RESULT

【コッパ・サバティーニ】トスカーナでの丘陵ワンディレースでフアンホセ・ロバトが優勝

2018年09月21日

今年で66回目の開催を迎えたイタリア・トスカーナ地方でのワンディレース、コッパ・サバティーニ(UCIヨーロッパツアー1.1)は、丘の上の美しい小さな町ペッチョリを拠点に変則的な周回コースを使う195,9 kmのレース。合計10回通過するフィニッシュラインは高低差約80mを一気に駆け上がる丘の上に設定されており、終盤はその登坂区間を含む12.2kmの短い周回コースを6周回するコースレイアウトでした。また、今年は7つのワールドツアーチームをはじめ、多くのトップ選手が参戦し、ハイレベルなレースになりました。

序盤より、レース復帰したばかりのエドゥアルド・グロスを含むプロコンチネンタルチーム6名の逃げが先行していきます。集団をコントロールするのはチームスカイ、バーレーン・メリダ、FDJといった有力なワールドツアーチーム。逃げは順調に距離を重ね、最後の小さな周回コースまでリードを保ち先行しました。残り50kmを切ると、グロスをはじめ遅れる選手が出始め、一時単独でファウスト・マスナダ(アンドローニ)が先頭に立ちます。

集団内での動きも活発になり、周回を重ねるごとに登坂区間でのスピードもペースアップ。最終周回に入る前に集団は一つとなり、次々にアタックがかかっていきますが、決定的なものはなく、残り1kmの鋭角コーナーを抜け、登坂区間に差し掛かるとヴィンチェンツォ・アルバネーゼ(バルディアーニ)がカウンターアタック。しかし、残り400mの急カーブでバランスを崩して落車するアクシデントが発生すると、アルバネーゼのすぐ後ろに付けていたメイン集団が動揺した一瞬の隙をついて、フアンホセ・ロバトが一気に集団を引き離す素晴らしいアタックで先頭に立ち、そのまま後続を寄せ付けずにフィニッシュラインに先着しました。後続のメイン集団でのスプリントはマルコ・カノラが3番手、全体の4位でフィニッシュ。マルコ・ティッツァも11位に続く好成績を残しました。

ロバトは、今季序盤はチーム探しに翻弄し、2月下旬よりNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニのメンバーとなり、通常よりも遅いシーズンインを迎えました。しかし、5月には鎖骨骨折の不運に見舞われ苦難のシーズンを送っていたため、彼にとって今回の勝利は大きな意味をもつもので、ゴール後の彼のもとにはチームの垣根を越えて、大勢の選手たちが祝福に集まりました。ロバトの通算勝利数は15、チームの今季勝利数は10となりました。

リザルト
1 LOBATO Juan José Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini 4:41:40
2 COLBRELLI Sonny Bahrain Merida Pro Cycling Team
3 MOSCON Gianni Team Sky
4 CANOLA Marco Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
11 TIZZA Marco Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
53 PONZI Simone Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +0:33
85 BAGIOLI Nicola Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +1:33
86 HATSUYAMA Sho Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +1:40
DNF GROSU Eduard Michael Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini

出場選手
初山翔
マルコ・カノラ(イタリア)
フアンホセ・ロバト(スペイン)
シモーネ・ポンツィ(イタリア)
マルコ・ティッツァ(イタリア)
エドゥアルド・グロス(ルーマニア)
ニコラ・バジョーリ(イタリア)
監督:マリオ・マンゾーニ


フアンホセ・ロバトのコメント
厳しいシーズンの終わりに勝利することができて、心から嬉しく思っている。今年は遅いシーズンイン、そしてシーズン中盤はケガのためにレースに出場できず、本当に辛いシーズンだった。今はとても気分が良く、シーズン序盤に自分を信じてくれたチームに恩返しをすることができて良かった。チームにとって重要なイタリアのレースで、名だたるトップ選手たちを相手に勝てたことも嬉しい。


初山翔のコメント
スタート直後の大きな逃げに気をつけて、レース最後は今日の登りゴールに向いてる3選手の位置どりに尽力するようにとオーダーを受ける。 集団内で距離を消化したが、とても暑く、ボトルの消費が激しかったので忙しかった。 ラスト2周からポジション争いのアシストをするが、平坦でアシストをしてからの登りはとてもきつかった。 最終周回の登り口で出し切ってゴールした。


