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【2022シーズン情報】津田悠義インタビュー「チームから必要とされ、感動を与えられる選手になりたい」

2022年、Team NIPPOの新たなサポート選手として加わった津田悠義に、現在の心境や来季への抱負をインタビューしました。現在19歳、アンダー23カテゴリー1年目をフランスの名門アマチュアチームで過ごした津田。今後も欧州を軸に、世界をめざして挑戦を続けます!

津田悠義(つだ・ゆうぎ)プロフィール

2002年12月21日生まれ(19歳)
脚質:オールラウンダー

●所属チーム
2021 U23クラブチーム「CCF/シャンベリー・シクリズム・フォルマスィオン」(フランス/DN1)/エカーズ
2018-20 愛知県立三好高校/エカーズ

●主要リザルト
・2021
9位 Critérium de Brioude
・2020
優勝 Trophée de la Ville de Chatellerault
総合4位 Tour de la Région PACA Juniors
・2019
優勝 全日本選手権ジュニア・ロードレース
2位 全日本選手権ジュニア・個人タイムトライアル
優勝 Marmande Val de Garonne classic
総合9位 Tour de DMZ(UCIネーションズカップ)

フランスでのコロナ禍の影響はどうだったか?

長期にわたってレースに参加できなくなると言うことはありませんでしたが、コロナの影響を受け、レース前日に中止が発表されることが多々あり、シーズン前半はコンディションが上がりきらず、自分の場合はレースを走っていくなかでコンディションが上がるため、コンディショニングが難しかったです。また、7月半ごろからはレースに出場するにあたってレースの48時間以内の陰性証明書、またはワクチン接種証明書の提示の義務がありました。自分はワクチン接種をしたのですが、ワクチン接種も好きなタイミングにできるほど空きがなく、レース前日にワクチンを打つなど悩まされる部分もありました。しかし、コロナ禍の中スタート直前までマスクをするなどできるだけの考慮をしてレースに参加する事ができました。関係者の皆様に心より感謝致します。

今シーズンを振り返って

今シーズンはアンダー1年目、今まではジュニアカテゴリーのみでのレースでしたが、アンダーでは一気にカテゴリーの幅が広がり選手層も厚くなるため、ステップアップのために評価されるリザルトを残し、ハイレベルなレースの中で学べるものを少しでも多く学びたい。生活面では初めてフランスで生活の基盤を作るため、またフランス籍のチームだったためフランス語でのコミュケーションをしっかり取り、チームメイトとの親交も深めたいと目標を立てフランスへ出発しました。

しかし、今年を振り返ってみて、まだまだ準備が全然足りなかったと思いました。レースを読む能力や、フィジカル面ではもっとレース後半の勝負所でしっかりと動けるような力や、短時間の高強度なパワーが必要だと思いました。また、フランス語でのコミュニケーション面でも自分が実際に勉強していった教科書通りのフランス語の量が足りなかったのもありますが、実際にネイティブが使うフランス語は教科書に載っているものとはほど遠く、まずはしっかりと話せるフランス語能力を身に付けなければいけないと思いました。

ジュニアと比べて、アンダー23は何が違うか?

ジュニア時代と比べてまず他の選手の体の大きさ、レース距離、レースの強度とレース展開、チームのでの戦術が大きく違うと思いました。ジュニア時代は自分より大きい選手もたくさんいましたが、小さい選手も普通にいました。しかしアンダーに上がるとほとんどの選手が自分より大きい、1番小さい選手でも自分と同じくらいの大きさでした。そのような面でパワーの差を感じました。

また、レース距離はジュニアの時では最長で140キロほどでしたが、今シーズンは最長で170キロほどあったのでレース終盤の決定的な動きにしっかり反応できる体力を付けなければいけないと感じました。レース強度もジュニア時代は40分ほどアタック合戦が続けば落ち着くことが多かったのですが、アタックが決まらなければ2時間でもアタック合戦が続くのでレース展開を読みながら重要な場面で動けるようにレースを読まなければいけないと思いました。

そして、レース戦術もジュニア時代はある程度個々の力でレースが決まると言うことが多かったのですが、アンダーのステージレースにもなればチームでエースを勝利に導く動きや、スプリント勝負になればチームのリザルトのためにトレインを組む場面などもありました。

来シーズンに向けての抱負や目標は?

身に余るチャンス、環境を頂き心より感謝しております。新しいシーズンに向けて楽しみな気持ちもありますが、不安な気持ちもあります。その両方の気持ちを受け入れて少しでも実りあるシーズンになるように、残された時間のなかで後悔のないよう日々取り組んでいきたいです。

抱負、目標はチームのプログラムに対して期待以上の結果を残し、あと3年しかないアンダーの期間で確実にプロにステップアップしていけるような走りをしたいです。また、将来ヨーロッパでの生活にストレスを感じないよう、語学、習慣、文化を学び、ヨーロッパでの生活に対応できるようにしていきたいです。

将来はチームから必要とされ、応援してくださる皆様に感動を与えられる選手になりたいです。
応援のほど、よろしくお願い致します。

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