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【ツール・ド・コリア/第2ステージ】緩やかな登坂スプリントでロバト&中根英登がダブルトップ10

2019年06月13日

ショートステージの初日を終え、大会2日目から本格的なロードレースがスタート。快晴のもとでスタートした第2ステージは、CheonanからDanyangまでの161.6kmのステージで、中盤をすぎた残り55km地点に3級山岳、またフィニッシュライン手間も緩やかに登るコースレイアウトになっていました。

集団でのフィニッシュが予想されましたが、やや登坂基調であるため、登坂スプリントに強いフアンホセ・ロバトと中根英登をチームのエースとし、個人総合成績を見据えたうえで、区間優勝を狙いにいく作戦でスタートします。

リアルスタートがすぎるとアタックの攻防が繰り返されていきますが、なかなか決定的な動きはなく、1時間が経過したのちにコンチネンタルチームの8選手が先行に成功します。集団はレースリーダーのチーム右京らがコントロールしていきますが、残り40km地点からはNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネも積極的に集団牽引に参加。西村大輝の献身的な走りもあり、残り20kmを過ぎて逃げを吸収。その後のゆるやかな勾配を利用して、集団は再び活性化し、残り10kmからはイスラエルサイクリングアカデミーの選手が単独で先行。しかし、フィニッシュラインを前にした登りが始まると、加速する集団の勢いには叶わず吸収。そして吉田隼人のリードアウトを受けたロバトがトップと同タイムの区間4位、最後の局面でロバトの番手から外れてしまったことを悔やみながらも中根英登が区間9位でフィニッシュしました。中根英登は昨日に引き続くトップ10フィニッシュとなり、個人総合成績で5位(+16秒)に浮上しています。

結果
第2ステージ

1 LAAS Martin Team Illuminate 3:49:21
2 REGUIGUI YoucefTerengganu Cycling Team
3 STRONG CorbinSt George Continental Cycling Team
4 LOBATO Juan José Nippo Vini Fantini Faizanè
9 NAKANE HidetoNippo Vini Fantini Faizanè
38 ITO MasakazuNippo Vini Fantini Faizanè
53 YOSHIDA HayatoNippo Vini Fantini Faizanè
60 ZACCANTI FilippoNippo Vini Fantini Faizanè
95 NISHIMURA Hiroki Nippo Vini Fantini Faizanè +4:49

個人総合成績

1 REGUIGUI Youcef Terengganu Cycling Team 5:11:01
2 KREDER Raymond Team UKYO +0:05
3 STRONG Corbin St George Continental Cycling Team +0:12
5 NAKANE Hideto Nippo Vini Fantini Faizanè +0:16
19 ITO Masakazu Nippo Vini Fantini Faizanè +0:16
29 YOSHIDA Hayato Nippo Vini Fantini Faizanè +0:16
33 LOBATO Juan José Nippo Vini Fantini Faizanè +0:16
50 ZACCANTI Filippo Nippo Vini Fantini Faizanè +0:27
84 NISHIMURA Hiroki Nippo Vini Fantini Faizanè +5:16

ツール・ド・コリア出場選手
伊藤雅和
吉田隼人
中根英登
西村大輝
フアンホセ・ロバト(スペイン)
フィリッポ・ザッカンティ(イタリア)
監督 水谷壮宏

レース情報
Tour de Korea 2019
ツール・ド・コリア

開催期間/2019年6月12日(水)〜16日(日)
カテゴリー/UCIアジアツアー2.1
開催国/韓国
ホームページ  http://tourdekorea.kspo.or.kr/tdk2019/elite_eng/index.asp
フェイスブック https://www.facebook.com/TourdeKorea/
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【ツール・ド・コリア/第1ステージ】開幕ショートステージのスプリントで中根英登が区間8位

2019年06月12日

6月12日に韓国中部の群山市(Gunsan)にて、5日間のツール・ド・コリアが開幕しました。初日は湖沿いの1周回6.3kmの周回コースを10周回する63kmのショートステージ。コースは平坦基調であったものの、カーブが多く、落車も頻発する危険なステージとなりました。

集団ゴールスプリントの展開が予想されているものの、予想外の展開も起こりうるのがアジアツアーの初日。突発的な動きに警戒しながらも、個人総合成績を狙う選手はタイムを失わないこと、そしてスプリント力のあるロバトと吉田で区間優勝を狙いにいく作戦でスタートしました。

