RACE

【ジャパンカップサイクルロードレース/事前情報】今季5勝のカノラを軸にアジア最高峰ワンディレースに挑む!

2017年10月20日

10月22日(日)に栃木県の宇都宮市森林公園周回コースにて開催される「ジャパンカップサイクルロードレース(UCIアジアツアー1.HC)」に、今年も過去2回(2005年、2008年)の優勝経験をもつダミアーノ・クネゴをキャプテンとして、登坂力重視のチーム編成にて参戦します。

1990年に開催された世界選手権ロードレースで使用されたコースをベースに、1992年に初開催されたジャパンカップは、現在UCIアジアツアー最高峰となる超級(HC)カテゴリーのワンディレースとして開催されています。今年は4つのワールドツアーチームが参戦しますが、毎年多くのトップチームが参戦し、厳しい古賀志林道を含む山岳コースで名勝負が繰り広げられており、世界的にも有名な大会になっています。

レースコースは10.3kmの周回コースを14周回する144.2km。スタート/フィニッシュラインをすぎて、すぐに始まる古賀志林道の登坂区間が大会最大の見所となっており、毎周回、選手たちは標高差185mの急坂を一気に駆け上がります。

NIPPOヴィーニファンティーニのエースを務めるのは、ツアー・オブ・ジャパンでの区間3勝を含め、今季5勝を挙げ勢いにのるオールラウンダーのマルコ・カノラ。ジャパンカップへの参戦は初めてとなりますが、彼が得意とするコース設定であり、活躍に期待がかかります。

カノラ以外のイタリア人3選手は、みなジャパンカップ参戦経験のある選手で、クライマーのイヴァン・サンタロミータも2009年に3位入賞し、表彰台に立っています。経験豊富なクネゴやアラン・マランゴーニとともに、チームをまとめて勝利をめざします。

日本人選手は世界のレースを転戦し、大きな成長を遂げた中根英登がメンバー入り。登坂力を武器に「ツール・ド・ランカウイ」にてアジア人最高位、「ツアー・オブ・アゼルバイジャン」にて個人総合9位でフィニッシュするなど、今季は多くの好成績を残しており、母国でのシーズン最後のビッグレースへ、高いモチベーションをもって挑みます。

またチームを指揮するのはマリオ・マンゾーニ監督。監督としては初来日となりますが、1990年の世界選手権に選手として出場しており(アマチュアカテゴリー)、チームメートのミルコ・グアルディの優勝に貢献しました。その思い出深い宇都宮に、今回27年ぶりに戻ることをとても楽しみにして来日しました。

●10月22日/ジャパンカップサイクルロードレース出場選手
中根英登
ダミアーノ・クネゴ(イタリア)
アラン・マランゴーニ(イタリア)
イヴァン・サンタロミータ(イタリア)
マルコ・カノラ(イタリア)
監督:マリオ・マンゾーニ

クリテリウムには小林海が出場!
また土曜日には宇都宮市内にて「ジャパンカップクリテリウム」が開催されます。2.25kmの平坦コースを15周する38.25kmのクリテリウムレースで、目抜き通りを閉鎖して行われるため、自転車ファン以外にも街を行き交う大勢の方が足を止めて観戦します。そしてこの「ジャパンカップ・クリテリウム」には小林海が出場する予定です(※サンタロミータが不出場)。

●10月21日/ジャパンカップクリテリウム出場選手
中根英登
小林海
ダミアーノ・クネゴ(イタリア)
アラン・マランゴーニ(イタリア)
マルコ・カノラ(イタリア)
監督:マリオ・マンゾーニ

特別ジャージでジャパンカップに参戦
ジャパンカップクリテリウム、ジャパンカップサイクルロードレースともに、NIPPOヴィーニファンティーニは通常とはデザインの異なるスペシャルジャージにて参戦します。19日(金)に開催されるチームプレゼンテーションにて披露する予定で、今大会のみの着用となりますので、ぜひご注目ください。


中根英登のコメント
今シーズン最終戦となるジャパンカップ。秋のイタリア連戦の疲れは抜けて、かなり調子が良い状態に持ってこれていると感じている。今年の集大成として、このレースで力を出しきりたいと思います。NIPPOヴィーニファンティーニへの応援よろしくお願いします!


