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【2018シーズン情報】内間康平、伊藤雅和、中根英登と契約更新

2017年11月20日

写真: ツール・ド・ランカウイの最終ステージ、アジアンリーダーとしてスタートラインに並んだ中根英登

NIPPOヴィーニファンティーニ(2018チーム名 NIPPOヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ)は、内間康平、伊藤雅和、中根英登と契約を更新。3選手は2018シーズンもヨーロッパを拠点に世界ランキングへの挑戦を続けます。

リオ五輪ロードレース日本代表の内間康平はオールラウンダーとして、レース中はおもにチームワークの基礎を担うアシストとして活躍。イタリア人監督やチームのエースであるマルコ・カノラからも絶大な信頼を得ました。3月に開催された291km、世界最長距離で競われるイタリア最高峰のクラシックレース、ミラノ〜サンレモ(UCIワールドツアー)を見事走破しました。6月の全日本選手権では序盤に落車し肋骨骨折し、シーズン中盤は思うようなパフォーマンスを発揮できませんでしたが、2018シーズンも日本人選手をまとめるキャプテン格選手として活躍を誓います。

日本人選手の中でもっとも多くのUCIポイントを獲得したクライマーの中根英登は、主戦場をアジアからヨーロッパに移し、飛躍的なシーズンを過ごしました。2月のツール・ド・ランカウイ(UCI2.HC)では、アクシデントに見舞われながらもクイーンステージであるキャメロンハイランドへの登坂ステージで健闘し、総合成績12位でベストアジアンライダー賞を獲得。その後も5月のツアー・オブ・アゼルバイジャン(UCI2.1)で総合8位に入賞するなど活躍を続け、マルコ・カノラが区間3勝を挙げたツアー・オブ・ジャパン(UCI2.1)や、カノラが勝利したジャパンカップサイクルロードレース(UCI1.HC)ではアシストの要として、勝利に大きく貢献しました。

写真: ツアー・オブ・ジャパン いなべステージにて区間優勝の喜びを分かち合う伊藤雅和とマルコ・カノラ

伊藤雅和は5月のツアー・オブ・ジャパンにて大腿骨骨折の大ケガを負い、約5ヶ月間戦線から離脱し、治療、リハビリに専念しました。負傷前は抜群の登坂力を活かして、ツール・ド・ランカウイ、ツアー・オブ・ジャパンなどで活躍。復帰後には自身初となるUCIワールドツアーカテゴリーのツアー・オブ・江西に出場し、貴重な経験を積みました。2017シーズンは負傷により思うようなシーズンを過ごすことはできませんでしたが、このオフシーズンはリハビリ、トレーニングを入念に重ね、2018シーズンは今季の悔しさを晴らすべく、再び世界のトップレースに挑みます。

写真: レース中にボトルを運ぶ内間康平。チーム全体の動きをみて自らを犠牲にしてエースのために尽す

なお、2017シーズンに2年契約を結んだ小林海もプロ2年目のシーズンをNIPPOヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニととも活動。来季所属する日本人選手は上記4名と新規加入(初山翔、吉田隼人、西村大輝)の7名となります。



内間康平のコメント
2018シーズンをNIPPOヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニと契約できたことを心から喜んでいます。今シーズン、ティレーノ〜アドリアティコやミラノ〜サンレモといった伝統あるクラシックレースを走り、自分自身とても成長できたシーズンでした。

今シーズンの途中、ケガをしてしまいましたが、チームの対応も良くしっかり治すことができました。自転車ロードレースにはケガは付き物ですが、来シーズンはケガをしないように、そしてヨーロッパの厳しいレースを耐え、自分自身をさらに成長させたいと思います。

写真: 世界五大クラシックの一つ、UCIワールドツアーのミラノ〜サンレモを走破した内間康平


伊藤雅和のコメント
今シーズンは初めてのチーム移籍、そして初めての海外チームと、初めてのことだらけで正直戸惑ってばかりでした。しかし、ずっとこのクラスのチームで走りたかったので、ずっとワクワクもしていました。強いチームメートから学ぶこともたくさんあり、自分自身とても有意義な1年でした。