途中2回設定された中間スプリントは多くのチームが狙っており、ザッカンティや中根が狙いに行きますが上位通過ならず。終盤は1選手が選考する展開となり、メイン集団は落車を避けながら、ややナーバスになって追撃。最終周回に入ると集団は難なく先頭をキャッチ。その後集団ゴールスプリントに向けて、各チームが体制を整えていくなか、チームは残り3kmを前にロバトがパンクするアクシデント。さらには吉田とも隊列が乱れて連携できず、最後は前方にいたクライマーの中根がスプリンター相手にゴールスプリントに挑み、区間8位の好成績でフィニッシュ。明日からのステージに向けて、弾みをつけました。

結果
第1ステージ

1  KREDER Raymond  Team UKYO  1:21:56
2  REGUIGUI Youcef Terengganu Cycling Team
3  ÁVILA Edwin  Israel Cycling Academy
8  NAKANE Hideto Nippo Vini Fantini Faizanè
14  ITO Masakazu Nippo Vini Fantini Faizanè
21  YOSHIDA Hayato Nippo Vini Fantini Faizanè
66  NISHIMURA Hiroki  Nippo Vini Fantini Faizanè  +0:11
67  ZACCANTI Filippo Nippo Vini Fantini Faizanè
92  LOBATO Juan José  Nippo Vini Fantini Faizanè

個人総合成績

1  KREDER Raymond  Team UKYO  1:21:45
2  REGUIGUI Youcef  Terengganu Cycling Team  +0:01
3  ÁVILA Edwin  Israel Cycling Academy  +0:02
8  NAKANE Hideto  Nippo Vini Fantini Faizanè  +0:11
14  ITO Masakazu  Nippo Vini Fantini Faizanè  +0:11
21  YOSHIDA Hayato  Nippo Vini Fantini Faizanè  +0:11
51  LOBATO Juan José  Nippo Vini Fantini Faizanè  +0:11
69  NISHIMURA Hiroki  Nippo Vini Fantini Faizanè  +0:22
70  ZACCANTI Filippo  Nippo Vini Fantini Faizanè  +0:22

ツール・ド・コリア出場選手
伊藤雅和
吉田隼人
中根英登
西村大輝
フアンホセ・ロバト(スペイン)
フィリッポ・ザッカンティ(イタリア)
監督 水谷壮宏


中根英登のコメント

吉田さんとロバトのスプリントフィニッシュを目標としてスタート。
自分は2回あるスプリントポイントでボーナスタイム獲得を取るために動いたが、
どちらも5着通過で獲得ならず。
ラスト半周でロバトがトラブルで集団から逸れてしまった。
またゴールまでは道幅が狭いうえにコーナーが多く、
センターラインに多くのキャットアイもあって、
吉田さんとも逸れてしまったために自分でスプリントする事に切り替えた。
スプリンターたちに混じってトップ10圏内に入れたのは悪くないと思う。
明日からも気を引き締めて、チームメイトと共に頑張っていきたい。

レース情報
Tour de Korea 2019
ツール・ド・コリア

開催期間/2019年6月12日(水)〜16日(日)
カテゴリー/UCIアジアツアー2.1
開催国/韓国
ホームページ  http://tourdekorea.kspo.or.kr/tdk2019/elite_eng/index.asp
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【ジロ・デ・イタリア/第18ステージ】ダミアーノ・チーマが劇的逃げ切り勝利。チーム悲願のジロ初優勝を達成!

2019年05月31日

5月30日に開催されたジロ・デ・イタリア第18ステージは、オーストリア国境にも近いイタリア北部の山岳部ヴァルダオーラからベネツィア近郊のサンタマリア・ディ・サーラまでの222kmのステージで、残り2つの山岳ステージと最終日の個人タイムトライアルを残して、今大会最後のスプリントステージとして位置づけられていました。

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネは、初日に西村大輝、第13ステージにジョバンニ・ロナルディ、第16ステージにニコラ・バジョーリがリタイアし、第17ステージより5選手で出走しています。また3週目に入り、初山翔らすべての選手に疲労が色濃く残るなか、第18ステージは最後の見せ場を作るステージになりうるため、チームで力を振り絞り、逃げにチーマを送り込むこと、また集団ゴールスプリントとなれば、フアンホセ・ロバトをエースにする作戦でスタートしました。

スタート後、下り基調となった約50km地点でミルコ・マエストリ(イタリア、バルディアーニCSF)、ニコ・デンツ(ドイツ、アージェードゥーゼール)とともに、ダミアーノ・チーマが逃げに乗り先行を開始。チーマは今大会、第2、第4、第8、第11ステージに続けて、5回目のエスケープに成功。先頭3名は127km地点で4分54秒、残り50km地点で3分のタイム差をマークします。その後、集団ゴールスプリントの展開を狙うスプリンターチームが集団を猛烈に牽引しますが、3名は逃げ切り優勝のわずかなチャンスに賭けて、協調しながらハイスピードで先頭交代を繰り返し、残り10km地点で1分8秒のアドバンテージを保ちます。

