。今大会に向けて、非常に良い調子だったが、落車のあとは夜もしっかり眠れないような状態だった。今回の勝利をこれまでの良くない期間を終わらせる転機にしたい。


🗣 初山翔のコメント

15時間の時差がある地でのレースというのはかなり稀で高地ということも合わせて、現地入りしてからかなり感触が悪い日々が続いていた。理想を言うならばレースまで2週間ほどの順応期間が欲しいところだが、現地入りして5日間でレースだったので致し方のないところだと思う。 それでも日に日に体調も良くなり、今日良い報告をすることができた。

自分たちのチームが勝負できるステージは数多くなく、今日に賭けていたといっても過言ではない。 エースをカノラ一本に絞り、自分たちで集団をコントロールすることにスタート前から決めていた。 想定より人数の多い逃げが決まり、たった3人での追走は困難を極めたが、全力を尽くし、エースはそれに応えてくれた。

自分がチームに貢献できたと自信を持って言えるときのチームの勝利は自身の勝利のように嬉しい。 チームの皆に感謝している。 明日からもレースは続くが今日ように、力を尽くさなくてはいけない場面で全力を尽くせるように、プロチームの一員だということを忘れずに走りたい。


🗣 マリオ・マンゾーニ監督のコメント

今日の目標は逃げを捕まえ、カノラで勝つこと。自分たちが勝ちたいと願い、勝つために集団をコントロールし、そして勝った。選手一人一人のコンディションがどうだったかということではなく、とにかく選手全員が最高の仕事をした。カノラは今日のスプリントだけでなく、落車のあと、本当に辛い思いをして、そこからこの勝利を掴んだ。その過程は賞賛に値する素晴らしいもの。このようなレースができたことを幸せに思う。


📄 リザルト
第4ステージ
1 CANOLA Marco Nippo Vini Fantini Faizanè 1:56:54
2 MCCABE Travis Worthy Pro Cycling
3 RHIM Brendan Arapahoe – Hincapie p/b BMC
53 FIORELLI Filippo Nippo Vini Fantini Faizanè +0:45
62 LONARDI Giovanni Nippo Vini Fantini Faizanè +1:23
64 SANTAROMITA Ivan Nippo Vini Fantini Faizanè +1:39
65 ZACCANTI Filippo Nippo Vini Fantini Faizanè
90 HATSUYAMA Sho Nippo Vini Fantini Faizanè +4:10

個人総合成績
1 HERMANS Ben Israel Cycling Academy 12:27:18
2 PICCOLI James Elevate – KHS Pro Cycling   + 0:44
3 EG Niklas Trek – Segafredo +1:06
23 FIORELLI Filippo Nippo Vini Fantini Faizanè +12:47
49 CANOLA Marco Nippo Vini Fantini Faizanè +27:03
50 ZACCANTI Filippo Nippo Vini Fantini Faizanè +27:23
52 SANTAROMITA Ivan Nippo Vini Fantini Faizanè +28:43
65 HATSUYAMA Sho Nippo Vini Fantini Faizanè +37:39
70 LONARDI Giovanni Nippo Vini Fantini Faizanè +39:23


📸 写真ギャラリー ©️ Bettini


▶ レース情報
15th The Larry H.Miller Tour of Utah
第15回 ツアー・オブ・ユタ

開催期間/2019年8月12日(月)〜18日(日)
カテゴリー/UCIアメリカツアー2.HC
開催国/アメリカ合衆国
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ハッシュタグ #TOU2019

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【ブエルタ・ア・ブルゴス/第4ステージ】今大会最後の平坦ステージで西村大輝が150kmに渡り集団コントロールに参加

2019年08月17日

5日間の大会、4日目。最終日は厳しい山岳ステージとなるため、この日が最後の平坦ステージでした。しかし、ゴール前2kmは長い登坂区間になっており、円形闘技場の遺跡横にフィニッシュします。

コースプロフィール

序盤より逃げが決まり、落ち着いてレースは進行。ロバトをエースに集団ゴールスプリントの展開に持ち込みたいため、前半より西村大輝がリーダーチームや他のスプリントチームとともに集団を牽引。逃げとのタイム差をコントロールし、フィニッシュを前に集団は問題なく逃げを吸収します。

ゴール前の長い登坂区間で集団は大きく縦に伸び、ロバトはやや後方でフィニッシュ。17秒差の23位という結果でした。今日は調子が優れず、上位入賞はなりませんでしたが、チームとしてよく機能したステージで、ステージの大部分にわたって集団牽引を続けた西村大輝も高い評価を得ました。


🗣 アレッサンドロ・ドナーティ監督のコメント
「ロバトのスプリントで勝負をする作戦。今日の西村の走りは素晴らしく、他のチームと協力しながら150kmに渡り、集団を牽引して、逃げを吸収するのに大きく貢献した。ロバトは後方からスプリントに挑む形となってしまったが、そうでなくても、今日の調子は良くなかった。ボウは集団内でステージをこなし温存できたので、明日のステージに期待したい」

🗣 西村大輝のコメント
「ミーティングで、監督から第2ステージの様に自分が集団牽引に参加して前で距離を消化して、最後の上りスプリントに備えようと言われた。デルコ、カハルラル、ディメンションデータの4人で永遠とローテーションを回し、113キロ地点の風でのペースアップで一旦後ろに下がってしまったが、それが落ち着いてからは再度ローテーションに加わった。 目視で逃げとのタイム差が10秒ほどになり、もう間もなく集団が一つになるという所で、他チームが隊列を組んで上がってき、集団牽引を行なっていた四人は後ろへと下がった。 今日はスタートから一日中働いていたので、疲れてはいるが、明日もチームからの指示を全うできるように頑張りたい」


📑 リザルト
第4ステージ

1  ARANBURU Alex  Caja Rural – Seguros RGA     4:07:55
2  RIABUSHENKO Alexandr  UAE-Team Emirates
3   COSTA Rui  UAE-Team Emirates
23  LOBATO Juan José  Nippo Vini Fantini Faizanè   + 0:17
44   BOU Joan  Nippo Vini Fantini Faizanè     +0:30
83  OSORIO Alejandro  Nippo Vini Fantini Faizanè     +2:20
99  CIMA Imerio  Nippo Vini Fantini Faizanè     +4:03
112   NISHIMURA Hiroki  Nippo Vini Fantini Faizanè     +5:04

個人総合成績

1   SOSA Iván Ramiro Team INEOS     15:19:51
2   RODRÍGUEZ Óscar Euskadi Basque Country – Murias    +0:17
3   PEDRERO Antonio Movistar Team    +0:24
17   BOU Joan Nippo Vini Fantini Faizanè    +2:47
69   OSORIO Alejandro Nippo Vini Fantini Faizanè     +16:26
83   LOBATO Juan José Nippo Vini Fantini Faizanè     +19:51
96   CIMA Imerio Nippo Vini Fantini Faizanè     +25:13
104   NISHIMURA Hiroki Nippo Vini Fantini Faizanè     +27:38

📸 写真ギャラリー ©︎ Bettini


▶ レース情報
Vuelta a Burgos
ブエルタ・ア・ブルゴス

開催期間/2019年8月13日(火)〜17日(土)
カテゴリー/UCIヨーロッパツアー2.HC
開催国/スペイン
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