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【シャール・セルス】オフロードを使った特殊なサバイバルレースでトラブルが相次ぎ全選手DNFに

2017年08月28日

ベルギー・ワンディレース4連戦の最終戦となる「シャール・セルス(UCIヨーロッパツアー1.1)」が8月27日、ベルギー北部のアントワープ近郊にて開催されました。

シャール・セルスは今年で92回目の開催を迎えた伝統ある大会ですが、近年はコースに多くの石畳やオフロード区間を取り入れており、特殊なレースコースで人気を博している大会です。

いくつもの周回コースを複雑に組み込んだ196kmのコース内には全部で80以上にもおよぶ石畳、オフロード区間が含まれていました。

NIPPOヴィーニファンティーニは、マルコ・カノラやシクロクロスのルーマニアチャンピオンでもあるエドゥアルド・グロスを中心にレースを展開。

中盤までメイン集団をコントロールするなど積極的なレース展開をみせていましたが、落車や機材トラブルが相次ぎ、次々に選手が脱落していきました。特殊なレースコースのため、チームカーもすぐには上がれず、また一度集団から遅れると復帰は難しいこともあり、レースは困難さを極めていきます。

それでも終盤までカノラとアラン・マランゴーニがメイン集団に残り、力走をみせましたが、最後は2選手ともに落車等で遅れ、最後の周回コースを前にNIPPOヴィーニファティーニは全選手がリタイアする残念な結果となりました。

●リザルト
1 VAN DER HOORN Taco Roompot – Nederlandse Loterij 4:29:59
2 VAN AERT Wout Vérandas Willems-Crelan +0:02
3 MERLIER Tim Vérandas Willems-Crelan +0:03
DNF BAGIOLI Nicola NIPPO – Vini Fantini
DNF MARANGONI Alan NIPPO – Vini Fantini
DNF KUBOKI Kazushige NIPPO – Vini Fantini
DNF CANOLA Marco NIPPO – Vini Fantini
DNF UCHIMA Kohei NIPPO – Vini Fantini
DNF DE NEGRI Pier PaoloNIPPO – Vini Fantini
DNF FILOSI Iuri NIPPO – Vini Fantini
DNF GROSU Eduard Michael NIPPO – Vini Fantini


内間康平のコメント
事前にもらっていた情報からかなり厳しいレースだということを改めて頭に入れてスタート。
すぐに現れた石畳、さらには砂地が現れた。そして、それを繰り返し何回も。
60k地点のオフロードで遅れてしまい、ベルギー遠征最後のレースが終わってしまった。
脚が終わってしまったのもあるが、オフロードのコーナリングテクニックが全くなってない!
ほとんどの力をコーナリングで遅れて、追いつくのに使ってしまった。


窪木一茂のコメント
今日は石畳と、土や草の上を走るオフロード区間がかなり多く設置されたコースだった。
約40km過ぎたあたりでメイン集団から千切れてしまった。
追いかけて走ると、遅れているグロスが走っている小集団に合流。
その小集団を牽引しメイン集団に追いつくよう監督から指示があったので
全開で追走しなんとか合流させることに成功。
その後にも集団のペースが上がり集団から千切れてしまい、
約50km地点でレースを降りてしまった。
チームメイトも落車とDNFが相次ぎ、どれだけ厳しいレースだったかを物語っていた。

しかし、今日の厳しいレースを体験できたことで、
今後これに似たレースがある時に活かせるだろうと感じた。
この時期のベルギーのレースを4戦走り、世界のスピードマンたちの速さにあらためて驚いた。
しかし、合宿、練習、生活をともにするチームのイタリア人たちが結果を出していることで、
僕らにも出来ないことではないと感じられたことは大きな収穫だった。
生活などをともにすることで何が必要なのか見えてきている部分が、
今後の成長にも必要な部分でもあると思う。
ベルギー4連戦、応援ありがとうございました。

●NIPPOヴィーニファンティーニ出場選手
内間康平
窪木一茂

ピエールパオロ・デネグリ(イタリア)
エドゥアルド・グロス(ルーマニア)
イウリィ・フィロージ(イタリア)
ニコラ・バジョーリ(イタリア)
アラン・マランゴーニ(イタリア)
監督:ヴァレリオ・テバルディ

●レース情報
Schaal Sels
開催期間/2017年8月27日(日曜日)
カテゴリー/UCIヨーロッパツアー1.1
開催国/ベルギー(日本との時差 7時間)
公式サイト http://www.schaalsels.be/

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【オンループ・メンデル=レイエル=シュエルデ】小集団のゴールスプリントでデネグリが4位入賞

