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【ジロ・デラ・トスカーナ】難関登坂レースでティッツァが5位入賞、中根英登も18位でUCIポイントを獲得

2018年09月20日

9月19日、イタリア中部トスカーナ地方のポンテデーラをスタート・フィニッシュとする第90回ジロ・デラ・トスカーナ(UCI1.1)が開催されました。走行距離は198km、約50kmの周回コースを3周回するコース設定で、周回コースには約10kmの登坂区間が続くモンテセッラが組み込まれており、この登坂区間が重要な勝負どころとなっていました。

レースは序盤より昨年までチームに所属していたイウリィ・フィロージ(デルコマルセイユ)を含む5名の逃げが先行する形で進んでいき、メイン集団はチームスカイやアージェーデゥーゼルら有力ワールドツアーがコントロール。

1回目のモンテセッラでは集団は比較的落ち着いていましたが、2回目の通過時になると集団は早くもペースアップし、先頭は30名ほどの集団に絞られ、そこにNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニからは、マルコ・ティッツァ、イヴァン・サンタロミータ、中根英登が入りました。下り区間を終えて、平坦区間で遅れていた選手が追いつき、一度、集団は大集団となりましたが、すぐに始まる最後のモンテセッラの登りで集団は再び分裂。メイン集団は25名ほどとなり、最後まで逃げていたフィロージも集団に吸収されました。

頂上を前に、集団からはロマン・バルデ(アージェーデゥーゼル)とジャンニ・モスコン(チームスカイ)が抜け出し、下り区間でドメニコ・ポッツォヴィーボ(バーレーン・メリダ)が追いつき、先頭は脚の揃った3名となりました。

メイン集団から追走を仕掛ける選手も見られましたが、結果的に中根、サンタロミータ、ティッツァを含む19名の集団となり、選手たちは協調しながら逃げを追いました。しかし、逃げを吸収することはできず、3選手が逃げ切り。モスコンが勝利し、1分12秒遅れでフィニッシュへと戻ってきた18名のメイン集団はゴールスプリントの展開となり、ティッツァが集団内2番手、5位の好成績でフィニッシュしました。サンタロミータが16位、脚の痙攣に苦しんだ中根英登も18位でゴールし、中根はUCIヨーロッパツアーにて貴重なポイント3点を獲得しました。

脚が攣ってしまったことにより、スプリントには加われず、悔しさが残る結果となりましたが、それ以上に世界のトップ選手が多く参加するハイレベルなレースで少人数に絞られたメイン集団に残れたことは大きな自信となり、出場を控える世界選手権での活躍にも期待がかかります。

結果
1  MOSCON Gianni  Team Sky 5:13:03
2  BARDET Romain AG2R La Mondiale
3  POZZOVIVO Domenico  Bahrain Merida Pro Cycling Team +0:05
16  SANTAROMITA Ivan  Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
18  NAKANE Hideto  Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
45  PONZI Simone  Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +7:21
80  CANOLA Marco  Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini 18:18
87  ZACCANTI Filippo Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
DNF  BAGIOLI Nicola Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini


中根英登のコメント
大きな逃げが行きそうならばしっかり逃げに入って行くこと、またチクリズモカップも大事なのでチームから3人を上位に送り込むという事でスタート。 ザッカンティ、バジョーリ、自分で最初のアタック合戦を捌いてすぐに5名の逃げが出来て集団は落ち着く。約9kmの上りがメインとなる周回コースに入り、1周目はスカイを筆頭にWTチームのコントロールにより安定したペース。 2周目はペースが上がり、集団が割れるがサンタロミータ、ティッツァ、自分が前の集団に残って頂上通過。 下りとその先の平坦で割れた後方集団が追いついてメイン集団は1つに。 この時点で自分が調子が良いことを感じたのと、監督から3人目としてのリザルトを託される。カノラやシモーネ、ザッカンティが補給を渡してくれて、同時にプレッシャーも 受け取る。 上りの入り口の位置取りをサンタロミータ、ティッツァ、自分の為にしてくれて、お陰で良い位置で上りに入る。 逃げも吸収し、スピードが上がって集団は小さくなっていく中とにかく食らいついて行く。 そのスピードの中からモスコンやバルデたちがアタックして行くのを見せつけられるが、自分はとにかく全開。 この集団に食らいつくことに必死。 頂上手前で数名と少し遅れるが下りでなんとか復帰。 この下りは道が悪く、1度チェーンが外れかけて脚を強打してしまい、脚が攣るキッカケを作ってしまう。 サンタロミータとティッツァの為に集団を牽引に加わるが脚が何度も攣っては集団後方に下り、叩いて治してまた上がっての繰り返し。 結局3名は捕まえられず、4位争いの集団でゴール。 ティッツァが上位入賞してくれた。

