PRESS RELEASE

【2019シーズン情報】所属選手発表、日本人5選手と契約更新

2018年11月28日

2019シーズン、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネ(イタリア籍 UCIプロコンチネンタルチーム)に所属する17名の選手を発表します。日本人選手は2018年に所属した選手のうち、以下の5名が契約更新(西村大輝はネオプロ2年契約の2年目)いたしました。また、8月から最大で3名、認められるトレーニー(研修生)制度ですが、2019シーズンは特に日本人選手を対象とし、積極的に受け入れていく予定です。

新規加入選手は4名で、アスタナから移籍するモレノ・モゼール、イタリアのネオプロ、ジョヴァンニ・ロナルディ、コロンビアからはプロ登竜門といわれるツール・ド・ラブニールで山岳賞を獲得したアレハンドロ・オソリオら若手選手2名が加入します。チームキャプテンは最年長となるイヴァン・サンタロミータが務めます。

所属選手は12月中旬にイタリア・ラスペッツィアにて行われるビルディングキャンプ、来年1月上旬から始まるスペイン・カルペでのトレーニングキャンプに参加し、2019シーズンの初戦は、1月27日から2月3日までアルゼンチンで開催されるブエルタ・ア・サンフアンインターナショナル(UCIアメリカツアー2.1)の予定です。
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●2019シーズン 所属選手一覧

Ruben Dario ACOSTA/ルーベンダリオ・アコスタ(コロンビア) 1996年生まれ ※新規
Nicola BAGIOLI/ニコラ・バジョーリ(イタリア)1995年生まれ
Joan BOU/ジョアン・ボウ(スペイン)1997年生まれ
Marco CANOLA/マルコ・カノラ(イタリア)1988年生まれ
Damiano CIMA/ダミアーノ・チーマ(イタリア)1993年生まれ
Imerio CIMA/イメリオ・チーマ(イタリア)1997年生まれ
初山翔/はつやま・しょう(日本)1988年生まれ
伊藤雅和/いとう・まさかず(日本)1988年生まれ
Juan José LOBATO/フアンホセ・ロバト(スペイン)1988年生まれ
Giovanni LONARDI/ジョヴァンニ・ロナルディ(イタリア)1996年生まれ ※新規
Moreno MOSER/モレノ・モゼール(イタリア)1990年生まれ ※新規
中根英登/なかね・ひでと(日本)1990年生まれ
西村大輝/にしむら・ひろき(日本)1994年生まれ
Alejandro OSORIO/アレハンドロ・オソリオ(コロンビア)1998年生まれ ※新規
Ivan SANTAROMITA/イヴァン・サンタロミータ(イタリア)1984年生まれ
吉田隼人/よしだ・はやと(日本)1989年生まれ
Filippo ZACCANTI/フィリッポ・ザッカンティ(イタリア)1995年生まれ



伊藤雅和のコメント
来年もこのチームで走るチャンスをいただけたことを嬉しく思います。 今年は所属2年目でどうしても目に見える結果が欲しかったですが、それを手に入れることはできませんでした。 しかしレベルの高いレースを走らせてもらい、全力でチームメートをアシストし、自分自身のフィジカルのレベルも少しですが、上がってることを確認できました。 来年もチームから求められることを理解して、1つ1つのレースを大事にコンディションを整え走っていきたいです。とにかく自分自身強くなるために、毎日少しずつ積み上げて、チームから評価される走りをできるように頑張ります。 来年も応援よろしくお願いします!


初山翔のコメント
来年もこのチームで走れることを嬉しく思います。 今年を振り返ってみれば、今まで経験したことのないハイカテゴリーのチームとレースに付いていこうと必死で、浮き足立ちっぱなしの1年でした。 来年は今年の経験を生かしながら、自分自身の成績をもっとシビアに追求しなくてはいけないと思っております。 また来シーズンも引き続き、ごひいきのほどよろしくお願いします。



吉田隼人のコメント
今シーズンを無事に走りきり、来年もこのチームで走れることを嬉しく思います。今年は自分のイメージしていた結果とは異なることが多く、考えさせられることもありました。しかし、この年齢になってもチャレンジさせてもらえることは恵まれていると再認識し、来年は今年のような結果では終われません。結果を出すにあたり必要なことは全て行い、皆様にいい報告が早くできるように準備を進めていきますので、引き続き応援よろしくお願いします。



