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【ツール・ド・台湾/第4ステージ】2選手が逃げ切り、後続のスプリントでザッカンティが区間9位でフィニッシュ!

2018年03月14日

今大会最後の山岳ステージとなった第4ステージは、南投県政府から日月潭までの166kmのステージでした。前半に3級山岳を越え、ゴールまで16km地点となる150km地点に2級山岳が設定されており、この2級山岳からゴールまではテクニカルなアップダウンが続くコースでした。

チームは登坂力のある中根英登、小林海、フィリッポ・ザッカンティを軸に区間優勝を狙いながら、それぞれ7位と13位につける中根とザッカンティの個人総合成績のジャンプアップを狙ってのスタートでした。

最初の山岳までアタックが繰り返され、集団はハイペースで走行。山頂を過ぎてから台湾チャンピオンのフェン・チュンカイを含む4名の選手が先行します。集団は落ち着き、リーダーチームのユナイテッドヘルスケアが中心となりコントロール。

終盤の山間部に向け、メイン集団も徐々にペースが上がっていき、登坂区間にて逃げていた3選手を吸収。1選手が先行を続ける展開となり、ベルギーチームのチベル・セボンが積極的な走りをみせ、一時は、中根英登やポイント賞ジャージを着るエドウィン・アヴィラ(イスラエルサイクリングアカデミー)ら5名の追走集団が作られました。

山頂付近では、追走集団にいたジミー・ヤンセン(ベルギー、チベル・セボン)が単独で先行をしましたが、下りに入り、今度はメイン集団から3選手が飛び出し、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニは懸命に前を追います。

ゴール前6km地点で先頭のうちの1選手がクラッシュ。先頭は2名となり、約25名ほどのメイン集団から6秒差で逃げ切り、3位以下は集団スプリントとなり、ザッカンティが中根のためにリードアウトをしましたが、チーム内での連携がうまくいかず、ザッカンティがそのままフィニッシュラインへと駆け込み、チーム内最高位となる区間9位でフィニッシュ。ザッカンティは総合成績を2つ上げて11位、中根は7位を維持しています。

またメイン集団のスプリントを制した新城幸也(日本ナショナルチーム)が区間3位に入りボーナスタイムを獲得して、総合首位に浮上。明日はアジア人ランキングで2位につける中根英登が繰り上がりでアジアンリーダージャージを着用します。

明日の最終ステージは距離は長いものの平坦基調のステージで、チームの目標は集団ゴールスプリントの展開にすること。そして、吉田隼人とイメリオ・チーマ、二人のスプリンターの活躍が期待されています。選手たちは皆、調子はいいものの、悔しい思いをするステージが続いています。最終ステージはすべての思いをかけ、強い結束をもって勝利をめざします!

 

結果
第4ステージ
1 BAYLY Cameron Bennelong SwissWellness Cycling Team 3:59:16
2 PIPER Cameron Team Illuminate +0:02
3 ARASHIRO Yukiya Japan +0:06

9 ZACCANTI FilippoNippo – Vini Fantini – Europa Ovini
13 KOBAYASHI MarinoNippo – Vini Fantini – Europa Ovini
25 NAKANE Hideto Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
60 MARANGONI Alan Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +9:57
67 YOSHIDA HayatoNippo – Vini Fantini – Europa Ovini
69 CIMA Imerio Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini


個人総合成績
1 ARASHIRO Yukiya Japan 12:31:26
2 CLARKE Jonathan UnitedHealthcare Pro Cycling Team +0:02
3 JANSSENS Jimmy Cibel – Cebon +0:13

7 NAKANE Hideto Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +0:41
11 ZACCANTI Filippo Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +0:46
28 KOBAYASHI Marino Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +3:13
51 MARANGONI Alan Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +18:03
71 CIMA Imerio Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +27:47
74 YOSHIDA Hayato Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +27:52