2017年08月27日

8月26日、ベルギー・フランドル地方の小さな街ミューレベーケにて、第82回目となる「オンループ・メンデル=レイエル=シュエルデ(UCIヨーロッパツアー1.1)」が開催されました。ミューレベーケのメインストリートを起点/終点とした12.8KMの平坦コースを14周する179.2KMのレースで、北ヨーロッパ独特のコーナーを繰り返すコースレイアウトでした。

序盤よりアタックが終わりなく繰り返され、レースはハイスピードで進んで行きました。そして中盤になると10名ほどの選手が先行し、選手を送りこめなかったNIPPOヴィーニファンティーニがメイン集団を牽引し、逃げを吸収する動きをみせ、そこからはピエールパオロ・デネグリを含む15名の選手が先行する展開となりました。

脚の揃った15名の逃げは終盤のメイン集団の追撃を許さず、33秒のリードを保ち、15選手でのゴールスプリントとなり、トラックレースのスペシャリストでもあるイイヨ・ケイセ(クイックステップフロアーズ)が優勝。スプリントに挑んだデネグリが4位入賞し、惜しくも表彰台は逃しましたが、好成績でレースを終えました。

 

●リザルト
1 KEISSE Iljo Quick-Step Floors 3:51:07
2 DUIJN Huub Vérandas Willems-Crelan
3 WYNANTS Maarten Team LottoNL-Jumbo
4 DE NEGRI Pier Paolo NIPPO – Vini Fantini
47 CANOLA Marco NIPPO – Vini Fantini  +0:42
64 BAGIOLI Nicola NIPPO – Vini Fantini +0:56
66 MARANGONI Alan NIPPO – Vini Fantini
67 GROSU Eduard Michael NIPPO – Vini Fantini
DNF KUBOKI Kazushige NIPPO – Vini Fantini
DNF UCHIMA Kohei NIPPO – Vini Fantini


内間康平のコメント
昨日からNIPPOの岩田社長が来てくれ、今日はかなり気合いを入れて準備した。
ミーティングでも必ず逃げに入るように! との指示があり、
スタート地点には1番に並び、前でスタート。
すぐにアタック合戦に入るが、かなり速く2回反応したところで足がストップ。
後ろに下がり、回復させてまた前でアタック合戦に入る、というのを
繰り返すうちに逃げが決まってしまう。 しかし、止まらないアタック。
これはベルギーのレースだった! ケルメスと変わらない! と気付いた時には、
追走ができており、チームはそこに誰も入れなかったので、ここからチームで追走。
その時に足が尽きてしまい、自分のレースが終わってしまった。
明日は最終レース! どうにかしたい!


窪木一茂のコメント
今日はゴールスプリントでグロスと一緒にスプリントするように指示があった。
スタートは最前列に並び準備。スタートしてガンガンにアタック合戦が続く。
最前列でスタートが切れたので前方で動く。
誰も乗ってない逃げや飛び出しには僕がチェックへと入った。
デネグリが僕に対して『動かないで良い、心配ない』と言ってくれたものの
逃げれるなら逃げたかった。
レース中盤にNIPPOヴィーニファンティーニを含まない10名程度の逃げグループが形成され、
30秒差程度でNIPPOが集団を全力で牽引。
カノラとグロス以外で先頭交代し、逃げを捕まえようとした。
周回時に通る街中のコーナーが多い区間のカーブで、
集団前方から僕だけが膨らんでしまい、後ろに下がってしまった。
そして、集団に埋もれる…。早めに前へと上がろうとは思ったが、
NIPPOヴィーニファンティーニが集団牽引しハイスピードなため、
なかなか前に上がる事が出来ない。そして後方の集団中切れにあい、後退。
残り60kmでレースを降りることになった。
今日のようなレースは好きなので結果を残したかった。
明日はスタートから全快で勝負して逃げを試みたい。


●NIPPOヴィーニファンティーニ出場選手

内間康平
窪木一茂

ピエールパオロ・デネグリ(イタリア)
エドゥアルド・グロス(ルーマニア)
イウリィ・フィロージ(イタリア)
ニコラ・バジョーリ(イタリア)
アラン・マランゴーニ(イタリア)
監督:ヴァレリオ・テバルディ

 

 

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【プロ・エッツタール5500】過酷さを極めた山岳レースでサンタロミータが8位入賞

2017年08月27日

8月25日、ヨーロッパ屈指の山岳コースとして人気のグランフォンド(アマチュアサイクリングイベント)に先駆けて、同じコースを使用したプロカテゴリーの「プロ・エッツタール5500(UCIヨーロッパツアー1.1)」がオーストリアとイタリアの山間部にて初開催されました。

