RESULT

【ツール・ド・スイス/第2ステージ】ロードレース初日にネオプロのザッカンティが山岳賞ジャージを獲得

2018年06月11日

6月9日(土曜日)に開幕した世界最高峰UCIワールドツアーのツール・ド・スイス。初日のチームタイムトライアルを終え、10日(日曜日)にロードレース初日となる第2ステージが、スイス北部のフラウエンフェルトを拠点にして開催されました。



第2ステージは39km、途中に3級山岳を含む周回コースを4周回する155kmステージで、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニの目標は、最初の逃げに必ず選手を送り込み山岳賞ジャージを獲得すること、また今後の山岳ステージで総合成績を狙うイヴァン・サンタロミータと、スプリントでの区間成績を狙うエドゥアルド・グロスを先頭集団に送り込むこと。

スタート直後より、作戦どおりにフィリッポ・ザッカンティが、カルヴィン・ワトソン(アクアブルースポート)、ペリグ・ケムヌール(ディレクトエネルジー)とともに抜け出しに成功。その後、ザッカンティは山岳賞獲得に狙いを定め、4回あるうちの、1回目から3回目まで、3つの山岳ポイントを首位通過することに成功します。そして、3回目の山岳を通過した時点で、ザッカンティの山岳賞ジャージ獲得が確実なものとなりました。

3周回目の山岳では、メイン集団より地元選手であるミヒャエル・アルバジーニ(ミッチェルトン・スコット)が単独でブリッジを仕掛け、ザッカンティの先頭集団に合流。しかし、最終周回に入って逃げていた4選手はみなメイン集団に吸収されました。

最終周回は非常にハイペースで進み、山岳では多くの選手が集団から脱落していきました。NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニもサンタロミータと伊藤雅和のみが先頭集団に残りましたが、その後の度重なるアタックの攻防により、集団はさらに人数を減らし、最後は伊藤もドロップ。サンタロミータは最後までメイン集団に食らいつき、タイム差なしの57位でのフィニッシュしました。

また最終周回、残り約35km付近では、アラン・マランゴーニがクラッシュするアクシデントもありましたが、幸い大事には至らず、集団復帰を果たし、第2ステージを完走しています。

レースを終えて、水色の山岳賞ジャージに笑顔で袖を通したザッカンティは、今季プロデビューを果たした22歳の新人で、今回のツール・ド・スイスが初めて走るUCIワールドツアーのレースです。今後、厳しい山岳ステージが続くことから、ジャージを守り抜くことは難しいと考えられますが、1日でも長く着用するべく、チームで力を合わせていきます。

リザルト
第2ステージ
1 SAGAN Peter BORA – hansgrohe 3:50:09
2 GAVIRIA Fernando Quick-Step Floors
3 HAAS Nathan Team Katusha – Alpecin
57 SANTAROMITA Ivan Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
120 ITO Masakazu Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +2:02
125 CUNEGO Damiano Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +7:27
129 HATSUYAMA Sho Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
130 ZACCANTI Filippo Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
135 MARANGONI Alan Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +10:01


個人総合成績
1 KÜNG Stefan BMC Racing Team 4:10:24
2 VAN AVERMAET Greg BMC Racing Team +0:03
3 PORTE Richie BMC Racing Team
57 SANTAROMITA Ivan Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +2:04
128 ZACCANTI Filippo Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +9:29
129 HATSUYAMA Sho Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +10:10
130 GROSU Eduard Michael Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +10:22
131 CUNEGO Damiano Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
141 MARANGONI Alan Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +12:05

山岳賞
1 ZACCANTI Filippo Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini 9
2 QUEMENEUR Perrig Direct Energie 6
3 OSS Daniel BORA – hansgrohe 3


フィリッポ・ザッカンティのコメント
逃げに乗り、その結果、山岳賞ジャージを獲得できたことをとても嬉しく思う。とくに最初の山岳ポイントは全員が欲しいと思っていたので、一番厳しかった。しかし、最初のポイントを獲得できたことで、2回目は落ち着いて、自信をもって取りにいけた。昨日のチームタイムトライアルを終えて、今日が自分にとって初めてのワールドツアーのロードレースだったが、このような結果を出せて本当に嬉しい。



伊藤雅和のコメント
今日のコースは同じ周回を4周する。自分の仕事は逃げではなく集団待機でサンタロミータを助けたり、何かトラブルがあったときに対処できるようにということ。スタートしてすぐにザッカンティが逃げて集団は落ち着く。残り2周から徐々にペースが速くなり、残り1周の上りはとてつもなく速かった。位置取りに手間取り、後ろから上り始めたので余計にキツかった。前の集団に残れなかったことが悔やまれる。 明日も集中して乗り切りたい。