中根英登のコメント
チームNIPPOの一員として3年目を迎えることができました。来シーズンもこのチームで走れることが決まり、非常に嬉しく思っています。 本チームに移籍した昨年は不安と楽しみな気持ちが入り混じるなか、これまでで一番良い結果に恵まれました。 今年は昨年の自分を越えるべく厳しいトレーニングに打ち込み、ツアー・オブ・ジャパンやアジア大会、ジロ・デラ・トスカーナでのUCIポイント獲得、初の世界選手権出場とさらに飛躍できたと感じています。 昨年と違い今年は自分の成績を狙うチャンスを多く頂き、チームからの信頼も高まっていると実感した一方で、チームメイトの素晴らしいアシストを受けながらも満足いく結果を残せないこともあり悔しい思いもしました。 まだまだ自分は強くなれるし、ならなきゃいけない。 今年の自分をさらに越えるために、世界のトップ選手たちに少しでも近づいてコンスタントに欧州のトップレースで成績を残していけるように、来シーズンも全力で戦います! 引き続き応援よろしくお願いします!



西村大輝のコメント
今年は、所属するチームのカテゴリーや出場するレース、生活リズム等、初めての経験ばかりの年となりました。自分にとって世界中のレースを転戦し、一年の多くを海外で過ごすこの生活は、子供の頃から憧れていたものでした。来年は、2年契約最後の年となるシーズンで、自分の中では今年以上に大切な一年となります。今年経験させて頂いたことを走りへ活かし、チームから与えられた役割を果たしていけるように頑張ります。

RACE

【2019シーズン情報】水谷壮宏監督が就任

2018年11月24日

日本を代表するスプリンターとして活躍し、引退後は日本籍のUCIコンチネンタルチーム・ブリヂストンアンカーサイクリングチームで監督を務め、多くの勝利を導いた水谷壮宏(みずたに・たけひろ)氏が、2019シーズン、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネの監督に就任します。

水谷監督は、子ども時代を過ごした香港でトライアスロンや自転車ロードレースに出会いました。そして中学卒業後にフランスへと渡り、単身でプロへの道を切り開いた経歴をもち、現在もフランス在住。2006年に現役を引退し、2013年から17年まで、ブリヂストンアンカーサイクリングチームで監督として活躍。2018年は半年間、中国の自転車競技連盟からの要請で中国ナショナルチームのコーチとして活動しました。NIPPOとも関係が深く、1998年はフランス拠点のNIPPON HODO-BESSONの主力選手として、現在ワールドツアーチームの監督を務めるフィリップ・モデュイ氏らと活躍した実績をもちます(写真下・左から三番目が水谷監督、二番目がモデュイ監督)。

2019シーズンに向け、イタリア人メンバーで実施されたヘルスチェックから、水谷監督はチームに合流し、監督間でのスケジュールミーティング等、シーズン開幕に向けて準備を進めています。


📸 写真提供; サイクルスポーツ

水谷壮宏監督のコメント
来季は選手時代に大変お世話になった大門さんの元、株式会社NIPPOをメインスポンサーとするNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネで監督を務めることになり、光栄に思っています。来季からワールドツアー、プロコンチネンタルチームの監督(スポーツディレクター)に義務付けられるUCI主催のスポーツディレクターコースを受講し、ワールドツアーレースで必要とされる監督ライセンス取得(日本人では福島晋一監督のみ取得済み)を目指すという目標もあり、貴重な機会をいただけたことに感謝しています。

自転車競技界でもっとも厳しいヨーロッパにおいて、プロコンチネンタルチームを運営し、日本人選手が世界に挑戦できる環境を築き上げた大門さんの努力は計り知れないものです。15歳からフランスに渡り、夢であったヨーロッパでプロになり、そして引退後はコンチネンタルチームの監督として歩んできた自分自身の経験からも、それが容易いではないことをよく心得ています。

現在、日本の自転車競技界では、東京オリンピックでの活躍やツール・ド・フランス出場等に向けて、多くの勝利=UCIポイント獲得、日本人選手の育成等が期待されていますが、そこには多くの問題点や壁が存在しています。立場を与えられたからには、厳しい課題に立ち向かいながら責任をもってそこをめざしていく所存です。

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネは、ワールドツアーへの出場も可能なカテゴリーのプロチームです。監督が5名、多くのスタッフで世界中のレースを分担することや厳しいドーピングコントロールに対するチームに課せられたルール等、自分にとってはあらゆる面で初体験ですが、私が望んでいた環境が全て揃っています。またヨーロッパだけではなくワールドワイドにレース活動を行い、世界のトップレベルの選手と争い、日本人選手が強くなれる可能性は無限です。この新天地で、自分の経験を生かして、チーム目標の達成と日本人選手育成に努め、新たに歴史的にも自転車競技文化が深く根付くイタリアで多くのことを学び、少しでも日本の自転車競技界の躍進に献上していきたいです。

