ツール・ド・ルワンダ(UCIアフリカツアー2.1)
距離1,130km
2月19日(日)〜26日(日)開催 ルワンダ
・第1ステージ | Kigali Golf – Rwamagana(115.6k)
・第2ステージ | Kigali – Gisagara(132.9k)
・第3ステージ | Huye – Musanze(199.5k)
・第4ステージ | Musanze – Karongi(138.5k)
・第5ステージ | Rusizi – Rubavu(195.5k)
・第6ステージ | Rubavu – Gicumbi(157k)
・第7ステージ | Nyamata – Mont Kigali(115.8k)
・第8ステージ| Kigali – Kigali(75.3k)
2月19日から26日までの8日間にわたり、アフリカ中部のルワンダにて「ツール・ド・ルワンダ(UCI2.1)」が開催され、EFエデュケーション・NIPPO ディベロップメントチームが参戦しました。今年で15回目の開催を迎え、年々大会規模が大きくなり、今年はヨーロッパやオセアニアから7つのUCIプロチームが参加。“千の丘の国”と呼ばれる独特な地形のルワンダ全土を巡る総走行距離1,130km、総獲得標高20,995m!の過酷なステージレースとして開催されました。
日本からは大会初の日本人参加選手として20歳の留目夕陽が出場。シーズン序盤での厳しい山岳コースに苦しみましたが、最終ステージまで駒を進め、最終ステージでは膝の痛みから大事をとってリタイアとなったものの、新しいチームメートとともに自身初となるアフリカでのレースで、貴重な経験を積みました。
第2ステージでは、トバイアス・ペリー(イギリス)が落車し、残念ながら負傷リタイアとなった反面、逃げに乗ったマーク・プリッツェン(南アフリカ)が山岳ポイントを稼ぎ、山岳賞ランキングで首位に立ちます。残り6ステージ、さらにステージを重ねるごとに山岳コースは厳しさを増すため、ピュアクライマーではないプリッツェンにとって、山岳賞ジャージを維持することは難しいと思われる状況でしたが、その後のステージでも果敢にプリッツェンは山岳ポイントを稼ぎ続けます。
超級山岳フィニッシュとなった第7ステージでは、高地順応を得て、調子を取り戻したチームメートのヘンリク・フェルハイム(ノルウェー)とともに最後まで先頭集団に残り、気迫の走りでプリッツェンが山岳賞をキープするとともに区間5位、フェルハイムが区間6位でフィニッシュする好成績を残しました。
山岳賞争いは、7つの山岳ポイントが設定された首都キガリでの最終ステージまで持ち越されましたが、無事にプリッツェンが山岳賞を獲得し、連日の素晴らしいアグレッシブな走りから、総合敢闘賞も獲得しました。UCI1クラスでの山岳賞獲得はチーム史上最高の成績となり、約半数の選手がリタイアし、チーム内でも5選手中完走2選手という過酷な状況となりましたが、選手個々に今後の成長に繋がる収穫を得たレースになりました。
留目夕陽のコメント
毎日が初めての経験ばかりで大変でしたけど、学べることが多い大会でした。昨年のツール・ド・ランカウイに続いて、自分にとって2回目になる8日間のステージレースで、毎ステージ2000m、3000mと登りが組み込まれていたり、180km、200kmと長い距離のステージが続くのも初めてこと。良い経験をさせてもらえたと思っています。今シーズン、まだまだレースが続くので、しっかりとコンディションを整えて、良いリザルトを残せるように頑張りたいと思います。