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リハビリ中の伊藤雅和の近況

2017年07月10日

5月25日に開催されたツアー・オブ・ジャパン南信州ステージにて落車し、右大腿骨転子部骨折の重傷を負った伊藤雅和ですが、搬送先の病院で手術を受け、現在は日本国内で順調にリハビリを行なっています。

本人から近況が届きました。まだレース復帰には長い時間が必要となりますが、復帰に向けて前向きにリハビリを重ねていますので、引き続き、皆様のご支援をよろしくお願いします。

「先日レントゲンを取りまして、骨のずれもなく順調にくっついてきているとのことでした。手術をしているおかげで、完全に骨は付いていない状態ならがも、少しずつ歩けるようになってきています。まだびっこをひいてますが。今はまだふとしたときに思ってもいない方向などに体重がかかると痛いことがありますが、痛みはどんどん減っていってます。

リハビリは自宅の近くの整形外科で行っています。先生も理学療法士の先生も復帰に向けて考えてくれて前向きにリハビリを行えてるところです。あともう少ししたら室内で自転車にも乗れそうです」

 

 

 

 

 

 

 

 

RESULT

【ツアー・オブ・ジャパン/第8ステージ東京】中根英登が逃げ切り8位、カノラがポイント賞を獲得

2017年05月31日

8日間にわたり開催されてきた国内最大の自転車ロードレース「ツアー・オブ・ジャパン」の最終ステージが、5月28日、東京の日比谷公園前からスタートし、大井埠頭の特設コースにてフィニッシュを迎えました。

東京ステージは完全にフラットな112.7kmのコースで、大部分は大井埠頭に設定された7kmの周回コースを使って開催されます。昨ステージを終えた時点で、マルコ・カノラはポイント賞を確定させており、最終日、NIPPOヴィーニファンティーニは区間優勝をめざしてのスタートとなりました。

スタートよりカノラをはじめ、NIPPOヴィーニファンティーニが積極的に動き、エスケープを図ります。しかし、集団のマークが厳しく抜け出せずにレースは中盤を迎えました。そのなかで3回設定されていた中間スプリントのうち、最初の2回をカノラが首位通過。ボーナスタイムを合計6秒獲得。個人総合成績を10位から8位にジャンプアップさせることに成功しました。

そして、2回目の中間スプリントポイントを過ぎると、ようやく中根英登を含む13名のエスケープが決まり、集団から先行します。途中ユナイテッドヘルスケアの選手が後方に下がりましたが、11名となった先頭集団はペースを一切緩めず、逆に先頭を追うメイン集団では最終周回に入っても先頭を捉えることができず、バーレーン・メリダのヨン・イラストルサ(スペイン)がロングスパートを仕掛け逃げ切り勝利。先頭の2選手を除いて、リザルト上は集団に追いつかれる形となりましたが、中根は着順を守り、区間8位でフィニッシュしました。

区間優勝できなかったことから、チームとしては悔しさの残る結果となりましたが、最後まで攻めの姿勢をお見せすることができ、大会を通じて区間3勝、ポイント賞獲得と素晴らしい結果を残しました。また3名の日本人選手もチームの好成績に大きく貢献。それぞれに成長を実感し、強いイタリア人選手たちから多くのことを学ぶ有意義な大会となりました。


大門宏監督のコメント
すでにポイント賞ジャージを確定させているカノラは、最終日はアタックしまくって勝っても負けても悔いのないレースをしたいと、タイヤがスリップして煙が立ち込めるほど(!?)意気込んでいた。エスケープグループに乗ることが得意なキャプテンのマランゴーニも連携を図りながら狙っていた。中根、窪木にもそのことを確認してスタートを切った。

レース開始早々、開けっぴろげに積極的に攻めるカノラに、逃げに乗りたいメンバーも多いのか、これまでの東京ステージとは違い、メイングループのスピードが全く落ちないのが印象的だった。どのアタックもカノラ、NIPPOのメンバーが入ってる場面が多く、全く容認されない状況が中盤まで続いた。

道幅が広過ぎるフラットコースでエスケープを成功させる鍵は、良くも悪くも勢いのタイミングと送り込まれたメンバー次第。他チームの日本人選手の脚質を知っている中根、窪木もチームの連携プレーに効率よく動いていたようだった。もちろん果敢に、強引に攻めるカノラの姿勢はチームカーから見守っていてじつに頼もしい存在だった。

