RESULT

【ツアー・オブ・クロアチア/第1ステージ】開幕ステージでグロスとマリー二がダブル表彰台

2017年04月19日


4月18日に東ヨーロッパのクロアチアにて、第3回目となる「ツアー・オブ・クロアチア(UCi2.1)」が開幕しました。18日に開催された第1ステージは、クロアチア東部のオシエク(Osijek)からハンガリー国境沿いに北上し、コプリヴニツァ(Koprivnica )でゴールを迎える227km、平坦基調のステージでした。

スタート時は冷たい雨に見舞われ、途中で雨は止んだものの、気温は終始10度前後と寒さの厳しいステージとなりましたが、NIPPO・ヴィーニファンティーニは集団ゴールスプリントでの勝利をめざして、高いモチベーションをもってスタートしました。


写真: 1991年のクロアチア独立戦争により傷ついた街並みが残るオシエク

1つめの中間スプリントポイントをすぎて、コンチネンタルチームの選手ら5名の逃げが形成され、タイム差は最大で10分程度まで開きました。その後、NIPPO・ヴィーニファンティーニも窪木一茂やアラン・マランゴーニが集団牽引に加わりタイム差を縮めました。そして終盤に設定された山岳ポイントを過ぎると5名の先頭集団は分断され、2名となったところに、マルコ・カノラが合流し、3名で先行するシーンも見られましたが、結果的に大集団でのゴールスプリントの展開となりました。

NIPPO・ヴィーニファンティーニは、リカルド・スタッキオッティのアシストのもと、エドゥアルド・グロスとニコラス・マリー二、2人の若いスプリンターがそれぞれに別のラインから勝負に挑み、最後はグロスが勝者のサッシャ・モドロ(UAEチームエミレーツ)に僅差で敗れ2位、マリー二も3位でフィニッシュしました。もう少しのところで勝利を逃したことから、ゴール後の2人からは悔しさが溢れ出しましたが、確かな手応えを感じる幸先の良いスタートを切ることができました。

日本人選手の窪木一茂はチームのサポートに徹し、また小石祐馬は翌日に控える山岳ステージに向けて脚を温存。2選手ともメイン集団でフィニッシュしています。

レース後、約500kmの長い移動を経て、現在チームはクロアチア西部のシベニクに滞在。19日に開催される第2ステージは、超級山岳でのフィニッシュが組み込まれる厳しい山岳ステージですが、現在、頂上付近の悪天候が伝えられており、予定どおりのコースでレースが行われるかは、明朝の判断とされています。


エドゥアルド・グロスのコメント
長いステージだったが、最後は自分たちの力を発揮できると信じていた。
自分たちはスプリンター中心のチーム編成で今大会に参加しており、
狙うべくステージは第1ステージと最終ステージとなる。
今日の結果は残念だったが、2位、3位の好成績を残せたことは、
レベルの高いこの大会において、自分たちが勝負できる位置にいることを示している。
また次のチャンスで頑張りたい。


ニコラス・マリー二のコメント
レース中盤、マランゴーニと窪木は逃げている選手たちとのタイム差を縮めるため、
とても良い仕事をしてくれたし、スタッキオッティも最終コーナーでは、
自分とグロスのために良いアシストをしてくれた。
ゴール前では、様々なことが起こり得るので、
今日は自分とグロスが違うラインから勝利に向けてスプリントを仕掛けた。
結果、自分が3位でグロスが2位。勝つことができれば、本当に良かったと思うが、
これもサイクリング。引き続き、勝利をめざしてトライしていきたい。


窪木一茂のコメント
今日は逃げに乗るよう指示があった。
レース前から雨も降り気温も10度を下回りとても寒かった。
スタート後、約30分ほどアタック合戦。
雨も降り続けるが脚を使い切るくらい積極的に前へ前へ上がり走った。
感触が良かったと思う。
しかし、スプリントポイント後に逃げが決まってしまい逃げに乗れなかった。
その後は集団を牽引するチームが現れず、僕とアランで約9分差を詰めていった。
ラスト約50km地点、約3分差を残して後方に下がるよう指示が出た。
その後はボトル運びや雨具運びなどチームの仕事をした。
205km地点の登りを越え、ラスト15kmで集団の後方へ下った。
明日からも脚を使って積極的に動きチームに貢献していきたい。


小石祐馬のコメント
今日は明日の山岳ステージのために、温存という指示。
落ち着いて無駄に脚を使うことなく集団内でゴールすればいい。
雨の中スタートして寒かったが、途中から雨は止み路面もドライに。
最後はスプリントでグロス、マリー二が2位と3位。
明日は今日溜めた分、しっかり頑張りたい。

●リザルト
第1ステージ
1 MODOLO Sacha UAE Team Emirates  5:24:19
2 GROSU Eduard Michael NIPPO – Vini Fantini
3 MARINI Nicolas NIPPO – Vini Fantini

7 CANOLA Marco NIPPO – Vini Fantini
53 STACCHIOTTI Riccardo NIPPO – Vini Fantini
125 KOISHI Yuma NIPPO – Vini Fantini
143 MARANGONI Alan NIPPO – Vini Fantini
144 KUBOKI Kazushige NIPPO – Vini Fantini

