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【アムステルゴールドレース】1000のカーブと35の急坂を越える難関レース、ポンツィの56位が最高位

2018年04月16日

4月15日、第53回目となるアムステルゴールドレース(UCIワールドツアー)が、オランダ南部のマーストリヒトからスタートしました。悪天候となった年もありますが、今年は天候に恵まれ、春の暖かさを感じるなかでのレースとなりました。
今年は263kmのコースに35箇所の急坂セクションが組み込まれ、1000のカーブと言われる複雑で入り組んだ細い道幅のコース設定とともに、世界でも屈指のテクニカルなコースでの大会となりました。
NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニはマルコ・カノラをエースに、格上チームに挑んでいく作戦。シモーネ・ポンツィ、ファンホセ・ロバトらトップカテゴリーでの経験豊富な中堅選手がカノラのサポート役、そして2008年大会の覇者ダミアーノ・クネゴも、翌日からのツアー・オブ・アルプスに出場するため、非常にタイトなスケジュールでしたが、多くのオランダのファンのためにも引退前にもう一度思い出深いレースに出走することを決意。地元からファンクラブも駆けつけるなかでスタートラインに並びました。
先週末のパリ〜ルーベで心停止により命を落としたマイケル・ホーラールツ(ベルギー、ベランダスヴィレムス・クレラン)のために黙とうがささげられ、静かにレースはマーストリヒトのメイン広場をあとにしました。そして序盤からいくつかのアタックがかかり、マルコ・ティッツァを含む12名の大きな先頭集団が形成されました。そのなかには、2013年にコンチネンタルチーム体制のチームNIPPOに所属していたウィリー・シミット(南アフリカ、カチューシャ・アルペシン)の姿も。
逃げが決まると集団は速度を緩め、すぐにタイム差は15分を超えていきました。レース中盤になるとモビスターやボーラ・ハンスグローエ、バーレーン・メリダ等有力チームがメイン集団を積極的に牽引し、タイム差は大きく縮まり始め、残り44km地点のグルペルベルグでは、先頭集団からも脱落する選手が出始め、タイム差も2分ほどに縮まり、その後ペースアップするメイン集団に吸収されます。
再びカウベルグを越えてフィニッシュラインを通過、15.7kmの最終周回に入るとメイン集団からも積極的な動きが連続し、人数を大きく減らします。カノラやポンツィも上位グループから脱落。メイングルペットにて最後の距離をこなし、3分26秒遅れの56位、57位にてフィニッシュ。優勝は最後の局面でチームとして組織的に動いたミケル・ヴァルグレン(デンマーク、アスタナ)。

80名がDNFとなるとても厳しいレースで、唯一の日本人選手となった小林海は、先週からの胃腸トラブルの影響により、思うようなパフォーマンスを発揮できず、序盤にチームの仕事をこなしたのちにリタイア。悔しさとともに世界のトップ選手の桁違いの強さを痛感する結果となりました。
●結果
1 VALGREN Michael Astana Pro Team 6:40:07
2 KREUZIGER RomanMitchelton-Scott
3 GASPAROTTO Enrico Bahrain Merida Pro Cycling Team +0:02
4 SAGAN Peter BORA – hansgrohe +0:19
5 VALVERDE AlejandroMovistar Team
6 WELLENS Tim Lotto Soudal
56 PONZI Simone Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +3:26
57 CANOLA Marco Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
DNF CUNEGO DamianoNippo – Vini Fantini – Europa Ovini
DNF TIZZA MarcoNippo – Vini Fantini – Europa Ovini
DNF GROSU Eduard MichaelNippo – Vini Fantini – Europa OviniDNF KOBAYASHI MarinoNippo – Vini Fantini – Europa Ovini
DNF LOBATO Juan José Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini


