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【アジア選手権ロードレース】日本代表として出場した留目夕陽が五輪枠獲得に貢献

アジア選手権ロードレース・エリート男子(UCI大陸別選手権)

距離/156km
6月13日(火)開催 タイ・ラヨーン

●結果
1 BRUSSENSKIY Gleb カザフスタン 3:23:13
2 GIDICH Yevgeniy カザフスタン  +0:07
3 新城幸也 日本 +0:13
4 小石祐馬 日本 +1:11
5 KIM Euro 韓国 +1:19
6 GANJKHANLOU Mohammad イラン
7 SAINBAYAR Jambaljamts モンゴル
8 LAU Wan Yau Vincent 香港
9 CAHYADI Aiman インドネシア
10 FEDOROV Yevgeniy カザフスタン
14 山本大喜 日本 
24 岡篤志 日本 +1:53
29 留目夕陽 日本 +2:06

6月13日にタイでアジア選手権ロードレース・男子エリートが開催され、日本代表として留目夕陽が出場しました。日本代表は、現在日本人選手として唯一トップカテゴリーのUCIワールドチームで活動する新城幸也(バーレーン・ヴィクトリアス)をキャプテンとし、JCL TEAM UKYOから小石祐馬、岡篤志、山本大喜、そしてU23カテゴリーながらエリートカテゴリーでの抜擢となった留目夕陽の5選手で編成されました。

156kmのレースは平坦基調。序盤からアタックの攻防でハイペースで進んでいき、早くも消耗していく選手が現れます。中盤には、日本代表の小石、留目を含む11名ほどの人数を揃えた強力な逃げが形成されましたが、登坂区間での優勝候補カザフスタン勢のペースアップなどにより、先頭集団の統制は取れず、メイン集団によって吸収。その後、新城がアグレッシブな走りを見せ、レースをリード。終盤にはカザフスタン2選手と新城が先行し、そのまま逃げ切る展開となり、数的優位にあったカザフスタンがワンツーフィニッシュし、新城は3位に続きました。序盤から積極的な動きを見せた留目は2分6秒差の29位にて、自身初となるアジア選手権を無事に走り終えました。

今大会では(国別ランキングで出場枠を獲得できない場合に)上位2カ国に2024年パリ五輪の出場枠1枠を付与するルールが設定されており、今回の結果を受けて日本は出場枠1枠を確定させました。

留目夕陽のコメント

今回、初めてアジア選手権に出場してきました。今までジュニア、アンダーでも走ったことなく、いきなりのエリートでの出走となり緊張しました。チームの作戦としては、集団スプリントとなった場合は、岡選手がスプリントに挑むこととし、岡選手を含む他の選手は逃げに乗り、日本に有利な展開を作ること、特にカザフスタンが混ざる逃げには必ず乗り、不利な展開にしないことでした。

チームの結果として、優勝は出来なかったものの、オリンピックの枠を獲得できたので良かったです。

僕自身は常に逃げにトライし、その結果上手く逃げれたので良かったと思います。後半にかけ暑さもあり、徐々に体力が奪われ思うように走れませんでさた。しかしエリートでも十分に戦えるということもわかり、少し自信にも繋がりました。またヨーロッパで集団密度が高いレースを走ってるおかげで、位置取りも楽にできました。今後の課題はレースの最後までしっかり動ける体力をつけること。

応援ありがとうございました。

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