RESULT

【ツール・ド・おきなわ】アラン・マランゴーニが引退レースで劇的プロ初勝利

2018年11月11日

チームにとって2018シーズン最終戦となるツール・ド・おきなわ(UCIアジアツアー1.2)が、11月11日(日曜日)に沖縄県にて開催されました。コースは沖縄北部やんばる地域を巡る国内UCIレース最長距離の210km。2回登る与那と、終盤に組み込まれる羽地ダムへの登りが勝負所。また終盤には細かいアップダウンが多く組み込まれており、自脚の強さも要求されるコースです。

まだ夜が明け切らない6時45分に、選手たちは名護の街からスタート。なかなか逃げは決まらずに進みましたが、約40km地点で今回が引退レースとなるアラン・マランゴーニを含む10名のやや大きな逃げが形成されました。

有力チームが選手を一人ずつ送り込んだ逃げ集団は協調体制が取られ、本島の西側を北上する海岸線で、タイム差は一気に8分台まで広がりました。本島北端を周り、2回目の与那の登りに入るとタイム差は6分台まで縮まり、メイン集団はアタックがかかり活性化。下り終えた時点でタイム差を4分半まで詰めてきます。

そしてメイン集団から5名が飛び出して追走集団を形成。一方の先頭からは2選手が脱落し先頭は8名に。しかし、先頭と追走との差は縮まらず、逃げ切りの展開が濃厚となっていきます。そして最後の長い登坂となる羽地ダムへの登坂区間で先頭からアタックがかかり、先頭集団はマランゴーニを含む4名に絞られました。

冷静さを失わないマランゴーニは、勝負をしかけるタイミングを待ち続け、残り5kmの緩やかな登坂区間で一気にアタック。それが決定的な動きとなり、そのままフィニッシュラインへ独走で飛び込みました。

現在34歳のマランゴーニは、2009年のプロデビュー以来、ワールドツアーチームにも長く所属していましたが、アシストとしての走りに徹し、自身が勝利するレースはありませんでした。そして迎えたキャリア最後のレースで、念願だったプロ初勝利を掴み、フィニッシュ後には大勢の方の祝福に、大粒の涙をみせました。


結果

1 MARANGONI Alan NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ  5:05:04
2 OVETT Freddy オーストラリアン・サイクリングアカデミー・ライド・サンシャインコースト  +0:19
3 FENG Chun Kai 台湾ナショナルチーム  +0:19


出場選手
伊藤雅和
内間康平
吉田隼人
アラン・マランゴーニ(イタリア)
監督: 福島晋一


アラン・マランゴーニのコメント
今日はすべてのことが完璧に進み、まるで映画のなかにいるような気分。今日のレースに向けて、1ヶ月以上イタリアには帰れず、多くの犠牲を払ってきた。知らない土地で、一人でトレーニングすることになったが、素晴らしい友人の助けもあり、今日の勝利を掴むことができたと思う。助けてくれた全ての人に感謝している。レース中はいままでのキャリアが走馬灯のようによぎり、勝ちたいという一心でペダルを踏んだが、なぜか今日は冷静さを失うことはなく、最後までタイミングを待つことができた。ミラノ〜サンレモのようなビッグレースではないけれど、今回の勝利は自分のなかで特別な意味をもつ。考えられる最高の形でキャリアを締めくくることができ、本当に幸せに思う。



内間康平のコメント
いつもどおりの展開であれば、逃げは捕まると思い、最初のアタックには吉田に動いてもらい、自分は最後の展開に向けて温存しているなかで、アランの逃げが決まった。メンバーを聞いて、脚が揃っていたこと、今までは羽地ダムへの登りで逃げは捕まるが、2回目の与那で8分差があったため、逃げ切りが濃厚だと思った。

メイン集団はアタックが頻発してペースが上がらなかった。伊藤と二人だったが、枚数が足りず、脚も攣りそうだったため、追走には乗れなかった。入らないといけないグループだったが、そこに入れなかったことは、優勝できる脚がなかったと感じた。

しかし、シーズン最後の地元のレースで、大勢に応援してもらっていたので、全力をつくしてゴールしようと思った。最初は無謀かと思ったが、アランがいいメンバーとともに逃げ切り、優勝したと聞いて、とても嬉しかった。キャリア最後のレースで勝てることはそう簡単ではない。アシスト人生を送って来た彼のキャリアにおいて、本当に素晴らしいと感じた。チームは4人での出走だったが、最後のレースで勝って、シーズンを終えられるということはとても嬉しい。来年以降も今回のことを思い出して、頑張っていきたい。



レース情報
ツール・ド・おきなわ
開催期間/2018年11月11日(日)
カテゴリー/UCIアジアツアー1.2
開催国/日本・沖縄県

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