RACE

【ミラノ〜サンレモ】格式あるイタリア最高峰のクラシックレースに初山が出場決定

2018年03月16日

イタリアでのUCIワールドツアー三連戦の最終戦となるのは、3月17日開催、“ラ・プリマベーラ(春)”の愛称で親しまれるワンディレース「ミラノ〜サンレモ」です。

ミラノ〜サンレモはその名前の通り、イタリア最大の都市ミラノから、フランス国境にも近い観光地サンレモまで、291kmの距離を駆け抜けます。走行距離291kmは現存するワンディレースでは世界最長距離となっており、レース時間は7時間を越えます。

また、本大会の初開催は1907年。イタリアにおいて、1906年初開催の秋のクラシックレース「イル・ロンバルディア」に次ぐ2番目に古いレースで、“モニュメント”と呼ばれる世界五大クラシックレースの最初の一戦になります。

序盤は平坦が続き、内陸部から海沿いへ出るさいにトゥルキーノ峠を越えます。海岸線を出てからは、終盤に連続する登坂区間の勝負どころに向けて集団はペースアップしていき、例年、勝負を大きく左右するのは、フィニッシュまで21.5kmのチプレッサ、5.4kmのポッジオの登りとなります。少人数でのゴールスプリントの展開になることも多く、300km近い距離を走行し、最後の登坂区間やスプリントで勝負する脚をどれだけ残しておけるかがカギです。

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニは、シーズン最初の目標をミラノ〜サンレモに設定しているマルコ・カノラがエースを務めます。昨年の同大会をカノラは20位で終えており、今年はこれを上回る結果を狙います。

日本人選手はティレーノ〜アドリアティコに引き続いて初山翔が参戦。中三日での参戦となりますが、大会前は回復に専念し、当日は世界最高峰の格式ある大会に出場できるチャンスを活かして、チームのために走るとともに、今後に繋げる多くの経験を積んでいきます。またチームは初山だけでなく、マルコ・ティッツァ、ダミアーノ・チーマがミラノ〜サンレモ初出場となります。

出場選手
初山翔
マルコ・カノラ(イタリア)
イヴァン・サンタロミータ(イタリア)
シモーネ・ポンツィ(イタリア)
フアンホセ・ロバト(スペイン)
マルコ・ティッツァ(イタリア)
ダミアーノ・チーマ(イタリア)
監督: マリオ・マンゾーニ


初山翔のコメント
世界で一番美しいとされるミラノ〜サンレモに出走することができて、とても光栄に嬉しく思う。
世界最長距離の300kmを一漕ぎ一漕ぎ、噛みしめるように走りたい。


マリオ・マンゾーニ監督のコメント
春のクラシックレースでチームのエースを務めるのは間違いなくマルコ・カノラ。ティレーノ〜アドリアティコで示したとおり、とてもいいコンディションに仕上がっていて、良い結果が期待できるだろう。他のメンバーたちは、最後のポッジオの登りを前に、できるかぎりカノラを良いポジションに連れていくことが仕事になる。初山もティレーノでは良いステージがあったので、彼の頑張りにも期待したい。

レース情報
Milano – Sanremo
開催期間/2018年3月17日(土曜日)
カテゴリー/2. UCIワールドツアー
開催国/イタリア

公式サイト http://www.milanosanremo.it/it/
フェイスブック https://www.facebook.com/misanremo/
ツイッター https://twitter.com/Milano_Sanremo
ハッシュタグ #MSR

日本国内では DAZN にてライブ放映あり。

今後のレーススケジュール(予定)
3月17日 Milano-Sanremo イタリア 1.ワールドツアー
3月21日 Driedaagse De Panne-Koksijde ベルギー ヨーロッパツアー1.HC
3月22日〜25日 Settimana Internazionale Coppi e Bartali イタリア ヨーロッパツアー2.1
3月31日 Volta Limburg Classic オランダ ヨーロッパツアー1.1
4月15日 Amstel Gold Race オランダ 1.ワールドツアー

