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【ブエルタ・ア・サンフアン/第4ステージ】集団ゴールスプリントでイメリオ・チーマが区間8位

2019年01月31日

個人タイムトライアルステージを経て、開催された第4ステージは185.8km、今大会最初の1級山岳が組み込まれたステージで、中盤に3つの山岳が連続して設定されたコースプロフィールでした。厳しい暑さに見舞われていますが、この日は気温32度程度と、連日の酷暑と比較するとやや凌ぎやすい気象条件下でのレースでした。

1級山岳が2つ組み込まれていますが、それでもフィニッシュラインまでの80kmが下り基調となっているため、どのチームも集団ゴールスプリントの展開を想定してのレースとなり、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネも、スプリンターのイメリオ・チーマをエースとする作戦でスタートしました。

序盤に6名の逃げが決まり、一時は9分近くまでタイム差は広がりましたが、登坂区間の麓で5分まで縮まり、山頂通過時に逃げ集団は3名と人数を減らしましたが、その後も3名は先行を続けます。スプリントによる区間優勝を狙うワールドツアーチームにより、メイン集団も急激にペースアップ。逃げとのタイム差を射程圏内にコントロールし、残り2.5km地点で最後まで逃げていた2選手を吸収。そして集団ゴールスプリントの体制となり、フェルナンド・ガビリア擁するチームUAEエミレーツが驚異的な加速でガビリアを発射。ペテル・サガン(ボーラ・ハングスローエ)との一騎打ちを制してガビリアが区間優勝。そして、兄のダミアーノのリードアウトを受けたイメリオ・チーマが世界のトップスプリンターたちの背中を追い、区間8位でフィニッシュしました。


●リザルト
第4ステージ 区間成績

1 GAVIRIA Fernando UAE-Team Emirates   4:20:26
2 SAGAN Peter BORA – hansgrohe
3 HODEG Álvaro José Deceuninck – Quick Step
8 CIMA Imerio Nippo Vini Fantini Faizanè
32 CIMA DamianoNippo Vini Fantini Faizanè
46 NAKANE Hideto Nippo Vini Fantini Faizanè
94 ACOSTA Ruben Dario Nippo Vini Fantini Faizanè
109 OSORIO Alejandro Nippo Vini Fantini Faizanè
119 SANTAROMITA Ivan Nippo Vini Fantini Faizanè

個人総合成績

1 ALAPHILIPPE Julian Deceuninck – Quick Step  11:35:42
2 GAVIRIA Fernando UAE-Team Emirates  +0:08
3 CONTI Valerio UAE-Team Emirates  +0:22
34 OSORIO Alejandro Nippo Vini Fantini Faizanè  +1:48
41 ACOSTA Ruben Dario Nippo Vini Fantini Faizanè  +2:27
43 NAKANE Hideto Nippo Vini Fantini Faizanè  +2:30
83 CIMA Imerio Nippo Vini Fantini Faizanè  +5:00
85 CIMA Damiano Nippo Vini Fantini Faizanè  +5:06
116 SANTAROMITA Ivan Nippo Vini Fantini Faizanè  +9:51


中根英登のレポート
最後の1級山岳頂上からゴールまでは約80kmあったので、
イメリオのスプリントで狙いにいく作戦だった。逃げにはアコスタがチャレンジし、
自分とサンティーノとオソリオはクイーンステージに備えて温存していく方向でスタート。
逃げはスタートから10分くらいで決まり、
8分くらいの差を付けてからメイン集団は速度を上げていく。
上りの麓まで追い風&下り基調だったので、50km/h前後で距離を消化していく。
1列棒状で進むが、幸い横風が吹くことはなくチームで固まって走行。
3つの山岳ポイントがある約14kmの上りは思ったよりも斜度は緩く、
また集団も暴れることなく無難に通過。 ゴールまでずっと下り基調で、
スプリントを狙うチーマ兄弟のために位置取りを手伝う。
イメリオがトップ10圏内の8位に入ってくれた。
昨日のTTでしっかり踏み切ったおかげか、今日はまた身体の軽さを感じられたので、
次のクイーンステージはしっかり力を出し切れるようにチャレンジしていきます。

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【ブエルタ・ア・サンフアン/第2ステージ】3級山岳山頂フィニッシュで中根英登が区間10位の好成績

