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【ブエルタ・ア・サンフアン/第5ステージ】確かな手応えを掴んだ難関山岳ステージ

2017年01月28日

今大会のクイーンステージとなる第5ステージが、1月27日に開催されました。162.4kmの第5ステージは、山頂ゴールを含む4つの山岳ポイントが組み込まれた厳しい山岳ステージで、午前中の開催となりましたが、気温35度という連日同様の厳しい暑さのなかでレースは進行しました。

NIPPO・ヴィーニファンティーニは、今季よりチームに加入した2名のクライマー、ジュリアン・アレドンドとイヴァン・サンタロミータを中心にレースを進めていき、サンタロミータが22位(+1:58)、アレドンドが43位(+5:21)でゴールしました。上位とは言い難い結果ですが、アレドンドはリハビリを経ての参戦でもあるため、マリオ・マンゾーニ監督は「シーズン初戦としては上出来!」と今日のステージを捉えています。

残り2ステージは集団ゴールスプリントの展開が予想されるため、スプリンターのニコラス・マリーニ、リカルド・スタッキオッティは脚を温存しながら走り、窪木一茂も2人のクライマーをサポートしながら、無事に66位(+12:26)でゴールしました。

1月28日に開催される第6ステージは、平坦基調ながら、185kmの最長ステージ。再びスプリントでの区間優勝をめざして、チーム一丸となり戦います。

 


窪木一茂のレポート
強い風が吹く162kmの山岳ステージでした。今日のステージのみ、朝9時30分レース開始で疲労も多く残っていたと感じました。

スタート前のミーティングでは、今日もとても暑いので、特にエネルギーの消耗に気をつけて、こまめに水分補給を取るように指示がありました。チームは5人で出走。窪木、マリーニ、スタキオッティは、残りの平坦ステージがあるので脚を使い切らないようにして、後ろの集団でゴールするようにと言われました。

スタート直後から各チームたくさんアタックを仕掛けていました。NIPPOは集団待機。ペースも速く、最初の60分は平均時速約46kmで進みました。風も吹いているので、かなりキツかった。

1時間過ぎてから、20人程度の逃げができました。しかし、30分程度逃げたところで、集団がもう一度吸収し、再度アタックがかかり、こんどは5人ほどの逃げグループができました。集団は落ち着き、今日は4回チームメイトの水や補給食を取りにチームカーへ戻ったと思います。

約60km地点から、地味に登っていくコースプロフィールで、後ろにいても前にいても、脚が疲労していくタフなコースでした。残り20km地点で逃げグループが集団に吸収されました。そこから少しずつ少しずつハイペースになっていきましたが、今日はジュリアンのそばにいました。なぜなら彼は(前に上がろう)とよく言ってくるので。もしも何かあった時のためにそばにいました。

終盤に差し掛かり、ラスト10kmで僕は先頭集団から千切れました。そこからは、千切れた他の選手たちとゴールを目指してゆっくり走り、レースを終えました。

途中、風が強く吹く中で集団が2つに分裂になり後方にNIPPOの選手が全員取り残された時は焦りましたが、復帰できて良かった。

世界トップクラスの選手たちと毎日一緒に走れて楽しく思っています。また集団の中ではいろんな国の選手がいるので、勉強になることが多いです。イタリア人じゃなくてもイタリア語を話せる選手が多く、そして、トップチームには選手もスタッフもイタリア人が多いので、何かと融通がきくのも、NIPPO・ヴィーニファンティーニの良いところでもあるなと改めて思いました。

今日は特にサンタロミータと、ジュリアンが頑張ってくれました。僕の脚の状態は悪くはない。レース後に2人から感謝され、メンタル的にも良いと思っています。明日は180kmと距離も長く、また予定最高気温が50度と噂されるくらいとても暑いのです。距離180km、約5時間半、気温40度前後の中、自転車を漕ぎ続けます。今夜はしっかり身体をリカバリーして、明日のレースに備えたいと思います。