初山翔のコメント
自分かザッカンティが逃げに乗ることがオーダー。自分は集団に残り、距離を消化したが、依然として厳しい状態と言わざるをえない。メリハリをつけて、どこかでなにかしたいと思っている。

レース情報
Tour de Swiss
開催期間/2018年6月9日(土曜日)〜17日(日曜日)
カテゴリー/2.UCIワールドツアー
開催国/スイス

公式サイト http://www.tourdesuisse.ch/en/
フェイスブック https://www.facebook.com/tourdesuisse/
ツイッター https://twitter.com/tds
ハッシュタグ #TdS #TourdeSuisse

6月9日(土)第1ステージ Frauenfeld › Frauenfeld (TTT / 18k)
6月10日(日)第2ステージ Frauenfeld › Frauenfeld (155k)
6月11日(月)第3ステージ Oberstammheim › Gansingen (182k)
6月12日(火)第4ステージ Gansingen › Gstaad (189k)
6月13日(水)第5ステージ Gstaad › Leukerbad (155k)
6月14日(木)第6ステージ Fiesch › Gommiswald (186k)
6月15日(金)第7ステージ Eschenbach/Atzmännig › Arosa (170k)
6月16日(土)第8ステージ Bellinzona › Bellinzona (123k)
6月17日(日)第9ステージ Bellinzona › Bellinzona (ITT / 34k)

今後のレーススケジュール(予定)
6月9日〜17日 Tour de Swiss スイス 2.ワールドツアー
6月13日〜17日 Tour of Slovenia スロベニア ヨーロッパツアー2.1
6月20日〜24日 Adriatica Ionica Race イタリア ヨーロッパツアー2.1
6月24日 全日本選手権 日本・島根 ナショナル選手権
7月22日〜8月4日 Tour of Qinghai Lake 中国 アジアツアー2.HC
8月6日〜12日 The Larry H.Miller Tour of Utah アメリカ アメリカツアー2.HC
8月7日〜11日 Vuelta a Burgos スペイン ヨーロッパツアー1.HC
8月15日〜18日 Tour du Limousin フランス ヨーロッパツアー2.1

RACE

【ツール・ド・スイス/事前情報】クネゴの現役最後のビッグレース、9日間の山岳ステージレースに伊藤と初山が参戦

2018年06月08日

6月9日(土曜日)から17日(日曜日)まで9日間にわたってスイス全土を駆け抜けるUCIワールドツアーのツール・ド・スイスに、今年、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニは主催者招待枠(ワイルドカード)を獲得して初出場します。7月に開催される世界最高峰のツール・ド・フランス。その前哨戦とも言われる厳しい山岳ステージが組み込まれた世界トップレベルの大会です。

山岳重視ではあるものの、9つのステージはバリエーションに富んでおり、初日は18kmのチームタイムトライアル、最終日は34kmの個人タイムトライアルとなっています。第5ステージと第7ステージが山頂フィニッシュとなっており、とくに第7ステージは超級山岳アロサでの厳しい山頂決戦となります。また第6ステージも途中標高2429mのフルカ峠を含む2つの超級山岳が組み込まれており、この第5から第7ステージにかけてが今年のハイライトとなります。(イラスト上より第5、第6、第7ステージのコースプロフィール)



NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニのエースを担うのは、現役最後のワールドツアーレースに挑むダミアーノ・クネゴと、チーム屈指のピュアクライマーであるイヴァン・サンタロミータ。クネゴは個人総合成績で何度も上位に入っており、とても相性の良いレースで、今回は区間優勝を狙って走ります。第8ステージなど平坦基調のステージでは、エドゥアルド・グロスがエースとなり、スプリントでの勝利を狙います。

日本人選手は今季初のワールドツアーとなる伊藤雅和と、春先のワールドツアーでは逃げに乗るなど大活躍した初山翔、登坂力に優れる2選手が出場します。初山はベストコンディションとは言えない状態ですが、日に日にコンディションをあげるべく走り、2選手ともに世界トップのレースでチームに貢献しながら、貴重な経験を重ねていきます。また第2監督を務めるのは福島晋一監督です。