しっかりスプリントが出来なかったのと、牽引がまともに出来なかったのが非常に悔しいが、最低限のヨーロッパツアーポイントを獲得する事が出来た。 アジア大会からツール・ド・北海道がキャンセルになってしまい、少しレースまでの期間が空いてしまったが、欧州でもしっかり戦えるようになってきている。自分の成長を感じる事が出来たがまだまだ足りない部分は沢山ある。 次のレースでも良い走りが出来るようにしっかり準備していきます。



今後のレーススケジュール(予定)
9月17日〜23日 Tour of China II 中国 アジアツアー2.1
9月19日 Giro della Toscana イタリア ヨーロッパツアー1.1
9月20日 Coppa Sabatini イタリア ヨーロッパツアー1.1
9月22日 Memorial Marco Pantani イタリア ヨーロッパツアー1.1
9月23日 Trofeo Matteotti イタリア ヨーロッパツアー1.1
10月6日〜13日 Tour of Taihu Lake 中国 アジアツアー2.1
10月6日 Giro dell’Emilia イタリア ヨーロッパツアー1.HC
10月7日 Gran Premio Bruno Beghelli イタリア ヨーロッパツアー1.HC
10月9日 Tre Valli Varesine イタリア ヨーロッパツアー1.HC
10月10日 Milano-Torino イタリア ヨーロッパツアー1.HC
10月13日 Il Lombardia イタリア 1.ワールドツアー

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【ツアー・オブ・チャイナ2/第2ステージ】厳しい暑さに見舞われたステージでダミアーノ・チーマが3位入賞

2018年09月20日

南方に移動し、厳しい暑さに見舞われた第2ステージは、3級山岳、4級山岳を含む128kmの平坦基調のステージでした。NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニは、今日も吉田隼人とダミアーノ・チーマを軸に集団ゴールスプリントでの勝利をめざしてスタートしました。

5選手が逃げ、集団はリーダーチームのベネロングとスプリントを狙うアンドローニがコントロール。残り35km地点から西村、残り15km地点から内間と伊藤も集団牽引に加わり、残り4kmで逃げを吸収。そしてスプリントに向けてマランゴーニがスプリンターたちと前方へと連れていきました。

残り1kmを切るとチーマが単独になり、吉田はマランゴーニと一緒に最後のスプリントに向けて加速を続けていきましたが、残り500mで有力候補であるマレツコ(ウィリエール)がクラッシュ。吉田は僅差で落車を免れたものの大幅に失速。一方、単独でスプリントに挑んだチーマは残り200メートルでは15番手でしたが、一気に追い上げ3位でフィニッシュしました。

リザルト
第2ステージ
1  GIACOPPO Anthony  Bennelong SwissWellness Cycling Team  2:56:23
2  GROVES Kaden Mitchelton – BikeExchange
3  CIMA Damiano  Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
51  MARANGONI Alan  Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini  +0:13
77  ITO Masakazu  Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini  +0:17
80  NISHIMURA Hiroki Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
94  YOSHIDA Hayato Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
99  UCHIMA Kohei  Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini  +0:39

個人総合成績
1  GIACOPPO Anthony  Bennelong SwissWellness Cycling Team  5:23:09
2  GROVES Kaden  Mitchelton – BikeExchange  +0:10
3  JENNER Samuel  Mitchelton – BikeExchange  +0:14
19  CIMA Damiano  Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini  +0:36
49  MARANGONI Alan  Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini  +0:59
57  YOSHIDA Hayato  Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini  +1:06
78  ITO Masakazu  Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini  +1:23
88  NISHIMURA Hiroki  Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini  +1:37
109  UCHIMA Kohei  Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini  +2:53