残り2kmで22秒、残り1kmで15秒。スプリンターたちにとっても最後の区間優勝のチャンスとなるステージです。格上ワールドチームが猛追を図り、フィニッシュライン近づくほどに、当然のようにタイム差は減っていきますが、逃げている3選手も選手人生に何度あるかわからない絶好の逃げ切り優勝のチャンスを手中に諦めるわけにはいきません。手に汗を握る逃げと集団の攻防となり、最後は後ろを振り返らずにスプリントにすべての力を託したチーマが集団からのごくわずかなリードを守りきり、172kmのエスケープ、今大会累計1000kmに及ぶエスケープの末に、キャリア最大となるジロでの区間優勝を掴み取りました。

チーマは成し遂げた大金星といえる勝利に、絶叫のなかチームメートやスタッフ、駆けつけたチームスポンサーと涙で抱き合いました。そして表彰台に立ち、震える手でシャンパンファイト。若きイタリア人選手のあまりにも美しい勝利に、多くのファンから温かい祝福が寄せられ、プロコンチネンタル体制5年目を迎えたNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネとしても待ちに待った最高の瞬間となりました。

チーマは今日の結果を受けて、フーガ賞(逃げの累計距離)、中間スプリント賞(中間スプリントポイントの累計)でトップに浮上。また総合敢闘賞でも2位につけており、第19、第20ステージと最後の厳しい山岳ステージが続きますが、チーム一丸となり乗り越え、最終ゴール地点であるヴェローナを目指します。引き続き、皆さまのご支援、よろしくお願いいたします。

ジロ・デ・イタリア出場選手
初山翔
マルコ・カノラ(イタリア)
フアンホセ・ロバト(スペイン)
イヴァン・サンタロミータ(イタリア)
ダミアーノ・チーマ(イタリア)
西村大輝(※第1ステージでタイムアウト)
ジョバンニ・ロナルディ(イタリア ※第13ステージでリタイア)
ニコラ・バジョーリ(イタリア ※第16ステージでリタイア)
監督 マリオ・マンゾーニ、水谷壮宏、アレッサンドロ・ドナーティ

リザルト
第18ステージ
1 CIMA Damiano Nippo Vini Fantini Faizanè 4:56:04
2 ACKERMANN Pascal BORA – hansgrohe
3 CONSONNI Simone UAE-Team Emirates
14 LOBATO Juan José Nippo Vini Fantini Faizanè
55 CANOLA Marco Nippo Vini Fantini Faizanè
130 SANTAROMITA Ivan Nippo Vini Fantini Faizanè +5:28
134 HATSUYAMA Sho Nippo Vini Fantini Faizanè +6:11

個人総合成績
1 CIMA Damiano Nippo Vini Fantini Faizanè 4:56:04
2 ACKERMANN Pascal BORA – hansgrohe
3 CONSONNI Simone UAE-Team Emirates
14 LOBATO Juan José Nippo Vini Fantini Faizanè
55 CANOLA Marco Nippo Vini Fantini Faizanè
130 SANTAROMITA Ivan Nippo Vini Fantini Faizanè +5:28
134 HATSUYAMA Sho Nippo Vini Fantini Faizanè +6:11


ダミアーノ・チーマのコメント

逃げに乗って、チームとして目立つ走りをすることも自分に与えられた役割の一つだった。今日のステージではポイント賞争いもあり、逃げ切ることは簡単なことではないとわかっていたが、それでも逃げている最中から区間優勝のチャンスがあることをわかっていた。ラスト1kmを切ってからは最後の勝負が決まる残り350mのことを考え、集中して、冷静に走った。逃げていた3選手で同じ目的のもと、最後の最後まで協調できたのも大きな勝因。この勝利を本当に嬉しく思っている。自分を信じてくれたチーム、監督、そして多くの犠牲を払ってくれた家族や親しい人たち、そして今はなき祖父や友人に感謝している。

ダミアーノ・チーマ略歴

1993年、イタリア・ブレシア生まれ。
2018年にNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニにて、弟のイメリオとともにプロデビュー。

プロ通算4勝(2018年ツアー・オブ・シンタイ/中国 第1ステージ区間優勝、個人総合優勝 2018年ツアー・オブ・チャイナ1 第6ステージ区間優勝 2019年ジロ・デ・イタリア 第18ステージ区間優勝)