レースにおいてはレベルの高いレースを走れたことが良かったことです。特に最終戦の中国のワールドツアーはとても刺激を受けました。しかし自分の走りとしては結果を残す機会もチームからもらいましたが、かなり落車が続き、満足できるレースは1つもなく悔しい思いをしてばっかりでした。

来シーズンもこのチームで走るチャンスをいただいたので、結果を残せるようにしっかり準備していきたいと思います。今年で少しリズムを掴めた感覚もあるので、変な緊張なく来シーズンに挑めると思います。毎年感じることですが、今年もたくさんの方々の支援、応援をいただいて感謝の気持ちでいっぱいです。来シーズンはそのような方々を満足させられるように、ひたすら努力していきたいと思います。

写真: ツール・ド・ランカウイのクイーンステージでエースを担う中根英登のために力走した伊藤雅和


中根英登のコメント
2018シーズンも欧州での世界トップクラスのレースはじめ、各国のレースにNIPPOヴィーニファンティーニ・ユーロッパオヴィーニの一員として、チャレンジできることをとても嬉しく思っています。

今シーズンは移籍して、このチームで走れる嬉しさとともに、自分がどこまでやれるか不安でした。しかし監督・コーチ陣が考えてくれたトレーニングプログラムとレーススケジュールで、確実に自分自身のレベルがアップ。そのおかげでワールドツアーのレースにチャレンジさせてもらえたり、ツール・ド・ランカウイでのアジアンリーダー獲得や、ツアー・オブ・アゼルバイジャンでの自身初となるUCIヨーロッパツアーポイント獲得など、好成績に繋がりました。また、カノラのツアー・オブ・ジャパンやジャパンカップでの勝利は一緒に走るなかで多くのことを学ばせてもらいました。

自分はまだまだ強くなれるとも思えた今シーズン。来シー ズンもどれだけ成長できるか、今からワクワクしてます。このオフシーズンもトレーニングをしっかり積み、2018シーズンはさらに強くなってチームの勝利に多く貢献できるように、自分自身の成績もさらなる上を目指して頑張ります!

写真: ジャパンカップサイクルロードレースをプロコンチネンタルチームとして初めて制したマルコ・カノラ。中根英登ら強力なチームメートたちの素晴らしいアシストも光った

 

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【ジャパンカップサイクルロードレース/事前情報】今季5勝のカノラを軸にアジア最高峰ワンディレースに挑む!

2017年10月20日

10月22日(日)に栃木県の宇都宮市森林公園周回コースにて開催される「ジャパンカップサイクルロードレース(UCIアジアツアー1.HC)」に、今年も過去2回(2005年、2008年)の優勝経験をもつダミアーノ・クネゴをキャプテンとして、登坂力重視のチーム編成にて参戦します。

1990年に開催された世界選手権ロードレースで使用されたコースをベースに、1992年に初開催されたジャパンカップは、現在UCIアジアツアー最高峰となる超級(HC)カテゴリーのワンディレースとして開催されています。今年は4つのワールドツアーチームが参戦しますが、毎年多くのトップチームが参戦し、厳しい古賀志林道を含む山岳コースで名勝負が繰り広げられており、世界的にも有名な大会になっています。

レースコースは10.3kmの周回コースを14周回する144.2km。スタート/フィニッシュラインをすぎて、すぐに始まる古賀志林道の登坂区間が大会最大の見所となっており、毎周回、選手たちは標高差185mの急坂を一気に駆け上がります。

NIPPOヴィーニファンティーニのエースを務めるのは、ツアー・オブ・ジャパンでの区間3勝を含め、今季5勝を挙げ勢いにのるオールラウンダーのマルコ・カノラ。ジャパンカップへの参戦は初めてとなりますが、彼が得意とするコース設定であり、活躍に期待がかかります。

