オーストラリア東部ウロンゴン(Wollongong)にて開催された2022年のUCI世界選手権ロードレース。以下のメンバーが日本代表として派遣され、チームNIPPOからは、EFエデュケーション・NIPPOディベロップメントチームに所属する留目夕陽がU23カテゴリーのタイムトライアルとロードレース、NIPPOのU19育成プロジェクトにて海外遠征を行っていた藤村一磨が南仏から直接オーストラリアへと移動し、ジュニアカテゴリーのタイムトライアルとロードレースに出走しました。
ロード世界選手権 日本代表選手
新城 幸也(JPCA・BAHRAIN VICTORIOUS)
與那嶺 恵理(茨城・HUMAN POWERED HEALTH)
留目 夕陽(東京・中央大学/ EF Education – NIPPO Development Team)
鎌田 晃輝(愛媛・松山学院高等学校)
藤村 一磨(宮崎・宮崎県立都城工業高等学校)
垣田 真穂(福岡・松山学院高等学校)
水谷 彩奈(愛媛・松山学院高等学校)
ツール・ド・北海道で山岳賞を獲得し、初めての世界選手権に挑んだ留目夕陽は、28.8kmで競われた個人タイムトライアルで21位でフィニッシュしました。近年U23カテゴリー(19歳以上22歳以下)でもプロとして契約する選手が増え、年々レベルが高まっているなか、4年間のU23カテゴリーにおける2年目での21位は非常に好成績といえ、今後の成長に期待が高まります。
留目は続いて出走したロードレースでは、不運にもパンクした影響を受け、集団復帰が叶わずに序盤にリタイアとなりました。力を発揮できず悔しさを味わいましたが、来季への原動力へと変え、さらなるステップアップをめざします。
一方、ジュニアカテゴリーに出走した藤村一磨は個人タイムトライアルを39位、ロードレースを30位以下の集団内 59位で走り終えました。NIPPOのサポートにより、8月から南仏に約1ヶ月滞在し、フランスやイタリアでレース経験を重ねて、世界選手権に出場した高校生の藤村にとって初めての海外遠征でした。半数近くの選手がリタイアする世界の頂点である世界選手権において、同年代の各国代表と競り合い、最後まで走り切ったことは素晴らしく、本人が得た経験は何ものにも代えがたい貴重なものとなりました。
JCFレポート(ジュニア男子)