吉田隼人のコメント
今日のステージも昨日に引き続き、総合順位を狙う選手にとっては重要なステージ。
120キロ後半から始まる勝負所となる登りに向けて、中根選手、ザッカンティ選手、最後までサポートの出来る小林選手に脚を使わせないように、昨日に引き続き走りました。
また自分自身は明日勝負できるので、明日のことも意識して走りました。
明日は最終ステージ。
怪我なく、最後にいい報告ができるように準備します。


中根英登のコメント
ステージ優勝と総合のジャンプアップを目標にスタート。1つ目の山岳ポイントまで集団は良いペースで進むが、今日も調子は良く問題なく越える。逃げが決まってからはチームで固まって走った。吉田さんやイメリオが補給を何度も取りに行ってくれたり、マリノがトイレストップの時に待ってくれたりと心強かった。
最後の勝負所の上りの麓はマランゴーニが引っ張り上げてくれて、良い位置で上りに突入。アタックが掛かり、総合上位選手で特に注意していたCIBELの4番、イスラエルのAvila含む5人で抜け出す。先行するがメイン集団をリーダーチームが牽引してきたのと、CIBELの4番の選手が強すぎたこともあり彼以外の自分含む4人は集団に吸収された。
勝ちに行く為の飛び出しだったため、かなり身体のダメージがあって集団からも千切れそうになるが、なんとか踏ん張ってゴールスプリントに備えることに切り替える。
マリノやザッカンティがゴールまでの動きをフォローしてくれてラスト1km。残り300mを切ってからザッカンティが上がってきてくれて、彼の後ろに付く。残り200mを切って右側からスプリント開始し始めた時に、ザッカンティの姿を見てマリノもそのトレインに入ろうとして自分と衝突。スプリント出来ずに終わってしまい、悔しい結果となった。このような失敗はもうしないよう、しっかりとコミュニケーションをとっていきたい。


小林海のコメント
やっと身体も良い調子で動いてくれて、終始余裕をもって走れた。後半の登りでは最後のアップダウンのために脚を貯めながら走り、本当に余裕があったのでアップダウンで何度かアタックに乗ったり自分から行くが、予想以上に下り基調でなかなか行けなかった。
最後は中根さんたちと少し離れてしまったので、自分で行こうと思い位置取り、昨年のスプリントを観ていたので、焦らず待ってスプリント開始しようとしたら、中根さんを引っ張って来たザッカンティがちょうど抜いて来て、その後ろに入る形になってしまい、中根さんとぶつかってしまう。そして自分もザッカンティに塞がれる形になってしまいスプリント出来ずに終了してしまった。
最後は脚が残っていたので、自分が引いて逃げを吸収するか、しっかり中根さんを引っ張ってスプリントさせるかするべきだったが、コミュニケーション不足だった。自分自身も今日のステージは勝てる脚があったと思うし、上手くレース展開に乗れなかったことが悔しい。


レース情報
Tour de Taiwan
開催期間/2018年3月11日(日)〜15日(木)
カテゴリー/UCIアジアツアー2.1
開催国/台湾

公式サイト http://www.tourdetaiwan.org.tw/index.aspx
フェイスブック https://www.facebook.com/Tour-De-Taiwan國際自由車環台公路大賽-122239464553708/

3月11日 第1ステージ Taipei City Hall › Taipei City Hall (83.4k)
3月12日 第2ステージ Taouyan City Hall › Jiaobanshan Park (118k)
3月13日 第3ステージ HSR Hsinschu Station › Shingan Visitor Information Center (155.3k)
3月14日 第4ステージ Nantou County Hall › Xiangsan Visitor Centre of Sun Moon Lake (167.2k)
3月15日 第5ステージ Pingtung County Hall › Dapeng Bay National Scenic Area (195.5k)

