2026シーズン、NIPPOは体制を一新したUCIワールドチーム ロット・アンテルマルシェ との提携を継続します。2025シーズンより、NIPPOはUCIワールドチーム アンテルマルシェ・ワンティ との提携を開始し、その育成チームである ワンティ・NIPPO・リユーズ に今村駿介選手をはじめとする日本人選手を派遣してまいりました。
2026シーズンに向けて、アンテルマルシェ・ワンティは、同じくベルギーを本拠地とするUCIワールドチーム ロット と合併し、ロット・アンテルマルシェ として新たに活動します。この体制変更後もNIPPOとの提携は継続され、今村選手は育成チーム(UCIコンチネンタルチーム)である ロット・ワンティグループ に所属。またチームNIPPOの大切な活動理念であるスタッフ育成の一環として、家本真寿メカニックをワールドチームに派遣。選手とともに世界の第一線で経験を重ねます。
大門宏(チームNIPPO代表)コメント
「今季、今村駿介にとって初となる、シーズンを通したヨーロッパ拠点での挑戦は、本人の努力もあり大きな成果を挙げたと感じています。トラック競技・中長距離種目で世界トップレベルの実力を持つ今村にとって、ベルギーという競技環境は非常に適していたようで、5月・6月の段階からケルメスやUCIレースを通じてその力が評価され、ワールドチームの一員として出場するレースも日を追うごとに増えていきました。シーズン序盤から、さらなる飛躍に向けた計画をベルギーの運営陣とともに検討していたなかで、レース中のアクシデントによる鎖骨骨折は非常に残念でしたが、8月初旬に復帰してからは、本人が『骨折前よりも絶好調です』と語るほどの状態となり、シーズン後半はほぼワールドチームのメンバーとしてレースに参戦していました。
2チーム合併に伴う登録選手数上限の影響により、惜しくも来季のワールドチーム登録には至りませんでしたが、育成チームにトラック競技のスペシャリストとして登録されることが決まりました。来季は今季以上に、ワールドチームのメンバーとして出走する機会が増えると期待しています。引き続き、温かいご声援をよろしくお願いいたします。」
今村駿介選手コメント
「来季もヨーロッパで鍛えるチャンスをいただき、身の引き締まる思いです。
12月7日から行われたファーストキャンプ(スペイン・アリカンテ)には、育成チームのメンバーとしては僕一人での参加でしたが、日本のレースを走った選手も多く、良いコミュニケーションを取ることができました。
今季はベルギーのナショナルレース(ケルメス)から、ワールドチームのメンバーとして出場したUCIレースまで、非常に多くの経験を積むことができました。多くの刺激と収穫に満ちたシーズンとなりましたが、それ以上に「ヨーロッパで勝ちたい」「もっと学びたい」という気持ちが強くなっています。
ロットとの合併により、チームには新しい選手やスタッフが加わり、体制が一新されました。新たな気持ちでシーズンを迎えられることを楽しみにしています。また、来季の育成チームは僕以外がほぼ全員U23カテゴリーとなるため、今季以上にワールドチームの一員として走る機会が増えると感じています。監督やコーチに自分の持ち味や強みをしっかりアピールし、より多くの良いレースに起用してもらえるよう努力していきます。
これまで以上に全身全霊で挑みますので、引き続き応援よろしくお願いします。」