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🏆スペイン最大のワンディレースでパウレスがプロ初勝利!


第41回ドノスティア・サンセバスティアン・クラシコア(クラシカ・サンセバスティアン/UCIワールドツアー)での勝利は、悪天候に見舞われ、曲がりくねった道、6つのカテゴリー山岳、そしてスタートラインには多くの有力候補がいたため、決して簡単なものではなかった。

集団は大規模な逃げを許したものの、1分以上のアドバンテージを与えることはなかった。そして残り40km、サイモン・カーが最後の登りで勝負に出たが、残り20kmで、チームメイトのニールソン・パウレスを含む4人の追走集団に吸収された。

5名になった先頭集団は、最後の上りでカーがドロップ。パウレスを含む4選手で下り区間に入ると、残り5kmを切りパウレス以外の3選手が次々とトラブルにより後退。パウレスは独走状態にてフィニッシュラインへとペダルを踏み続けるが、2選手が追い上げ、残り1kmで先頭は3名になった。非常にスリリングな状況のなかでゴールスプリントが行われ、僅差でパウレスが勝利。24歳、嬉しいプロ初勝利を挙げた。

ファンマ・ガラテ監督は、「チームは最初から最後まで懸命に働き、まさに素晴らしいチームワークだった。サイモン・カーが逃げて、この日5つめの山岳エルライツの頂上をトップで通過したとき、我々は作戦を見直した。サイモンにさらに頑張ってもらい、タイムギャップをさらに稼ぐことを狙った」。

そしてカーの懸命な走りにより、タイムギャップは拡大していった。最後の10kmでは、上位陣が交互にアタックしたり、追いついたりして、いたちごっこのような状態になった。パウレスは、「前の選手たちはレースの状況に集中しすぎていたようで、コースのことはあまり考えていなかったように思う。最終的には落車を回避でき、できるだけフレッシュな状態で最後まで走りきることができてよかった」と振り返る。

最後の1kmで、他の2選手と一緒になったパウレスは、スペイン最大のワンデーレースに出場するのは初めてだったが、準備は万全だった。パウレスは完璧なタイミングでスプリントを行い、ホイール半分の差で勝利した。ガラテ監督は「パウレスとは何度もゴールについて話し合ったが、彼は最後の最後までチームのために頑張ってくれた」と語った。

パウレスはプロとしての初勝利、また地元出身の監督と一緒にレースを戦えたことを喜んだ。チームCEOのジョナサン・ヴォーターズは、その直後にパウルスを簡潔に表現した。「この男が大好きだ。謙虚で、正直で、純粋で、思いやりがあり、本当に親切な人間。何よりもまず、しっかりとした自転車の乗り手でもある。おめでとう」。

ガラテ監督は、チームの今日の成果の重要性を認識し、「私たちにとって非常に重要な勝利。達成したことの大きさに、みんな感慨深いものがあると思う。自転車競技で何かを勝ち取ることはとても難しいが、特にこのようなレースでは本当に難しい。これから始まるブエルタ・ア・エスパーニャや残りのシーズンに向けて良いエネルギーを得ることができた」。

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