レース中盤、総合圏外のメンバーでのエスケープが成功したかに見えた局面もあったが、なぜかリーダーチームが焦って追撃し吸収。これはあくまでもリーダーチームではない監督の言う結果論だが、あそこは容認してイーブンペースでローテーションしていたほうがリーダーチームにとっては楽で安全だったと思う。

そんなことを予測される展開とともに選手に無線で説明しながら迎えた後半、メイングループ前方で衰えることなく、すきがあればアタックと追撃を繰り返すカノラを横目に、利害関係が一致した十数名のエスケープグループが形成された。そこに中根が入るが、エスケープグループのメンバー構成を見るかぎりチーム的にはもう1名乗せたかった状況だ。リーダーチームにとっては僅差で脅かすメンバーは入っておらず、ステージを狙っていたであろうユナイテッドヘルスケアが入っていたので「この展開はゴールまで行く」と思ったが、彼らのエーススプリンターのヘドがメイングループにいたこともあり、せっかく送り込んだメンバーをメイングループに戻してしまった(チームの作戦としては間違ってない戦法の1つ)。

そこから利害関係が一致したメンバーによるメイングループの追撃が開始された。中根には極力体力を温存させて、最後の最後に試みられるであろうアタック(バーレーンの若手には気をつけろと伝えていた)に反応することの重要性を伝えた。カノラも無線で何度も「温存するように」中根に伝える。

エスケープグループが強いのか、追撃したい牽引メンバーに勢いがないのか読めないまま迎えた終盤で、バーレーンの若手が決死のアタックを仕掛けた!そのまま逃げ切り、チームにとっても今大会初めて価値ある1勝を挙げた。

中根はギリギリメイングループには吸収されなかったが、前半からメイングループ前方で積極的にカノラと共に果敢に動き回っていたので、結果的にエスケープグループに入った時点でキツかったのだろう。彼自身責任感に満ちていたと思うが、今日のチームのミッションとしては前半からカノラと一緒に積極的に展開に参加していた彼にゴールの結果を求めるのは酷だった。次回は自身が最後にアタックし勝たなければダメだと心に誓ったはずだ。

エスケープを成功させたかったマランゴーニも悔しさが残ったステージだったが、イタリア人選手がレース後語っていた主な内容は「日本人選手はここまで果敢に反応し動けるのに、なぜ昨日の伊豆ステージでは動かなかったのか?」「伊豆ステージの時にこのくらい日本人選手が積極的に動けてれば展開も違ってんじゃないか?」。

少なくとも彼らより日本のレースを知り尽くしている自分の見解はこうだ。例年語り継がれている伊豆ステージでの「失格/足切り」(OTL)を懸念している日本チームが多い現状。ここのコースが得意な、登りに自信のある日本人選手もいるが、チームメイトをかばって、極力待ちの姿勢(ペース的に失格者を最小限に抑えられる可能性が見込まれる)で厳しい展開を避けたかった。富士山で総合リーダーとなる選手が登りで桁外れの実力を発揮したため、警戒して動く勇気がなかった。もし失速覚悟で積極的に動いて、結果的に最終日の東京ステージでスタートできないのは痛い…。

思いつくことは以上だが、単に前日の過労が影響しただけだった可能性も否定できないだろう。もちろんこういう見解に納得するイタリア人メンバー、我々の日本人メンバーはいなかったが、キャプテンのマランゴーニもあと何回か日本のこのレベルでのレースを走れば解ってくれるだろう。しかし、わかったからと言って選手の出世(世界ランキングを志す意味で)に役に立つとは思いたくないが。今回の総括は追って書かせて頂きたい。

●リザルト
第8ステージ
1 INSAUSTI Jon Ander Bahrain Merida Pro Cycling Team 2:14:47
2 ABE Takayuki Utsunomiya Blitzen
3 OKUBO Jin Bridgestone Anchor Cycling Team +0:05
8 NAKANE Hideto NIPPO – Vini Fantini
16 CANOLA Marco NIPPO – Vini Fantini
19 KUBOKI Kazushige NIPPO – Vini Fantini
29 MARANGONI Alan NIPPO – Vini Fantini
35 SANTAROMITA Ivan NIPPO – Vini Fantini

