RESULT

【ツアー・オブ・チャイナ2/第5ステージ】窪木一茂が7位入賞、西村大輝がUCIポイント獲得

2017年09月24日

9月10日〜17日「ツアー・オブ・チャイナ1」、19日〜24日「ツアー・オブ・チャイナ2」として、それぞれ全5ステージ、UCI2.1クラスで開催された「ツアー・オブ・チャイナ」が、24日、香港やマカオにも近い広東省南部の珠海(Zhuhai)にて閉幕しました。

NIPPOヴィーニファンティーニは「ツアー・オブ・チャイナ1」第5ステージでのエドゥアルド・グロスの区間3位が最高位。個人総合成績では、「ツアー・オブ・チャイナ2」で研修生のダミアーノ・チーマが17位、同じく研修生でシマノレーシング所属の西村大輝がUCIポイント獲得圏内である20位でレースを終えました。

最終ステージとなった「ツアー・オブ・チャイナ2」第5ステージは平坦基調の周回コースを使用した91.2kmのステージで、NIPPOヴィーニファンティーニは窪木一茂をエースとし、ゴールスプリトによる区間優勝をめざしてスタートを切りました。

距離の短い平坦ステージのため、スタート直後からアタックの攻防が続き、速いペースでレースは進んで行きました。11.4kmの周回コースを8周回するコース設定の残り2周回目、最後の中間スプリントポイントを過ぎてから、少人数の逃げがやや先行しましたが、最終周回に入り吸収。その際、内間康平と西村大輝も集団のコントロールに加わり、タイム差を詰めるとともに集団の前方で存在感を発揮します。

そして迎えたゴールスプリントでは、エーススプリンターを務めることの多いエドゥアルド・グロスが献身的な走りをみせて窪木を前方まで引き上げ、残り300mで窪木は好位置をキープ。完璧なチームワークが実りましたが、最後はピュアスプリンターたちの爆発的なスプリントとなり、窪木は区間7位でフィニッシュしました。

また今大会、超級山岳が組み込まれた第1ステージを区間20位で終えた西村大輝は、その後、チームの仕事をこなしながらもタイムを失うことなく自身の総合成績を維持させ、最終日を終えて総合成績を20位としました。これにより総合成績上位25選手に与えられるUCIポイントを獲得。西村にとって海外レースにてUCIポイントを獲得するのは初めてのことであり、途中不調や体調不良に見舞われたなかでのポイント獲得は、今後に向けて、大きな手応えと自信になりました。


●リザルト
ツアー・オブ・チャイナ2 第5ステージ
1 BOGDANOVICS Maris Rietumu Banka – Riga   1:53:23
2 ANDRIATO Rafael Wilier Triestina – Selle Italia
3 PAPOK Siarhei Minsk Cycling Club
7 KUBOKI Kazushige NIPPO – Vini Fantini
15 CIMA Damiano NIPPO – Vini Fantini
22 NISHIMURA Hiroki NIPPO – Vini Fantini
94 GROSU Eduard Michael NIPPO – Vini Fantini  +0:40
113 UCHIMA Kohei NIPPO – Vini Fantini   +6:51

個人総合成績
1 RIVERA Kevin Androni – Sidermec – Bottecchia 11:16:54
2 TROSINO Mirko Wilier Triestina – Selle Italia +0:22
3 ORTEGA Mauricio RTS – Monton Racing +0:29
17 CIMA Damiano NIPPO – Vini Fantini +3:24
20 NISHIMURA Hiroki NIPPO – Vini Fantini
31 KUBOKI Kazushige NIPPO – Vini Fantini +6:06

77 GROSU Eduard Michael NIPPO – Vini Fantini +17:13
112 UCHIMA Kohei NIPPO – Vini Fantini +25:43


内間康平のコメント
今日は何としてもステージ優勝を取るべくスタート!リーダーチームと利害関係が一致していることから協力しゴールスプリントへ持ち込む作戦でスタート! とにかく大人数の逃げ、もしくはスプリンターを抱えるチームの逃げは行かせないことを念頭に距離をこなしていく。アタックがあった場合はいつもと違い、後ろを引き連れながら捕まえる。この繰り返し。ラスト2周を前に少人数の逃げが先行。それを徐々に詰めながら、最後の力を振り絞り全開で踏む! 60km/hまで上げ続け、離脱。ステージ優勝には届かなかったが、力の限りは尽くした。

ツアー・オブ・チャイナ1、そしてツアー・オブ・チャイナ2、少し長いステージレースをこのメンバーで共に闘えて良かった。応援してくれたスポンサーやファンの皆さま。ありがとうございました!