RESULT

【ツール・ド・台湾/第5ステージ】集団スプリントで連携できず、イメリオの6位が最高位

2018年03月16日

台湾南端まで移動し、屏東県にて最終ステージとなる第5ステージが開催されました。本大会最長距離となる192kmの平坦ステージで、海岸線に沿って南下し、Uターンして北上。最後は大鵬湾外周を回る12kmの周回コースを3周回するコースレイアウトで、海岸線では時折強い風が吹きました。

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニは、吉田隼人のスプリントでの区間優勝、そして中根とザッカンティの総合成績を守ることを目標にスタート。

スタート後、アタックの応戦が約1時間続いたのち、4名の先頭集団が形成されました。その後、小林海が2選手で追走を仕掛け、ブリッジを試みるシーンも見られましたが、厳しい風と先頭集団がハイペースで走り続けたために、タイム差が縮まらず断念することに。

中盤では中根英登がパンクにより遅れるトラブルもありましたが、チームで中根の集団復帰を助け、その後はスプリントに向けて、逃げている選手を吸収すべく小林海が中心となり集団を牽引しました。

残り10kmを切って逃げていた選手たちは集団に吸収され、残り4km地点の大きな橋では、台湾チャンピオンのフェン・チュンカイがアタックを仕掛けて先行。そこにザッカンティ、中根が続き、6選手が後続からリードを奪いましたが、ウィリエールトリエスティーナが主導権を握ったメイン集団に残り1km付近で吸収。

集団ゴールスプリントの展開となりましたが、やや道幅の狭い道路で集団内は混沌とし、エースを務める吉田隼人がリードアウトのイメリオ・チーマからはぐれてしまいます。そしてイメリオが単独でスプリントを挑み6位入賞。中根はメイン集団にてフィニッシュしましたが、着順の関係から順位を一つ下げ、個人総合成績8位でレースを終え、UCIポイントを30点獲得しました。また団体総合成績で2位となり、チーム全員で表彰台に立ちました。

最後こそ!という気持ちで挑んだ今日のステージでしたが、結果的には目標には届かず、課題が多く残るステージとなりました。今回の多くの失敗を無駄にせず、チームでの連携を密にし、再び勝利をめざして戦って行きます。応援ありがとうございました。

結果
第5ステージ
1 PACIONI Luca Wilier Triestina – Selle Italia 4:18:52
2 HAEDO Lucas SebastianUnitedHealthcare Pro Cycling Team
3 KREDER Raymond Team UKYO

6 CIMA ImerioNippo – Vini Fantini – Europa Ovini
32 YOSHIDA Hayato Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
40 ZACCANTI FilippoNippo – Vini Fantini – Europa Ovini
44 NAKANE Hideto Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
88 KOBAYASHI MarinoNippo – Vini Fantini – Europa Ovini
97 MARANGONI Alan Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +0:17


個人総合成績
1 ARASHIRO Yukiya Japan 16:50:18
2 CLARKE Jonathan UnitedHealthcare Pro Cycling Team +0:02
3 JANSSENS Jimmy Cibel – Cebon +0:13

8 NAKANE Hideto Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +0:41
11 ZACCANTI Filippo Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +0:46
28 KOBAYASHI Marino Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +3:13
51 MARANGONI Alan Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +18:20
71 CIMA Imerio Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +27:47
73 YOSHIDA Hayato Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +27:52



吉田隼人のコメント
ツール・ド・台湾に自分が出ることが決まった時点で、自分が勝てる可能性のあるステージは、第1ステージと今日の第5ステージと意識していました。また今日はチームメイト全員が自分のために走ってくれたのにもかかわらず、結果的にラスト1km切ってからの位置どりでイメリオ選手とはぐれ、スプリントできない位置でゴールすることしかできない自分に腹立たしい気持ちと、何よりチームメイトに申し訳ない気持ちです。
またチームは、スピードのある選手もそのスピードを活かす走りが出来なかったという悪い点が、レースを走ることで見えてきたので、しっかり話し合い修正して、次戦に気持ちを切り替えて準備したいと思います。
今回数少ないチャンスを活かすことができなかったですが、必ずいい結果を報告しますので、引き続き応援よろしくお願いします。