個人総合成績
1 PUJOL Oscar Team UKYO 19:00:52
2 EARLE Nathan Team UKYO +1:40
3 POURHASHEMI Hamid Tabriz Shahrdary Team +1:42
8 CANOLA Marco NIPPO – Vini Fantini +3:12
10 SANTAROMITA Ivan NIPPO – Vini Fantini +3:21
16 NAKANE Hideto NIPPO – Vini Fantini +6:10
28 KUBOKI Kazushige NIPPO – Vini Fantini +21:57
39 MARANGONI Alan NIPPO – Vini Fantini +33:26


●NIPPOヴィーニファンティーニ 出場選手
窪木一茂
中根英登

アラン・マランゴーニ
イヴァン・サンタロミータ
マルコ・カノラ
伊藤雅和  ※第5ステージでリタイア
監督:大門 宏

出場選手の経歴詳細はホームページをご覧ください。
http://teamnippo.jp/team/

●レース情報
NTN presents 20th Tour of Japan(NTN presents 第20回ツアー・オブ・ジャパン)
開催期間/2017年5月21日(日曜日)〜28日(日曜日)
カテゴリー/UCIアジアツアー 2.1
開催国/日本

公式サイト http://www.toj.co.jp/2017/
ツイッター  https://twitter.com/tourofjapan
フェイスブック https://www.facebook.com/tourofjapan/
ハッシュタグ #TOJ2017

5月21日(日)第1ステージ【堺】2.65km 個人タイムトライアル
5月22日(月)第2ステージ【京都】105km
5月23日(火)第3ステージ【いなべ】127km
5月24日(水)第4ステージ【美濃】139.4km
5月25日(木)第5ステージ【南信州】123.6km
5月26日(金)第6ステージ【富士山】11.4km ヒルクライム
5月27日(土)第7ステージ【伊豆】122km
5月28日(日)第8ステージ【東京】112.7km
総走行距離  743.75km  総獲得標高12,291m

 

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伊藤雅和、右大腿骨骨折の手術が無事に終了

2017年05月26日

5月25日に長野県飯田市で開催されたツアー・オブ・ジャパン第5ステージ【南信州】にて、終盤の下りで落車し、右大腿骨転子部骨折の診断を受けた伊藤雅和ですが、26日午前中に飯田市内の病院にてボルトを埋め込む手術を受け、無事に終了しました。

今後は現在の病院に2週間ほど入院し、できるだけ早い段階で歩行訓練等のリハビリが開始される予定です。その後は自宅の近くで治療、リハビリに専念します。復帰までに時間がかかると考えられますが、伊藤は諦めずにリハビリを重ねていきますので、引き続き、皆さまの温かいご支援をよろしくお願いします。


伊藤雅和のコメント
南信州ステージの下りで落車してしまい、立ち上がろうとしても立ち上がれなく、これは3年前に左の大腿骨を骨折したときの感覚と一緒だと思いました。病院に搬送され検査を受けると右大腿骨転子部骨折。全く3年前と一緒でした。不幸中の幸いですが、骨は複雑に折れていなくて、ずれてもいなかったです。

今朝、飯田市内の病院で手術を受け、現在は骨を金属で固定しています。ここでの入院は2週間ほどになりそうで、その後は自宅がある鹿児島でしっかり治療していきます。

今年チームを移籍させてもらい、新しいトレーニング、そして前回のケガのリハビリを重ねて、コンディションを上げてきたので非常に残念です。自分の中で、まだまだコンディションは上がりきってはいなくて、あともう少しで完全に良くなりそうという感覚でした。チームも非常に強く、ツアー・オブ・ジャパンでも結果が出ていたので、最後までその一員として走れなかったこと残念に思います。

まずはしっかり精神面を含めて回復させて、次の目標をしっかり定め、身体も元どおり、それ以上になれるように地味なリハビリから怠ることなく取り組んでいきたいと思います。一度経験しているケガなので、復帰までの道のりを考えると途方にくれそうですが、たくさんの方々や仲間たちが激励のメッセージをくれたり、「何か助けれることがあったら言ってほしい」と言ってくれたので、諦めることなく頑張っていきたいと思います。

まずはもう明日からリハビリできそうなので、頑張ります!