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【U19】フランス・ナショナルレースで藤村一磨が1級山岳を制し区間優勝!

U19

2ème Tour des Alpes de Haute Provence(ナショナルレース/Open 1-2-3 + Access 1-2-3-4 + U19)

フランス/アルプ・ド・オート・プロバンス県
7月1日(土)第1ステージ Manosque – Oraison 90km
7月2日(日)午前 第2ステージ Peyruis – Peyruis 4.6km(個人タイムトライアル)
7月2日(日)午後 第3ステージ Villeneuve – Montagne de Lure 97km

TEAM NIPPO-S.U.A.プロジェクトにて、南仏の名門アマチュアチーム・U19アカデミー・ラポム・マルセイユ・プロヴァンスで活動する藤村一磨(宮崎県県立都城工業高等学校)が、7月2日、フランス南部で開催されたステージレース「ツール・デ・アルプ・ド・オート・プロバンス」最終ステージで区間優勝を挙げました。

今年で2回目の開催となるフレッシュな本大会はエリートも混走するフランス・アマチュアカテゴリーのステージレース(ナショナルレース)。U19、U23の選手を含む強豪アマチュアチームが揃って出場し、127名が出走しました。

藤村は本大会が渡欧後最初のレースでしたが、順調な仕上がりを見せ、第1ステージのロードレースを22位、U19では2位の好成績で走り終えます。二日目の午前中に開催された第2ステージ、4.6kmの個人タイムトライアルでは、クラッシュするアクシデントに見舞われタイムを失いましたが、幸い大事には至らず、代車に乗り換えて、落ち着いて無事にフィニッシュしました。

続いて日曜日の午後に行われた97kmの第3ステージは、3つの山岳を越えて、1級山岳山頂にフィニッシュするクイーンステージ。最後の登坂区間に差し掛かると藤村は、第2ステージの個人タイムトライアルで優勝し、個人総合3位、U19総合首位につけるチームのエース 、マキシム・デコンブルとともに先頭へ。フィニッシュラインまで長い登りが続く厳しいコース設定でしたが、二人は励まし合いながら、後続との差を広げます。そして二人並んでワンツーフィニッシュ。藤村がわずかに先着し区間優勝を挙げ、デコンブルが最終ステージに逆転して個人総合優勝! ラポム・マルセイユ・プロヴァンスチームにとって、最高の形で2日間のレースを終えることができました。藤村は個人総合成績では7位、U19個人総合成績はデコンブルに次ぐ2位でした。

藤村一磨のコメント

今回は第2ステージがタイムトライアル、第3ステージがラスト12キロを登ってフィニッシュする力の差が出るレースでした。第2ステージのタイムトライアルでは落車で総合成績を失ってしまいましたが、第3ステージはチームメイトのマキシムと逃げ切ってワンツーフィニッシュでした。自分にとって海外のレースでは初の勝利です。

ラスト2キロは3番手の選手も後ろに見えていてキツかったですが、マキシムが後ろから「Come on Kazuma! You win!」と励ましてくれて耐えられました。チームメイトやサポートしてくれているスタッフの方が自分のことのように喜んでくれていて嬉しかったです。去年と比べると集団走行やレースの進め方に慣れてきて、フランス国内のレースではシングルリザルトも出せるようになってきました。

次はチーム合宿の後に行われる「Ain Bugey Valromey Tour(UCIジュニア2.1)」という5ステージで行われる超ビックレースです。第1ステージはチームタイムトライアル30km、第5ステージはラスト10kmで獲得標高約1200メートルと経験したことのない過酷なレースですが、これからに繋がる大きなチャンスです。チームメイトと共に全力で頑張ります!

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