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【門田祐輔 個人総合優勝🏆】9月9日〜11日 ツール・ド・北海道(2.2🇯🇵)

コロナ禍を経て、2019年以来3年ぶりに「ツール・ド・北海道(UCIアジアツアー2.2)」が開催されました。今年のコースは2020年大会で使用される予定だった、札幌をスタートし、ニセコ山系を巡り、苫小牧でフィニッシュする3日間のコースで、総走行距離530km。出場チームは国内UCIチーム、および大学チームを含めた全15チームで、唯一のアメリカ籍チームとして、EFエデュケーション・NIPPO ディベロップメントチームが出場しました。チームは日本人選手で構成され、若手育成を重視する大会の意向に添い、2名の大学生選手(留目夕陽、山田拓海)を含む若手中心の布陣で挑みました。

第1ステージは3名の選手が逃げ切る展開となり、それを追う形で門田祐輔ら5選手が31秒差でフィニッシュ。メイン集団は5分以上遅れてのフィニッシュとなりましたが、序盤からのハイペースの影響で67名出走のうち、19名がリタイアする厳しい展開でした。

第2ステージは、中盤にリーダーチームがコントロールをやめると、そこからアタックがかかる展開となり、序盤から逃げていた山田らが集団から飛び出した選手たちによって吸収され、約20名ほどの大きな先頭集団が形成されました。チームはそこに5名全員が残り、有利な状況となります。

フィニッシュが近づくにつれ、先頭集団は人数を減らしていきますが、そのなかで昨日のステージで上位につける門田がチームメートのアシストを受け、最後の勝負を仕掛けます。しかし、フィニッシュまで700m、一直線に上る難しいコースに苦戦を強いられ、勝者にはあと一歩及ばず、区間2位でのフィニッシュとなりました。勝てなかった悔しさを味わった門田ですが、ボーナスタイムを獲得するなどして、この時点で個人総合成績で首位に立ちました。

そして個人総合リーダーとして迎えた最終日。チーム内の多くの選手が、リーダーチームとしてリーダーを守る走りをした経験がないなか、経験豊富な岡篤志、レースリーダーの門田らを軸に、序盤からチームワークを駆使して、冷静にレースを運んでいきます。また序盤には留目が逃げに乗り、山岳賞ポイントを2位通過し、個人総合山岳賞の獲得に成功します。

個人総合2位の選手とは5秒差、また展開によっては多くの選手に逆転の可能性が残る状況で、他チームからの強力な攻撃もありましたが、最終的にチームは門田のリードを守り切り、25歳の門田が第36回大会の個人総合王者となりました。さらにチームは団体総合2位、U26団体総合優勝など、好成績を残して3日間のレースを走り終えました。

門田祐輔のコメント

「3日間たくさんの応援ありがとうございました。個人総合優勝という最高の成績を残すことができて、とても嬉しいです。またこの地に戻って、再び総合優勝できるように頑張りたいと思います」

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