238kmのコースに4つの登坂区間が組み込まれており、その獲得標高の合計はレース名にもなっている5500m。とくに最初の登坂区間には斜度18%の激坂区間があり、また最後の登坂区間はもっとも標高が高く、いくつものスイッチバックを繰り返して越えていく非常に厳しい登坂区間でした。

10kmほどのニュートラル走行ののち、スタートが切られると逃げを狙うアタックが続き、一時は小石祐馬を含む小集団が先行しましたが、登坂区間に入るとハイスピードでコントロールされるメイン集団に吸収されました。そして最初の登坂区間にて、西村大輝、小石祐馬、ジャコーモ・ベルラートが遅れてリタイアに。他にも約50名ほどの選手が最初の登坂で脱落する厳しい展開となりました。

ダミアーノ・クネゴも山頂付近でやや遅れましたが、その後の下り区間にて集団に復帰。2つ目の登坂区間は傾斜が緩いこともあり、8名が先行しながら、比較的落ち着いた展開で進んで行きましたが、すでにメイン集団は40〜50名に絞られていました。

そして後半を迎えた3つ目の山岳では、クネゴが遅れ、アレッサンドロ・ビソルティもメイン集団から脱落。2選手が逃げる展開へと変わり、山頂が近くにつれてメイン集団はどんどん小さくなっていき、NIPPOヴィーニファンティーニは、イヴァン・サンタロミータのみが残る形となりました。

最後の登坂区間では多くのアシスト選手を残したオリカ・スコットが集団をコントロールしながら進んで行き、サンタロミータは序盤に集団から遅れ始めました。しかし、諦めない勇気ある走りをみせ、中腹ではメイン集団に復帰。その後、優勝者となるロマン・クロイツィゲル(オリカ・スコット)らがアタックをしかけ、サンタロミータは後続集団に取り残されてしまいましたが、脚を攣りながらも前を目指し続け、トップから7分差の8位という好成績でフィニッシュラインを越えました。終わって見れば、出走154名、完走52名という非常に厳しいレースになりました。

●リザルト
1 KREUZIGER Roman ORICA-Scott 6:37:34
2 ŠPILAK Simon Team Katusha – Alpecin +0:43
3 CICCONE Giulio Bardiani – CSF +1:33
8 SANTAROMITA Ivan NIPPO – Vini Fantini +7:00
51 BISOLTI Alessandro NIPPO – Vini Fantini +27:43
DNF CUNEGO Damiano NIPPO – Vini Fantini
DNF KOISHI Yuma NIPPO – Vini Fantini
DNF NISHIMURA Hiroki NIPPO – Vini Fantini
DNF BERLATO Giacomo NIPPO – Vini Fantini


小石祐馬のコメント
スタート前の作戦は、逃げに乗り先行して終盤に追いついてきたエースをサポートすること。
レーススタートから20キロは下り基調の平坦。
ここで逃げが決まると思いニュートラルから徐々に前に上がりスタンバイしていく。
スタートと同時にアタックがかかるが、そこでは行かず様子をみて、
少しすると7人で抜け出すことに成功する。
集団とも差が開き、見えなくなるくらいの距離は稼いだので、
普通のレースのように逃げは容認されると思った。
しかし、後ろはカチューシャの猛追でどんどん追いついてくる。
登りに入る手前くらいで追いつかれそのまま登りに入る。
逃げでローテーションを回っていたこともあり消耗した状態で登る。
登りでもペースは落ちずに集団はバラバラになった。
前に残る力は残っておらず、後ろの千切れた集団に取り残されてしまった。
逃げに入るまでは良かったが、その後が長い登りでペースが上がることを予想できたなら、
もう少し余裕を持って、逃げを狙っていくべきだった。


西村大輝のコメント
監督からの指示は特になく、このレースは厳しいので必死に集団内に残るように言われた。
ニュートラル解除後からカチューシャがハイペースで集団を牽引し、
初めの上りで集団から遅れてしまった。
力不足が浮き彫りになるレースとなり、厳しい結果となった。
28日から10日間ほど日本へ帰国する。
しっかりと身体を休めつつ体調管理を徹底し、次戦を万全な状態で迎えられるよう努める。

●レース情報
Pro Ötztaler 5.500(プロ・エッツタール5500)
開催期間/2017年8月25日(金曜日)
カテゴリー/UCIヨーロッパツアー1.1
開催国/オーストリア(日本との時差ー7時間)
距離/Sölden〜Sölden  238km

公式サイト  https://www.oetztaler-radmarathon.com/pro-oetztaler-5500-en
フェイスブック https://www.facebook.com/oetztaler.radmarathon
ハッシュタグ   #PROÖtztaler5500