初山翔のコメント

チーマの勝利は「すごかった」の一言。ただただ信じられなかった。この勝利で、自分もチームもモチベーションが高まっている。山岳ステージがあと二つ。脚の状態は全くよくなく、どこまで走れるかわからないなかで毎日走っている。ここまで来れたからには一日一日、頑張って走り、ゴールをめざしたい。

水谷壮宏監督のコメント

最後まで諦めないで勝利をめざすことがどれだけ大事かということを改めて実感したステージだった。通常、展開を考えて走るわけだが、最初の1週目は逃げても最後は必ず捕まるという展開で、スプリンターチームが支配していた。しかし、3週目になり、みんな疲れてきた。スプリンターチームも脚が揃っているとはいえ疲れている。総合を狙う選手はまだ脚があるが、ワールドチームであっても他のメンバーは自分たち同様に疲れていた。そのなかでチャンスが生まれた。また昨日はポイント賞争いのため、集団牽引にグルパマFDJが積極的でなかったこともチームにとって有利に働いた。

3人の逃げ。前半はタイムを見ながら一定ペースで走り、最後は捕まるような走りではあったけど、後半、残り50kmを過ぎて逃げ切りの可能性が出てくると、スイッチが入り選手たちの形相がまったく違ってきた。ボトル1本を取りに戻る手間、タイムロスを惜しんでみんな全力でローテーションしていた。そのなかでチーマはうまく力配分をして、最後までつなげた。本当に素晴らしい走りだったと思う。

このチームは、ゼネラルマネジャーのペロージや大門さんたちが苦労して作り上げたもの。今回の勝利は彼らのハードワークの成果であり、チームみんなで喜んでいる姿が見えてよかった。

残りの山岳ステージは2つ。一番つらいのはチーマであり、第19ステージの最初の坂で遅れても仕方ない。昨日は今日の脚のことはまったく考えない走りだった。特に第20ステージになるが、初山も、カノラも、ロバトもみんなきついと思うが、ここまできたからには耐えてほしいと思う。

▶ レース情報
102nd Giro d’Italia
第102回 ジロ・デ・イタリア

開催期間/2019年5月11日(土)〜6月2日(日)
カテゴリー/2. UCIワールドツアー
開催国/イタリア
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ハッシュタグ #Giro

5月11日 第1ステージ Bologna › Madonna di San Luca (8.2k/ ITT)
5月12日 第2ステージ Bologna › Fucecchio (200k)
5月13日 第3ステージ Vinci › Orbetello (219k)
5月14日 第4ステージ Orbetello › Frascati (228k)
5月15日 第5ステージ Frascati › Terracina (140k)
5月16日 第6ステージ Cassino › San Giovanni Rotondo (233k)
5月17日 第7ステージ Vasto › L’Aquila (180k)
5月18日 第8ステージ Tortoreto Lido › Pesaro (235k)
5月19日 第9ステージ Riccione › San Marino (34.7k/ ITT)
5月20日 休息日
5月21日 第10ステージ avenna › Modena (147k)
5月22日 第11ステージ Carpi › Novi Ligure (206k)
5月23日 第12ステージ Cuneo › Pinerolo (146k)
5月24日 第13ステージ Pinerolo › Ceresole Reale (Lago Serrù) (188k)
5月25日 第14ステージ Saint Vincent › Courmayeur (131k)
5月26日 第15ステージ Ivrea › Como (237k)
5月27日 休息日
5月28日 第16ステージ Lovere › Ponte di Legno (226k)
5月29日 第17ステージ Commezzadura › Anterselva / Antholz (180k)
5月30日 第18ステージ Valdaora / Olang › Santa Maria di Sala (220k)
5月31日 第19ステージ Treviso › San Martino di Castrozza (151k)
6月1日 第20ステージ Feltre › Croce D’Aune-Monte Avena (193k)
6月2日 第21ステージ Verona › Verona (15.6k/ ITT)

今後のレーススケジュール(予定)
5月11日〜6月2日 Giro d’Italia(イタリア、2.UCIワールドツアー)
6月7日〜9日 Hammer Limburg(オランダ、UCIヨーロッパツアー2.1)
6月9日 Gran Premio Città di Lugano (スイス、UCIヨーロッパツアー1.1)
6月13日 Grosser Preis des Kantons Aargau(スイス、UCIヨーロッパツアー1.HC)
6月12日〜16日 Tour de Korea(韓国、UCIアジアツアー2.1)