小林海のコメント
水曜日のプラバンツからずっとお腹の調子が悪く苦しんだ。
レーススタートしてからは本当に速い。
逃げが決まってから一瞬緩んでからも、すぐに速いペースに戻る。
テレビなどで観ていると、コントロールされて落ち着いたペースのように見えるが、
今まで走ってきたレースでペースが上がり始めた時のような速さでずっとレースが進んでいく。
チームメイトへの補給のサポートをしながら耐えていく。
走り切りたかったが、ここ数日満足に食べたりできなかったことが一気に脚にきて、
残り100kmで遅れた。この時レース時間は4時間程。レースはまだ3時間近く残っていた。
もっとレース後半まで経験したかったが、
この時点で本当に今まで自分が走ってきたレースとの次元の違いを感じられた。
しっかり休んで、体調を治して、先日までの好感触を取り戻したい。


レース情報
53rd Amstel Gold Race
開催期間/2018年4月15日(日曜日)
カテゴリー/UCIヨーロッパツアー1.HC
開催国/オランダ

公式サイト https://www.amstel.nl/amstelgoldrace
フェイスブック https://www.facebook.com/AmstelGoldRace
ツイッター https://twitter.com/amstelgoldrace
ハッシュタグ #AGR



今後のレーススケジュール(予定)
4月16日〜20日 Tour of the Alps イタリア ヨーロッパツアー2.HC
4月17日〜22日 Tour of Croatia クロアチア ヨーロッパツアー2.1
4月22日 Giro dell’Appennino イタリア ヨーロッパツアー1.1
5月8日〜13日 4 Jours de Dunkerque フランス ヨーロッパツアー2.HC
5月21日〜28日 Tour of Japan 日本 アジアツアー2.1
5月22日〜24日 Tour des Fjords ノルウェー ヨーロッパツアー2.HC
5月25日〜27日 Hammer Stavanger ノルウェー ヨーロッパツアー2.1
5月30日〜6月3日 Tour de Korea 韓国 アジアツアー2.1
6月1日〜3日 Hammer Sportzone Limburg オランダ ヨーロッパツアー2.1
6月3日 Gran Premio Città di Lugano スイス ヨーロッパツアー1.HC
6月7日 GP du canton d’Argovie スイス ヨーロッパツアー1.HC
6月9日〜17日 Tour de Swiss スイス 2.ワールドツアー
6月13日〜17日 Tour of Slovenia スロベニア ヨーロッパツアー2.1

RACE

【ツアー・オブ・クロアチア】美しいクロアチアを舞台にした6日間の超級ステージレースに日本人選手3名が参戦

2018年04月16日

今年で4回目の開催を迎えた6日間のステージレース「ツアー・オブ・クロアチア(UCIヨーロッパツアー2.HC)」が、4月17日(火曜日)から22日(日曜日)に開催されます。

さまざまなタイプのステージで構成されるのが特徴で、6日間の走行距離は1075km。同時期に開催される山岳ステージレース「ツアー・オブ・アルプス」とともに、「ジロ・デ・イタリア」の前哨戦とされる非常にレベルの高い大会で、UCIプロチームは3チーム参戦します。

昨年から主要なステージは変わらず、第1ステージはハンガリー国境をゆく丘陵ステージ、第2ステージは内陸から地中海沿いまで下る下り基調のステージ、第3ステージは超級山岳にフィニッシュするクイーンステージ、第4ステージは丘陵、第5ステージは1級山岳を登り反対側から登り返してフィニッシュする山岳、第6ステージは首都ザグレブの旧市街を使った平坦ステージとなっています。

総合優勝を狙ううえで重要になるのは第3ステージで、昨年は積雪の影響により、登坂区間の中腹にフィニッシュラインが引かれましたが、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニはスプリンターやオールラウンダー中心の布陣で挑むため、区間優勝に照準を絞っての参戦となります。

スプリントの展開では、エドゥアルド・グロスと吉田隼人をエーススプリンターとして、経験豊富なシモーネ・ポンツィとファンホセ・ロバトが彼らを牽引。逃げの展開では、内間康平と西村大輝に大きな期待がかかっています。

