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【ツアー・オブ・ジャパン】8日間の応援、どうもありがとうございました!

2018年05月31日

多くのファンに支えられ、ツアー・オブ・ジャパンが無事閉幕しました!今年もスポンサーの関係者の方々をはじめ、多くの熱烈なファンの方々からたくさんのご声援をいただき、誠にありがとうございました。毎年のことながら大会を運営する関係者の皆様にも深く御礼を申し上げます!

今回は我々のメインスポンサーの一つであるヴィーニファンティーニの、ファルネーゼヴィーニグループが手掛けるシチリアワイン「ヴィニエティ ザブ」の日本国内でのプロモーション活動のサポートも受けての参戦でしたが、日本国内の輸入販売代理店を手掛ける株式会社稲葉様からのご協力を賜りアフターパーティーを開催させて頂きました。

遅ればせながら、今大会を振り返った日本人選手と監督のコメント(感想と今後の抱負)を、期間中の写真の一部と共にご紹介させて頂きます。


初山翔
まず最初に今回のツアー・オブ・ジャパンでぼくの逃げや山岳賞に期待してくださっていた方々に申し訳なく思う。多くの方に「期待してます」とお言葉頂戴しましたが、チームも変わり立場も変れば、やるべきも変わったことをご理解頂きたい。

そしてそれとは全く別問題としてコンディションが全く足りていなかった。前半のステージでは感じなかったが、後半の2ステージは最悪のコンディションに感じた。正直自分にガッカリした。今後のレースで挽回したいと思う。このメンバーでツアー・オブ・ジャパンを走れたことが唯一良かったことであった。




伊藤雅和
チームとして優勝という結果を残すことはできなかったけれど、素晴らしいチームメートと戦えてたくさんの応援を貰えたことに感謝してます。自分自身、京都、いなべ、美濃と集団をひく仕事をしてタイムをかなり失った状態から飯田、富士山、伊豆と厳しいステージでチームのために仕事をしながら、順位を上げていけたことに少しずつだけど成長してることが伺えました。

昨年飯田ステージで骨折し、東京ステージまで辿り着けませんでしたが、今年は「無事にたどり着いて良かったね」と沢山の方々に言って貰えて良かったです。これからもレースが続くので、さらにコンディションを上げて、もっと強くなっていきたいと思います。




中根英登
チームとしてステージ優勝が叶わなかったのは非常に悔しいが、多くのステージでカノラと共にトップ10圏内に入ることができ、また総合も1桁の9位に入ることができた。それが成し遂げられたのは、強いチームメイトに連日支えて貰えたからこそ。毎ステージ良い状態で勝負させてもらえた。確実に自分の力が付いてきている事を実感できたが、しかし、これだけ助けて貰って勝てずこの結果は自分の力不足だと思う。

今まで以上に万全のコンディションで今回のレースに臨むことができ、レース後半も崩れなかったことも個人的に大きな1歩。チームと話し合ってやってきたトレーニングやスケジュール等これまで積み重ねてきたことがようやく、少し形として見えてきたような感覚。もっと強くなりたいと思ったし、なれると思う。

来年のツアー・オブ・ジャパンにもし出るのなら、もう1段階強くなってさらに良い結果を出せるようにしたい。現地観戦やSNSでレースを追って頂いたりと、8日間アツい応援ありがとうございました!!


大門監督
「敗軍の将、兵を語らず」という先人の言葉を尊重しているが、日本でのレースは勝っても負けても毎回考えさせられるテーマが多い。日本人メンバーの個人総合上位成績とカノラのステージ優勝を目標に臨んだ今年のツアー・オブ・ジャパン。1か月前に暫定メンバーに入れ、初参加を楽しみにしていたクネゴだったが来日の数日前に鼻の持病が悪化、気圧の影響も受ける長距離便はドクターストップも必至で一時はリザーブとの交代も考えたが、彼の来日を楽しみにしているファンやスポンサーの熱い気持ちにも配慮が必要だった。本人の希望も尊重し同意の上で参戦を決めた。

