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アルデンヌクラシック2戦に中根英登が初挑戦!

2月から始まったクラシックレース(おおよそ100年以上の歴史をもつ欧州の伝統的なワンディレース)シーズンの締めくくりとなるのは、ベルギー南部やオランダの丘陵地帯を舞台にしたアルデンヌクラシックス。急坂が続く起伏の多いコースプロフィールでテンポの速いレースが繰り広げられるのがアルデンヌクラシックに共通する特徴。

そして今年は、4月21日のラ・フレーシュ・ワロンヌ(ベルギー、UCIワールドツアー ※以下 FW)、25日のリエージュ〜バストーニュ〜リエージュ(ベルギー、UCIワールドツアー ※以下 LBL)にEFエデュケーション・NIPPOの中根英登が参戦した。中根は14日に開催されたセミクラシック、ブラバンツペイル(ベルギー、UCIプロシリーズ)からの連戦となった。

FWはオランダで開催されるアルデンヌクラシック初戦のアムステルゴールドレースと、LBLの中間に位置する水曜日に開催される伝統的なベルギー南部ワロン地方のレースで、コースに何度も組み込まる最大勾配22%の「ユイの壁」が名物。最後は「ユイの壁」を駆け上がった頂上がフィニッシュラインとなる。

一方のLBLはクラシックレースのなかでも世界五大クラシックに含まれる格式高い大会で、初開催は1892年で今年は107回目の開催を迎えた! FWと同じくワロン地方を舞台とするが、リエージュをスタートしたのち、ルクセンブルク国境に近いバストーニュに立ち寄り、再びリエージュに戻る。より多くの起伏が含まれ、また距離も約260kmと長く、難易度が高いのが特徴で、各チームにとってクラシックレースシーズンの大トリを飾る重要な一戦になる。

EFエデュケーション・NIPPOはFWでサイモン・カーが35位LBLではセルヒオ・イギータの31位が最高位。

両レースを走り終えた中根英登のレポートを紹介しよう。

FWとLBL、どちらも初参戦のワールドツアーのクラシックレースでした。
前回のレースから1ヶ月半ほど空きましたが、その間、コーチと共にトレーニングに集中してコンディションも仕上がり、
良い状態を作れた事が実りこの2つのレースの参戦メンバーにセレクトしてもらえました。
自分に与えられた仕事を全うするために、どちらも全力を尽くし、持っている力を出し切ることができました。

FWは逃げにトライしてみようというチームオーダーで、逃げに乗るための動きを何度もトライ。
アタック合戦中の鋭角左コーナーで左後ろの選手が曲がり切れずに直進してきたために、
コーナリング中の自分のハンドルに突っ込まれてクラッシュ。
直ぐに乗車して集団復帰したタイミングで逃げが決まってしまったのは残念でしたが、
代わりにAlex(アレックス・ハウズ)が乗ってくれたので、
自分は集団内にいるチームメイトたちの脚を少しでも温存させるよう、切り替えて走りました。

LBLは260kmとレース距離が長いので、(セルヒオ・)イギータを勝負所までとにかく守り抜くオーダー。
前半の160kmは自分がその仕事を担い、それ以降はAlexにバトンタッチ。
160km以降もできるとこまでイギータの側でサポートし、
仕事ができなくなってきてからは自分のためにとにかく粘り続けましたが、
残り60km、スタートから200km地点で力尽きました。

毎年少しずつステップアップし続けることができてるがゆえに、
レースを走る場所も常にレベルが上がるので、常に課題だらけではありますが、
この経験をまた次に生かしていきます。 応援ありがとうございました!

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