出場選手
内間康平
吉田隼人
西村大輝
シモーネ・ポンツィ(イタリア)
ファンホセ・ロバト(スペイン)
エドゥアルド・グロス(ルーマニア)
ダミアーノ・チーマ(イタリア)
監督: ヴァレリオ・テバルディ、福島晋一



内間康平のコメント
滞在しているブレシアにて、行ったトレーニングの成果を存分に発揮したい!!
特に第2ステージ、第6ステージでは必ず逃げに乗ってチームに貢献し、
チームや世界にアピールする走りをしていくことを目標としている。


吉田隼人のコメント
ツール・ド・台湾から順調にトレーニングを積むことができ、
余裕を持ってヨーロッパへの移動をすませ、
イタリアにて順調にトレーニングを積むことができました。
チーム内での自分の役割をしっかり果たすべく走ります。
引き続き応援よろしくお願いします。


西村大輝のコメント
今回のレースは6ステージあり、
初日から長距離のステージでハードなレースになると思うが、
自分自身もしっかりとコンディションを作ってきているので、
チームの助けができるような良い走りがしたい。


ヴァレリオ・テバルディ監督のコメント
チームのクライマーたちは皆、ツアー・オブ・アルプスに参戦しているので、
本大会はスプリンター中心の布陣で挑むことになる。
スプリントでエースを務めるのはグロスと吉田。
ロバト、ポンツィ、ダミアーノ・チーマが彼らを牽引していく役割だが、
それに加え、彼ら3名は丘陵ステージなどではエースとしてチャンスを狙って欲しい。
内間と西村はチームの全体的なサポートが仕事となるが、
逃げにトライするなど、チーム全体でベストを尽くしてハイレベルな大会での区間優勝を狙いたい。


レース情報
Tour of Croatia 2018
開催期間/2018年4月17日(火曜日)〜22日(日曜日)
カテゴリー/UCIヨーロッパツアー2.HC
開催国/クロアチア

4月17日 第1ステージ Osijek › Koprivnica(227k)
4月18日 第2ステージ Karlovac › Zadar(234.5k)
4月19日 第3ステージ Trogir › PP Biokovo (Sv. Jure)(134k)
4月20日 第4ステージ Starigrad › Crikvenica(171k)
4月21日 第5ステージ Rabac › Poklon(156.5k)
4月22日 第6ステージ Samobor › Zagreb(151.5k)

公式サイト https://www.tourofcroatia.com/en/
フェイスブック https://www.facebook.com/TourOfCroatiaRace
ツイッター https://twitter.com/tour_of_croatia
ハッシュタグ #TourOfCroatia


今後のレーススケジュール(予定)
4月16日〜20日 Tour of the Alps イタリア ヨーロッパツアー2.HC
4月17日〜22日 Tour of Croatia クロアチア ヨーロッパツアー2.1
4月22日 Giro dell’Appennino イタリア ヨーロッパツアー1.1
5月8日〜13日 4 Jours de Dunkerque フランス ヨーロッパツアー2.HC
5月21日〜28日 Tour of Japan 日本 アジアツアー2.1
5月22日〜24日 Tour des Fjords ノルウェー ヨーロッパツアー2.HC
5月25日〜27日 Hammer Stavanger ノルウェー ヨーロッパツアー2.1
5月30日〜6月3日 Tour de Korea 韓国 アジアツアー2.1
6月1日〜3日 Hammer Sportzone Limburg オランダ ヨーロッパツアー2.1
6月3日 Gran Premio Città di Lugano スイス ヨーロッパツアー1.HC
6月7日 GP du canton d’Argovie スイス ヨーロッパツアー1.HC
6月9日〜17日 Tour de Swiss スイス 2.ワールドツアー
6月13日〜17日 Tour of Slovenia スロベニア ヨーロッパツアー2.1