窪木一茂のコメント
最終ステージの作戦として、窪木を1人エースとしてスタートした。最低表彰台には上がることが目標だった。スプリンターのグロスももちろん勝利を狙いたいだろうが、福島監督の配慮があり今日は窪木一本で勝負を狙うという作戦に切り替えてくれた。リーダーチームのアンドローニと共にゴールスプリントへと持ち込むという作戦だ。

序盤から内間さんと西村がかなり頻繁にアタックに対してチェック、それに集団の牽引にも加わりコントロール。最終日で疲労もあるなかで、機敏に動いているのを見てかなり心強く思えた。そしてラスト1周からはチーマとグロスが僕を気遣いながら常に10番手前後位置する。ラストのUターンからゴールまで600m弱。位置取りが争いが激しかった。一旦後ろへ下がりコーナーの入り口前に一番左から思いっきりグロスがコーナー入り口めがけて突っ込み、自分はグロスの後ろに付く。危なげながらコーナー立ち上がりは4番手に位置できた。そこから、コーナーを立ち上がり一列棒状でゴールまで約500m。僕はギリギリまで待って200m切ってスプリントを開始した。下り基調なのでもう少し早くスプリントしてもよかったかもしれない。残念ながら目標の表彰台にはわずか届かず、悔しさが残ったが力は出し切れたと思う。

「ONE FOR ALL,ALL FOR ONE」という言葉のとおり、今日は4人が僕のために団結して走ってくれて本当に有り難く思えた。自分たちの結果を犠牲にして走ってくれた仲間たちに感謝したい。応援ありがとうございました。


西村大輝のコメント
今日の指示は、アンドローニと一緒に集団をコントロールすることと総合順位でUCIポイント獲得圏内にいるので、絶対に集団から遅れないことの二つだった。序盤から強風の中でのアタック合戦となり、かなり苦しかった。そして今回、移動のバスの車内で流行っている風邪に、ついに僕もかかってしまい、明らかにいつもより呼吸が苦しかった。 風邪を引くなんていつぶりだろうか…。

終始苦しかったため、ローテーションを回って、一回引いては集団の中に下がり、少し回復したら、また一回引いて集団の中に下がるというのを繰り返していた。何とか粘りきり、集団内でゴール。無事にUCIポイントを獲得することができた。

今回、ツアー・オブ・チャイナ1の第1ステージから全力で走っていたので、最後は明らかにガス欠といった感じになってしまった。今大会は移動日が多かったので助けられたが、これからはステージレースの走り方、脚の使い所などをしっかりと学び、きちんと経験を積んでいきたい。


福島晋一監督のコメント
今日は全員が窪木のために、という作戦だったが、ピュアスプリンターとの力勝負で3番手にいたところから、7位まで沈んでしまった。結果としては残念であり、プロチームは結果が全てではあるが、チームとしての形は良く、チームワークが最終日によく噛み合っていたことを評価したいと思う。

今回は研修生2人と日本人選手を主体としたチーム編成で、他のイタリアのプロコンチネンタルチームと比較するとチーム力が劣っていたことは否めない。しかし2週間のレースで彼らと一緒に勝負をしていけたことや、彼らの走りを肌で感じ、自分たちに足りないものを常に考えながら走れたことは、今後に繋がる経験となり、それが今回の最大の収穫だった。とくに研修生の西村にとっては特に学びの多いレースになったと思う。途中、体調を崩しながらもチームのために献身的な走りをし、メイン集団の牽引などを他チームのトップ選手たちと一緒に行ってアドバイスを受けるなど、多くのことを学ぶことができた。

●NIPPOヴィーニファンティーニ出場選手
内間康平
窪木一茂

小石祐馬(負傷のためツアー・オブ・チャイナ1のみ出走)
西村大輝(※トレーニー/シマノレーシング所属)
エドゥアルド・グロス(ルーマニア)
ダミアーノ・チーマ(※トレーニー/イタリア)
監督:福島晋一

●レース情報
Tour of China 1(ツアー・オブ・チャイナ1)
開催期間/2017年9月10日(日曜日)〜17日(日曜日)

Tour of China 2(ツアー・オブ・チャイナ2)
開催期間/2017年9月19日(火曜日)〜24日(日曜日)

カテゴリー/UCIアジアツアー2.1
開催国/中国(日本との時差 1時間)