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【U19】井上悠喜選手(福岡県出身/松山学院高等学校 )イタリア遠征レポート

U19

4月7日から5月4日まで、松山学院高等学校3年生の井上悠喜選手のイタリア遠征をサポートしました。井上選手は、3月中旬からシクリズムジャポンの浅田氏がコーディネートする「RTA春期レース欧州遠征2026」に参加、そののち、フランスからイタリアに移動し、イタリアではNIPPOのサポートのもと、U19カテゴリーのナショナルレース5戦に参戦。幼少期から多くのレースを経験しているイタリアの同年代の選手を相手に、物怖じすることなく、常にアグレッシブなレースを展開しました。


井上悠喜選手レポート

今回の遠征に際し、RTAプロジェクトならびにTeam NIPPOをはじめ、日本とフランス、イタリアの現地でサポートしていただいた皆様に心より感謝しています。この度は本当にありがとうございました。今回の遠征を通して、日本の高校生の大会を含む自転車競技との違いや、言語の重要性について深く理解することができました。

● 競技面

今回はフランスとイタリアのレースに参加させていただきましたが、それぞれでコースレイアウトやレースの進め方に大きな違いを感じました。

数週間の滞在だったので、もちろん断言はできませんが、今回走ったフランスのレースは比較的平坦基調のコースが多く、レース展開も非常に攻撃的でした。チームとして動くというよりも、まずは個々が積極的にアタックを繰り返し、エスケープグループが形成された後に複数のチームメイトがいれば協調する、という印象が強かったです。

一方イタリアは登り基調のコースが多く、チームでまとまって動きながら、1人のエースを勝たせるための組織的な走りが多いと感じました。

また、フランスではパリ〜ルーベのようなテクニカルなコース、イタリアではストラーデ・ビアンケのような未舗装区間を含むコースを初体験しどちらも高い技術力が求められました。パワーの数値面の向上だけでなく、バイクコントロールなどの技術面の強化も必要だと強く感じました。

● 言語

イタリアではTeam NIPPO – Nuovacomauto – Oborのジュニアチーム(Team Neri Sottoli – Lucchini Energy)と行動を共にさせていただきました。チームミーティングは基本的にイタリア語で行われていたため、すべてを理解することはできませんでしたが、英語を話せるチームメンバーが通訳してくれました。

実際に現地では、母国語と英語を話せる選手が多く、未熟ではありますが、基本的に英語でコミュニケーションを取ることができました。自分と話す際には、分かりやすく簡単な英語で話してくれるなど、チームの監督、選手が非常に親切に接していただきました。

自分自身もこれまで学習アプリなどで英語を勉強してきましたが、昨年のイタリア遠征時と比べて、リスニングや会話力が向上していることを実感できたのは、我ながら嬉しく大きな収穫でした。

また、学校で学ぶ英語も大切ですが、実際の会話では使わない表現も多いため、自分で実践的な英語を学ぶことの重要性を感じました。分からないことがあっても、知っている単語をつなげてでも「伝えたい」という姿勢を見せることが大切だと学びました。

一方で、トレーニング内容などの複雑な話題になると翻訳アプリに頼る場面もあったため、どのような状況でも対応できるよう、さらに語学力を高めていく必要があると改めて感じました。

● 帰国後について

帰国後は、今回の遠征で明確になった自分の課題を一つずつ改善していきたいと考え、早速取り組んでいきます!

また、チームメイトに伝えたいこととして、日本と海外の競技に対する取り組み姿勢の違いや、言語(コミュニケーション能力)の重要性があります。ヨーロッパのレースでは、出場する選手の多くが「自分が(自分たちが)レースを動かす」という存在感ある強い意志を持って走っており、日本のレースとは別競技と思えるほど意識の隔たりを感じました。この違いをしっかり日本のチームメイトと共有していきたいです。

言語面では、まずは英単語を増やすこと、そして相手に良い印象を与えるコミュニケーションを意識することの重要性を伝えたいです。海外では日本よりも選手同士の会話が非常に多く、意思の疎通、情報の伝達も早いため、第一印象や日頃のコミュニケーションが非常に重要だと感じました。

今回の遠征に際し多くのサポートをしてくださった関係者の皆様、本当にありがとうございました。これからも日々精進して参りますので、今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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