個人総合成績
1 MODOLO Sacha UAE Team Emirates  5:24:09
2 GROSU Eduard Michael NIPPO – Vini Fantini  +0:02
3 MARINI Nicolas NIPPO – Vini Fantini  +0:06

10 CANOLA Marco NIPPO – Vini Fantini  +0:10
55 STACCHIOTTI Riccardo NIPPO – Vini Fantini
126 KOISHI Yuma NIPPO – Vini Fantini
144 MARANGONI Alan NIPPO – Vini Fantini
145 KUBOKI Kazushige NIPPO – Vini Fantini

 

●NIPPO・ヴィーニファンティーニ 出場選手
窪木一茂
小石祐馬

アラン・マランゴーニ(イタリア)
マルコ・カノラ(イタリア)
エドゥアルド・グロス(ルーマニア)
リカルド・スタッキオッティ(イタリア)
ニコラス・マリーニ(イタリア)
監督:ステファノ・ジュリアーニ、大門宏

●レース情報
Tour of Croatia(ツアー・オブ・クロアチア)
開催期間/2017年4月18日(火曜日)〜23日(日曜日)
カテゴリー/UCIヨーロッパツアー2.1
開催国/クロアチア(日本との時差 マイナス7時間)

公式サイト www.tourofcroatia.com
公式フェイスブック www.facebook.com/TourOfCroatiaRace 
公式ツイッター twitter.com/tour_of_croatia 
ハッシュタグ #TOC2017

4月18日 Stage 1 – Osijek › Koprivnica (227k)
4月19日 Stage 2 – Trogir › Biokovo (sv. Jure) (123k)
4月20日 Stage 3 – Imotski › Zadar (237k)
4月21日 Stage 4 – Crikvenica › Umag (171k)
4月22日 Stage 5 – Porec › Ucka (141k)
4月23日 Stage 6 – Samobor › Zagreb (147k)

RACE

【ツアー・オブ・クロアチア/事前情報】アドリア海沿いの美しい国土を巡る6日間の難関ステージレースに窪木と小石が出場

2017年04月14日

4月18日から23日まで6日間にわたり、クロアチアで開催されるステージレース「ツアー・オブ・クロアチア」にNIPPO・ヴィーニファティーニが初参戦します。日本人選手は、台湾とタイ、アジアでの転戦を終えた窪木一茂と、ベルギー・オランダ方面でのレースに出場し、イタリアにてトレーニングを積んでいた小石祐馬がメンバー入りしました。

東ヨーロッパのアドリア海沿いに位置するクロアチア各地を巡る大会で、今年で3回目の開催と、その歴史は浅いながらも、開幕を控えるジロ・デ・イタリアの前哨戦としても注目され、今年はバーレーン・メリダ、アスタナ、トレック・セガフレード、UAEチームエミレーツの4つのUCIワールドチームや、7つのプロコンチネンタルチームなど全20チームが出走します。

完全なフラットなコース設定は、第1ステージと第6ステージのみ。第3、第4ステージはカテゴリー山岳を含む丘陵ステージで、第2、第5ステージは超級山岳にゴールする厳しい山岳ステージとなっています。とくに第2ステージは、ラスト約30kmから登坂区間が始まり、海岸線沿いから標高約1800mの超級山岳BIOKOVOまで一気に駆け上がる本格的な山岳コースになっています。


図: ツアー・オブ・クロアチア第2ステージのコースプロフィール

●NIPPO・ヴィーニファンティーニ 出場選手
窪木一茂
小石祐馬

アラン・マランゴーニ(イタリア)
マルコ・カノラ(イタリア)
エドゥアルド・グロス(ルーマニア)
リカルド・スタッキオッティ(イタリア)
ニコラス・マリーニ(イタリア)
監督:ステファノ・ジュリアーニ、大門宏


窪木一茂のコメント
クロアチアのレースは平坦ステージが多いので自分の力を活かせると思います。
久しぶりのヨーロッパでのレースになるので、
自分の調子の確認と、チームの勝利に貢献する走りを目指します。
応援よろしくお願いします。


小石祐馬のコメント
前回のレースから少し期間が空いたので、しっかりと練習ができました。
6日間のレース、しっかりと期待に応えれるように頑張ります。


ステファノ・ジュリアーニ監督のコメント
ツアー・オブ・ジ・アルプスとの同時期開催となるため、正直、自分たちには第2、第5ステージの山頂フィニッシュで勝負をするピュアクライマーがいない。なので、集団スプリントになるであろう第1ステージと第6ステージに照準を絞り、集中して戦いたいと思っている。スプリントでエースを担うのはグロスと、コンディションによって(ジロ・デル・アッペニーノで落車し負傷した)カノラにも期待をしたい。第3、第4ステージは、ぜひ逃げにマランゴーニや小石を乗せて、チャンスを掴んでいきたい。


