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【ツアー・オブ・アルプス】最終ステージでカーとシュタインハウザーがワンツーフィニッシュ!

イタリアでの山岳ステージレース「ツアー・オブ・アルプス」第5ステージで、24歳のイギリス人選手サイモン・カーが優勝し、ドイツ人チームメートのゲオルグ・シュタインハウザーがワンツーフィニッシュを決め、ヒュー・カーシーが総合成績2位を獲得しました。


雨の山岳ステージを独走で制したカーは「今大会は3回ほど逃げに入った。集団の中にいるより逃げている時間の方が長かったと思うし、楽しかった。今朝は本当に疲れていたので、終盤にあのような走りができたことに驚いたけど、優勝できて本当にうれしい」と厳しいステージを振り返ります。

イタリア・トレンティーノ州のカヴェレーゼからスタートした第5ステージは、ラバゼ峠を越えてチロル州へ入りました。シュタインハウザーは序盤の逃げに加わりましたが、メイン集団は標高1,808メートルのコル頂上から谷底への濡れた下りを高速で駆け下り、逃げを捕らえました。そこでカーがカウンターアタックを仕掛け、シュタインハウザーもそれに続きました。

「今日は逃げ切りのチャンスがあると思った」とカー。「作戦では、僕とシュタインハウザーが逃げに乗ることになっていて、作戦どおりの展開になった。それはまさに私たちが望んでいたことで、最高の形でステージを戦うことができた」。

そして最後の登りであるリモリーノの急勾配に差し掛かると、カーがアタックをかけて先行。そのまま山頂までタイムトライアルのように力強く走り続け、高速でテクニカルな下りを先頭で駆け抜けました。そしてシュタインハウザーはその後ろの選手たちをマークしました。

フィニッシュラインを前にカーは、ジャージのジッパーを上げ、両腕を高く上げて、プロ2勝目を祝う余裕を見せました。その1分後、シュタインハウザーが視界に飛び込み、2位争いのスプリントを制しました。彼はカーの勝利を自分のことのように喜びました。カーシーはその後すぐに、総合成績上位の選手たちと一緒にフィニッシュへと駆け込み、総合争いで2位の座を確保しました。またチームメートのコロンビア人選手ジェフェルソン・セペダは、カーシーのすぐ後ろでフィニッシュし、個人総合成績で4位に入りました。

個人総合2位でフィニッシュしたヒュー・カーシー(イギリス)
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