カノラ以外のイタリア人3選手は、みなジャパンカップ参戦経験のある選手で、クライマーのイヴァン・サンタロミータも2009年に3位入賞し、表彰台に立っています。経験豊富なクネゴやアラン・マランゴーニとともに、チームをまとめて勝利をめざします。

日本人選手は世界のレースを転戦し、大きな成長を遂げた中根英登がメンバー入り。登坂力を武器に「ツール・ド・ランカウイ」にてアジア人最高位、「ツアー・オブ・アゼルバイジャン」にて個人総合9位でフィニッシュするなど、今季は多くの好成績を残しており、母国でのシーズン最後のビッグレースへ、高いモチベーションをもって挑みます。

またチームを指揮するのはマリオ・マンゾーニ監督。監督としては初来日となりますが、1990年の世界選手権に選手として出場しており(アマチュアカテゴリー)、チームメートのミルコ・グアルディの優勝に貢献しました。その思い出深い宇都宮に、今回27年ぶりに戻ることをとても楽しみにして来日しました。

●10月22日/ジャパンカップサイクルロードレース出場選手
中根英登
ダミアーノ・クネゴ(イタリア)
アラン・マランゴーニ(イタリア)
イヴァン・サンタロミータ(イタリア)
マルコ・カノラ(イタリア)
監督:マリオ・マンゾーニ

クリテリウムには小林海が出場!
また土曜日には宇都宮市内にて「ジャパンカップクリテリウム」が開催されます。2.25kmの平坦コースを15周する38.25kmのクリテリウムレースで、目抜き通りを閉鎖して行われるため、自転車ファン以外にも街を行き交う大勢の方が足を止めて観戦します。そしてこの「ジャパンカップ・クリテリウム」には小林海が出場する予定です(※サンタロミータが不出場)。

●10月21日/ジャパンカップクリテリウム出場選手
中根英登
小林海
ダミアーノ・クネゴ(イタリア)
アラン・マランゴーニ(イタリア)
マルコ・カノラ(イタリア)
監督:マリオ・マンゾーニ

特別ジャージでジャパンカップに参戦
ジャパンカップクリテリウム、ジャパンカップサイクルロードレースともに、NIPPOヴィーニファンティーニは通常とはデザインの異なるスペシャルジャージにて参戦します。19日(金)に開催されるチームプレゼンテーションにて披露する予定で、今大会のみの着用となりますので、ぜひご注目ください。


中根英登のコメント
今シーズン最終戦となるジャパンカップ。秋のイタリア連戦の疲れは抜けて、かなり調子が良い状態に持ってこれていると感じている。今年の集大成として、このレースで力を出しきりたいと思います。NIPPOヴィーニファンティーニへの応援よろしくお願いします!


マリオ・マンゾーニ監督のコメント
カノラには大きな期待をしている。彼にとって今シーズンは、とても長く、すでに充分に成功したシーズンであったと言えるが、彼はまだまだ勝利に飢えてる。

天候が不安だが、中根もこういうコースを得意としておりカノラ同様やる気に満ちている。クネゴ、サンタロミータ、マランゴーニらチームメイトの近くで勝負に関わるアタックに加われることを期待し、楽しみにしている。

再び宇都宮に戻ってくるとは夢にも思わなかっただけに今回の来日はとても嬉しい。今から27年前にイタリアのナショナルチームのメンバーとして参加した1990年世界選手権の遠征は、私の選手人生にとって刺激的な出来事だった。だから、今回の来日は、とても楽しみにしていた。さっそく、今日は選手たちのトレーニングでコースに行くが、27年前の微かな記憶をチームカーで辿りながら満喫したい。

●レース情報
2017 Japan Cup Cycle Road Race(2017 ジャパンカップサイクルロードレース)
開催期間/2017年10月22日(日曜日)
カテゴリー/UCIアジアツアー1. HC
開催国/日本 栃木県宇都宮市

