RACE

【2019シーズン情報】水谷壮宏監督が就任

2018年11月24日

日本を代表するスプリンターとして活躍し、引退後は日本籍のUCIコンチネンタルチーム・ブリヂストンアンカーサイクリングチームで監督を務め、多くの勝利を導いた水谷壮宏(みずたに・たけひろ)氏が、2019シーズン、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネの監督に就任します。

水谷監督は、子ども時代を過ごした香港でトライアスロンや自転車ロードレースに出会いました。そして中学卒業後にフランスへと渡り、単身でプロへの道を切り開いた経歴をもち、現在もフランス在住。2006年に現役を引退し、2013年から17年まで、ブリヂストンアンカーサイクリングチームで監督として活躍。2018年は半年間、中国の自転車競技連盟からの要請で中国ナショナルチームのコーチとして活動しました。NIPPOとも関係が深く、1998年はフランス拠点のNIPPON HODO-BESSONの主力選手として、現在ワールドツアーチームの監督を務めるフィリップ・モデュイ氏らと活躍した実績をもちます(写真下・左から三番目が水谷監督、二番目がモデュイ監督)。

2019シーズンに向け、イタリア人メンバーで実施されたヘルスチェックから、水谷監督はチームに合流し、監督間でのスケジュールミーティング等、シーズン開幕に向けて準備を進めています。


📸 写真提供; サイクルスポーツ

水谷壮宏監督のコメント
来季は選手時代に大変お世話になった大門さんの元、株式会社NIPPOをメインスポンサーとするNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネで監督を務めることになり、光栄に思っています。来季からワールドツアー、プロコンチネンタルチームの監督(スポーツディレクター)に義務付けられるUCI主催のスポーツディレクターコースを受講し、ワールドツアーレースで必要とされる監督ライセンス取得(日本人では福島晋一監督のみ取得済み)を目指すという目標もあり、貴重な機会をいただけたことに感謝しています。

自転車競技界でもっとも厳しいヨーロッパにおいて、プロコンチネンタルチームを運営し、日本人選手が世界に挑戦できる環境を築き上げた大門さんの努力は計り知れないものです。15歳からフランスに渡り、夢であったヨーロッパでプロになり、そして引退後はコンチネンタルチームの監督として歩んできた自分自身の経験からも、それが容易いではないことをよく心得ています。

現在、日本の自転車競技界では、東京オリンピックでの活躍やツール・ド・フランス出場等に向けて、多くの勝利=UCIポイント獲得、日本人選手の育成等が期待されていますが、そこには多くの問題点や壁が存在しています。立場を与えられたからには、厳しい課題に立ち向かいながら責任をもってそこをめざしていく所存です。

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネは、ワールドツアーへの出場も可能なカテゴリーのプロチームです。監督が5名、多くのスタッフで世界中のレースを分担することや厳しいドーピングコントロールに対するチームに課せられたルール等、自分にとってはあらゆる面で初体験ですが、私が望んでいた環境が全て揃っています。またヨーロッパだけではなくワールドワイドにレース活動を行い、世界のトップレベルの選手と争い、日本人選手が強くなれる可能性は無限です。この新天地で、自分の経験を生かして、チーム目標の達成と日本人選手育成に努め、新たに歴史的にも自転車競技文化が深く根付くイタリアで多くのことを学び、少しでも日本の自転車競技界の躍進に献上していきたいです。

RESULT

【ツール・ド・おきなわ】アラン・マランゴーニが引退レースで劇的プロ初勝利

2018年11月11日

チームにとって2018シーズン最終戦となるツール・ド・おきなわ(UCIアジアツアー1.2)が、11月11日(日曜日)に沖縄県にて開催されました。コースは沖縄北部やんばる地域を巡る国内UCIレース最長距離の210km。2回登る与那と、終盤に組み込まれる羽地ダムへの登りが勝負所。また終盤には細かいアップダウンが多く組み込まれており、自脚の強さも要求されるコースです。

まだ夜が明け切らない6時45分に、選手たちは名護の街からスタート。なかなか逃げは決まらずに進みましたが、約40km地点で今回が引退レースとなるアラン・マランゴーニを含む10名のやや大きな逃げが形成されました。

有力チームが選手を一人ずつ送り込んだ逃げ集団は協調体制が取られ、本島の西側を北上する海岸線で、タイム差は一気に8分台まで広がりました。本島北端を周り、2回目の与那の登りに入るとタイム差は6分台まで縮まり、メイン集団はアタックがかかり活性化。下り終えた時点でタイム差を4分半まで詰めてきます。

そしてメイン集団から5名が飛び出して追走集団を形成。一方の先頭からは2選手が脱落し先頭は8名に。しかし、先頭と追走との差は縮まらず、逃げ切りの展開が濃厚となっていきます。そして最後の長い登坂となる羽地ダムへの登坂区間で先頭からアタックがかかり、先頭集団はマランゴーニを含む4名に絞られました。

