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🏆【ブエルタ/第12ステージ】マグナス・コルトがスプリントを制し今大会2勝目!

8月27日に開催されたブエルタ・ア・エスパーニャ第12ステージで、デンマーク人選手のマグナス・コルトが区間優勝を挙げた。約40名に絞られたメイン集団で迎えたゴールスプリントで、チームメイトのイェンス・クークレールの完璧なリードアウトに導かれ、コルトが鮮やかに勝利。第6ステージに続く今大会2勝目をマークした。

「イェンスがマグナスのためにした献身的な走りを見て、本当に感動した。特に昨日の出来事の後だったから……」とスポーツディレクターのファンマ・ガラテは語る。

昨日の第11ステージで、コルトは今大会2回目のステージ優勝を目前にしていた。しかしフィニッシュラインが見える残り200mで追走に捕らえられ、その勝利は惜しくも幻となってしまった。昨日の不運にもかかわらず、コルトは第12ステージで再び勝利を目指した。チームメイトのクークレールとともに、技術、粘り強さ、チームワークを発揮して壮絶なフィナーレを迎えた。

「このようなステージでチームが僕をサポートしてくれるのは嬉しい。レースの大部分の時間、集団の後方でリラックスしてチャンスを待つことができた。最後にイェンスが素晴らしい仕事をして、私を勝利に導いてくれたんだ」とコルト。

クークレールは、マグナスとスプリントをどうするか、最後の10kmで話し合ったという。「彼のために長い距離をリードアウトすることができると言ったんだ。感情的になることはあまりないけど、今回は感情的になってしまった。マグナスとはいつも仲良くしていたので、今日、彼を助けられたことはとてもうれしかったし、私にとって大きな意味がある。このグランツールのステージにおいて、このような優勝争いに参加できたことは、本当に幸せなことだと思う」。

クークレール、ガラテ監督をはじめとするチームメンバーは、レースの途中でコルトの走りを見て、すぐに作戦を変更しました。「すべてが完璧だった。やりたいことを紙に書いて、最後にはすべてが実現したような一日だった。素晴らしかった」とガラテ監督は振り返る。

ゴール後、コメンテーターがコルトに「今年のブエルタで達成したことの大きさを理解しているか?」と尋ねた。コルトは、プリモシュ・ログリッチ(チームユンボ・ヴィスマ)やヤスパー・フィリップセン(アルぺシン・フェニックス)など、今大会でステージ優勝を2回果たしている世界屈指の選手の仲間入りを果たしたのだ。

「プロトンのなかで、マグナスがここ数日で成し遂げたことを実行できる者はほかにいない」とガラテ監督は語る。

ブエルタでのステージ優勝は、コートにとって4回目。2016年にも2回のステージ優勝を果たしており、今ではこのレースの伝説的存在になりつつある。

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