 

出場選手
吉田隼人
内間康平
伊藤雅和
西村大輝
アラン・マランゴーニ(イタリア)
ダミアーノ・チーマ(イタリア)
監督: 福島晋一


吉田隼人のコメント
暑さの厳しいステージだった。
自分自身の調子も今日は厳しかったが、チームメイトが集団を1つにまとめ、
スプリントの展開にしてくれた以上、結果を出すために走ったが、
ゴールまで1km切ってからのウェリエールトレインの落車が起き、
それを避けるためにほぼ止まってしまいスプリントできなかった。
明日もスプリントが予想されるステージ、しっかり突っ込んでいきます。


内間康平のコメント
イタリアのプロコン2チームが逃げた場合、それには必ずチェックする。
それを繰り返すうちに関係ない逃げが先行。 5人とちょうど良い。
今日は暑さも厳しく、皆厳しそう。
自分も昨日に引き続き調子が上がらなかったが、暑さが味方してくれた。
終盤になり、逃げとの差を縮めるために自分を含めて3人投入。
そのお陰で残り5kで吸収。 残り3kまで踏み続け、あとはスプリンターに託し、ゴール。
移動も長く、調子を戻すのが少し難しいが、チームのために出来ることを精一杯こなして行きたい!



伊藤雅和のコメント
今日も危ない逃げがあったら乗り、逃げが少人数ならスプリントにまとめる作戦。
5人の逃げがいってうちからは西村が集団コントロールに入る。
終盤にタイム差があまり詰まらなくなってきたところで、
内間と共に集団コントロールに入り逃げを捕まえて、
あとはスプリンター達に任せて今日は終了。 とても暑くて厳しいステージだった。



西村大輝のコメント
今日もチームの作戦はスプリントで勝負する作戦でスタート。
自分は人数が行っている逃げは行くようにと言われてスタートした。
スタートしてからアタック合戦に反応して行くが、逃げに入れず5人の逃げが形成された。
約85キロ地点で監督から集団牽引の指示が出たので、集団の牽引に加わり、
逃げとのタイム差を徐々に詰めて行き、
最後は内間さん、伊藤さんの二人の力も借りて無事に逃げを吸収した。
自分はチャイナ2からの参加なので、当然ではあるが状態が良いので明日からも頑張りたい。

レース情報
Tour of China 1 & 2
開催期間/
China1 2018年9月8日(土曜日)〜15日(土曜日)
China2 2018年9月17日(月曜日)〜23日(日曜日)
カテゴリー/UCIアジアツアー2.1
開催国/中国

●ツアー・オブ・チャイナ1
9月8日 第1ステージ JINTANG・HUAIZHOU 83km
9月9日 第2ステージ PINGCHANG 140.6km
9月10日 第3ステージ BAZHONG・ENYANG 158km
9月11日 第4ステージ CHONGQING LIANGPING 84.6km
9月12日 第5ステージ YICHNG ZHIJIANG 127.4km
9月13日 第6ステージ QIANJIANG 113km
9月14日 移動日(600km)
9月15日 第7ステージ XINNING LANGSHAN 107.2km

●ツアー・オブ・チャイナ2
9月17日 プロローグ XINNING LANGSHAN 6.9km(個人TT)
9月18日 第1ステージ YONGZHOU NINGYUAN 99.4km
9月19日 第2ステージ QINGYUAN FOGANG 128.4km
9月20日 第3ステージ ZHUHAI HENGQIN 92km
9月21日 移動日(1150km)
9月22日 第4ステージ ANSHUN 21.3km(個人TT)
9月23日 第5ステージ ANSHUN 127.8km

今後のレーススケジュール(予定)
9月17日〜23日 Tour of China II 中国 アジアツアー2.1
9月20日 Coppa Sabatini イタリア ヨーロッパツアー1.1
9月22日 Memorial Marco Pantani イタリア ヨーロッパツアー1.1
9月23日 Trofeo Matteotti イタリア ヨーロッパツアー1.1