冷静さを失わないマランゴーニは、勝負をしかけるタイミングを待ち続け、残り5kmの緩やかな登坂区間で一気にアタック。それが決定的な動きとなり、そのままフィニッシュラインへ独走で飛び込みました。

現在34歳のマランゴーニは、2009年のプロデビュー以来、ワールドツアーチームにも長く所属していましたが、アシストとしての走りに徹し、自身が勝利するレースはありませんでした。そして迎えたキャリア最後のレースで、念願だったプロ初勝利を掴み、フィニッシュ後には大勢の方の祝福に、大粒の涙をみせました。


結果

1 MARANGONI Alan NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ  5:05:04
2 OVETT Freddy オーストラリアン・サイクリングアカデミー・ライド・サンシャインコースト  +0:19
3 FENG Chun Kai 台湾ナショナルチーム  +0:19


出場選手
伊藤雅和
内間康平
吉田隼人
アラン・マランゴーニ(イタリア)
監督: 福島晋一


アラン・マランゴーニのコメント
今日はすべてのことが完璧に進み、まるで映画のなかにいるような気分。今日のレースに向けて、1ヶ月以上イタリアには帰れず、多くの犠牲を払ってきた。知らない土地で、一人でトレーニングすることになったが、素晴らしい友人の助けもあり、今日の勝利を掴むことができたと思う。助けてくれた全ての人に感謝している。レース中はいままでのキャリアが走馬灯のようによぎり、勝ちたいという一心でペダルを踏んだが、なぜか今日は冷静さを失うことはなく、最後までタイミングを待つことができた。ミラノ〜サンレモのようなビッグレースではないけれど、今回の勝利は自分のなかで特別な意味をもつ。考えられる最高の形でキャリアを締めくくることができ、本当に幸せに思う。



内間康平のコメント
いつもどおりの展開であれば、逃げは捕まると思い、最初のアタックには吉田に動いてもらい、自分は最後の展開に向けて温存しているなかで、アランの逃げが決まった。メンバーを聞いて、脚が揃っていたこと、今までは羽地ダムへの登りで逃げは捕まるが、2回目の与那で8分差があったため、逃げ切りが濃厚だと思った。

メイン集団はアタックが頻発してペースが上がらなかった。伊藤と二人だったが、枚数が足りず、脚も攣りそうだったため、追走には乗れなかった。入らないといけないグループだったが、そこに入れなかったことは、優勝できる脚がなかったと感じた。

しかし、シーズン最後の地元のレースで、大勢に応援してもらっていたので、全力をつくしてゴールしようと思った。最初は無謀かと思ったが、アランがいいメンバーとともに逃げ切り、優勝したと聞いて、とても嬉しかった。キャリア最後のレースで勝てることはそう簡単ではない。アシスト人生を送って来た彼のキャリアにおいて、本当に素晴らしいと感じた。チームは4人での出走だったが、最後のレースで勝って、シーズンを終えられるということはとても嬉しい。来年以降も今回のことを思い出して、頑張っていきたい。



レース情報
ツール・ド・おきなわ
開催期間/2018年11月11日(日)
カテゴリー/UCIアジアツアー1.2
開催国/日本・沖縄県

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RACE

【ツール・ド・おきなわ/事前情報】シーズン最後のワンディレース

2018年11月09日

30回目の記念大会となる今年のツール・ド・おきなわ。昨年に引き続き、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニは11月11日(日曜日)に開催される男子チャンピオンレース(UCIアジアツアー1.2)に出走します。

国内最長となる210km、名護を発着とし、沖縄北部のやんばる地方を巡る起伏のあるコース設定で、中盤に2回登る与那、終盤の羽地ダムへの登りが勝負どころとなります。

地元選手である内間康平をはじめ、10月末のツアー・オブ・ハイナン(UCIアジアツアー2. HC)を走ったメンバーでチームを編成。非常に遅い時期のレースになりますが、良いコンディションを維持しての参戦となります。ハイナンで調子を上げた伊藤雅和、そして本大会で現役を引退するアラン・マランゴーニの走りにもご注目ください。

出場選手
伊藤雅和
内間康平
吉田隼人
アラン・マランゴーニ(イタリア)
監督: 福島晋一


内間康平のコメント
ツアー・オブ・ハイナンでの疲れをしっかりと抜くことを重要視してトレーニングを積んだ。 今シーズン最後のレースになるので、自分の力を絞り尽くしてゴールを目指していく!



伊藤雅和のコメント
ツアー・オブ・ハイナンが終わってから、良いリカバリーができ、
良いトレーニングを積むことができた。
今シーズン最後のレースになるので力を出し切って、
チーム一丸となり、成績を狙っていきます。



吉田隼人のコメント
今年最後のレース。 直前にはツアー・オブ・ハイナンを走り、状態は悪くないと思う。
しっかり来年に繋がる走りをしたい。

レース情報
ツール・ド・おきなわ
開催期間/2018年11月11日(日)
カテゴリー/UCIアジアツアー1.2
開催国/日本・沖縄県

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