渡航前は4日間トレーニングできる状況ではなかったと聞いていたので、疾患の再発、最終日まで走りきれるか深刻に心配していたが、東京ステージまで無事完走を果たし、本人は辛かったと思うが、サポートする立場としては先ずはホッとしている。来週から始まるスイスでの連戦及びツール・ド・スイスに備え、復調に向け良いトレーニングになったと願いたい。

誰が総合上位に 入っても良いと選んだ日本人メンバー。経過的に富士山ステージで実力を出しきり踏ん張った中根が個人総合で一桁に食い込んだ事は評価に値する成績だった。過去のチームの成績を振り返ってもポイントゲットのミッションを日本人選手に託せたフォーメーションは大変意義のある収穫だったと思う。今後はヨーロッパツアーでも昨年以上のランキングポイントを獲得できるように引き続きナショナルチームの目標と意向と向き合いながら彼のスケジュールを見守って行きたい。

中根と実力的には勝とも劣らない初山と伊藤。初山は昨年までの環境の違いにリズムが摘めず本来の力を発揮できていない状況は把握できていたが、体調が悪いなりにもオールマイティ&献身的にチーム力の足らない部分をフォローしてくれた。これから中盤を迎えるシーズンに向け良い刺激になったと思っているが、彼の実力はこんなもんじゃない。これから挑む厳しいレースで彼の持ち味、魅力をいかんなく発揮できるように見守っていきたい。

昨年は飯田ステージでの骨折を伴う大怪我からの復調までに半年以上を費やし我慢を強いられた伊藤も今年はシーズンインこそ遅かったものの順調に調子を上げていた。まだまだこれからだが、今回も復調の兆しを十分に感じさせられる走りでチームを献身的にサポートしてくれた事を心からの讃えたい。

昨年は3勝し日本でもファンが増え、昨年以上に気合いの入っていたカノラだったが、前述したとおり今回は日本人メンバーの成績も優先させたため、スプリンターのアシストの要(発射台)を連れて来れなかった事も大きく影響したのかも知れない。「二兎を追う者は一兎をも得ず」とは良く引用される諺だが、「優勝」は誰にも解りやすい成果。しかしながら今の体制にとって「日本人選手の成長」という成果も優勝という価値と同様に評価して行く環境作りがチームの将来にとって大変重要な鍵を握っている。

カノラがいなべステージで2位に終わったレース後優勝したボーレとも話したが、あの日は焦らなければ勝てたステージだったと思う。本人の気持ちを察すると残念だったが「まずはなんとしても勝ちたい」という気持ちが強過ぎて逃したステージだった。大会が終わって振り返ると、確かにボーレの伊豆ステージでの圧巻の走りは脱帽させられたが、あのいなべステージでチャンスを逃した失敗(ボーレに勝たせてしまったこと)が「優勝」という意味では全てのステージに影響を与えたのではないかと思っている。元々、勝てる力は持ってるが単発の優勝よりも上位入賞を重ねるキャラクターなので、次回のビックチャンスに今回の失敗の反省を生かせば、必ず勝てる選手になって帰ってくると思っている。許せる限り彼の成長も引き続き見守って行きたい。

今回はキナンチームが個人総合初優勝に輝いた。メインスポンサーの角口会長を務め、長年に渡りレースの主催者としてステージレース(ツール・ド・熊野)を地元の企業ぐるみで精力的に運営して来られた角口さんの情熱の溢れた姿勢にはいつも感服させられていた。レース会場では毎回大変お世話になり頭が下がる思いだった。まさに日本のロード競技界の発展に欠かせない最も尊敬に値する功労者の一人。そういった姿勢を尊敬してきただけに角口さんが喜んでらっしゃる姿を近くで拝見し自分も素直に嬉しかった。引き続き大会運営とチームの発展を心からお祈り申し上げたい。