今後のレーススケジュール(予定)
9月17日〜23日 Tour of China II 中国 アジアツアー2.1
9月22日 Memorial Marco Pantani イタリア ヨーロッパツアー1.1
9月23日 Trofeo Matteotti イタリア ヨーロッパツアー1.1
10月6日〜13日 Tour of Taihu Lake 中国 アジアツアー2.1
10月6日 Giro dell’Emilia イタリア ヨーロッパツアー1.HC
10月7日 Gran Premio Bruno Beghelli イタリア ヨーロッパツアー1.HC
10月9日 Tre Valli Varesine イタリア ヨーロッパツアー1.HC
10月10日 Milano-Torino イタリア ヨーロッパツアー1.HC
10月13日 Il Lombardia イタリア 1.ワールドツアー

RACE

中根英登がロード世界選手権に日本代表として出場

2018年09月19日

9月30日(日曜日)にオーストリア・インスブルックにて開催されるUCIロード世界選手権・男子エリートの日本代表に中根英登が選出されました。世界選手権は年に一度開催される世界チャンピオンを決めるワンディレース。勝者には5色のストライプ(虹色)が施されたアルカンシェルジャージが贈られ、1年間着用できます。世界チャンピオンのステータスは非常に高いもので、現在スロバキアのペーター・サガンが三連覇中です。

各国に世界選手権の出場枠を割り振る8月12日時点のUCIワールドランキングで、日本は国別ランキング33位。31位以下50位までの出場枠は1枠(21位から30位は4枠)となっており、非常に少ない出場枠ですが、コースプロフィールに適した脚質であることや8月下旬のアジア大会での活躍が評価され、中根が日本代表として選出されました。中根の世界選手権出場は全カテゴリーを通じて初めてとなります。

男子エリートはクーフシュタイン(KUFSTEIN)からスタートし、インスブルックにゴールする258.5km。スタート後、84.7km走行して23.9kmの周回コースに入り、そこを6周回したあと男子エリートのみが使用する1周31kmのコースを通ってフィニッシュを迎えます。どちらの周回コースにも厳しい登坂区間が設定されており、フィニッシュ前は平坦ですが、近年の世界選手権のコースのなかでも特に登坂力が問われるコース設定となっています。

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニからは、中根が唯一、国の代表として世界選手権に出場します。またチームメカニックの西勉も引き続き日本ナショナルチームのスタッフとして参加、選手たちが最大限の力を発揮できるよう水面下から支えます。


中根英登のコメント
世界選手権には初めて出場するが、世界トップクラスの選手が集う欧州のレースは昨年から所属チームで出場させてもらっているので、とてつもなくキツく厳しいレベルというのは百も承知。 世界選手権はまた雰囲気が違うかもしれないが、このチームでの経験があってトップのレベルを知っているからこそ、気負いやレースに対する不安恐れなどは特にない。ただ全力を尽くすのみ。自分の力をしっかり出し切り、世界トップクラスの先頭集団にどこまで食らいついていけるかが、むしろ楽しみです。 頑張ります!

大門宏監督のコメント
昨年、コースが正式に発表されたときから山岳が得意な中根に向いているコースだとは感じていたが、今年のツアー・オブ・アルプスのステージで同じコースを通った時もそれとなく意識はしていたと思う。 連盟も3名以上の出場枠獲得を目標としていることを国内のロード選手(チーム)に促し目指していたが、我々の度量も及ばず1枠となり、世界選手権では実績も豊富な新城選手に託されるのが当然の流れだと思っていた。 結果的に中根選手が選ばれた背景には、8月のオランダでのクラッシュによる大怪我の影響があったのだと思い残念だったが、アジア大会での登坂区間での実績も評価されたのだと思う。

これからは世界選手権の前哨戦として良いタイミングで実施されるイタリアで連戦にエントリーさせながら本番で1番ベストなコンディションでスタートラインに立たせるためにイタリア人スタッフとも連携を取りながら準備して行きたい。