今後のレーススケジュール(予定)
3月7日〜13日 Tirreno-Adriatico イタリア 2.ワールドツアー
3月11日〜15日 Tour de Taiwan 台湾 アジアツアー2.1
3月17日 Milano-Sanremo イタリア 1.ワールドツアー
3月21日 Driedaagse De Panne-Koksijde ベルギー ヨーロッパツアー1.HC
3月22日〜25日 Settimana Internazionale Coppi e Bartali イタリア ヨーロッパツアー2.1
3月31日 Volta Limburg Classic オランダ ヨーロッパツアー1.1
4月15日 Amstel Gold Race オランダ 1.ワールドツアー

RESULT

【ティレーノ〜アドリアティコ/第7ステージ】バジョーリが山岳賞を獲得!初山も7日間の最高峰ステージレースを走破

2018年03月14日

3月7日から7日間にわたりイタリア中部にて開催されてきたUCIワールドツアーのティレーノ〜アドリアティコが13日、10.05kmの個人タイムトライアルである第7ステージをもって閉幕しました。

第2ステージで逃げに乗り山岳賞リーダーとなった23歳、プロ2年目のニコラ・バジョーリは、その後も第3、第4ステージで逃げに乗り、果敢な走りですべての山岳賞ポイントを首位通過し、山岳賞ランキングで2位に大きな差をつけました。終盤は山岳賞争いでライバルとなる選手の先行はなく、第4ステージまでに稼いだポイントにて、山岳賞リーダーを守りきりました。

バジョーリはイタリアのトップアマチュアチームであるザルフを経て、2017年にNIPPOヴィーニファンティーニにてプロデビュー。今季は2月のトロフェオ・ライグエルア(イタリア、1.HC)にて4位入賞するなど、大きな飛躍をみせています。

またティレーノ〜アドリアティコの山岳賞は2013年にダミアーノ・クネゴ、2014年にマルコ・カノラと、現在チームに在籍する二人のキャプテンが過去に獲得しており、今後のさらなる活躍が期待されます。

最終日の個人タイムトライアルを走る初山翔

今大会唯一の日本人選手となった初山翔は、初めて出場するUCIワールドツアーのステージレースでしたが、第3ステージに逃げに乗り、バジョーリの山岳ポイント獲得に大きく貢献するなど活躍。終盤のステージでは疲労が溜まり苦しむ場面もありましたが、世界最高峰の舞台で貴重な経験を積み、最終日のタイムトライアルまで走り抜きました。

さらにゴールスプリントでは、第2ステージでエドゥアルド・グロスが9位、第6ステージでカノラが7位、グロス9位と世界の強豪スプリンターを相手に複数回トップ10入りを果たし、ワイルドカードにて出場したNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパにとって、非常に収穫の多い大会となりました。

イタリアでは今週末の17日に世界五大クラシックレースの一つ、291kmで開催されるUCIワールドツアーのワンディレース、ミラノ〜サンレモに出場します。今大会での勢いをそのままに、イタリア最高峰の大会再び挑みます。

山岳賞のリーダージャージであるマリアヴェルデを着用してタイムトライアルを走行するバジョーリ

リザルト
●第7ステージ
1 DENNIS Rohan BMC Racing Team 53.680km/h 11:14
2 VAN EMDEN Jos Team LottoNL-Jumbo 53.363km/h +0:04
3 CASTROVIEJO Jonathan Team Sky 53.050km/h +0:08
71 GROSU Eduard Michael Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini 49.091km/h +1:03
111 CANOLA Marco Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini 47.048km/h +1:35

114 PONZI Simone Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini 46.805km/h +1:39
120 BAGIOLI Nicola Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini 46.504km/h +1:44
121 HATSUYAMA Sho Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini 46.504km/h
126 CUNEGO Damiano Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini 46.207km/h +1:49
130 SANTAROMITA Ivan Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini 45.797km/h +1:56

●個人総合成績
1 KWIATKOWSKI Michal Team Sky 25:32:56
2 CARUSO Damiano BMC Racing Team +0:24
3 THOMAS Geraint Team Sky +0:32
21 SANTAROMITA Ivan Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +5:21
54 PONZI Simone Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +24:16
66 CANOLA Marco Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +28:57
99 BAGIOLI Nicola Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +46:36
110 GROSU Eduard Michael Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +52:44
117 CUNEGO Damiano Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +56:29
120 HATSUYAMA Sho Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +57:38

