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🏆【ブエルタ/第19ステージ】マグナス・コルトが夢のようなハットトリック達成!

「夢のようだ。目が覚めないことを願うよ!」

9月3日に開催されたブエルタ・ア・エスパーニャ第19ステージで、マグナス・コルトが今大会区間3勝目を挙げ、脅威のハットトリックを達成した。

今年のブエルタ3週目は、多くのチームが区間優勝を狙っており、難しいステージになることが予想されていた。また、第19ステージは難易度の高い山岳ステージが続いたあとで、選手たちはそれぞれに疲労を抱えていた。

「体調は万全」とスタート前に語っていたコルト。「2回の山岳ステージを終えて身体と脚が少し疲れている。でも、これは誰もが同じことなので、大丈夫だろう」と。そして最初の登坂区間で、マグナス・コルトとチームメイトのローソン・クラドックを含む大規模な逃げ集団が形成された。

「幸運なことに、マグナスと僕はこの集団に入ることができた」とクラドック。「今日は一日中、非常に難易度が高く、非常に速いレースだった。メイン集団は我々にタイム差を与えてくれなかった」。

レースが残り60kmとなったところで、チームDSMがその差を1分程度に縮めたため、先頭集団はタッチアンドゴーの状態となった。逃げ切るには集団があまりにも大きすぎたため、先頭は選手たちの振るい落としを図り、徐々に小さくなっていく。そして40kmを超える激しい攻防のあと、先頭集団は最終的に7名に絞られ、最初から先頭集団にいた2人のEFエデュケーション・NIPPOの選手たちはしっかりと残ることに成功する。

その後のゴールまでの20kmの間にメイン集団との差は縮まり続けたが、クラドックは見事な仕事ぶりで、彼にサポートされたコルトは、残り6kmになってから、自分たちが先頭でゴールする可能性を信じ始めた。

「最後の5、6kmになってから、勝てると思うようになった」とコルト。「今日はとてもハードな一日だったし、先頭では完璧な協調体制が取れないこともあった。何度かアタックをかけては、集団の規模を小さくしていった。最終的には、みんな疲れていて、この丘陵地帯でうまく協力し合うのは難しかったが、なんとか勝利を手にすることができたんだ」。

クラドックに導かれ、残り150mから完璧なタイミングでスプリントを仕掛けたコルトは、ルイ・オリベイラ(UAE)とクイン・シモンズ(TFS)を抑えて先頭でフィニッシュした。この勝利は、コルトにとってキャリア21回目、ブエルタでは6回目のステージ優勝となったが、これは明らかに彼にとって特別なレースだった。

「クラドックが素晴らしい仕事をしてくれたことに感謝している。今日の逃げ切りは彼なしではできなかっただろう」とコルトは語った。

フィニッシュラインでは両手を大きく挙げたクラドック。素晴らしい努力のすえに成し遂げたチームメートの勝利に浸った。「マグナスが最後までやり遂げてくれて、本当にうれしいよ。3度目のステージ優勝だ。いいブエルタだったよ」とクラドック。

大会は残すところ2ステージ。

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