世界選手権本番のレースのミッションに関して自分の立場から何も言うことはない。まずはナショナルチームを率いる浅田監督の采配に良く耳を傾けることが大切。 ナショナルチームから期待されていることは、勝負が動く後半(特に最後の1時間)の走りと結果だと思うので、ワンポイントでもナショナルチームの観点で評価に値する走り、結果に結び付くことを願っている。

レース情報
2018ロード世界選手権大会    インスブルック・チロル大会
開催期間/2018年9月23日(日)〜30日(日)
開催国/オーストリア

公式サイト https://www.innsbruck-tirol2018.com/en/
フェイスブック https://www.facebook.com/InnsbruckTirol2018
ツイッター  https://twitter.com/ibk_tirol2018
ハッシュタグ  #InnsbruckTirol2018

今後のレーススケジュール(予定)
9月17日〜23日 Tour of China II 中国 アジアツアー2.1
9月18日、19日 Giro della Toscana イタリア ヨーロッパツアー2.1
9月20日 Coppa Sabatini イタリア ヨーロッパツアー1.1
9月22日 Memorial Marco Pantani イタリア ヨーロッパツアー1.1
9月23日 Trofeo Matteotti イタリア ヨーロッパツアー1.1
10月6日〜13日 Tour of Taihu Lake 中国 アジアツアー2.1
10月6日 Giro dell’Emilia イタリア ヨーロッパツアー1.HC
10月7日 Gran Premio Bruno Beghelli イタリア ヨーロッパツアー1.HC
10月9日 Tre Valli Varesine イタリア ヨーロッパツアー1.HC
10月10日 Milano-Torino イタリア ヨーロッパツアー1.HC
10月13日 Il Lombardia イタリア 1.ワールドツアー

RESULT

秋のイタリア・ワンディレース連戦に初山翔と中根英登が参戦

2018年09月18日

9月から10月中旬に開催されるシーズン最後の名門クラシックレース「イル・ロンバルディア(UCIワールドツアー)」までの期間中、イタリアでは多くのワンディレースが開催されます。ロード世界選手権がこの期間中に開催されることもあり、どの大会も非常にレベルが高く、長い伝統をもつレースが多くなっています。

先週末のコッパ・アゴストーニ、コッパ・ベルノッキから連戦がスタートしていますが、今週から日本人選手もチームロースターに加わり、秋の重要なレースに挑みます。現時点で9月19日(木)のジロ・デラ・トスカーナに中根英登、20日(金)コッパ・サバティーニに初山翔が出場予定。二選手は今後もイタリアの連戦に随時出場していきます。

●レースカレンダー(イタリアのみ)

9月15日 Coppa Agostoni – Giro delle Brianze ヨーロッパツアー1.1
9月16日 100° Coppa Bernocchi – 43° GP BPM ヨーロッパツアー1.1
9月19日 Giro della Toscana – Memorial Alfredo Martini ヨーロッパツアー1.1
9月20日 Coppa Sabatini – Gran Premio città di Peccioli ヨーロッパツアー1.1
9月22日 Memorial Marco Pantani   ヨーロッパツアー1.1
9月23日 Trofeo Matteotti   ヨーロッパツアー1.1
10月6日 Giro dell’Emilia ヨーロッパツアー1.HC
10月7日 Gran Premio Bruno Beghelli ヨーロッパツアー1.HC
10月9日 Tre Valli Varesine ヨーロッパツアー1.HC
10月10日 Milano-Torino  ヨーロッパツアー1.HC
10月11日 Gran Piemonte   ヨーロッパツアー1.HC
10月13日 Il Lombardia   1.ワールドツアー

中根英登のコメント
今年の欧州レースシーズンを締めくくる連戦。
昨年も参戦しているので、昨年以上の走りが出来るように
1戦1戦集中して全力でトライしていきたい。


初山翔のコメント
シーズンが始まるまえから重要と認識していた秋のイタリア連戦。
自分にとってだけでなく、チームにとっても重要になることから、
自分に期待される働きも厳しいものになると思うが、
個人的に高地合宿をするなどして準備してきたので頑張りたい。
引き続き、皆様のご支援、よろしくお願いします。