出場選手
伊藤雅和
初山翔
ダミアーノ・クネゴ(イタリア)
イヴァン・サンタロミータ(イタリア)
アラン・マランゴーニ(イタリア)
エドゥアルド・グロス(ルーマニア)
フィリッポ・ザッカンティ(イタリア)
監督: ヴァレリオ・テバルディ、福島晋一


伊藤雅和のコメント
今年初のワールドツアーレース。厳しいコースが多いレースだけど毎日我慢してチームのためにしっかり仕事をこなしたい。 日本にいるときにたくさんの方々が「スイス頑張って!」と言ってくれたので、その言葉に応えれるように頑張ります。



初山翔のコメント
春先のストラーデビアンケ、ティレーノ〜アドリアティコ、ミラノ〜サンレモに続いて世界のトップレースであるツール・ド・スイスに出走できて、とても光栄です。 このレベルのレースのスタート地点に立つことがどれほどのことか、ぼくの日本語力では表現できない。 正直にいえば、トップコンディションとはいえない状態であるが、この非常に大事な機会を無駄にしないように、全力で走り続けたい。



ダミアーノ・クネゴのコメント
観客や主催者の雰囲気が素晴らしく、そして美しい大自然を舞台にした厳しいレースという印象をもっている。大好きなレースの一つで、これまで4回の総合成績トップ10、なかでも2011年は2位に入るなど、数多くの好成績を上げてきた。しかし、これまで一度も区間優勝をあげたことがないので、最後に走る今年は、いくつかのステージに狙いを定め、勝利をめざしたい。



ヴァレリオ・テバルディ監督のコメント
シーズンの中で非常に重要なレースの一つであり、今回は唯一のイタリア籍のチームとして出走する。クネゴにとっては、過去に多くの好成績を残しているレースであり、引退前最後のワールドツアーレースになる。サンタロミータが登りのステージでのエースとなり、入念なトレーニングを積んでの参戦、またいくつかのステージではグロスのスプリントにもチャンスがあるだろう。初山、伊藤、マランゴーニ、ザッカンティはチームを支える役割になるが、チームで協力して、1つでも上の成績を掴みたい。


レース情報
Tour de Swiss
開催期間/2018年6月9日(土曜日)〜17日(日曜日)
カテゴリー/2.UCIワールドツアー
開催国/スイス

公式サイト http://www.tourdesuisse.ch/en/
フェイスブック https://www.facebook.com/tourdesuisse/
ツイッター https://twitter.com/tds
ハッシュタグ #TdS #TourdeSuisse

ライブ配信 DAZN

6月9日(土)第1ステージ Frauenfeld › Frauenfeld (TTT / 18k)
6月10日(日)第2ステージ Frauenfeld › Frauenfeld (155k)
6月11日(月)第3ステージ Oberstammheim › Gansingen (182k)
6月12日(火)第4ステージ Gansingen › Gstaad (189k)
6月13日(水)第5ステージ Gstaad › Leukerbad (155k)
6月14日(木)第6ステージ Fiesch › Gommiswald (186k)
6月15日(金)第7ステージ Eschenbach/Atzmännig › Arosa (170k)
6月16日(土)第8ステージ Bellinzona › Bellinzona (123k)
6月17日(日)第9ステージ Bellinzona › Bellinzona (ITT / 34k)

今後のレーススケジュール(予定)
6月9日〜17日 Tour de Swiss スイス 2.ワールドツアー
6月13日〜17日 Tour of Slovenia スロベニア ヨーロッパツアー2.1
6月20日〜24日 Adriatica Ionica Race イタリア ヨーロッパツアー2.1
6月24日 全日本選手権 日本・島根 ナショナル選手権
7月22日〜8月4日 Tour of Qinghai Lake 中国 アジアツアー2.HC
8月6日〜12日 The Larry H.Miller Tour of Utah アメリカ アメリカツアー2.HC
8月7日〜11日 Vuelta a Burgos スペイン ヨーロッパツアー1.HC
8月15日〜18日 Tour du Limousin フランス ヨーロッパツアー2.1

RESULT

【GPデュ・カントン・ダルゴヴィ】スイスのHCワンディレースでカノラが3位表彰台、伊藤雅和も健闘!