中根英登のコメント
最初のアタック合戦であわよくば逃げに乗ってボーナスタイムを取りに行こうとしたが、良いタイミングが見つからなかった。横風が強く吹く区間で一時集団が分断しかけたタイミングでパンクしてしまうという最悪な状況があり、さらには無線が上手く繋がらないという状況にも関わらず、チームメイトみんなが待ってくれてキツい風が吹く区間にも関わらず集団に連れ戻してくれた。感謝という言葉だけでは足りないくらい。
そこからは逃げを捕まえるべくNIPPOからはマリノが集団コントロールに加わってくれる。吉田さんのスプリントに備えつつラスト周回へ。ラスト3kmのとこにある橋の上りでフェン・チュンカイがアタックしたのにザッカンティと自分含む5人が先行。しかしラスト1km付近で捕まってしまい集団ゴール。飛び出した結果、最後は前方でスプリントできず、総合順位を1つ落としてしまった。
レース展開に響くアンラッキーな日もあり、勝つ為にみんなが全力を尽くしてくれたのにも関わらず、この結果になってしまい、まったく満足できるものではないし、チームメイトに申し訳ない。
今回現地にまで足を運んで応援してくださった方々、ありがとうございました! 5日間、応援ありがとうございました。


小林海のコメント
最終ステージは吉田さんで勝つべく、そして自分も逃げに乗れそうならトライ。
数人の逃げが決まりそうになった時に集団から抜け出したが、前も少し離れていたので、後ろから来たもう1人を待って2人で追う。メイン集団との差が開いたら、前も多少は踏みやめるだろうと思ったが、ずっと踏み続けていたため、全然縮まらない。一時は20秒差を切っていたが、30〜40秒差で数十km走り、結局追いつかず集団に戻った。
戻ってからすぐに横風で集団が分断。その瞬間に中根さんがパンクでストップ。しかし、僕たちには情報が入ってこず、何度無線で中根さんの状況を聞いてもチームカーからの情報が届かず、かなり混乱してしまった。すぐに復帰して来て前に上がれたから良かったが、今回のレースはチームメイト間の連携やコミュニケーションに課題があったと共に、チームカーとのコミュニケーションにも課題があった。
その後は集団牽引に加わり、ラスト1周に入ったとこまで牽引して下がってゴール。1日中踏んでいたのでかなり消耗したステージだった。
このレースまでずっと良いコンディションだったのに、レースの前半のステージで、特に第2ステージで思うように踏めず、遅れを取ってしまったのが本当に悔しい。しかし、本当に今更だが自分の身体のこともしっかり理解して来て、次のレース前のやるべきことなども分かっているので、この失敗を絶対に次に活かす。
しっかり戦える脚はあるので、次のレースでもしっかり戦いたい。


レース情報
Tour de Taiwan
開催期間/2018年3月11日(日)〜15日(木)
カテゴリー/UCIアジアツアー2.1
開催国/台湾

公式サイト http://www.tourdetaiwan.org.tw/index.aspx
フェイスブック https://www.facebook.com/Tour-De-Taiwan國際自由車環台公路大賽-122239464553708/

3月11日 第1ステージ Taipei City Hall › Taipei City Hall (83.4k)
3月12日 第2ステージ Taouyan City Hall › Jiaobanshan Park (118k)
3月13日 第3ステージ HSR Hsinschu Station › Shingan Visitor Information Center (155.3k)
3月14日 第4ステージ Nantou County Hall › Xiangsan Visitor Centre of Sun Moon Lake (167.2k)
3月15日 第5ステージ Pingtung County Hall › Dapeng Bay National Scenic Area (195.5k)

今後のレーススケジュール(予定)
3月7日〜13日 Tirreno-Adriatico イタリア 2.ワールドツアー
3月11日〜15日 Tour de Taiwan 台湾 アジアツアー2.1
3月17日 Milano-Sanremo イタリア 1.ワールドツアー
3月21日 Driedaagse De Panne-Koksijde ベルギー ヨーロッパツアー1.HC
3月22日〜25日 Settimana Internazionale Coppi e Bartali イタリア ヨーロッパツアー2.1
3月31日 Volta Limburg Classic オランダ ヨーロッパツアー1.1
4月15日 Amstel Gold Race オランダ 1.ワールドツアー