2019年01月29日
1月27日に開幕した南米アルゼンチン最大のステージレース「ブエルタ・ア・サンフアン(UCIアメリカツアー2.1)」。28日(日本時間29日)に開催された第2ステージは、40度に達する厳しい暑さのために、スタート時間が30分ほど遅くなり、さらに終盤に設定された3級山岳を含む周回コースが4周回から3周回に変更となり、走行距離も160kmから134kmに短くなりました。
NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネは、3級山岳山頂フィニッシュというコースレイアウトのため、好調な中根英登、二人のネオプロ・コロンビア人アコスタとオソリオをエースにして戦う作戦でスタートしました。
7名の逃げが先行する展開でレースは進んでいき、強い風も吹いたために落車も頻発し、ややナーバスなステージとなりました。フィニッシュラインへ向かう登坂区間を前に、最後まで逃げていたイスラエルサイクリングアカデミーの選手が集団に吸収されますが、その時点で集団は80名ほどに小さくなっていました。最後の登坂区間では、ナイロ・キンタナ擁するモビスターら強豪チームがペースアップを図り、集団は急激に小さくなっていきます。
そして残り3kmを切って優勝候補でもあるジュリアン・アラフィリップ(ドゥクーニンク・クイックステップ)がアタックを仕掛け、キンタナとティシュ・ベノート(ロット・ソウダル)が反応し、先頭は3名に。中根英登とアコスタが35名ほどになった追走集団に食らいつき、追走集団はアラフィリップを捉えることはできませんでしたが、勝者と同タイムでのスプリントとなり、中根英登が区間10位、アコスタが区間29位でフィニッシュしました。
同集団には格上、世界のトップレースで活躍するワールドツアー選手がひしめいており、そのなかでトップ10の好成績を残したことは、中根にとって大きな自信に繋がる素晴らしい結果となりました。しかし、中根はこの結果に満足しておらず、ここをステップとして、さらに上を目指していきます。

写真: 荒々しい岩山を登っていく3級山岳。強い風も吹き荒れた

出場選手
中根英登
イヴァン・サンタロミータ(イタリア)
ダミアーノ・チーマ(イタリア)
イメリオ・チーマ(イタリア)
ルーベン・アコスタ(コロンビア)
アレハンドロ・オソリオ(コロンビア)
監督 ヴァレリオ・テバルディ
結果
●区間成績
1     ALAPHILIPPE Julian    Deceuninck – Quick Step       3:11:33
2     CONSONNI Simone    UAE-Team Emirates
3     SAGAN Peter    BORA – hansgrohe
10     NAKANE Hideto    Nippo Vini Fantini Faizanè
29     ACOSTA Ruben Dario    Nippo Vini Fantini Faizanè
39     OSORIO Alejandro    Nippo Vini Fantini Faizanè        +0:18
80     CIMA Damiano    Nippo Vini Fantini Faizanè            +2:39
88     CIMA Imerio    Nippo Vini Fantini Faizanè        +3:04
130     SANTAROMITA Ivan    Nippo Vini Fantini Faizanè        +7:08
●個人総合成績
1    GAVIRIA Fernando    UAE-Team Emirates        7:01:32
2    ALAPHILIPPE Julian    Deceuninck – Quick Step        +0:03
3    CONSONNI Simone    UAE-Team Emirates        +0:07
26    NAKANE Hideto    Nippo Vini Fantini Faizanè    +0:13
36    ACOSTA Ruben Dario    Nippo Vini Fantini Faizanè
39    OSORIO Alejandro    Nippo Vini Fantini Faizanè        +0:30
81    CIMA Damiano    Nippo Vini Fantini Faizanè    +2:52
84    CIMA Imerio    Nippo Vini Fantini Faizanè        +3:17
128    SANTAROMITA Ivan    Nippo Vini Fantini Faizanè        +7:21


中根英登のコメント
クライマーの総合順位を落とさぬようにゴールすることを最優先にしてスタートした。アタック合戦で一時自分とダミアーノ・チーマを含む20人くらいが先行する時があったがこれは長く続かず、地元チーム中心に7人の逃げを容認して集団は落ち着く。チーマ兄弟が何度も補給に行ってくれて、水を身体に掛けながら強烈な暑さを凌ぐ。周回コースに入り、風が強いために平坦路での位置取りが毎回ナーバス。昨日よりも落車が多く発生したが、巻き込まれることなく最終周回へ。上りの麓までの平坦路でチーマ兄弟の素晴らしいアシストを受けて、ストレスなく落ち着いて上りへ突入。 頂上手前で強烈なアタックが掛かり、集団が活性化。少し後ろにいたためにそのアタックについていくチャレンジはできず、その追走集団で頂上通過。 サガンがいたために、ボーラのアシストが強烈に牽引するが、追いつく事はできずに追走集団でのスプリントにチャレンジしてステージ10位だった。 チーマ兄弟は僕らを信頼して1日通して素晴らしいアシストをしてくれたことに感謝したい。 最後の強烈なアタックに反応するための位置にいるために、もっと脚を使って前にいかなければならなかったし、集団スプリントでの仕掛けるタイミングや位置ももっと改善できるはず。 次はトップ3に食い込むために、そしてステージ優勝を目指して、このステージの経験を次に生かしていきたい。

