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池田瑞紀選手、欧州ステージレース「バロワーズ・レディースツアー」参戦インタビュー🇧🇪

今シーズンも池田瑞紀選手(福岡県出身/早稲田大学/HPCJCブリヂストンアンカー)は、Team NIPPOのサポート選手として、内野艷和選手(JPCU/HPCJCブリヂストンアンカー)とともに欧州遠征を行い、スイスのUCIコンチネンタルチーム NEXETIS の選手として、現在、本場ヨーロッパのロードレースに挑戦しています。

二選手は、7月15日から19日までベルギー近郊で開催された「バロワーズ・レディースツアー(UCI2.1)」に参戦。本大会にはUCIワールドチームやプロチームを含む123名が出走しました。

前週のスイスでのナショナルレースや、今大会のプロローグで好調だった内野艷和選手は、第1ステージ序盤に発生したメイングループ内のクラッシュにより機材破損、またタイミングも悪かったため、残念ながら棄権を余儀なくされましたが、池田選手は無事に最終日まで走り切りました。

午前中に個人タイムトライアル、午後にロードレースが実施された第3ステージでは慣れない石畳や多くのバンプを含む路面ながら、トップから微差で走破。最終日も56名のトップグループでゴール勝負に参加し、36位。新人賞23位と好成績を残しました。

レースを終えた池田選手に、ハイレベルなステージレースを走った印象を聞きました。

今回のレースを走ってみて、全体的な感想を聞かせてください。

今回は特に同世代のヨーロッパの選手の活躍を間近で感じることができて本当に良かったです。
だからこそ、自分ももっともっと、このような舞台でしっかりと自分の仕事を遂行したり、時にはレースのポイント、ポイントで重要な役割を担ったりできるように、今後もこのようなレースにチャレンジしたいです。
今回は無理でしたが、常に前でレースの流れを感じながら走ることがすごく大事だとわかりましたし、特にワールドチームの選手たちはチームでまとまって前に居続けられることができて、さすがだなと感じました。

NEXETISのチームの雰囲気はどうでしたか?

正直、シーズンを通して一緒に過ごしているわけではばいので、「チームの一員」と言うには、おこがましいと思いました。
課せられたミッションをチームメイトのために遂行するには、それ以前にこの大人数でのロードレースの走り方を理解していないといけません…。
ヨーロッパではトラック中長距離の選手にとって普通の環境、世界かもしれませんが、普段走り慣れてない私にとっては「大人数での速いロードレース」は、経験がないと集団にいることすら凄く怖いと感じました。
自分が進む先(コース上)にどんな障害物があるのか、バンプ含めて地面が荒れていたり割れていたりするところがあるのか、どういうタイミングで急ブレーキが掛かるのか、などの勘が働かないからです。
メイングループ内でクラッシュが発生するたびに、いつ自分が巻き込まれてもおかしくないなと恐怖を感じながら走っていました。

また「チームでの戦い方」というものが自分の中ではまだ難しく、レース前のミーティングや監督からの無線で何キロ地点のこの場所ではアタックが起こりやすいから、対応できるようにグループの前方に行くように指示を受けても、まず前に行く力も必要で、密集した集団のなかで、恐れずに余裕をもって判断をすることの難しさを強く感じました。
メイングループの中では、コーナーの立ち上がりのたびにグループが縦に長く伸びて、一列棒状になり分断が起こるんですが、ベロドロームでのトラックのレース、トレーニングに慣れてるからか、そこだけは絶対千切れずに前の集団に付いていくことができていました。殺伐とした雰囲気の区間もあって、密集した集団のなかでの位置取りはすごく怖かったですが、この経験はエリミーションやマディソン等のトラック種目に活かすことができるなと感じていました。
トラック中長距離種目とロードレースは互いに良い刺激を与え合えている部分が多いです。

NEXETISの雰囲気は、他のチームがどのような感じなのかわからないですが、すごく良いと思います。チームメイトはすごく優しくて、わからないことは「わかった!」となるまで教えてくれるし、拙い英語で話しかけても、いつも理解してくれようとしてくれて、本当にありがたいです。
監督のエディは、いつも明るく頑張れるように言葉をかけてくれます。特に今回は、個人タイムトライアルのときの無線で本当に助けられました。スタッフの皆さんも、バイクやご飯やマッサージやボトルや日頃の色々な準備をして、いつもレースに集中できる環境を作ってくれました。

トップチームの特にどこがすごいと感じましたか?

大人数の密集したメイングループ内で、チームでまとまって走ること、最後のスプリントまで持っていって上手くリードアウトすることは本当に簡単ではないので、すごいと感じました。
走っていて1番辛かったところは、第2ステージの石畳の短い急な登りの2回目で先頭から一時的に離れてしまった時です。突然エネルギーがなくなってしまって、すごく焦りました。また、集団の後ろにいる時に、集団が一列棒状に伸びてしまった時も必死でした。
日本のロードレースでは、ハイペースでグループが長く伸びて一列棒状になる展開はないので、本当に良い経験になりましたが、そのような状況でも前でレースを展開しているトップ選手たちは本当にすごいと思います。

トラック中長距離の選手にとって、ロードレースにチャレンジすることは意味があると思いますか?

本当に意味のあることだと感じました。ヨーロッパの強いトラック選手たちは、こんなハイペースで過酷なロードレースを普段から走り慣れてるから、ベロドロームであんなに走れるんだと改めて実感しました。
速い展開で進むコースで何度もコーナーの立ち上がりなどですごいスプリントがかかるんです。そういう刺激はトラックでのトレーニングだけでは経験できないので、必要だと強く感じました。
当たり前ですが、ヨーロッパのロードレースは、トラックレースよりもグループが密集している、だからロードレースを経験しているヨーロッパのトラック選手たちは、ベロドロームでの集団走行は余裕で、普通に走れちゃうんだろうなと感じました。
世界選手権やオリンピックのトラック中長距離種目のメダリストで数々の実績も積んでいるベルギーのコペッキー選手、イタリアのフィダンザ選手、フランスのコッポーニ選手、イギリスのゾイ・バックステッド選手、オランダのニンカ選手たちと一緒に走れたこともすごく刺激になりました。

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