RESULT

【UCIロード世界選手権】過酷すぎる悪天候のなか奮闘するも日本代表チームは完走ならず

2019年09月30日

9月29日、イギリス北部のヨークシャー地方にて2019-2020年の世界チャンピオンを決める世界選手権が開催されました。降り続く雨による浸水のため、当日の朝になりスタートからフィニッシュラインの周回コースへと向かうライン区間の一部、二つの山岳エリアがショートカットされ、285kmのレースが262kmに短縮されることが発表されました。

最大で8選手が出場する強豪国と比較し、日本は国別ランキングにより出場枠は2。新城幸也(バーレーン・メリダ)と中根英登、二人での出走となり、勝負所までエースの新城選手をいかに温存できるかが勝負でした。レースは序盤から非常に寒く、悪天候による落車トラブル等が絶えません。

苦手な寒さを相手に奮闘し、少しでも新城選手のアシストとして働くべく、全力を尽くしていた中根ですが、周回コースへ入ったのち170km地点付近に低体温症にてリタイア。新城選手も9周回するうちの2周回目に集団から遅れ、残念ながらリタイアする結果となりました。今年の世界選手権は出走197名に対し、完走者はわずか46名、歴史に残る過酷なサバイバルレースでした。

🗣中根英登のコメント
新城選手をエースとして自分はアシストに徹するオーダー。 悪天候の影響によりライン区間の2つ目と3つ目の山岳ポイントがカットとなり、2人しかいないチームジャパンには好都合となる。

スタートから寒く土砂降りの中、有力選手含む逃げが決まる。 風も強く吹いていたが集団でこなす。縮小となったライン区間の唯一の山岳ポイントも余裕を持ってクリア。ここでは脚の調子の良さは感じ取れていた。 道が細く緩いコーナーが連続する下りも問題なく通過。 雨は止むことなくコース上に所々冠水している区間が多くあり、下からも冷やされる過酷なコンディション。 ライン区間終盤は新城選手の防寒アイテムやジェルを渡す等、なるべく近くにいる事を心掛けて周回コースへ。 S/F地点の手前で自分らの前方で落車があったが、踏み直して集団に戻るも冷えて身体が動かなくなってきていた。 集団中程で新城選手とどのタイミングで上がっていくかと話していたが、2つ目の登り返し区間で完全に身体が冷えて震えてきてしまい遅れてしまった。最後まで仕事を全うできなかったことを悔しく、申し訳なく思う。

レース前からレース中まで、何のストレスもなくサポートして頂いたナショナルチームスタッフのみなさん、ありがとうございました。 また多くの応援して頂き、ありがとうございました。

📄 レースレポート(cyclowired)
https://www.cyclowired.jp/news/node/308981


🏆結果
1  PEDERSEN Mads  Denmark  6:27:28
2  TRENTIN Matteo  Italy
3  KÜNG Stefan  Switzerland  +0:02
4  MOSCON Gianni  Italy   +0:17
5  SAGAN Peter  Slovakia   +0:43
6  VALGREN Michael  Denmark   +0:45
7  KRISTOFF Alexander  Norway   +1:10
8  VAN AVERMAET Greg  Belgium
9  IZAGIRRE Gorka  Spain
10  COSTA Rui Portugal
DNF  ARASHIRO Yukiya  Japan
DNF  NAKANE Hideto  Japan


▶ レース情報
UCI Road World Championships
UCIロード世界選手権

開催期間/2019年9月21日〜29日
男子エリート・ロードレースは29日
カテゴリー/世界選手権
開催国/イギリス・ヨークシャー

ホームページ  https://worlds.yorkshire.com
フェイスブック https://www.facebook.com/yorkshire2019/
ツイッター https://twitter.com/Yorkshire2019
ハッシュタグ #Yorkshire2019

男子エリート・ロードレース Leeds > Harragate 285km

RACE

【UCIロード世界選手権/事前情報】中根英登が日本代表として二年連続で世界選手権出場へ

2019年09月19日

日本自転車競技連盟が9月19日、9月下旬にイギリスで開催されるUCIロード世界選手権への日本代表メンバーを発表。日本は、男子エリートロードレースで出場枠を二枠獲得し、新城幸也選手(バーレーン・メリダ)とともに、中根英登が日本代表に選出され、中根は二年連続で世界選手権に挑みます。

現在29歳の中根英登は、日本を代表するクライマーとして活躍。昨年はツアー・オブ・ジャパンでアジア人選手最高位となる個人総合9位、ジャパンカップサイクルロードレースでも国内最高位の12位でゴール。日本代表としてオーストリアでの世界選手権に初出場し、アジア競技大会では、エースの別府史之選手(トレック・セガフレード)の銀メダル獲得に貢献し、自身も5位でゴールするなど、大きく飛躍するシーズンを送りました。

しかし、今季は体調不良やクラッシュの影響から成績が伸び悩み、シーズン前半は厳しいものでしたが、夏頃から復調。9月18日にイタリアで開催されたUCIヨーロッパツアー1クラスのジロ・デッラ・トスカーナでは、抜群の登坂力を武器に昨年の18位という成績を上回る15位でフィニッシュ。ヨーロッパで価値のあるUCIポイントを獲得し、完全復調。自信をもって10日後に開催される世界選手権に挑みます。


イギリスで初開催となる今年のUCIロード世界選手権は、9月21日にパラサイクリング部門からスタートし、最終日の29日に男子エリートのロードレースが開催されます。男子エリートは、リーズをスタートしたのち、3つの山岳を通過してハロゲイトの周回コースを7周回する285km。起伏に富んだチャレンジングなコース設定になっています。

またNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ファイザネからは、男子U23にトレーニーの石上優大(AVCエクサンプロヴァンス/EQADS)が出場、メカニックの西勉と南野求も日本代表チームのスタッフとして世界選手権に参加します。



中根英登のコメント

今年の世界選手権も日本代表として走らせてもらえることになりました。 今季は最高のスタートを切れたものの、度重なるコンディションの崩れに加えてトレーニング中の事故と、厳しい状況が続いていました。 チームが組んでくれたスケジュールのおかげで、自分にとっては長く感じていたトンネルからようやく脱出できたように思ってます。 直近のトスカーナのレースでは半年ぶりに身体の軽さと調子の良さを感じられたので、コンディションは良い具合に仕上がってきています。 そのタイミングでの世界選手権への抜擢となり、自分を信頼してくれたナショナルチームに感謝しています。 アジア大会も急きょ抜擢してもらいましたが、今回は世界選手権。桁違いのレースレベルなので、アシストと言ってもそう簡単にはいきませんが、自分の最大限やれることをし、新城選手のアシストとしての仕事を全うしたいと思います。

▶ レース情報
UCI Road World Championships
UCIロード世界選手権

開催期間/2019年9月21日〜29日
男子エリート・ロードレースは29日
カテゴリー/世界選手権
開催国/イギリス・ヨークシャー

ホームページ  https://worlds.yorkshire.com
フェイスブック https://www.facebook.com/yorkshire2019/
ツイッター https://twitter.com/Yorkshire2019
ハッシュタグ #Yorkshire2019

男子エリート・ロードレース Leeds > Harragate 285km

今後のレーススケジュール(予定)
9月19日 Coppa Sabatini (イタリア/UCIヨーロッパツアー1.1)
9月21日 Memorial Marco Pantani (イタリア/UCIヨーロッパツアー1.1)
9月22日 Trofeo Matteotti (イタリア/UCIヨーロッパツアー1.1)

RESULT

【ジロ・デッラ・トスカーナ】難関山岳ワンディレースで中根英登が昨年の成績を上回る15位!

2019年09月19日

9月18日、イタリア・トスカーナ州のポンテデーラ近郊にてUCI1クラスのワンディレース「ジロ・デッラ・トスカーナ」が開催されました。麓から高低差600mを一気に駆け上がる7kmほどの登坂区間・モンテセッラを含む55kmの周回コースを3周回してフィニッシュラインへと向かうコース設定で、クライマー向きのレースです。

コースプロフィール

チームは好調なクライマー、中根英登、アレハンドロ・オゾリオ、ジョアン・ボウ、イヴァン・サンタロミータ、ルーベン・アコスタと枚数を揃えて戦っていく作戦。序盤より5選手が逃げる展開でレースは進んでいき、最後の勝負どころのとなる最終周回のモンテセッラを迎えます。

逃げはほぼ吸収され、登りの麓から優勝候補であるチームイネオスらがペースアップ。メイン集団は50名、30名、20名と頂上が近くにつれ人数を減らしますが、そこにオゾリオと中根が食らいつきます。集団前方ではアタックが繰り返され、山頂を越えて下り区間に入ると、先頭4名、オゾリオを含む9名の第一追走集団、そして中根の第二集団という展開になります。

オゾリオは懸命に前を追おうとしますが、同じ集団には前に選手を乗せているチームが多く思惑は一致しません。中根の集団はフィニッシュ前になり、オゾリオの第一集団へ追い付き、20名ほどの集団に。そして、そこから2名の先行を許しますが、7位以下は集団スプリントとなり、オゾリオが14位、中根が15位でフィニッシュします。

中根は昨年、同大会で18位。自身初となるイタリアでのUCIポイント獲得となりましたが、今年はハイレベルなレース展開にも関わらず昨年の成績を上回る15位。確かな登坂力で、不調に悩まされたシーズン前半戦から脱却。完全復活を遂げ、シーズン最終盤に向けて大きな自信に繋がるレースになりました。

🗣 中根英登のコメント
半年ぶりに身体の軽さや調子の良さを感じ、しっかりと追い込むことができた。
引き続き良い走りができるように頑張っていきたい。

🗣 マリオ・マンゾーニのコメント
オゾリオは最後の登りでトップ集団に残れたと思うので、その点は残念。

中根は次に繋がる良いレースになったと思うし、
カノラと初山はコースプロフィールからも明日のサバッティーニに期待したい。

📑 リザルト

1  VISCONTI Giovanni  Neri Sottoli – Selle Italia – KTM   5:09:35
2  BERNAL Egan  Team INEOS
3  CHERKASOV Nikolay  Gazprom-RusVelo
14  OSORIO Alejandro  Nippo Vini Fantini Faizanè  +0:58
15  NAKANE Hideto Nippo Vini Fantini Faizanè
57  SANTAROMITA Ivan  Nippo Vini Fantini Faizanè  +10:14
DNF  CANOLA Marco Nippo Vini Fantini Faizanè
DNF  HATSUYAMA Sho Nippo Vini Fantini Faizanè
DNF  ACOSTA Ruben Dario Nippo Vini Fantini Faizanè
DNF  BOU Joan  Nippo Vini Fantini Faizanè


📸 写真ギャラリー

▶ レース情報
Giro della Toscan
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ジロ・デッラ・トスカーナ

開催期間/2019年9月18日(水曜日)
カテゴリー/UCIヨーロッパツアー1.1
開催国/イタリア
ホームページ  http://www.girodellatoscana.com

Pontedera > Pontedera 204.4km