2018年06月08日

6月7日(木曜日)にスイス北部のギッピンゲン(Gippingen)を拠点に55回目の開催となるワンディレース、GPデュ・カントン・ダルゴヴィ(UCIヨーロッパツアー1.HC)が開催されました。

9.15kmの小さな周回コースを3周回したあと、19.8kmの大きな周回を8周回する185.9kmのレースで、大きな周回コースには高低差約100mの登坂区間が組み込まれていました。

6つのUCIプロチーム、7つのプロコンチネンタルチームが参戦するハイレベルなレースとなりましたが、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニは、ツアー・オブ・ジャパンでの遠征疲れや時差が抜け、調子の良いマルコ・カノラをエースに挑みました。

序盤より4選手が逃げる展開でレースは進んでいき、一時は7分ほどにタイム差が広がりましたが、ヨーロッパチャンピオンのアレクサンドル・クリストフ擁するUAEチームエミレーツが集団ゴールスプリントに持ち込むべくコントロール。3名となった先頭集団に1分ほどのタイム差で最終周回に入ったメイン集団は、次第に逃げていた選手たちを全員吸収し、30名ほどに人数を減らした集団でのゴールスプリントになりました。

調子の良さを感じていたカノラが早めにスプリントをしかけ、勝者となるクリストフ、2位のフランチェスコ・ガバッツィ(アンドローニ)に交わされたものの、ピュアスプリンターを相手に3位入賞。今季5回目のトップ3リザルトを残しました。

またアシストとしての走りに徹した伊藤雅和は、16秒差の第2集団内42位でのフィニッシュ。40位までに与えられるUCIポイント獲得を逃したことは残念ですが、ヨーロッパの超級ワンディレースで、チームの好成績に貢献し、最後まで走りきれたことは大きな自信に繋がりました。


リザルト
1 KRISTOFF Alexander UAE-Team Emirates 4:18:24
2 GAVAZZI Francesco Androni – Sidermec – Bottecchia
3 CANOLA Marco Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
42 ITO Masakazu Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +0:16
55 ZACCANTI Filippo Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +0:22
60 SANTAROMITA Ivan Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +0:32
DNF HATSUYAMA Sho Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
DNF MARANGONI Alan Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
DNF GROSU Eduard Michael Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini


出場選手
伊藤雅和
初山翔
マルコ・カノラ(イタリア)
イヴァン・サンタロミータ(イタリア)
アラン・マランゴーニ(イタリア)
エドゥアルド・グロス(ルーマニア)
フィリッポ・ザッカンティ(イタリア)
監督: ヴァレリオ・テバルディ


マルコ・カノラのコメント
チームの貢献的な走りがあり、このような成績を残せたことを嬉しく思っている。最後は調子の良さを感じていたので、早めに仕掛けてスプリントで勝負をすることを決めた。クリストフが後ろにつき、抜き去っていったことは残念だけど、調子が上がっていることを確認でき、6月末のイタリア選手権に向けて、とても良い手応えを掴むことができた。



伊藤雅和のコメント
大きい逃げには注意して最後はカノラのスプリントという作戦。 カノラの近くで常に走って、1回登りで止まった時も待って引き上げて、いい位置で走れるように集団の前まで連れていったりしたことが、今日の仕事だった。 最後までメイン集団に残れて最後カノラが前に行ったのを見て自分は安全にゴールした。 リザルト見たらポイント圏内まであと少しだったので、しっかりもがけば良かったと後悔している。



初山翔のコメント
力を全く感じない一日となってしまい、なす術なく遅れてリタイヤとなった。 残念です。



ヴァレリオ・テバルディ監督のコメント
UAEチームエミレーツがスプリントでの勝利をめざしてレースをコントロールした。自分たちチームもカノラをエースに、チームで協力しながらレースに挑んだ。伊藤、ザッカンティ、サンタロミータの働きはとくに良く、最後カノラを前方集団に送り込むことに大きく貢献し、カノラも最大限の力でチームの目標であった表彰台を獲得してくれた。正しいトレーニングやチームワークの積み重ねがあれば、必ず結果が出るということを証明するレースだった。



レース情報
GP du canton d’Argovie / GP Kanton Aargau
開催期間/2018年6月7日(木曜日)
カテゴリー/ヨーロッパツアー1.HC
開催国/スイス

Gippingen – Gippingen 185.9km

公式サイト https://www.gippingen.ch/gp-kanton-aargau
フェイスブック https://www.facebook.com/radsporttage
ツイッター  https://twitter.com/GP_GIPPINGEN
ハッシュタグ #gpgippingen


今後のレーススケジュール(予定)
6月7日 GP du canton d’Argovie スイス ヨーロッパツアー1.HC
6月9日〜17日 Tour de Swiss スイス 2.ワールドツアー
6月13日〜17日 Tour of Slovenia スロベニア ヨーロッパツアー2.1