マリオ・マンゾーニ監督のコメント
第5ステージは、気温は35度に達し、日陰もない160kmのコースに4つの山岳ポイントが組み込まれた厳しいクイーンステージでした。すべての登りは15-20km続き、とてもタフなものでした。

残されたスプリントステージのために脚を温存しながら走ったマリーニ、スタッキオッティ、窪木たちは最後の登りをグルペットでこなし、良い状態で走ることができました。

アレドンドはゴール前7km地点でトップ集団から遅れ、約5分遅れてのゴールとなりました。サンタロミータは残り4km、集団が約20名に絞られた時点で遅れ、2分遅れでのゴールとなりました。

総合的に見て、今日のチームのパフォーマンスは良かったと評価しています。非常に厳しいステージでしたが、トラブルなく走り、アレドンドに関しては、リハビリ中の患部に痛みが出ないことが、大事でした。これからさらにトレーニング、レースを積み重ねていけることを確信できたので良かった。そしてサンタロミータについても、2年間、トップカテゴリーのレースから遠ざかっていた上での結果です。今日の結果は確実に次につながると思い、とても嬉しく思っています。自分たちは引き続き、トレーニングに集中して取り込み、またレースでもより強度を上げて走っていかないといけませんが、前を見て頑張りたいと思います。

●リザルト
第5ステージ 区間成績
1 COSTA Rui UAE Abu Dhabi 4:15:04
2 TORRES Rodolfo AndresAndroni Giocattoli – Sidermec +0:03
3 ESCUELA Ricardo Agrupacion Virgen De Fatima +0:07
22 SANTAROMITA Ivan NIPPO – Vini Fantini +1:58
43 ARREDONDO Julián David NIPPO – Vini Fantini +5:21
66 KUBOKI Kazushige NIPPO – Vini Fantini +12:26
100 STACCHIOTTI Riccardo NIPPO – Vini Fantini +20:54
101 MARINI Nicolas NIPPO – Vini Fantini

個人総合成績
1 MOLLEMA Bauke Trek – Segafredo 14:12:30
2 SEVILLA Oscar Medellin – Inder +0:14
3 TORRES Rodolfo Andres Androni Giocattoli – Sidermec +0:16
26 SANTAROMITA Ivan NIPPO – Vini Fantini +4:19
51 ARREDONDO Julián David NIPPO – Vini Fantini +8:47
67 KUBOKI Kazushige NIPPO – Vini Fantini +14:36
99 STACCHIOTTI Riccardo NIPPO – Vini Fantini +24:03
100 MARINI Nicolas NIPPO – Vini Fantini +25:09

●NIPPO・ヴィーニファンティーニ 出場選手
窪木 一茂(日本)
ダミアーノ・クネゴ(イタリア)※第4ステージでリタイア
ジュリアン・アレドンド(コロンビア)
ニコラス・マリーニ(イタリア)
リカルド・スタッキオッティ(イタリア)
イヴァン・サンタロミータ(イタリア)
監督:マリオ・マンゾーニ(イタリア)

●レース情報
35th Vuelta Ciclista a la Provincia de San Juan(ブエルタ・ア・サンフアン)
開催期間/2017年1月23日〜29日(全7ステージ)
カテゴリー/UCIアメリカツアー2.1
開催国/アルゼンチン(日本との時差 マイナス12時間)

公式サイト/ http://vueltaasanjuan.org
公式ツイッター/ @vueltasanjuanok   公式フェイスブック/ vueltaasanjuanok

第1ステージ 1月23日 San Juan › San Juan (142.5km/平坦ステージ)
第2ステージ 1月24日 San Juan › San Juan (128.8km/平坦ステージ)
第3ステージ 1月25日 San Juan › San Juan (11.9km/個人タイムトライアル)
第4ステージ 1月26日 San Martín › San Martín (160.5km/平坦ステージ)
第5ステージ 1月27日 Chimbas › Alto Colorado (162.4km/山岳ステージ)
第6ステージ 1月28日 Pocito › Pocito (185.7km/平坦ステージ)
第7ステージ 1月29日 San Juan › San Juan (138.2km/平坦ステージ)