マリオ・マンゾーニ監督のコメント
カノラには大きな期待をしている。彼にとって今シーズンは、とても長く、すでに充分に成功したシーズンであったと言えるが、彼はまだまだ勝利に飢えてる。

天候が不安だが、中根もこういうコースを得意としておりカノラ同様やる気に満ちている。クネゴ、サンタロミータ、マランゴーニらチームメイトの近くで勝負に関わるアタックに加われることを期待し、楽しみにしている。

再び宇都宮に戻ってくるとは夢にも思わなかっただけに今回の来日はとても嬉しい。今から27年前にイタリアのナショナルチームのメンバーとして参加した1990年世界選手権の遠征は、私の選手人生にとって刺激的な出来事だった。だから、今回の来日は、とても楽しみにしていた。さっそく、今日は選手たちのトレーニングでコースに行くが、27年前の微かな記憶をチームカーで辿りながら満喫したい。

●レース情報
2017 Japan Cup Cycle Road Race(2017 ジャパンカップサイクルロードレース)
開催期間/2017年10月22日(日曜日)
カテゴリー/UCIアジアツアー1. HC
開催国/日本 栃木県宇都宮市

公式サイト http://www.japancup.gr.jp/
公式ツイッター https://twitter.com/Japancup_ofc
公式フェイスブックhttps://www.facebook.com/JapancupOfficial/

RESULT

【イル・ロンバルディア】イタリア名門クラシックレースにプロ1年目の小林海が出走

2017年10月10日

今年で111回目の開催となるイタリア伝統の秋のクラシックレース「イル・ロンバルディア(UCIワールドツアー)」が10月7日に開催されました。コースはベルガモからコモまでの247kmで、中盤をすぎると名所となるギザロ教会へ向かう登坂区間、最大勾配27%という激坂ソルマーノの壁など厳しい登坂区間が連続し、アップダウンを繰り返しながらフィニッシュラインへと向かいます。
ワイルドカードを獲得しての出場となったNIPPOヴィーニファンティーニにとっては、格上のワールドツアーチームとの戦いになりますが、スタート後より積極的にアタックを繰り出し、ピエールパオロ・デネグリが6名の先頭集団に入ります。

デネグリを含む6名は後続から大きなリードを奪いましたが、中盤をすぎるとその差は徐々に小さくなり、ギザロ教会の登坂区間にて、アタックを繰り返し活性化するメイン集団が吸収。ここからレースは大きく動き始めました。

その後、チームからはイヴァン・サンタロミータが唯一メイン集団に食らいつきましたが、ソルマーノの壁で後退。57位でレースを終えました。

今大会唯一の日本人選手となった小林海は、チームメートたちの位置どりを助けるなどしながら、ギザロにてレースを終えました。9月26日のジロ・デラ・トスカーナから約2週間で8レースをこなす過密なスケジュールで回復が追いつかず、最後は疲労が溜まり思うような走りができずに悔しさを味わいましたが、それと同時にプロ1年目にして世界最高峰のレースに出走し、今後に繋がる貴重な経験を積みました。

●リザルト
1 NIBALI Vincenzo Bahrain Merida Pro Cycling Team 6:15:29
2 ALAPHILIPPE Julian Quick-Step Floors +0:28
3 MOSCON Gianni Team Sky +0:38
53 SANTAROMITA Ivan NIPPO – Vini Fantini +11:05
93 CUNEGO Damiano NIPPO – Vini Fantini +0:18
94 BISOLTI Alessandro NIPPO – Vini Fantini
95 DE NEGRI Pier Paolo NIPPO – Vini Fantini
96 FILOSI Iuri NIPPO – Vini Fantini
DNF BAGIOLI Nicola NIPPO – Vini Fantini
DNF BERLATO Giacomo NIPPO – Vini Fantini
DNF KOBAYASHI Marino NIPPO – Vini Fantini


小林海のコメント
脚は多少回復していると思ったが、スタート直後に脚が無いのがわかる。本当にしんどい。 最初の2時間はとにかく辛くて辛くて、早く千切れたいくらい。正直最初の登りで千切れると思ったぐらいだ。

2時間過ぎた頃から身体も動いて来てくれて、クネゴやサンタロミータの位置取りを積極的にサポートして行くが、相変わらず脚自体はあまりないので、登りに入ると後退していく。 下ってからギザロ教会の前の平地区間で中切れが起きていて、せっかくやっと身体が動き始めたのに平地で遅れるのかと絶望した。ギザロ教会までは全開で追ったが、その登坂区間で踏み止めて、レース終了。ゴール地点に向かった。正直スタート直後はここまで到達できないだろうと思った。
僕と同じ区間で遅れても、踏み続けた選手たちは完走しているし、6時間以上のレースなのでタイムアウトにもなかなかならない。もう少し疲れが無い状態だったら、この天気と展開なら完走できるんだなあ、と思った。

とにかく素晴らしいレースの連戦で、最後のイル・ロンバルディアは当然だがスタート前から今まで経験したことないような興奮を味わった。スタートする前から、絶対にまた戻って来たいなと思った。 先週からの8連戦。正直、最中は本当に本当に身体が辛くて、ネガティブになった場面もあったが、同じく全戦走ってほぼ完走してる他チームの選手、全戦ではないが半分以上に出場して最後に圧倒的に力を見せたニバリなどを間近で見て、多くのことを感じることができたのは、今までで1番良い経験になった。 自分も彼らのように本当に強いプロになりたいと、強く思った。

