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【リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ】アルデンヌクラシック最終戦でベン・ヒーリーが4位入賞

アイルランドの若手選手が、アルデンヌクラシックを素晴らしい走りで締めくくりました。

ほんの数週間前まで、ベン・ヒーリーを優勝候補に挙げる人はほとんどいなかったし、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュという最も過酷なモニュメントのひとつで、4位に入ると予想できた人はさらに少なかったでしょう。しかし、彼はそれを実現し、その過程は自分自身をも驚かせました。

現存する最古のレースとして知られるベルギーでの「リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ」は、258kmの長いレースで集団は徐々に選手数を減らし、またもや消耗戦となりました。チームは、ベン・ヒーリー、ニールソン・パウレス、エステバン・チャベスの3選手をエースとして挑みました。しかし、ニールソンはタイミング悪くメカニカルトラブルに見舞われ、ミッケルフレーリク・ホノレは残り85kmでクラッシュし、棄権を余儀なくされました。

前回勝者のレムコ・エヴェネプール擁するソウダル・クイックステップが、集団前方でハイペースを刻み、集団がLa Redouteの登り口に着いた時には、ヒーリーやチャベスを含む少数の有力選手だけが残されていました。そしてエヴェネプールは、登り坂の頂上付近でアタックを開始し、後続からリードを奪いました。ヒーリーは登り坂で苦戦し、第3集団に取り残される形となりました。

フィニッシュまで残り約30km、その間にヒーリーはアルデンヌクラシックで培ったレース勘を発揮し、第2集団まで順位を上げます。残り13km地点で、ヒーリーは再びアタックを仕掛け、3人の小さなグループを形成し、単独で先行するエヴェネプールの後ろで表彰台を争いました。

今季、22歳のヒーリーは、GPインダストリア&アルティジャナートとコッピ・エ・バルタリで勝利し、ブラバンツ・パイルとアムステル・ゴールドレースで2位を獲得し、センセーショナルに頭角を現しました。絶好調のなかで、今回またもや上位入賞を果たし、さらに上を目指します。

「このようなレースで優勝を争うことができたら嬉しいと思う」

これからの活躍が楽しみです。

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