公式サイト http://www.japancup.gr.jp/
公式ツイッター https://twitter.com/Japancup_ofc
公式フェイスブックhttps://www.facebook.com/JapancupOfficial/

RESULT

【グランプレミオ・ブルーノ・ベゲッリ】マルコ・カノラがスプリントで7位入賞

2017年10月03日

10月1日にエミリア=ロマーニャ州にて開催されたワンディレース「グランプレミオ・ブルーノ・ベゲッリ(UCIヨーロッパツアー1.HC)」は196km、序盤に平坦をこなしたあと、中盤以降は1周13.3kmの登坂区間を含む周回コースを10周回するコース設定となっていました。

中盤を過ぎてからは、何度も逃げが先行しては吸収される展開を繰り返し、チームからもエドゥアルド・グロスが先行するシーンがありましたが、決定的な展開とはならずに、プロツアーチームがコントロールするなかレースは終盤に入りました。

最終周回の登坂区間で大きな動きがあり、マルコ・カノラを含む各チームのエース級選手ら12名の選手が先行します。人数を減らしたメイン集団も射程圏内で追いますが、カノラらは逃げ切りをめざして懸命にペースアップをします。そのなかで残り5km地点でルイスレオン・サンチェス(アスタナ)が先頭集団から単独でアタック。独走体制へと持ち込み、後続に6秒差で逃げ切り優勝。

残された11名の選手はゴール直前で大きな集団に吸収され、後続は約30名でのゴールスプリントとなり、カノラが7位でフィニッシュしました。

中根英登と小林海は連戦の疲労からコンディションが優れず、中盤までチームの仕事をこなして無理をせずにリタイア。それぞれの次戦に照準を絞ります。


●リザルト

1 SANCHEZ Luis Leon Astana Pro Team 4:27:30
2 COLBRELLI Sonny Bahrain Merida Pro Cycling Team +0:06
3 VIVIANI Elia Team Sky
7 CANOLA Marco NIPPO – Vini Fantini
16 DE NEGRI Pier Paolo NIPPO – Vini Fantini
34 STACCHIOTTI Riccardo NIPPO – Vini Fantini +0:10
68 BAGIOLI Nicola NIPPO – Vini Fantini
70 MARANGONI Alan NIPPO – Vini Fantini
DNF GROSU Eduard Michael NIPPO – Vini Fantini
DNF KOBAYASHI Marino NIPPO – Vini Fantini
DNF NAKANE Hideto NIPPO – Vini Fantini


中根英登のコメント
今シーズン最後のイタリアでのレース。 スタートして最初の2回のアタックに反応したが捕まり、3回目のアタックで逃げが決まる。レース開始から約5分。 周回コースに入るまでは集団中盤〜前方あたりをキープするように心掛けてチームで固まって走る。 周回コースには緩い上りが1つ。いつもならまったく問題ない上りだが、疲労からくる脚の重たさで明らかに調子が良くないのを感じた。 残り5周回の上りでアタックが掛かり、集団のペースが上がって踏めずに遅れてしまった。

この秋のイタリア連戦は、シーズン序盤と比べて自分の力が高まっているかどうかが試せると思い楽しみにしていた。 前半3レースではレース中の余裕であったり、上りゴールの勝負所に残れたり、ロングエスケープしたりと確実に自分の力が高まっているのを実感できた。 後半2レースはレベルも上がり、さらに疲労が回復し切らずで上手くいかなかったが、まだまだやれることはあると感じた。まだまだ自分は強くなれる。今シーズンは残るレースが2つ。最後まで自分の力をしっかり発揮できるように調整して、今シーズンを締めくくりたい。

●NIPPOヴィーニファンティーニ 出場選手
中根 英登
小林 海
マルコ・カノラ(イタリア)
アラン・マランゴーニ(イタリア)
ピエールパオロ・デネグリ(イタリア)
リカルド・スタッキオッティ(イタリア)
エドゥアルド・グロス(ルーマニア)
ニコラ・バジョーリ(イタリア)
監督:マリオ・マンゾーニ