●NIPPOヴィーニファンティーニ 出場選手
小林 海
ダミアーノ・クネゴ(イタリア)
マルコ・カノラ(イタリア)
イヴァン・サンタロミータ(イタリア)
アレッサンドロ・ビソルティ(イタリア)
ジャコモ・ベルラート(イタリア)
イウリィ・フィロージ(イタリア)
ニコラ・バジョーリ(イタリア)
監督:マリオ・マンゾーニ

●レース情報
Il Lombardia(イル・ロンバルディア)
開催期間/2017年10月7日(土曜日)
カテゴリー/1. UCIワールドツアー
開催国/イタリア(日本との時差 7時間)
Bergamo – Como 247km

公式サイト  http://www.ilombardia.it/it/
フェイスブック https://www.facebook.com/il.lombardia/
ツイッター  https://twitter.com/Il_Lombardia
ハッシュタグ  #ilombardia

Course and profile map(C)RCS Sport

RESULT

【ミラノ〜トリノ】スペルガの丘を駆け上がるイタリア最古のクラシックレース

2017年10月06日

10月5日、イタリア最大の都市ミラノから北部のトリノまでを駆け抜ける「ミラノ〜トリノ(UCIヨーロッパツアー1.HC)」が開催されました。今年で98回目の開催ながら、本大会が初めて開催されたのは1874年のこと。世界でもっとも古いレースとしても知られています。

HCカテゴリーのワンディレースですが、10月7日に同じく北イタリアを舞台に開催されるビッグレース「イル・ロンバルディア(UCIワールドツアー)」に向けて、ワールドツアーチームのトップ選手が顔を揃え、ワールドツアーレースさながらのハイレベルな戦いとなりました。

序盤は平坦となっており、終盤にトリノ郊外の聖堂が立つスペルガの丘を2回駆け上がり、2回目の頂上がフィニッシュラインとなっています。

スタート後に4名の逃げが決まり、メイン集団はワールドツアーチームのコントロールで進んでいきました。そして1回目のスペルガの丘で集団のペースアップやアタックが始まり、メイン集団が大きく振い落とされ、2回目の上りでリゴベルト・ウラン(キャノンデール・ドラパック)がアタックを仕掛けて先行。そのまま単独でフィニッシュラインを越えました。

NIPPOヴィーニファンティーニの最高位はマルコ・カノラの29位。また今大会でイタリア国内のワールドツアー以外のレースにおける各チーム上位3選手の成績により競われる”チクリズモカップ”の最終成績が確定し、NIPPOヴィーニファンティーニは2位(ウィリエールトリエスティーナ)と僅差の3位という結果でした。なおチクリズモカップで優勝したアンドローニは2018年のジロ・デ・イタリアの出場権を獲得しました。

リザルト
1 URAN Rigoberto Cannondale-Drapac Pro Cycling Team 4:24:51
2 YATES Adam ORICA-Scott +0:10
3 ARU Fabio Astana Pro Team +0:20
29 CANOLA Marco NIPPO – Vini Fantini +3:21
31 SANTAROMITA Ivan NIPPO – Vini Fantini +3:26
38 BISOLTI Alessandro NIPPO – Vini Fantini +3:55
72 CUNEGO Damiano NIPPO – Vini Fantini +7:38
88 KOBAYASHI Marino NIPPO – Vini Fantini +11:08
DNF DE NEGRI Pier Paolo NIPPO – Vini Fantini
DNF BERLATO Giacomo NIPPO – Vini Fantini
DNF BAGIOLI Nicola NIPPO – Vini Fantini


小林海のコメント
チクリズモカップの順位があるので、チームの3人ができるだけ良い順位でゴールすることを、他のみんなでサポートするという作戦だった。レース後半のためにできるだけ脚を貯めておくために序盤は動かない。レースは淡々と進み、最初の登りの前で位置取りが激しくなり、ペースもとても速い。デネグリに指示されながら位置取りをサポートした。 登りに突入してからは完走を目指して淡々とペースで走り、自然と小さなグルペットができてそこで完走。チームをサポートするのはもちろんだが、今日は現実的に今シーズン、ヨーロッパで完走できるであろう最後のレースだったため、残り少ない力で必ず完走すると強く思いスタートした。イメージだけでも良い状態でイル・ロンバルディアに臨みたかった。 ゆっくり休んで、希望を持って土曜日の素晴らしいレースに臨みたい。

●NIPPOヴィーニファンティーニ 出場選手
小林 海
ダミアーノ・クネゴ(イタリア)
マルコ・カノラ(イタリア)
イヴァン・サンタロミータ(イタリア)
アレッサンドロ・ビソルティ(イタリア)
ピエールパオロ・デネグリ(イタリア)
ジャコモ・ベルラート(イタリア)
ニコラ・バジョーリ(イタリア)
監督:マリオ・マンゾーニ