●レース情報
Tour of Croatia(ツアー・オブ・クロアチア)
開催期間/2017年4月18日(火曜日)〜23日(日曜日)
カテゴリー/UCIヨーロッパツアー2.1
開催国/クロアチア(日本との時差 マイナス7時間)

公式サイト www.tourofcroatia.com
公式フェイスブック www.facebook.com/TourOfCroatiaRace 
公式ツイッター twitter.com/tour_of_croatia 
ハッシュタグ #TOC2017

4月18日 Stage 1 – Osijek › Koprivnica (227k)
4月19日 Stage 2 – Trogir › Biokovo (sv. Jure) (123k)
4月20日 Stage 3 – Imotski › Zadar (237k)
4月21日 Stage 4 – Crikvenica › Umag (171k)
4月22日 Stage 5 – Porec › Ucka (141k)
4月23日 Stage 6 – Samobor › Zagreb (147k)

RACE

【ツアー・オブ・ジ・アルプス/事前情報】厳しい山岳ステージレースにクライマー伊藤雅和が初参戦

2017年04月14日

昨年まで「ジロ・デル・トレンティーノ」というレース名で開催されていたイタリア北部の山岳エリアを舞台としたステージレースが、今年は40周年記念大会を迎え、大会名を「ツアー・オブ・ジ・アルプス」にリニューアル。今年は、4月17日〜21日までの5日間の日程で開催され、イタリアの隣国、オーストリアから開幕します。

第1ステージはオーストリア国内で開催され、第2ステージはオーストリアからスタートし、一旦イタリアへと入り、再びオーストリアにてゴールを迎えます。第3ステージ以降はすべてイタリア国内での開催となります。

ジロ・デ・イタリアの前哨戦として、世界のトップクライマーが集結するヨーロッパツアー超級にカテゴラライズされるステージレースで、今年は7つのUCIワールドチームチームが参加。5ステージすべてにカテゴリー山岳が組み込まれており、第1、第2、第3ステージは山頂ゴール、第3、第5ステージがより難易度の高い山岳ステージとされています。

NIPPO・ヴィーニファティーニは、鎖骨骨折から先日のジロ・デル・アッペニーノでレース復帰を果たし、過去に3度の優勝経験をもつダミアーノ・クネゴをキャプテンに、好調なイウリィ・フィロージやイヴァン・サンタロミータら登坂に強い選手たちがエースを担います。

また日本人選手は、伊藤雅和が唯一のメンバー入り。シーズン初戦のツール・ド・ランカウイより不運な落車が続いていますが、非常に調子は良いため、日本を代表するピュアクライマーとして、世界の第一線に挑戦します。また伊藤にとってUCIヨーロッパツアー・超級カテゴリーのステージレースに出場するのは、初めての経験となります。

●NIPPO・ヴィーニファンティーニ 出場選手
伊藤雅和
ダミアーノ・クネゴ(イタリア)
イヴァン・サンタロミータ(イタリア)
ピエールパオロ・デネグリ(イタリア)
アレッサンドロ・ビソルティ(イタリア)
イウリィ・フィロージ(イタリア)
ジャコーモ・ベルラート(イタリア)
ニコラ・バジョーリ(イタリア)
監督:マリオ・マンゾーニ、ヴァレリオ・テヴァルディ


伊藤雅和のコメント
ヨーロッパのステージレースを走るのは初めてなので緊張しています。
しっかりとチームの力になれるように全力を尽くします。
そして強いチームメートから色々と学んでいきたいと思ってます!


マリオ・マンゾーニ監督のコメント
厳しいコースだが、好調さをアドバンテージにして、サンタロミータを軸に戦いたいと思う。クネゴも復帰後2戦目となるが、コンディションが良ければ、いい走りができると期待している。厳しい登坂区間ではビソルティが活躍するであろうし、フィロージもモチベーションが高いので、チームに対して良い走りを期待している。伊藤はタイでの落車後となるが、日に日に成長を実感できるレースになれば良いと思う。デネグリにはチーム全体をフォローするような走りを、ベルラートとバジョーリには逃げにトライすることも期待したい。チームのコンディション全体は良く、モチベーションも高いので、自分たちにとっていいレースになることを確信している。


●レース情報
Tour of the Alps(ツアー・オブ・ジ・アルプス)
開催期間/2017年4月17日(月曜日)〜21日(金曜日)
カテゴリー/UCIヨーロッパツアー2.HC
開催国/オーストリア、イタリア(日本との時差 マイナス7時間)

公式サイト tourofthealps.eu/en/ 
公式フェイスブック www.facebook.com/TouroftheAlps 
公式ツイッター twitter.com/Tourof_TheAlps 
ハッシュタグ #TotA

4月17日 Stage 1 – Kufstein › Innsbruck/Hungerburg (142.3k)
4月18日 Stage 2 – Innsbruck › Innervillgraten (181.3k)
4月19日 Stage 3 – Villabassa/Niederdorf › Funes / Villnöß (143.1k)
4月20日 Stage 4 – Bolzano / Bozen › Cles (165.3k)
4月21日 Stage 5 – Smarano › Trento (199.6k)