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【ブエルタ・ア・サンフアン/第1ステージ】灼熱に見舞われた開幕ステージは集団ゴールスプリントに

2019年01月28日

1月27日に開幕した南米アルゼンチン最大のステージレース「ブエルタ・ア・サンフアン(UCIアメリカツアー2.1)」。日が傾き始めた午後遅くにレースはスタートしましたが、それでも気温は40度近くに達し、厳しい暑さのなかでの戦いとなりました。

初日は、3級山岳を越えて折り返し、大部分同じ道を戻る159kmのステージ。3級山岳を二度越えますが、基本的には平坦基調のため、チームは逃げに選手を送り込むことと、最後はイメリオ・チーマが集団ゴールスプリントに挑むという作戦でスタートしました。

序盤にコンチネンタルチームの選手を主体とした8名の逃げが形成されましたが、2回目の山岳で吸収。厳しい暑さのなかで一時は集団が分裂し、サンタロミータや中根英登ら、総合成績を狙う選手たちが後方に取り残されるシーンもありましたが、その後、集団は一つに戻りました。

残り45km地点になると今度はコロンビア人ネオプロのアレハンドロ・オソリオを含む3名が先行し、そこに1選手が追いついて終盤は4名がレースをリードする展開となりました。そしてオソリオは最後の中間スプリントポイントでボーナスタイムを1秒獲得。新人賞ランキングでトップに立ち、プロ初レースにして新人賞リーダージャージを獲得しました。

オソリオを含む逃げていた4名は集団ゴールスプリントを狙うUCIワールドツアーチームがコントロールする集団に残り4km地点で吸収。チームは中根英登も加わり、スプリンターのイメリオを良い位置に持ち上げていきますが、残り100m地点でイメリオは失速。トップ10入りはなりませんでしたが、選手の仕上がり、チームの連携ともに非常に良い手応えを掴んでおり、次からのステージで再びチャンスを狙います。


●リザルト
区間成績

1 GAVIRIA Fernando UAE-Team Emirates 3:50:12
2 MALUCELLI MatteoCaja Rural – Seguros RGA
3 BENNETT Sam BORA – hansgrohe
16 CIMA Imerio Nippo Vini Fantini Faizanè
71 CIMA Damiano Nippo Vini Fantini Faizanè
80 NAKANE Hideto Nippo Vini Fantini Faizanè
116 SANTAROMITA Ivan Nippo Vini Fantini Faizanè
122 OSORIO Alejandro Nippo Vini Fantini Faizanè
124 ACOSTA Ruben Dario Nippo Vini Fantini Faizanè

個人総合成績

1 GAVIRIA Fernando UAE-Team Emirates 3:50:02
2 MALUCELLI Matteo Caja Rural – Seguros RGA +0:04
3 BENNETT Sam BORA – hansgrohe +0:06
9 OSORIO Alejandro Nippo Vini Fantini Faizanè +0:09
22 CIMA Imerio Nippo Vini Fantini Faizanè +0:10
75 CIMA Damiano Nippo Vini Fantini Faizanè
84 NAKANE Hideto Nippo Vini Fantini Faizanè
118 SANTAROMITA Ivan Nippo Vini Fantini Faizanè
125 ACOSTA Ruben Dario Nippo Vini Fantini Faizanè


中根英登のレポート
スタート前から車載温度計は46度を示す暑さ。
みんな今シーズン最初のレースであるのと、身体がまだ暑さに慣れきっていないので、
補給を怠ることなくしっかり摂ること、無理をし過ぎないことを意識した。
今日は平坦基調なステージなので、
クイックステップやボーラが逃げに乗るようならチェックしていき、
イメリオのスプリントで狙いに行く。
レーススタートして有力チームの入ってない逃げがすぐ決まる。
風は強く集団内で何度か落車があるものの落ち着いて距離を消化。
ボトルの水がすぐに熱湯になるほどの暑さで、
順番にみんなで何度もボトルをチームカーへ取りに行く。 折り返して追い風基調。
往路の山岳ポイントのあとの下りでペースアップがあり、集団がぶちぶちに分断されて
自分とサンティーノ、オソリオ、アコスタの4人とも後ろに取り残される
致命的なミスをしてしまうが復帰して事なきを得る。
残り35kmくらいで逃げが捕まって新たな逃げにオゾリオが入るがこれも吸収。
ラスト4kmくらいの最終コーナー前でチーマ兄弟の為に位置取りし、
コーナーを立ち上がって彼らがクイックステップの後ろに付いたのを確認して、
後は転ばず遅れないようにゴール。 とにかく暑かったが脚はしっかり動いた。
明日も気を引き締めていきます。