●山岳賞
1 BAGIOLI Nicola Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini 35
2 MOSCA Jacopo Wilier Triestina – Selle Italia 25
3 CATALDO Dario Astana Pro Team 20
4 LANDA Mikel Movistar Team 15
5 MAJKA Rafał BORA – hansgrohe 10
6 YATES Adam Mitchelton-Scott 8
7 MORABITO Steve Groupama – FDJ 8
8 HATSUYAMA Sho Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini 8


初山翔のコメント
今日のコースは短かったが、この消耗度での平坦TTでAv46.5kmは今の自分では妥当なスピードだったと思う。ここから長期的に少しずつスピードを上げていきたい。
このティレーノの1週間を振り返ってみると、第3ステージでの走りは自分でも評価したい。およそ残り10km地点でティレーノの先頭集団を走っていた自分に興奮したことを今でも覚えている。
その一方で第5ステージと第6ステージではかなり苦しんだ。逃げた翌日のクイーンステージでの感触は決して悪くなかったのに、その翌日からの最後の2日間は急激に脚の感触が悪くなった。7時間クラスのレースを2日間続けて走った経験がなかったので、当たり前の反応であったのかもしれないが、チームに穴を開けないためにも、そこは改善しなければならないと思う。できればもうひとステージ、目立つ走りがしたかった。

とにかくこのティレーノを走れて良かった。今までの限界を常識としていては走れないレースだった。殻を破れたような感じがする。そして逃げたことで多くの人に観てもらえた。レース会場でも逃げた翌日から急に多くの人に声を掛けられるようになり、このレベルのレースの反響の大きさを強く感じた。ぜひまた強くなって戻ってきたい。


ニコラ・バジョーリのコメント
このとても重要なジャージを獲得できたことに大きな喜びを感じている。大会が始まる前は、このような成績を出せるとはまったく考えていなかった。しかし、第2ステージでジャージを獲得してからは、チームはこのジャージのために戦うことを決め、長いエスケープで疲労を感じる日もあったが、ベストを尽くして戦い抜いた。これからのシーズンの目標は、厳しいトレーニングを続け、さらに強くなって、世界のトッププロを相手に勝利することをめざしたい。

レース情報
Tirreno – Adriatico
開催期間/2018年3月7日(水曜日)〜13日(火曜日)
カテゴリー/2. UCIワールドツアー
開催国/イタリア

公式サイト http://www.tirrenoadriatico.it/en/
フェイスブック https://www.facebook.com/tirrenoadriatico/?fref=ts
ツイッター https://twitter.com/TirrenAdriatico
ハッシュタグ #TirrenoAdriatico

日本国内では DAZN にてライブ放映あり。

3月7日 第1ステージ Lido di Camaiore › Lido di Camaiore (21.5k/TTT)
3月8日 第2ステージ Camaiore › Follonica (167k)
3月9日 第3ステージ Follonica › Trevi (234k)
3月10日 第4ステージ Foligno › Sarnano Sassotetto (219k)
3月11日 第5ステージ Castelraimondo › Filottrano (178k)
3月12日 第6ステージ Numana › Fano (153k)
3月13日 第7ステージ San Benedetto del Tronto › San Benedetto del Tronto (10.05k/ ITT)

今後のレーススケジュール(予定)
3月11日〜15日 Tour de Taiwan 台湾 アジアツアー2.1
3月17日 Milano-Sanremo イタリア 1.ワールドツアー
3月21日 Driedaagse De Panne-Koksijde ベルギー ヨーロッパツアー1.HC
3月22日〜25日 Settimana Internazionale Coppi e Bartali イタリア ヨーロッパツアー2.1
3月31日 Volta Limburg Classic オランダ ヨーロッパツアー1.1
4月15日 Amstel Gold Race オランダ 1.ワールドツアー