RESULT

【ツール・ド・コリア/第1ステージ】作戦が噛み合わず、チーマの10位が最高位

2018年05月30日

5月30日に開幕した5日間のツール・ド・韓国(UCIアジアツアー2.1)。NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニはスプリントのエースを吉田隼人、タイム差がつきやすい第2、第3ステージでは、マルコ・ティッツァとジョアン・ボウ、そして日本人選手で個人総合成績を狙いにいくという作戦でスタートしました。

 

184kmの第1ステージは途中3級山岳が1つ設定されており、それ以外にもいくつかのアップダウン区間が組み込まれたステージでした。チームの目標は集団ゴールスプリントの展開とし、吉田で勝負をすること。

レースは序盤よりプロコンチネンタルチームの2選手が先行する展開となり、集団から2分ほどのリードを保ちます。集団はウィリエールトリエスティーナがコントロールしていましたが、60km地点付近から西村大輝も集団の牽引に参加しました。

残り25km地点、最後の登坂区間ではメイン集団内からアタックが積極的にかかり、先頭集団の顔ぶれがシャッフルされ、新しく4選手が先行を始めます。一時はダミアーノ・チーマも先頭集団に入りましたが、惜しくも下り区間でトラブルがあり後退。

そしてメイン集団は懸命に前を追いましたが、残り10km地点でタイム差は50秒程度と、あと少しがなかなか詰まらず。内間、そしてチーマ、ティッツァ、ボウが集団の前方で必死に追いましたが、他のチームの協調を得ることができなかったこともあり、9秒差で逃げ切りを許す結果となりました。5位以下のメイン集団でのスプリントでは、吉田隼人と牽引役のチーマとのあいだで連携がうまく取れず、チーマの10位が最高位でした。

リザルト
第1ステージ
1 CHOE Hyeong Min Geumsan Insam Cello   4:19:02
2 PERRY Ben Israel Cycling Academy
3 TVETCOV Serghei UnitedHealthcare Pro Cycling Team
10 CIMA Damiano Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +0:09
45 YOSHIDA HayatoNippo – Vini Fantini – Europa Ovini
58 TIZZA MarcoNippo – Vini Fantini – Europa Ovini
76 NISHIMURA HirokiNippo – Vini Fantini – Europa Ovini
101 UCHIMA Kohei Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +2:07

個人総合成績

1 CHOE Hyeong Min Geumsan Insam Cello   4:18:52
2 PERRY Ben Israel Cycling Academy  +0:01
3 TVETCOV Serghei UnitedHealthcare Pro Cycling Team  +0:06
11 CIMA Damiano Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini  +0:19
46 YOSHIDA HayatoNippo – Vini Fantini – Europa Ovini
58 TIZZA MarcoNippo – Vini Fantini – Europa Ovini
76 NISHIMURA HirokiNippo – Vini Fantini – Europa Ovini
106 UCHIMA Kohei Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini  +2:17



内間康平のコメント
荒れた1日に必ずなるだろう、と考えながらスタート。いくつかのアタックがあり、プロコン2人がエスケープ。 それに付いていたのだが、どう考えてもプロコン3人は厳しいだろう、 と考えて離脱。 その結果、僕らのチームも引くことになり、西村がその役割を担ってくれた。快調に逃げた先頭二人もやがて力尽き始め、チームメイトにここのパターンはこの後アタック合戦なるよと伝え備えた。予想どおりアタック合戦が始まり、残り20kで4人が逃げるのを見て、33秒のタイム差の時点で先頭を引くが、他が上手く協調してくれず、捕まえれずにゴールとなった。 明日は202キロと長いが、しっかり集中してチームで勝利を掴みたい。



吉田隼人のコメント
チームは僕のスプリントで勝負するために常に動いてくれた。 序盤にできた2人の逃げを集団は許し、レースは進んだ。 序盤から西村選手がローテーションに入り、常にチームとして後手に回らないように動いた。 しかし、序盤から逃げていた選手と結果的に逃げ切ることができた4選手がシャッフルした時から展開が大きく変わった。僕とチーマ選手以外の選手でローテーションを行なったが、他チームと上手く協力できず、今日のレースは逃げ集団が有利な展開になった。その時点から僕自身が焦ってしまい、余計な所で脚を使ってしまい、最後のスプリントの位置どりでも中途半端な走りになってしまった。 気持ちを切り替えて、明日からもいい結果を報告できるように準備したい。



西村大輝のコメント
監督からの僕への指示は、まずは逃げに警戒して、主要チームが入った大きな逃げは外さないこと。 集団が割れて、NIPPOが入っていなければ、集団を引いて前のグループを引き戻す動きをすることだった。

スタート直後からアタックに反応して積極的に動き、一度逃げを決めれそうだったのが、自分が入ったグループが吸収された後のアタックが決まり、逃げに乗れなかった。 約60キロ地点で、監督から集団の牽引に加わるようにとの指示が出たので、ウィリエールと共に集団をコントロールした。 正確には覚えていないが、約100キロほど、ウィリエールと集団を牽引した後、上りの後で集団が大きく割れ、チーマが前に入ったが、メカトラで遅れてしまった。 チームメイトから前のグループに追いついてくれと言われたので、ほとんど一本引きで前のグループを捕まえた。 その後、ティッツアから「お前は充分に働いた。後は明日のために集団内で脚を回せ」と言われ、実際に脚の痙攣も始まっており、これ以上は出来ることがなかったので、残りは必死に集団に食らいついてゴールした。

結局、レースは逃げ切りの展開となってしまったため、チームの目標としていた吉田さんのスプリントでステージ優勝をあげるということは叶わなかったが、自分自身の調子で言えば、タイで3週間の個人合宿を行った成果が出ており、調子は非常に良かった。 チームメイトからも、沢山労いの言葉をかけてもらえたので、明日からもチームの助けができるように頑張りたい。



レース情報
Tour de Korea 2018
開催期間/2018年5月30日(水曜日)〜6月3日(日曜日)
カテゴリー/アジアツアー2. 1
開催国/韓国

5月30日 Stage 1 – Gunsan › Cheonan (184.6k)
5月31日 Stage 2 – Cheonan › Yeongju (202.6k)
6月1日 Stage 3 – Yeongju › Jeongseon (192.4k)
6月2日 Stage 4 – Jeongseon › Chungju (156k)
6月3日 Stage 5 – Seoul › Seoul (65k)

公式サイト http://www.tourdekorea.or.kr/tdk2018/elite_eng/index.asp
フェイスブック https://www.facebook.com/TourdeKorea


今後のレーススケジュール(予定)
5月30日〜6月3日 Tour de Korea 韓国 アジアツアー2.1
6月1日〜3日 Hammer Sportzone Limburg オランダ ヨーロッパツアー2.1
6月3日 Gran Premio Città di Lugano スイス ヨーロッパツアー1.HC
6月7日 GP du canton d’Argovie スイス ヨーロッパツアー1.HC
6月9日〜17日 Tour de Swiss スイス 2.ワールドツアー
6月13日〜17日 Tour of Slovenia スロベニア ヨーロッパツアー2.1